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番外編【七夕】私の願いは
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※七夕ネタです。前の話しとはつながっていません。
当日に間に合いました!
「今日、七夕ですね」
「早いものですね。2025年もあっという間に半年が過ぎて、もう七夕とは」
「今年はどんなお願い事をしますか?」
今日は7月7日の七夕の日。大鷹さんと結婚してからは、毎年のように短冊を書いている。短冊を書くことは私たちの間で七夕の習慣となっている。世間と同じくイベントを楽しんでいるということだ。
夕食のそうめんを食べ終えて、テーブルに2枚の短冊を置く。今年は私がオレンジで大鷹さんが緑色の短冊だ。スーパーで無料で短冊をもらえたのでありがたくもらってきた。
私が大鷹さんに今年の願い事を質問すると、大鷹さんはあごに手を当てて考え込んでいた。とりあえず、ここ2年ほどの願い事を私は口にする。
「『紗々さんとずっと居られますように』とかは毎年言っているので、なしですよ」
「じゃあ、紗々さんも『大鷹さんと一緒に居られますように』はなしで」
まったく、大鷹さんも遠慮がない。とはいえ、互いに同じことを願っているのは嬉しいことだ。
「本当に、紗々さんが僕と同じ気持ちになってくれて嬉しいです。もう、僕に他の人をあてがって自分は別れるという選択肢はない。そう思っていいんですよね?」
「まあ、その節はご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。これからも、ずっと迷惑をかけ続けますので、よろしくお願いします」
「迷惑なんて思いません。紗々さんと今後も一緒に居られることが僕の幸せですから」
自分の気持ちをはっきりと言葉にする大鷹さんにこちらが恥ずかしくなってしまう。
大鷹さんと結婚した当初に思っていたことがある。『大鷹さんの幸せのため、大鷹さんの遺伝子を後世に残すため、大鷹さんと他のイケメンのBLを拝むため』などという理由で別れることだ。
それが今では、大鷹さんの隣に他の女性や男性を思い浮かべるだけで嫌な気持ちになり、私と別れないで欲しいと思うようになった。本来なら、わたしのような人間と大鷹さんは釣り合わないので別れるべきだ。しかし、今更別れられる気がしない。そして、最近ではずっと一緒に居たいと願うようにまでなってしまった。
「愛とは恐ろしいものですね」
自分の考えが180度変わってしまうのだ。ちらりと大鷹さんに目を向けると、大鷹さんは目を丸くして驚いたような表情をしていた。私は別におかしなことは言っていない。
「紗々さんも、愛というものを実感したのですね」
「その言い方、ひどくないですか?そもそも、私は他人の気持ちとかには結構敏感ですよ。二次元の愛についても理解できています。それらを総合的に見て、愛というものを知ったということです。成長したと言ってください!」
ずいぶんと大鷹さんには舐められている。私が反論すると、何がおかしいのか大鷹さんは口を押えて笑い出す。その笑顔を見ていたら、私も自然と笑顔になる。
「ああ、ひとつ、どうしても叶えたい願い事がありました。もうすでに一度、七夕の願い事で願っていますけど」
とりあえず、大鷹さんとずっと一緒に居られることは保証されている。ただし、人の気持ちは移ろいやすいので、大鷹さんにもし万が一、私よりも好きな人が現れたらわからないが、それまでは私の夫でいてくれるだろう。
話しを七夕に戻そうと思いついたことを口にする。
「小説の商業化、ですか?」
「よくおわかりで。自分でもわかっているんですが、きっと更新頻度が低いことも商業化しない理由なんでしょうね。やはり、新たなものを産み続けるエネルギーが商業化には必要な気がします」
「僕も紗々さんのお手伝いができたらいいんですけど。ああ、僕も願い事が決まりました」
大鷹さんが私の願い事を聞いて、何か思いついたようだ。いったい、どんな願いごとだろうか。私関連だとしたら、聞いておく必要がある。いつぞやの七夕ではスカートを大鷹さんの為に購入して、七夕でスカート姿を披露してみせた。
「紗々さんの作品の商業化の時に、一番に作品の感想をいうこと、です!」
目をキラキラさせて発言した言葉に苦笑してしまう。
「それ、私の願い事が叶わないと、大鷹さんの願いも叶わないですよ」
「だからいいんじゃないですか。紗々さん、あきらめずに小説の執筆、頑張ってくださいね」
「はあ」
とりあえず、今年も七夕当日に私と大鷹さんは願いごとを書くのだった。
ちなみに私の住む地域の今日の夜の天気は雨。今年は織姫と彦星は会えなさそうである。一年に一度しかない逢瀬の日が天気で会えなくなってしまうなんて、可哀想すぎる。まあ、所詮、彼らとは赤の他人なので、会えても会えなくても私には関係のない話だ。
今日も外は暑かったが、天気や温度関係なく、私たちは今日も仲良しである。
当日に間に合いました!
「今日、七夕ですね」
「早いものですね。2025年もあっという間に半年が過ぎて、もう七夕とは」
「今年はどんなお願い事をしますか?」
今日は7月7日の七夕の日。大鷹さんと結婚してからは、毎年のように短冊を書いている。短冊を書くことは私たちの間で七夕の習慣となっている。世間と同じくイベントを楽しんでいるということだ。
夕食のそうめんを食べ終えて、テーブルに2枚の短冊を置く。今年は私がオレンジで大鷹さんが緑色の短冊だ。スーパーで無料で短冊をもらえたのでありがたくもらってきた。
私が大鷹さんに今年の願い事を質問すると、大鷹さんはあごに手を当てて考え込んでいた。とりあえず、ここ2年ほどの願い事を私は口にする。
「『紗々さんとずっと居られますように』とかは毎年言っているので、なしですよ」
「じゃあ、紗々さんも『大鷹さんと一緒に居られますように』はなしで」
まったく、大鷹さんも遠慮がない。とはいえ、互いに同じことを願っているのは嬉しいことだ。
「本当に、紗々さんが僕と同じ気持ちになってくれて嬉しいです。もう、僕に他の人をあてがって自分は別れるという選択肢はない。そう思っていいんですよね?」
「まあ、その節はご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。これからも、ずっと迷惑をかけ続けますので、よろしくお願いします」
「迷惑なんて思いません。紗々さんと今後も一緒に居られることが僕の幸せですから」
自分の気持ちをはっきりと言葉にする大鷹さんにこちらが恥ずかしくなってしまう。
大鷹さんと結婚した当初に思っていたことがある。『大鷹さんの幸せのため、大鷹さんの遺伝子を後世に残すため、大鷹さんと他のイケメンのBLを拝むため』などという理由で別れることだ。
それが今では、大鷹さんの隣に他の女性や男性を思い浮かべるだけで嫌な気持ちになり、私と別れないで欲しいと思うようになった。本来なら、わたしのような人間と大鷹さんは釣り合わないので別れるべきだ。しかし、今更別れられる気がしない。そして、最近ではずっと一緒に居たいと願うようにまでなってしまった。
「愛とは恐ろしいものですね」
自分の考えが180度変わってしまうのだ。ちらりと大鷹さんに目を向けると、大鷹さんは目を丸くして驚いたような表情をしていた。私は別におかしなことは言っていない。
「紗々さんも、愛というものを実感したのですね」
「その言い方、ひどくないですか?そもそも、私は他人の気持ちとかには結構敏感ですよ。二次元の愛についても理解できています。それらを総合的に見て、愛というものを知ったということです。成長したと言ってください!」
ずいぶんと大鷹さんには舐められている。私が反論すると、何がおかしいのか大鷹さんは口を押えて笑い出す。その笑顔を見ていたら、私も自然と笑顔になる。
「ああ、ひとつ、どうしても叶えたい願い事がありました。もうすでに一度、七夕の願い事で願っていますけど」
とりあえず、大鷹さんとずっと一緒に居られることは保証されている。ただし、人の気持ちは移ろいやすいので、大鷹さんにもし万が一、私よりも好きな人が現れたらわからないが、それまでは私の夫でいてくれるだろう。
話しを七夕に戻そうと思いついたことを口にする。
「小説の商業化、ですか?」
「よくおわかりで。自分でもわかっているんですが、きっと更新頻度が低いことも商業化しない理由なんでしょうね。やはり、新たなものを産み続けるエネルギーが商業化には必要な気がします」
「僕も紗々さんのお手伝いができたらいいんですけど。ああ、僕も願い事が決まりました」
大鷹さんが私の願い事を聞いて、何か思いついたようだ。いったい、どんな願いごとだろうか。私関連だとしたら、聞いておく必要がある。いつぞやの七夕ではスカートを大鷹さんの為に購入して、七夕でスカート姿を披露してみせた。
「紗々さんの作品の商業化の時に、一番に作品の感想をいうこと、です!」
目をキラキラさせて発言した言葉に苦笑してしまう。
「それ、私の願い事が叶わないと、大鷹さんの願いも叶わないですよ」
「だからいいんじゃないですか。紗々さん、あきらめずに小説の執筆、頑張ってくださいね」
「はあ」
とりあえず、今年も七夕当日に私と大鷹さんは願いごとを書くのだった。
ちなみに私の住む地域の今日の夜の天気は雨。今年は織姫と彦星は会えなさそうである。一年に一度しかない逢瀬の日が天気で会えなくなってしまうなんて、可哀想すぎる。まあ、所詮、彼らとは赤の他人なので、会えても会えなくても私には関係のない話だ。
今日も外は暑かったが、天気や温度関係なく、私たちは今日も仲良しである。
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