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106 「本の話をしよう」
しおりを挟むこんにちは。
今回はこちらの本のご紹介を。
少し古めの本ではありますが、司書として(あるいは物を書く人間として)一度は読んでおいていいのではないか……と思いましたので。よろしかったらお付き合いください。
〇「本の話をしよう」
長田弘・著 / 晶文社(2002)
長田弘氏は、みなさんご存じと思いますが有名な日本の詩人ですね。
その長田さんが、江國香織氏、池田香代子氏、里中満智子氏、落合恵子氏と、子どもの本について語り合う対談をまとめた本となっています。
長田さんは詩人であるだけに、「ことば」への感性が非常に鋭く、発するお言葉も、どれも考え抜かれた丁寧なものだと感じます。さすがは言葉を扱うプロだなあと感心してしまいます。
特に子どもたちが読む本について「こういう風でなくてはならないのではないか」「こういう表現のものはいかがなものか」といった考え方をしっかりとお持ちの方でした。
とある世界的ベストセラー作品も、「子どもにすり寄った表現を使うのはいかがなものか」と苦言を呈しておられてどきっとしました。こちらの作品、子どもたちに非常に人気があって、恐らくどこの小中学校の図書館にも置かれているものではないかと思いますし。
原作がよくないということではなく、翻訳する時の表現のチョイスについて語っておられるだけですから、この場合は翻訳の仕方の問題かもしれません。
学校司書として、「子どもたちにどのような本を提供すべきか」「学校図書館にはどのような本があるべきか」というのは日々考えていることではないかと思います。もちろん私自身もそうです。
こちらの本は、それを考えるうえでもよい参考になりそうだなと思いました。
各氏との対談の中には、いわゆる有名どころの児童文学や絵本がたくさん紹介されています。現在小説家であったり漫画家であったりする方が、幼いころに読んで心に残ったと言っている本は、どれもまちがいない名作ばかり。やはり、「本そのものの力」というものを感じますし、考えさせられました。
やや古めの本ですが、よろしかったらご一読をお勧めしたいと思います。
ではでは、今回はこのあたりで。
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