死に戻りオメガはもう旦那様の言うことを聞きたくありません!

進木えい

文字の大きさ
10 / 28

いつか手放す日のために2【R-18】

しおりを挟む
 リオールは足を開き、ぐちょぐちょと濡れそぼる蜜壺とそこに咥えられた玩具を見せてきた。リオールは自分の手で一往復させるたびに感じいる声をあげて、手を止める。イきそこねて腰をへこへこと揺らす。確かにそれではイけないだろう。
 アルバは玩具の取手を掴んだ。ノーマルのサイズの玩具をとちゅとちゅと一定のテンポで動かす。
 
「あふっ、ぁア"ッ! だめ、すぐ、スグッ……!! ぁ、ア"あッ、ィ"——————!!!」
 
 ちかちかと目を白黒させる。リオールは腰をくねらせ、アルバの服をギューっと握る。太腿が震えてどろどろと愛液を垂らすが、精液は出なかった。
 
「ン"んんッ~~~~~~~!!! はぁ、ハアっ、はっ……!」
「寸止めし過ぎて、おかしくなってるじゃないのか」
「じゃ、ァ、もっと、もっと、太いの……、きもちいー、の……、ほし……ぃ!!」
「……指でいいか? 俺の指の方が太い」
 
 愛液がどろどろととめどなく滴り落ちる。本気汁というやつか。透明ではなく白く濁っている。これだけ濡れていたら摩擦を感じず快楽も感じずらかっただろう。指を入れ鉤状にして、掻き出す。前立腺が激しく主張していた。指の腹でトントンと叩いてやった。
 
「ア"あ"ッ——————!! あっ、ぁ"、ぅう"っ、イぐ……ッ! ぃくッッ!!」
 
 ぎゅうっと指をキツく締め上げて、動きが制限される。腰をグーっと突き上げて、リオールは深い絶頂をキめている。前立腺をそのまま指で押し込んでやる。彼は顎を上げ、舌を突き出す。
 
「…………、あるば、さま……っ、おく、切ない、…………ッ!」
 
 ひくひく、とろとろ、ぬらぬら。指を痛い程締め付けてくるこの隘路を蹂躙したら気持ちいいに違いない。ごくりと喉を鳴らした。指を増やしてピストンをするとリオールは不満げに背中を反らす。
 
「ア"あッッ!! ぃく、イ"ッ————————!!!!」
 
 太腿ががくがくと震える。とろりと愛液が伝った。口の端から涎が伝う。アルバはそれを指で掬った。フェロモンは強くなるばかりだ。発情期の間中、体に熱を篭らせて発散もできず悶々と過ごしたのだろう。
 リオールは手を伸ばしてきた。アルバの頬に触れて、パシッと包み込む。そのまま唇が合わさり、舌を口の中で転がした。リオールの舌は薄い。もどかしくなり、アルバから舌を絡めた。唾液を飲ませて、マーキングするような捕食に近いそれだった。リオールの小さな体を膝の上に乗せて、唾液を飲み込む。
 
「ぁ……ふっ!! は、ぅ"ッ…………! ン"っ……! はあ、はっ!!」
「…………ッ」
 
 ああこれはダメだ。リオールをベッドに寝かせ、ベッドサイドの引き出しを開ける。リオールは、キスの余韻にふわふわと絶頂の波を漂っていた。
 
「アルバ……っ! あるば……ぁ! いや……、いかないで…………」
「黙っててくれ……ッ」
 
 リオールが上擦った甘える声を発するたびに、理性を焼き切るような匂いがする。リオールの口を手のひらで覆う。口を塞いだまま、片手で避妊具をつけた。急くような気持ちで、狙いを逸らさないために支えながら腰を進めた。
 
「ア"あ"ッッッ!! ——————————————!!!!!」
「ぅぐ、ッ……、くそ……」
 
 逃がさないというばかりにうねり、みちみちと吸い付いて奥へと誘われる。熱々の肉襞の全てが媚びてくる。アルバは下を向き、唇を噛んでいた。持って行かれそうだった。ぽたぽたと汗が垂れる。ふ、ふ、と情けなく肩で息をする。
 
「ィぐ……っ、イ、くぅ—————ッ、ア"あ"……!! すご、ぃ、…………ッ、おかしく、なる"……ッ!!」
 
 こっちのセリフだ。おかしくなりそうだ。細っこい腰に、肉付きの薄い尻。その華奢な体で雄の欲を咥え込んで、ぎゅうぎゅうと締め付けてくる。リオールは入れられただけで、射精している。ふーっと息を吐く。フェロモンが強くなっているように感じる。会わなかった時間の分、新鮮に感じているのかもしれない。リオールの指を自分の指と絡めて握る。
 
「ィ"ぐっ、イくッ——————!! おちん、ちんっ、気持ちい"ッ——————」
「そうか……、気持ち、いいか」
 
 出し入れを繰り返すと、リオールは我慢していた分を出し切るようにして何度も絶頂を迎える。舌を絡めて、口の中を掻き混ぜればリオールは媚肉を痙攣させてキツく吸い上げてくる。奥を優しく捏ねていた筈なのに、柔らかくなっていたのかアルバの力が強すぎたのかグポンッと奥に嵌まり込んだ。
 
「——————————ッッッ!!!!」
「……っ、…………ッ!」
 
 完全に未知の場所だった。アルバの腰骨がリオールの尻の肉とピッタリくっついている。まずいと思って身を引こうとしてもリオールが細い手足でアルバの体にしがみついている。無理に剥がすことはできたと思う。アルバの腕で握り込み力尽くで剥がすことは可能だ。だが、できるかと言われればできない。最悪折ることも考えられる。
 
「あ……っ! ふっ、ぁ……ッ、おぐッ……、うごい"たら"っ、だめ……ぇ、っ!!」
「わかっ、た、から……」
 
 奥に嵌まり込んだことで、痙攣し収縮する動きで竿を揉み込まれ、亀頭がちゅうちゅうと吸い付かれているようだった。我慢をして、目を瞑り射精を堪えるが無駄だった。腹の奥に擦り付けるようにして精を放つ。
 
「ア"ぁあ!! でて、るぅ!!」
「フーッ……、ふ……っ」
 
 射精ものの数秒な筈だった。しかしいつまで経っても終わらなかった。ペニスの根本が膨らみ、抜けないように嵌まり込んでいた。しまった、ラットだ。オメガの発情期はヒートと呼ばれる。決まった周期ごとに訪れるものだ。ラットはアルファの発情期のことで、オメガの発情に誘発されるように起こるものだ。アルバはラットを起こしたことなどなかった。生前も、今も。
 
「ぅ"ぐっ……! ア"あ……、ぁっ!! おなか、っ、ぐるじ!! ふくらんでるっ!」
「……ふ、フーッ……、はあ……」
「抜いで、っ、抜いてよ"ぉ"……ッ!! お"ち"ん"ち"ッ!! い"や"ぁ!!」
 
 アルバはリオールを抱き締めて宥めるように目元や頬にキスを落とす。そうするのが自然だと思ったからだ。オメガだから、こんなに可愛いのか。そんな馬鹿なことがあるのか。こんなに庇護したいと思うのはお前がオメガだからなのか。リオールはぐすぐすと泣きながら潮を吹き、絶頂する。
 
「あ」
 
 三十分ほどして根本の膨らみが萎んだので、ゆっくりと引き抜いた筈だったのにパンパンに膨れた薄い避妊具が破れてしまった。アルバはサアっと青くなった。
 
 
 
 
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

運命の番は姉の婚約者

riiko
BL
オメガの爽はある日偶然、運命のアルファを見つけてしまった。 しかし彼は姉の婚約者だったことがわかり、運命に自分の存在を知られる前に、運命を諦める決意をする。 結婚式で彼と対面したら、大好きな姉を前にその場で「運命の男」に発情する未来しか見えない。婚約者に「運命の番」がいることを知らずに、ベータの姉にはただ幸せな花嫁になってもらいたい。 運命と出会っても発情しない方法を探る中、ある男に出会い、策略の中に翻弄されていく爽。最後にはいったい…どんな結末が。 姉の幸せを願うがために取る対処法は、様々な人を巻き込みながらも運命と対峙して、無事に幸せを掴むまでのそんなお話です。 性描写が入るシーンは ※マークをタイトルにつけますのでご注意くださいませ。 物語、お楽しみいただけたら幸いです。

オメガの復讐

riiko
BL
幸せな結婚式、二人のこれからを祝福するかのように参列者からは祝いの声。 しかしこの結婚式にはとてつもない野望が隠されていた。 とっても短いお話ですが、物語お楽しみいただけたら幸いです☆

結婚間近だったのに、殿下の皇太子妃に選ばれたのは僕だった

BL
皇太子妃を輩出する家系に産まれた主人公は半ば政略的な結婚を控えていた。 にも関わらず、皇太子が皇妃に選んだのは皇太子妃争いに参加していない見目のよくない五男の主人公だった、というお話。

無愛想な氷の貴公子は臆病な僕だけを逃さない~十年の片想いが溶かされるまで~

たら昆布
BL
執着ヤンデレ攻め×一途受け

殿下に婚約終了と言われたので城を出ようとしたら、何かおかしいんですが!?

krm
BL
「俺達の婚約は今日で終わりにする」 突然の婚約終了宣言。心がぐしゃぐしゃになった僕は、荷物を抱えて城を出る決意をした。 なのに、何故か殿下が追いかけてきて――いやいやいや、どういうこと!? 全力すれ違いラブコメファンタジーBL! 支部の企画投稿用に書いたショートショートです。前後編二話完結です。

伯爵家次男は、女遊びの激しい(?)幼なじみ王子のことがずっと好き

メグエム
BL
 伯爵家次男のユリウス・ツェプラリトは、ずっと恋焦がれている人がいる。その相手は、幼なじみであり、王位継承権第三位の王子のレオン・ヴィルバードである。貴族と王族であるため、家や国が決めた相手と結婚しなければならない。しかも、レオンは女関係での噂が絶えず、女好きで有名だ。男の自分の想いなんて、叶うわけがない。この想いは、心の奥底にしまって、諦めるしかない。そう思っていた。

オメガだと隠して地味なベータとして生きてきた俺が、なぜか学園最強で傲慢な次期公爵様と『運命の番』になって、強制的にペアを組まされる羽目に

水凪しおん
BL
この世界では、性は三つに分かたれる。支配者たるアルファ、それに庇護されるオメガ、そして大多数を占めるベータ。 誇り高き魔法使いユキは、オメガという性を隠し、ベータとして魔法学園の門をくぐった。誰にも見下されず、己の力だけで認められるために。 しかし彼の平穏は、一人の男との最悪の出会いによって打ち砕かれる。 学園の頂点に君臨する、傲慢不遜なアルファ――カイ・フォン・エーレンベルク。 反発しあう二人が模擬戦で激突したその瞬間、伝説の証『運命の印』が彼らの首筋に発現する。 それは、決して抗うことのできない魂の繋がり、『運命の番』の証だった。 「お前は俺の所有物だ」 傲慢に告げるカイと、それに激しく反発するユキ。 強制的にペアを組まされた学園対抗トーナメント『双星杯』を舞台に、二人の歯車は軋みを上げながらも回り出す。 孤独を隠す最強のアルファと、運命に抗う気高きオメガ。 これは、反発しあう二つの魂がやがて唯一無二のパートナーとなり、世界の理をも変える絆を結ぶまでの、愛と戦いの物語。

処理中です...