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ロメ攻略司令の考え ①
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ロメ奪還の最高責任者であるタクティア・ラティウス
彼の指揮した作戦は、都市ロメ奪還の為にトンプソンの町を犠牲にし、地理的に重要な都市ロメを取り戻すというものだった。
これはタクティアが考案した作戦では無く、都市の代表そして軍の総意で決定された事で、その作戦を彼は見事遂行した事となる。
『赤い柱』を使いブレドリアを壊滅させ、そこにいるマシェルモビア軍に大きな被害を与え、都市の半分以上を奪取する事に成功した。
そのためか後の無いマシェルモビアは都市ロメの完全な支配に動く。
都市ロメは立地的、歴史的な問題もあり、エネルギー・水や食料など近隣の都市や町に依存していた。
その為、マシェルモビアはまずエネルギー問題を解決すべく、ロメのエネルギーを補っている町トンプソンを掌握すべく動く。
その動きはハルツールの思惑道りになり、トンプソンの町に引き込んだ敵兵を海軍の艦砲射撃で壊滅的な被害を与える事に成功した。
それと同時にロメからトンプソンへを分断する部隊とロメを直接攻撃する部隊、三つの作戦が同時に行われ、都市ロメの奪還を見事成功させる。
残りはロメからトンプソンの間に散らばったであろう残党を狩り、防衛するには既に意味のなくなったブレドリアを完全掌握し、移転門を奪取出来れば我々の勝利となるだろう。
移転門さえ取り戻せれば、直接ハルツール領土内に物資を送り込むことが出来ず、船か竜翼機、もしくは緩衝地帯を通過して運ぶしかない。そうなればかなりの負担が付きまとい敵は疲弊するだろう。その隙にハルツールは緩衝地帯を押し上げ、以前の防衛地点まで攻め込めばいい
5年前のあの地獄の作戦で主力のほとんどを失ってしまったハルツール軍。あの特殊オーガや、ハルツール国内で通信が不可能となった謎の現象もあり、一時は国の崩壊もまじかとなっていた状況からよくひっくり返せたと思う。
地獄の大陸深部横断から、その後の希望の見えない防戦一方の戦いを経験してきたタクティアは、ロメの奪還成功を成し遂げ、その思いにふけっていた
そんな時、竜騎士隊の隊長であるウエタケ・ハヤトが『グラース・オルグの反動』というものを発症し、任務途中にも関わらず帰還したとタクティアに報告が入った
「帰った?」
「はい、『グラースオルグの反動』が来てしまい、その場で苦しみだし誰も側に近づけさせなかったようです。その苦しみようは尋常ではなく、同行していた部隊員は誰も近づけなかったと」
「それでコーホン司令に後退すると報告が行って、帰って行ったわけですか? 私にではなく?」
「タクティア司令はロメ奪還の事もあり、今は比較的安定しているブレドリアの司令に連絡を入れる事になったのでしょう。そもそも竜騎士隊は完全に独立した部隊ですから、直接本部に連絡を入れれば帰還も自由に出来ますし、一応筋を通してコーホン司令に連絡を入れるようにしたのでしょう」
「そうですか‥‥」
竜騎士隊は実は完全に独立をした部隊だった。竜騎士隊のハヤトは今のタクティアやコーホンと同じくらいの権限を持っている。
撤退は自由であり、休暇も好きな時に好きなだけ取れる‥‥という訳では無いが比較的取りやすい。それは言ってみればタクティアよりも自由で権力を持っているという事になる
規律を重んじる軍だが何故それが許されるかと言えば━━
ハヤトの持つ『グラースオルグ』の力が恐ろしいからである。
6万の大軍に立ち向かい、2万人の兵士の命を奪ったグラースオルグの力‥‥その力は味方であるにもかかわらず恐怖だった。
英雄ともてはやす一方、その力に恐れていた。
ハヤトがあの作戦から無事に帰還した事は喜ばしい事だが、同時にその扱いに難儀していた。
その強大な力に‥‥
そしてその扱いを丸ごと投げられたのがタクティアである。
元同じ部隊に所属していたからと言うのが理由であるが、タクティアも実の所、心の奥底では恐れていたのかもしれない。
だからか自分の指揮下には直接置かず、竜騎士隊という部隊を新たに作り、完全独立の部隊にしたのかも‥‥
かと言って、完全自由だとハヤトに直接伝えてしまうと━━
「一週間働いたから、次の一週間は休暇にしよう」
と言い出し楽をしようと言い出すだろう。とにかく根本的にあの人物は楽をしようとする。
「帰りたい」「休みたい」が口癖だったハヤト、それだけならいいが一人で任務に当たらせた時、タクティアがいないと、任務先で勝手に休暇を取ったりするので見張って無ければならないところがある
だから完全に独立した部隊であり、権限もあるという事はハヤトには伝えていない。
すぐにサボるから‥‥
「筋を通して‥‥ねぇ‥‥」
だからこのハヤトの行動に対しタクティアは嘘だと思った。そもそも『グラースオルグの反動』など今まで一度も聞いたことが無い。
ただ単に帰りたいから帰ったのか、もしくは自身の権限について気付いたのかのどちらかだろう。
後者は無いとして、やはり帰りたかったから帰ったのだろうと結論付ける。今すぐ戻って働けと言いたかったが、厄介だった特殊オーガの討伐や、報告によると天敵であったルイバ・フロルドを見事倒したという。実際に倒したのはライカ・ダーモンだったが、それでもハヤトの天敵である人物が消えた事は喜ばしい、これによりハヤトに敵は無くなった。
攻撃に特化した召喚獣が消滅した事は残念だが、それでも癖があるが使える召喚獣もあるし、何より飛べる召喚獣がいると言うのは心強い。
それと圧倒的な魔力量による属性魔法は他を寄せ付けない。魔法さえあれば近距離はもちろんの事中距離や、召喚獣のポッポの目を使えば遠距離など相手の攻撃範囲外からの攻撃も可能、実際の所ハルツールでは最強の兵士と言えよう。
それに‥‥今だ未知の力であるグラースオルグもある、そう考えるとハヤトに休暇を許してもまあいいだろうという気持ちにタクティアはなっていた。
それに竜騎士隊のハヤト以外全員負傷しており、部隊としても機能していない、だからタクティアはハヤトの無断休暇を見逃したのである
ところが
家に帰ったハヤトはその日の内に医療施設に送られる事になる
「昏睡状態‥‥ハヤト中尉が?」
「なんでも食べた物の毒に当たったとかで、これがその診断書ですが」
渡された一枚の紙には、確かにその症状が書かれていた。口から泡を吹き出し意識が無い
「翌日には回復したとなっていましたが‥‥大丈夫なのでしょうか? グラースオルグの反動と言うのは?」
「うーん‥‥その、反動と言うのは私は見た事が無いので何とも言えませんが‥‥」
この時タクティアは『あれ?』と思っていた。ずる休みでは無かったのかと。その一方、毒の草すら好んで食べるハヤトがそんな事で倒れるとも思えないが‥‥。
なにせ、タクティアが食べた直後苦しみ倒れたあの、『カレー風辛いスープ(甘口)に入れたうどんの様な麺』を食べた自分ならそんな事は有りえないと考える。
タクティアがのた打ち回ったあの料理? をハヤトは美味しそうに食べるのだから
「まあ、回復したのなら問題ないでしょう。なんやかんやであの人は顔が半分欠けてても生きているような丈夫な人ですから」
「えっ!? 半分?」
「あーあなたは知らないでしょうが、以前サコナ・ソルセリーの『消滅』魔法で━━」
この時タクティアはそこまで気に掛けてはいなかった。
だが、その二日後
「ハヤト中尉がまた運ばれた!?」
ハヤトは風呂場で意識の無いまま溺れており、更には高熱を出していると報告を受けた。
流石にこれにはタクティアも驚く
ハヤトの側には姪のコトンがいたため、直ぐにコトンに連絡をし直接話を聞く事にした
『ハヤトの熱が下がらないの、ずっと苦しそうにして━━』
タクティアがコトンから聞いたのは、ハヤトは風呂で溺れておりその際意識はなく、高熱を出しており熱が下がらないと、そして今日無理やりに家に戻ってきたが、まだ動く事も難しくベッドでうなされているという事だった。
それを聞いたタクティアは
「まさか‥‥本当に『反動』というものが‥‥」
姪の悲痛な思いがタクティアにも伝わり、本格的にハヤトに休んでもらおうと考える
彼の指揮した作戦は、都市ロメ奪還の為にトンプソンの町を犠牲にし、地理的に重要な都市ロメを取り戻すというものだった。
これはタクティアが考案した作戦では無く、都市の代表そして軍の総意で決定された事で、その作戦を彼は見事遂行した事となる。
『赤い柱』を使いブレドリアを壊滅させ、そこにいるマシェルモビア軍に大きな被害を与え、都市の半分以上を奪取する事に成功した。
そのためか後の無いマシェルモビアは都市ロメの完全な支配に動く。
都市ロメは立地的、歴史的な問題もあり、エネルギー・水や食料など近隣の都市や町に依存していた。
その為、マシェルモビアはまずエネルギー問題を解決すべく、ロメのエネルギーを補っている町トンプソンを掌握すべく動く。
その動きはハルツールの思惑道りになり、トンプソンの町に引き込んだ敵兵を海軍の艦砲射撃で壊滅的な被害を与える事に成功した。
それと同時にロメからトンプソンへを分断する部隊とロメを直接攻撃する部隊、三つの作戦が同時に行われ、都市ロメの奪還を見事成功させる。
残りはロメからトンプソンの間に散らばったであろう残党を狩り、防衛するには既に意味のなくなったブレドリアを完全掌握し、移転門を奪取出来れば我々の勝利となるだろう。
移転門さえ取り戻せれば、直接ハルツール領土内に物資を送り込むことが出来ず、船か竜翼機、もしくは緩衝地帯を通過して運ぶしかない。そうなればかなりの負担が付きまとい敵は疲弊するだろう。その隙にハルツールは緩衝地帯を押し上げ、以前の防衛地点まで攻め込めばいい
5年前のあの地獄の作戦で主力のほとんどを失ってしまったハルツール軍。あの特殊オーガや、ハルツール国内で通信が不可能となった謎の現象もあり、一時は国の崩壊もまじかとなっていた状況からよくひっくり返せたと思う。
地獄の大陸深部横断から、その後の希望の見えない防戦一方の戦いを経験してきたタクティアは、ロメの奪還成功を成し遂げ、その思いにふけっていた
そんな時、竜騎士隊の隊長であるウエタケ・ハヤトが『グラース・オルグの反動』というものを発症し、任務途中にも関わらず帰還したとタクティアに報告が入った
「帰った?」
「はい、『グラースオルグの反動』が来てしまい、その場で苦しみだし誰も側に近づけさせなかったようです。その苦しみようは尋常ではなく、同行していた部隊員は誰も近づけなかったと」
「それでコーホン司令に後退すると報告が行って、帰って行ったわけですか? 私にではなく?」
「タクティア司令はロメ奪還の事もあり、今は比較的安定しているブレドリアの司令に連絡を入れる事になったのでしょう。そもそも竜騎士隊は完全に独立した部隊ですから、直接本部に連絡を入れれば帰還も自由に出来ますし、一応筋を通してコーホン司令に連絡を入れるようにしたのでしょう」
「そうですか‥‥」
竜騎士隊は実は完全に独立をした部隊だった。竜騎士隊のハヤトは今のタクティアやコーホンと同じくらいの権限を持っている。
撤退は自由であり、休暇も好きな時に好きなだけ取れる‥‥という訳では無いが比較的取りやすい。それは言ってみればタクティアよりも自由で権力を持っているという事になる
規律を重んじる軍だが何故それが許されるかと言えば━━
ハヤトの持つ『グラースオルグ』の力が恐ろしいからである。
6万の大軍に立ち向かい、2万人の兵士の命を奪ったグラースオルグの力‥‥その力は味方であるにもかかわらず恐怖だった。
英雄ともてはやす一方、その力に恐れていた。
ハヤトがあの作戦から無事に帰還した事は喜ばしい事だが、同時にその扱いに難儀していた。
その強大な力に‥‥
そしてその扱いを丸ごと投げられたのがタクティアである。
元同じ部隊に所属していたからと言うのが理由であるが、タクティアも実の所、心の奥底では恐れていたのかもしれない。
だからか自分の指揮下には直接置かず、竜騎士隊という部隊を新たに作り、完全独立の部隊にしたのかも‥‥
かと言って、完全自由だとハヤトに直接伝えてしまうと━━
「一週間働いたから、次の一週間は休暇にしよう」
と言い出し楽をしようと言い出すだろう。とにかく根本的にあの人物は楽をしようとする。
「帰りたい」「休みたい」が口癖だったハヤト、それだけならいいが一人で任務に当たらせた時、タクティアがいないと、任務先で勝手に休暇を取ったりするので見張って無ければならないところがある
だから完全に独立した部隊であり、権限もあるという事はハヤトには伝えていない。
すぐにサボるから‥‥
「筋を通して‥‥ねぇ‥‥」
だからこのハヤトの行動に対しタクティアは嘘だと思った。そもそも『グラースオルグの反動』など今まで一度も聞いたことが無い。
ただ単に帰りたいから帰ったのか、もしくは自身の権限について気付いたのかのどちらかだろう。
後者は無いとして、やはり帰りたかったから帰ったのだろうと結論付ける。今すぐ戻って働けと言いたかったが、厄介だった特殊オーガの討伐や、報告によると天敵であったルイバ・フロルドを見事倒したという。実際に倒したのはライカ・ダーモンだったが、それでもハヤトの天敵である人物が消えた事は喜ばしい、これによりハヤトに敵は無くなった。
攻撃に特化した召喚獣が消滅した事は残念だが、それでも癖があるが使える召喚獣もあるし、何より飛べる召喚獣がいると言うのは心強い。
それと圧倒的な魔力量による属性魔法は他を寄せ付けない。魔法さえあれば近距離はもちろんの事中距離や、召喚獣のポッポの目を使えば遠距離など相手の攻撃範囲外からの攻撃も可能、実際の所ハルツールでは最強の兵士と言えよう。
それに‥‥今だ未知の力であるグラースオルグもある、そう考えるとハヤトに休暇を許してもまあいいだろうという気持ちにタクティアはなっていた。
それに竜騎士隊のハヤト以外全員負傷しており、部隊としても機能していない、だからタクティアはハヤトの無断休暇を見逃したのである
ところが
家に帰ったハヤトはその日の内に医療施設に送られる事になる
「昏睡状態‥‥ハヤト中尉が?」
「なんでも食べた物の毒に当たったとかで、これがその診断書ですが」
渡された一枚の紙には、確かにその症状が書かれていた。口から泡を吹き出し意識が無い
「翌日には回復したとなっていましたが‥‥大丈夫なのでしょうか? グラースオルグの反動と言うのは?」
「うーん‥‥その、反動と言うのは私は見た事が無いので何とも言えませんが‥‥」
この時タクティアは『あれ?』と思っていた。ずる休みでは無かったのかと。その一方、毒の草すら好んで食べるハヤトがそんな事で倒れるとも思えないが‥‥。
なにせ、タクティアが食べた直後苦しみ倒れたあの、『カレー風辛いスープ(甘口)に入れたうどんの様な麺』を食べた自分ならそんな事は有りえないと考える。
タクティアがのた打ち回ったあの料理? をハヤトは美味しそうに食べるのだから
「まあ、回復したのなら問題ないでしょう。なんやかんやであの人は顔が半分欠けてても生きているような丈夫な人ですから」
「えっ!? 半分?」
「あーあなたは知らないでしょうが、以前サコナ・ソルセリーの『消滅』魔法で━━」
この時タクティアはそこまで気に掛けてはいなかった。
だが、その二日後
「ハヤト中尉がまた運ばれた!?」
ハヤトは風呂場で意識の無いまま溺れており、更には高熱を出していると報告を受けた。
流石にこれにはタクティアも驚く
ハヤトの側には姪のコトンがいたため、直ぐにコトンに連絡をし直接話を聞く事にした
『ハヤトの熱が下がらないの、ずっと苦しそうにして━━』
タクティアがコトンから聞いたのは、ハヤトは風呂で溺れておりその際意識はなく、高熱を出しており熱が下がらないと、そして今日無理やりに家に戻ってきたが、まだ動く事も難しくベッドでうなされているという事だった。
それを聞いたタクティアは
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