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side マリオンの前世~怖くて逃げて嘘をついた
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実はマリオンは夢の中で、自分の前世らしき光景を見ることがある。
今と同じ、アケロニアという王国の貴族、ブルー男爵家の出身だ。
容貌もよく似ていて、とても愛らしい顔立ち。鮮やかな水色の瞳も同じ。
違うのは、今のマリオンはピンクブラウンの髪色だが、前世ではピンクブロンドの金髪だったこと。
前世の夢を見るのはとても怖い。
幼い頃は飛び起きて泣き叫ぶことも多かった。
熊のような醜い男にのしかかられている光景で、前世の自分は何度も酷い目に遭っていた。
『お前さ、男にしておくのはもったいないぐらい可愛い顔してるよな』
つまり性的に乱暴された過去があったわけだ。
場面が変わると、今度は赤茶の髪の男臭い表情の若い男がやはり、同じように自分にのしかかっている。
場所はベッドの上のようだ。
互いに裸で、素肌同士で触れ合っている。
夢の中の自分はそれがとても嬉しくて、キスや愛撫を自分からも彼に返している。
そう、彼がエドアルド王子の前世だ。今でこそタイアド王国の第二王子だが、前世では同じ国の侯爵令息だった。
彼はガサツに見えて、肌に触れてくる手つきがとても優しく丁寧だった。
同じ男の身体なのだから、もっと適当でも快感が得られるとわかっているだろうに、まるで宝物を扱うように触れてくる。
ぴくん、と身体が跳ねたところがあればこちらが泣きそうになるほど攻め立ててくる意地悪なところもあったけれど。
でも、前世の自分は彼のことがとても好きだった。
彼も初めて出逢ったときからずっと自分を好きだったと教えられたときはとても嬉しかった。
それで何となく気づいたら恋人になっていて、その何となくの距離感が心地よかったのだ。
ただ、問題があった。
学生時代から付き合っていた彼と、卒業後、大人になってからいざ身体を繋げるというとき、過去に経験した忌まわしい記憶がフラッシュバックして彼を拒んでしまったのだ。
『ご、ごめ……ごめん先輩、こ、怖くて僕っ』
『まあ、仕方ねえよ。無理せずいこうぜ』
けれどそんなことが何回も何回も続いて、もう彼とは関係を続けられないと思った。
だが別れを切り出した後、彼は荒れに荒れた。
『セックスが嫌なら無しだっていい! お前を手放したくねえ!』
『……嘘でしょ。娼館に行ってるの知ってるんですからね。もうやめましょ。別れて先輩は結婚して奥さんを大事にしたほうがいい人だよ』
男同士だったので、安全な娼館に通う分には特に咎める理由もなく、気にすることでもなかった。
ただ、彼の欲を発散させられない自分が申し訳なくて。
話し合いは何度もした。そのたびに平行線を辿るどころかどんどん彼は不機嫌になる。
もう自分も疲れていた。
それでうっかり、自分は彼ではなく、学生時代の別の先輩の叔父さんが好きだと嘘を言ってしまったのだ。
『僕は強い人が好きなんですよ。彼は先輩よりずっとずっと強いでしょう? 僕、本当はあの人に学生時代から憧れてたんだ』
などと言ってしまったがばかりに、彼とその叔父さんとで命懸けの決闘を勃発させてしまった。
別の先輩の叔父さんは聖剣持ちの魔法剣士。恐らく当時、世界で最も強い男のひとりだった。
この叔父さんの名前を出したなら、いくら彼でも敵わないだろうし、諦めるだろうと思っていたのだが。
エドアルド王子の前世の彼は剣士で、その頃には剣聖の称号を得ていた。
王子が現世でも剣が得意で強いのは、前世で培ったスキルを今世にも引き継いだからだろう。多分、そう遠くないうちに再び剣聖となるのではないだろうか。
自分の嘘を真に受けた彼は、先輩の叔父さんに戦いを挑んだ。
当の叔父さんはいきなり決闘を申し込まれて何が何やらわからなかっただろうが、後進の育成に熱心な人だったので対決自体は快く引き受けていた。
『うわ……これ絶対に死人が出るやつでしょ……』
まさか今さら「嘘でした」とも言えない。
マリオンの前世の人物は、自分が引き起こしたにも関わらず、ふたりの決闘を見ることもなく逃げた。
前世でも自分は冒険者登録をしていて、当時はBランクまで昇格していた。
それに商人の一族出身で、行商のようなことをしながら日銭を稼いでまあまあの暮らしをしながら、世界中を旅していた。
けれど、捨てたはずの彼がなぜか必ず自分の行く先々で先回りして待ち構えているのだ。
「◯◯◯。絶対に逃さねえぞ」
後から知ったことだが、剣聖は聖者の亜種で、超直観のような極めて高度で精度の高い察知スキルを持っているそうで。
その力を、自分を探すことに全振りしていたわけだ。
そうして逃げては先回りされる追いかけっこを繰り返していた二十代。
あるとき、実家に残してきた妹が、自分とよく似た可憐で愛らしい顔に冷たい怒りを漂わせて、寝ぐらの潜伏先に現れた。
『お兄ちゃん。いい加減、逃げるのはやめなさいよね。△△△さんにも××××さんにも迷惑かけて!』
ブルー男爵令嬢カレン。彼女が今のマリオンの先祖にあたる魔導具師だ。
夢で見るマリオンの前世はいつも、この妹との再会で途切れている。
多分、その後に自分はまた根無し草の生活を続けて、どこかで野たれ死んでしまったのだと思う。
(きっとろくな死に方してないよね。知り合いたくさんに迷惑かけちゃったなあ……。当時の王子様に王弟殿下、元恋人は侯爵令息様だったし、実家が提携してた魔法の大家の侯爵家の先輩も。勝手に片想いの相手だって嘘ついちゃったその先輩の叔父さんだって伯爵様だったし、何か全方向的に迷惑かけまくった挙句に何者にもなれないまま終わっちゃったんだろう)
今と同じ、アケロニアという王国の貴族、ブルー男爵家の出身だ。
容貌もよく似ていて、とても愛らしい顔立ち。鮮やかな水色の瞳も同じ。
違うのは、今のマリオンはピンクブラウンの髪色だが、前世ではピンクブロンドの金髪だったこと。
前世の夢を見るのはとても怖い。
幼い頃は飛び起きて泣き叫ぶことも多かった。
熊のような醜い男にのしかかられている光景で、前世の自分は何度も酷い目に遭っていた。
『お前さ、男にしておくのはもったいないぐらい可愛い顔してるよな』
つまり性的に乱暴された過去があったわけだ。
場面が変わると、今度は赤茶の髪の男臭い表情の若い男がやはり、同じように自分にのしかかっている。
場所はベッドの上のようだ。
互いに裸で、素肌同士で触れ合っている。
夢の中の自分はそれがとても嬉しくて、キスや愛撫を自分からも彼に返している。
そう、彼がエドアルド王子の前世だ。今でこそタイアド王国の第二王子だが、前世では同じ国の侯爵令息だった。
彼はガサツに見えて、肌に触れてくる手つきがとても優しく丁寧だった。
同じ男の身体なのだから、もっと適当でも快感が得られるとわかっているだろうに、まるで宝物を扱うように触れてくる。
ぴくん、と身体が跳ねたところがあればこちらが泣きそうになるほど攻め立ててくる意地悪なところもあったけれど。
でも、前世の自分は彼のことがとても好きだった。
彼も初めて出逢ったときからずっと自分を好きだったと教えられたときはとても嬉しかった。
それで何となく気づいたら恋人になっていて、その何となくの距離感が心地よかったのだ。
ただ、問題があった。
学生時代から付き合っていた彼と、卒業後、大人になってからいざ身体を繋げるというとき、過去に経験した忌まわしい記憶がフラッシュバックして彼を拒んでしまったのだ。
『ご、ごめ……ごめん先輩、こ、怖くて僕っ』
『まあ、仕方ねえよ。無理せずいこうぜ』
けれどそんなことが何回も何回も続いて、もう彼とは関係を続けられないと思った。
だが別れを切り出した後、彼は荒れに荒れた。
『セックスが嫌なら無しだっていい! お前を手放したくねえ!』
『……嘘でしょ。娼館に行ってるの知ってるんですからね。もうやめましょ。別れて先輩は結婚して奥さんを大事にしたほうがいい人だよ』
男同士だったので、安全な娼館に通う分には特に咎める理由もなく、気にすることでもなかった。
ただ、彼の欲を発散させられない自分が申し訳なくて。
話し合いは何度もした。そのたびに平行線を辿るどころかどんどん彼は不機嫌になる。
もう自分も疲れていた。
それでうっかり、自分は彼ではなく、学生時代の別の先輩の叔父さんが好きだと嘘を言ってしまったのだ。
『僕は強い人が好きなんですよ。彼は先輩よりずっとずっと強いでしょう? 僕、本当はあの人に学生時代から憧れてたんだ』
などと言ってしまったがばかりに、彼とその叔父さんとで命懸けの決闘を勃発させてしまった。
別の先輩の叔父さんは聖剣持ちの魔法剣士。恐らく当時、世界で最も強い男のひとりだった。
この叔父さんの名前を出したなら、いくら彼でも敵わないだろうし、諦めるだろうと思っていたのだが。
エドアルド王子の前世の彼は剣士で、その頃には剣聖の称号を得ていた。
王子が現世でも剣が得意で強いのは、前世で培ったスキルを今世にも引き継いだからだろう。多分、そう遠くないうちに再び剣聖となるのではないだろうか。
自分の嘘を真に受けた彼は、先輩の叔父さんに戦いを挑んだ。
当の叔父さんはいきなり決闘を申し込まれて何が何やらわからなかっただろうが、後進の育成に熱心な人だったので対決自体は快く引き受けていた。
『うわ……これ絶対に死人が出るやつでしょ……』
まさか今さら「嘘でした」とも言えない。
マリオンの前世の人物は、自分が引き起こしたにも関わらず、ふたりの決闘を見ることもなく逃げた。
前世でも自分は冒険者登録をしていて、当時はBランクまで昇格していた。
それに商人の一族出身で、行商のようなことをしながら日銭を稼いでまあまあの暮らしをしながら、世界中を旅していた。
けれど、捨てたはずの彼がなぜか必ず自分の行く先々で先回りして待ち構えているのだ。
「◯◯◯。絶対に逃さねえぞ」
後から知ったことだが、剣聖は聖者の亜種で、超直観のような極めて高度で精度の高い察知スキルを持っているそうで。
その力を、自分を探すことに全振りしていたわけだ。
そうして逃げては先回りされる追いかけっこを繰り返していた二十代。
あるとき、実家に残してきた妹が、自分とよく似た可憐で愛らしい顔に冷たい怒りを漂わせて、寝ぐらの潜伏先に現れた。
『お兄ちゃん。いい加減、逃げるのはやめなさいよね。△△△さんにも××××さんにも迷惑かけて!』
ブルー男爵令嬢カレン。彼女が今のマリオンの先祖にあたる魔導具師だ。
夢で見るマリオンの前世はいつも、この妹との再会で途切れている。
多分、その後に自分はまた根無し草の生活を続けて、どこかで野たれ死んでしまったのだと思う。
(きっとろくな死に方してないよね。知り合いたくさんに迷惑かけちゃったなあ……。当時の王子様に王弟殿下、元恋人は侯爵令息様だったし、実家が提携してた魔法の大家の侯爵家の先輩も。勝手に片想いの相手だって嘘ついちゃったその先輩の叔父さんだって伯爵様だったし、何か全方向的に迷惑かけまくった挙句に何者にもなれないまま終わっちゃったんだろう)
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