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69 「神々と戦士たち」シリーズ
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こんにちは。
今回は、前回少し言及していましたこちらのシリーズのご紹介です。
●「神々と戦士たち」シリーズ 1巻~5巻
ミシェル・ペイヴァー・作 / 中谷友紀子・訳 / あすなろ書房(2015~2018)
作者は前回ご紹介した「クロニクル 千古の闇」シリーズと同じ、ミシェル・ペイヴァーさん。
「クロニクル~」では舞台が6000年前のヨーロッパ北西部でしたが、こちらは3500年前の古代ギリシア、青銅器時代を舞台となっています。ミケーネ文明とミノア文明とよばれる文明が栄えていたころのお話。
「クロニクル」でもお伝えしたとおりですが、ミシェル・ペイヴァーさんは本当によく資料にあたってご執筆をされるかたで、今回も古代ギリシアの文献や資料に多くあたり、必要に応じて動物たちの生態を知るために様々な場所に出かけていかれたとのこと。
それらが十二分に結実して、私はまたもや「あたかも自分が古代ギリシアで主人公たちと冒険を共にしているかのような感覚」に陥りました。本当に素晴らしい描写の数々です。
前回と同様、あまりネタばれになるのもまずいと思いますので、1巻目のさわりのみのご紹介にとどめますね。よろしかったらおつきあいくださいませ。
主人公は、田舎の山奥で「よそ者」として妹イシとひっそりと暮らしていた、十二歳の少年ヒュラスです。
アカイア地方一帯を支配していた冷酷非道な一族、コロノス一族(またはカラス族と呼ばれることもあります)が、なぜかその「よそ者」たちを狩りはじめて、ヒュラスはそのどさくさに妹イシとはぐれてしまいます。
コロノス一族では「よそ者が剣をふるうとき、コロノス一族はほろびるだろう」というお告げがでたことで、よそ者たちを全滅させようとしていたのでした。
逃亡する中で、ヒュラスはとある死にかけている青年から不思議な青銅の剣を手に入れることに。この青銅の剣が、本作の全編を通じて非常に重要なアイテムとなっていきます。
不思議な力をやどした青銅の剣は、コロノス一族の宝であると同時に、それを「よそ者」がふるうことによってコロノス一族が滅亡する、という予言がされているのです。
ヒュラスはよそ者であると同時にこの剣を手にしたことで、コロノス一族からずっと追われる身になるのでした。
一方、ケフティウという島に暮らす巫女の娘、ピラは、コロノス一族の息子テラモンと政略結婚させられそうになり、知恵をしぼって自分の島から逃げ出します。
やがて無人島で出会うことになるヒュラスとピラ。ふたりは以降、あれこれとケンカなどもしつつもずっと助け合いながらこの物語の中核をなしていきます。
「クロニクル千古の闇」シリーズでもそうでしたが、こちら作品でも人々の文化や習俗とともに、ふたりと旅を共にする素敵な生き物がいろいろと出てきます。
とりあえず、1巻ではイルカ!
「クロニクル」でのウルフのように、ここでもまた動物たちの視点から「人間というへんてこりんな生き物」についての描写がされるのが面白いです。
今回は巻を追うごとに別の生き物も旅に参加してきますので、それもまたお楽しみですね!
もちろん、小中学校の生徒たちにとってもはらはらドキドキ、主人公たちを応援しながらどんどん読み進めてしまえる心躍る作品ではないかなと思いました。
ではでは、今回はこのあたりで!
今回は、前回少し言及していましたこちらのシリーズのご紹介です。
●「神々と戦士たち」シリーズ 1巻~5巻
ミシェル・ペイヴァー・作 / 中谷友紀子・訳 / あすなろ書房(2015~2018)
作者は前回ご紹介した「クロニクル 千古の闇」シリーズと同じ、ミシェル・ペイヴァーさん。
「クロニクル~」では舞台が6000年前のヨーロッパ北西部でしたが、こちらは3500年前の古代ギリシア、青銅器時代を舞台となっています。ミケーネ文明とミノア文明とよばれる文明が栄えていたころのお話。
「クロニクル」でもお伝えしたとおりですが、ミシェル・ペイヴァーさんは本当によく資料にあたってご執筆をされるかたで、今回も古代ギリシアの文献や資料に多くあたり、必要に応じて動物たちの生態を知るために様々な場所に出かけていかれたとのこと。
それらが十二分に結実して、私はまたもや「あたかも自分が古代ギリシアで主人公たちと冒険を共にしているかのような感覚」に陥りました。本当に素晴らしい描写の数々です。
前回と同様、あまりネタばれになるのもまずいと思いますので、1巻目のさわりのみのご紹介にとどめますね。よろしかったらおつきあいくださいませ。
主人公は、田舎の山奥で「よそ者」として妹イシとひっそりと暮らしていた、十二歳の少年ヒュラスです。
アカイア地方一帯を支配していた冷酷非道な一族、コロノス一族(またはカラス族と呼ばれることもあります)が、なぜかその「よそ者」たちを狩りはじめて、ヒュラスはそのどさくさに妹イシとはぐれてしまいます。
コロノス一族では「よそ者が剣をふるうとき、コロノス一族はほろびるだろう」というお告げがでたことで、よそ者たちを全滅させようとしていたのでした。
逃亡する中で、ヒュラスはとある死にかけている青年から不思議な青銅の剣を手に入れることに。この青銅の剣が、本作の全編を通じて非常に重要なアイテムとなっていきます。
不思議な力をやどした青銅の剣は、コロノス一族の宝であると同時に、それを「よそ者」がふるうことによってコロノス一族が滅亡する、という予言がされているのです。
ヒュラスはよそ者であると同時にこの剣を手にしたことで、コロノス一族からずっと追われる身になるのでした。
一方、ケフティウという島に暮らす巫女の娘、ピラは、コロノス一族の息子テラモンと政略結婚させられそうになり、知恵をしぼって自分の島から逃げ出します。
やがて無人島で出会うことになるヒュラスとピラ。ふたりは以降、あれこれとケンカなどもしつつもずっと助け合いながらこの物語の中核をなしていきます。
「クロニクル千古の闇」シリーズでもそうでしたが、こちら作品でも人々の文化や習俗とともに、ふたりと旅を共にする素敵な生き物がいろいろと出てきます。
とりあえず、1巻ではイルカ!
「クロニクル」でのウルフのように、ここでもまた動物たちの視点から「人間というへんてこりんな生き物」についての描写がされるのが面白いです。
今回は巻を追うごとに別の生き物も旅に参加してきますので、それもまたお楽しみですね!
もちろん、小中学校の生徒たちにとってもはらはらドキドキ、主人公たちを応援しながらどんどん読み進めてしまえる心躍る作品ではないかなと思いました。
ではでは、今回はこのあたりで!
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