28 / 285
二章 ショウネシー領で新年を
28. 学園入学の準備
しおりを挟む
予想通りの、寒さの厳しい冬が来た。
しかし畑には雪が積もっているが、領内の道路はどんなに吹雪いても積雪がないどころか寒さに凍りもせず、いつでも乾いていた。
建物の周りは十センチくらいの積雪にしかならないよう調整されているらしいが、そういう魔法は地面の方にかかっているようで、屋根雪はすぐに溶ける様になっている。
それでも寒さで屋根の端からは氷柱が下がっていた。
領民も雪が積もる前に、マハラやカルバンの紹介で、貴族の使用人を辞めて一からショウネシー領でやり直そうとするもの、同じく主人に目をつけられて逃げるようにやってきたメイド、そして一旦はバンクロフト領に移動したものの、戻ってきた農民夫婦など、少しずつ増えてきた。
読み書き計算の出来る男性は、積極的に門番として採用しているが、女性の働き口は、今の所、役所仕事一択だ。
こちらはマグダリーナの提案で、読み書き計算を教える研修からはじめている。
予想外だったのは、彼女らの先生たるハイエルフのデボラが、エステラの魔法の伝授のように、それらを伝授してしまったことだ。
彼女達は深く感謝し、頼もしい即戦力となった。
空気の冷たささえ対策すれば、暖房の効いたマゴー車も走っているので、ディオンヌ商会のアーケードは、冬に仕事の出来ない農民達でいつもより賑わっていた。
図書館の教室で、デボラから字や算数を学ぶもの、アーケードをなん往復も歩いて体力を落ちない様にするもの、図書館横の広場の屋台で買ったショウガ入りの暖かい甘酒を飲みながら一息つくものなどだ。
図書館の他の教室では、シャロンの使用人が週に一回、身だしなみの整え方や、家計についての講座も開いていた。
こちらは主に女性参加者や独身男性が多い。
アーケード内は基本走るのは禁止なので、走りたいものは冒険者ギルド内の運動場へ行く。
あそこはぶっちゃけるとトレーニングジムになっていた。
前世日本にあったようなトレーニングマシーンが置いてある。
誰が作ったか? エステラに決まってる。
ヴェリタスとアンソニーは、仲良く常連と化していた。ヴェリタス専用のマゴーが、アンソニーと二人分、子供の身体に丁度良いトレーニングメニューを考えてくれている。
シャワールームはないが、施設を出る時に、ととのえる魔法でさっぱり清潔な状態になるようになっている。
シャロンの伝手で、ショウネシー領の冒険者ギルドで買い取った素材は、全て宮廷魔法師団へ卸すことになったので、領地の財政は当初の予定より豊かになった。
冬はどこも魔獣が多くなり、コッコの卵を狙って、あのお高い蛇が頻繁にやってくるからだ。
そしてシャロンが買取った、王都の元ショウネシー子爵邸は、一部をショウネシー領の王都拠点として借り受けた。
宮廷魔法師団とはそこで素材の売買を行う。元執事のカルバンが対応を請け負ってくれた。
その日マグダリーナはエステラと共に、シャロンの小さなお茶会に呼ばれていた。
所作のチェックの為である。
普段マーシャやメルシャから習っている事を、シャロンの前で披露して最終チェックしてもらう。
エステラはディオンヌ商会の仕事はエデンに任せて大丈夫だと判断してからは、マグダリーナの淑女教育に付き合ってくれていた。
毎回男子役をさせてしまうけど、一緒に踊るダンスの時間が一番好きだった。
「二人とも合格です。リーナは春になったら他家のお茶会に参加してみましょう。私が良いところを選んでおきます」
「ありがとうございます、伯母様」
こういったことはダーモットは苦手なので、シャロンがいてくれて助かった。
「ルタは学園では寮に入っていたんですよね? そのまま寮に戻るのですか?」
ルタことヴェリタスは、マグダリーナの一つ上で、今は学園が冬休みでショウネシー領にいた。
ショウネシー家の子供達やエステラとは、すっかり愛称で呼び合うほど親しくなった。
離縁したとはいえ、ヴェリタスはオーブリー侯爵家の正統な血筋だ。しかも彼の髪の色や瞳の色は、オーブリー侯爵家の血筋の特徴である綺麗な青色だった。
庶子を後継にしたいオーブリー侯爵にとっては、血筋の正当さを体現したヴェリタスの存在は邪魔のようだった。
シャロンの側を離れ学園にいる隙に、オーブリー侯爵家が命を狙ってくる可能性がある。
「いいえ、王都の拠点を中継にしてコッコと一緒にマゴーの転移で直接ここから通わせるわ」
コッコは冬前に、いつのまにか数が倍に増えていた。
テイムしたコッコが雛を産んだり、女神の森から迷い込んできたりだ。
迷子は自然とショウネシー家の群と馴染んで一緒になっていた。そのうちの一体は、エステラの指導でヴェリタスがテイムした。
(コッコ通学って流石に目立ちすぎかなと思うんだけど、ルタはそういうこと言ってる場合じゃないか……)
「だからリーナとトニーも同じようにコッコで通う準備をしておいてね」
「はい?」
「だってあなた達を人質にって考えるかも知れないでしょう?」
「確かに」
エステラも頷いた。
つまり春が来たらマグダリーナもヴェリタスと一緒にコッコ通学になってしまう……
マグダリーナはシャロンに聞き返した。
「いっそ学園まで転移したら、いけませんか?」
「転移魔法はそれ自体が貴重で高度な魔法よ。宮廷魔法師団で会得している者もいないわ。簡単にできる方法を持ってるとわかれば、誰にどんな風に狙われるかわからないし、学園でも利用しようとする者がでてよ?」
「こんなに日常的に見慣れてるのに!」
「ショウネシー領の中だけですけどね」
シャロンは窓の外を眺めた。マグダリーナ達も自然と外へ視線が行く。
ちらほらと降り始めた雪と共に、虹色の光の玉がふわふわ飛び交っている。
初めてエステラに会った時に、彼女の周囲でみた光だ。
最近ではショウネシー領でも、ふわふわしているのを見かける。
「あの光は文献で見た、小精霊かしら? 本当に不思議なところだわ。ここは」
降る雪と共に舞う小精霊たち。とても静かで美しい光景だった。
ほっこりしていたところで、シャロンはさらなる爆弾発言を落としてきた。
「リーナ、王立学園に入ったら、まず飛び級を狙いなさい」
「はい?」
「あなたと同じ来年に、オーブリーの庶子兄妹と第二王子が入学するのよ。面倒でしょう? それにヴェリタスと同じ学年になって、一緒に行動してくれてたほうが、なにかと安心だわ」
(それはたしかに、面倒そうだわ)
マグダリーナは飛び級の提案を受け入れることにした。
しかし畑には雪が積もっているが、領内の道路はどんなに吹雪いても積雪がないどころか寒さに凍りもせず、いつでも乾いていた。
建物の周りは十センチくらいの積雪にしかならないよう調整されているらしいが、そういう魔法は地面の方にかかっているようで、屋根雪はすぐに溶ける様になっている。
それでも寒さで屋根の端からは氷柱が下がっていた。
領民も雪が積もる前に、マハラやカルバンの紹介で、貴族の使用人を辞めて一からショウネシー領でやり直そうとするもの、同じく主人に目をつけられて逃げるようにやってきたメイド、そして一旦はバンクロフト領に移動したものの、戻ってきた農民夫婦など、少しずつ増えてきた。
読み書き計算の出来る男性は、積極的に門番として採用しているが、女性の働き口は、今の所、役所仕事一択だ。
こちらはマグダリーナの提案で、読み書き計算を教える研修からはじめている。
予想外だったのは、彼女らの先生たるハイエルフのデボラが、エステラの魔法の伝授のように、それらを伝授してしまったことだ。
彼女達は深く感謝し、頼もしい即戦力となった。
空気の冷たささえ対策すれば、暖房の効いたマゴー車も走っているので、ディオンヌ商会のアーケードは、冬に仕事の出来ない農民達でいつもより賑わっていた。
図書館の教室で、デボラから字や算数を学ぶもの、アーケードをなん往復も歩いて体力を落ちない様にするもの、図書館横の広場の屋台で買ったショウガ入りの暖かい甘酒を飲みながら一息つくものなどだ。
図書館の他の教室では、シャロンの使用人が週に一回、身だしなみの整え方や、家計についての講座も開いていた。
こちらは主に女性参加者や独身男性が多い。
アーケード内は基本走るのは禁止なので、走りたいものは冒険者ギルド内の運動場へ行く。
あそこはぶっちゃけるとトレーニングジムになっていた。
前世日本にあったようなトレーニングマシーンが置いてある。
誰が作ったか? エステラに決まってる。
ヴェリタスとアンソニーは、仲良く常連と化していた。ヴェリタス専用のマゴーが、アンソニーと二人分、子供の身体に丁度良いトレーニングメニューを考えてくれている。
シャワールームはないが、施設を出る時に、ととのえる魔法でさっぱり清潔な状態になるようになっている。
シャロンの伝手で、ショウネシー領の冒険者ギルドで買い取った素材は、全て宮廷魔法師団へ卸すことになったので、領地の財政は当初の予定より豊かになった。
冬はどこも魔獣が多くなり、コッコの卵を狙って、あのお高い蛇が頻繁にやってくるからだ。
そしてシャロンが買取った、王都の元ショウネシー子爵邸は、一部をショウネシー領の王都拠点として借り受けた。
宮廷魔法師団とはそこで素材の売買を行う。元執事のカルバンが対応を請け負ってくれた。
その日マグダリーナはエステラと共に、シャロンの小さなお茶会に呼ばれていた。
所作のチェックの為である。
普段マーシャやメルシャから習っている事を、シャロンの前で披露して最終チェックしてもらう。
エステラはディオンヌ商会の仕事はエデンに任せて大丈夫だと判断してからは、マグダリーナの淑女教育に付き合ってくれていた。
毎回男子役をさせてしまうけど、一緒に踊るダンスの時間が一番好きだった。
「二人とも合格です。リーナは春になったら他家のお茶会に参加してみましょう。私が良いところを選んでおきます」
「ありがとうございます、伯母様」
こういったことはダーモットは苦手なので、シャロンがいてくれて助かった。
「ルタは学園では寮に入っていたんですよね? そのまま寮に戻るのですか?」
ルタことヴェリタスは、マグダリーナの一つ上で、今は学園が冬休みでショウネシー領にいた。
ショウネシー家の子供達やエステラとは、すっかり愛称で呼び合うほど親しくなった。
離縁したとはいえ、ヴェリタスはオーブリー侯爵家の正統な血筋だ。しかも彼の髪の色や瞳の色は、オーブリー侯爵家の血筋の特徴である綺麗な青色だった。
庶子を後継にしたいオーブリー侯爵にとっては、血筋の正当さを体現したヴェリタスの存在は邪魔のようだった。
シャロンの側を離れ学園にいる隙に、オーブリー侯爵家が命を狙ってくる可能性がある。
「いいえ、王都の拠点を中継にしてコッコと一緒にマゴーの転移で直接ここから通わせるわ」
コッコは冬前に、いつのまにか数が倍に増えていた。
テイムしたコッコが雛を産んだり、女神の森から迷い込んできたりだ。
迷子は自然とショウネシー家の群と馴染んで一緒になっていた。そのうちの一体は、エステラの指導でヴェリタスがテイムした。
(コッコ通学って流石に目立ちすぎかなと思うんだけど、ルタはそういうこと言ってる場合じゃないか……)
「だからリーナとトニーも同じようにコッコで通う準備をしておいてね」
「はい?」
「だってあなた達を人質にって考えるかも知れないでしょう?」
「確かに」
エステラも頷いた。
つまり春が来たらマグダリーナもヴェリタスと一緒にコッコ通学になってしまう……
マグダリーナはシャロンに聞き返した。
「いっそ学園まで転移したら、いけませんか?」
「転移魔法はそれ自体が貴重で高度な魔法よ。宮廷魔法師団で会得している者もいないわ。簡単にできる方法を持ってるとわかれば、誰にどんな風に狙われるかわからないし、学園でも利用しようとする者がでてよ?」
「こんなに日常的に見慣れてるのに!」
「ショウネシー領の中だけですけどね」
シャロンは窓の外を眺めた。マグダリーナ達も自然と外へ視線が行く。
ちらほらと降り始めた雪と共に、虹色の光の玉がふわふわ飛び交っている。
初めてエステラに会った時に、彼女の周囲でみた光だ。
最近ではショウネシー領でも、ふわふわしているのを見かける。
「あの光は文献で見た、小精霊かしら? 本当に不思議なところだわ。ここは」
降る雪と共に舞う小精霊たち。とても静かで美しい光景だった。
ほっこりしていたところで、シャロンはさらなる爆弾発言を落としてきた。
「リーナ、王立学園に入ったら、まず飛び級を狙いなさい」
「はい?」
「あなたと同じ来年に、オーブリーの庶子兄妹と第二王子が入学するのよ。面倒でしょう? それにヴェリタスと同じ学年になって、一緒に行動してくれてたほうが、なにかと安心だわ」
(それはたしかに、面倒そうだわ)
マグダリーナは飛び級の提案を受け入れることにした。
209
あなたにおすすめの小説
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
異世界は流されるままに
椎井瑛弥
ファンタジー
貴族の三男として生まれたレイは、成人を迎えた当日に意識を失い、目が覚めてみると剣と魔法のファンタジーの世界に生まれ変わっていたことに気づきます。ベタです。
日本で堅実な人生を送っていた彼は、無理をせずに一歩ずつ着実に歩みを進むつもりでしたが、なぜか思ってもみなかった方向に進むことばかり。ベタです。
しっかりと自分を持っているにも関わらず、なぜか思うようにならないレイの冒険譚、ここに開幕。
これを書いている人は縦書き派ですので、縦書きで読むことを推奨します。
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる