229 / 285
十一章 笛吹き
229. 殺戮
しおりを挟む
あれから数日たったが、あの年若い踊り子はライアンに無茶をすることはなかった。その代わり、迷いを抱えた顔で黙り込んでいることが多い。
女神教に改宗して、リーン王国民になるというのは、余程難しいことなのだろうか……
まあ国としても、いきなり流民を受け入れることはないのは分かるが、多分一番ハードルが高いのが聖エルフェーラ教からの改宗のような気がする。
なんの縛りもなく、神も仏も己の都合で信じていた、前世日本の一般人だったマグダリーナには良くわからない感覚だが。
そう思うと、リーン王国の国民は思ったよりも早く女神教を受け入れているなと思う。あの奇跡の神殿の効果が大きいのは確かだが、きっとずっと以前から、他国よりも教国への不信感が強かったのだろう……
そしてライアンもあの夜から難しい顔をしている。踊り子に襲われたことよりも、血のつながりのある父親が、人とは呼べないような存在だと分かったからだ。
あの後、マグダリーナとレベッカは、ライアンの手を握って、生まれがどうでも、もうライアンの父親はダーモットで、ショウネシー家の子であることは絶対変わらない。そう強く言い聞かせたが、それでも気持ちの整理には時間がかかるのだろう。
(難しいな……)
人を理解するのも、人に寄り添い励ますのも難しい。ビジネスの場のように、スパッと答えを出しておしまいとは行かない……
「エステラに会いたい……」
マグダリーナは小さな声で呟いた。
こんなモヤモヤした気持ちのときは、あの明るくて優しい笑顔が見たい。
きっと助けに来てくれる筈……多分馬車の魔導具が、マグダリーナ達の位置情報を知られないようにもしているのだろう。あの魔導具を、なんとか壊すことはできないだろうか……
マグダリーナもぼんやり考えこんでいると、足元にぷるんとして冷やっとした何かが触れた。
「きゃっ」
慌てて座っていた場所からずれると、知らないスライムがそこに居た。
どうやら幌の破れた隙間から入り込んだようだ。
「やだー、スライムが入り込んでるじゃない!」
二十代前半くらいの踊り子が、横笛を掴んだ。
(あれでスライムを殴るつもりなんだ……!)
マグダリーナは咄嗟に、スライムを膝の上に乗せて抱えた。
初めましてのはずの野生のスライムは、マグダリーナの膝の上で大人しくしている。
横笛を持った踊り子は、呆れた顔でマグダリーナを見た。
「そんな弱いの庇ってどうすんのさ。すぐ死ぬんだよ」
「……だったら、わざわざ殺す必要もないでしょ」
マグダリーナの反論に、踊り子は肩を竦めて、横笛を元の場所に放り投げた。
「はぁ……、子供ってそうよね。馬車の揺れでそいつが死んでも、メソメソ泣かないでよ」
「ありがとう」
「……何言ってんの?」
本気で、何故お礼を言われたのか分からない顔をして、踊り子は仲間の輪に戻った。
「野生のスライム? ショウネシー領のスライムに比べて、大きいな……ギルギス国はダンジョンがあるから、魔獣も多いせいかな」
ライアンがスライムを、不思議そうに見る。
「きゃあ」
突然馬車が激しく揺れて、スライムは振動でマグダリーナの膝からぽよ~んと飛び出した。レベッカが慌てて受け止める。
「ありがとうレベッカ」
「どういたしましてですわ」
「何が起こってるんだ……?!」
そのまま激しく揺れ続けるのを、ライアンはマグダリーナとレベッカが怪我をしないよう、二人に覆い被さるようにして庇う。
流民の踊り子や楽士達も、仲間の馭者にどうした?! と慌てて声をかける。
「馬がやられた!」
「戝か?!」
男達の声がして、マグダリーナ達はエステラ達が助けに来てくれたのだと思った。
だが次の瞬間、外の男達の断末魔が聞こえて、別の危機がやってきたのだと悟った。
馭者台へ向かい、外を見た楽士の男の一人が、叫んだ。
「デナードの闇ギルドの奴らだ! 逃げろ!!」
「なんで闇ギルドが、アタイ達を襲うのよ?!」
「知らねぇ! そんなこと言ってる場合じゃねぇ! 死にたくなければ、とにかく逃げろ!!」
だが楽士が外に出た瞬間、末期の叫びが響きわたる。
◇◇◇
「オイ!! 聞こえるか、流民ども」
幌馬車の外から、男の声が聞こえてくる。
「オリガ婆ぁの孫をうちの競売に出そうってんだろ? 商品を迎えに来てやったぜ!」
流民達の視線が、マグダリーナに集まった。
「『商品』を渡せば、いいの?」
年長の踊り子が、確認する。
「ああ、パイパーはいるか? 『商品』と一緒に連れて帰る」
「…………パイパーは居ないわ」
「なんだと?」
「仕方なかったんだ! あいつは子供達を連れて来るのに抵抗した……っ」
パイパーを刺した楽士が、慌てて言い訳する。
「そうか……でもその子供達は、そこに居るんだろう? 全員寄越せ。他には用はない」
マグダリーナとレベッカ、ライアンの三人は、幌馬車の外に出された。知らないスライムを抱えたまま。
血溜まりと転がる死体に気づき、レベッカがマグダリーナの腕にしがみつく。
ならず者と言うには上等な服を来た、黒い手袋の男が一人、黒いフード付マントの男が数十人、ズラリと取り囲まれている。
「やれ」
黒い手袋をした顔の良い男が、短く言う。
マントの男達が一斉に、幌馬車を壊して、中の流民達を切り捨てていく。
どさりと馬車から放り出されたのは、あの、生きたいと泣いていた、年若い踊り子だった。
「大丈夫……っ?!」
マグダリーナは彼女に駆け寄ろうとしたが、強い力でレベッカと一緒にライアンに抱きしめられた。
「ダメだ、リーナ。あの人はもう……」
マグダリーナは気づかなかった。彼女が放り出された時には、既に胸から下が無かったことに。
黒手袋の男が近付いてきて、品定めするように、ライアンを見た。
「……パイパーにそっくりな、目尻の下がった目に、赤い髪……お前がパイパーの子か」
「……なんで殺したんだ……」
「あん?」
「俺たち意外、用はないって言ってたのに……」
「決まってるだろう、用がないから殺したんだ」
「…………」
ライアンは黙って男を睨み付けている。マグダリーナはライアンの、激しい心臓の鼓動を感じた。きっと今、マグダリーナとレベッカを守る為に、必死に何が出来るのか考えているのだろう。
黒手袋の手下が、壊した幌馬車から魔導具を取り出している。
「その魔導具を使うには、聖属性魔法の使い手が必要だ。そんな訳で、そっちの濃桃色の髪の子も連れて行く」
「お断りですわ!!! 私は絶対、ライアンお兄様と離れませんの!」
レベッカが叫んだ。
黒手袋の男は、肩を竦めてみせる。
「お嬢ちゃん、力があるものだけが、自分の道を選べる。それが世の中の仕組みで、女神エルフェーラの御心だ」
「「「違う!!」」」
男の言葉を、マグダリーナもレベッカもライアンも、鋭く否定した。
そして、ずっと聴きたかった声が、マグダリーナの耳に届く。
「そうね、エルフェーラ様はそんなこと思ってないわ。なんで十一番目の人はそんな教えを広めたのかしら……? あ、初めまして。そしてありがとう、私の大事な友達を外に出してくれて」
女神教に改宗して、リーン王国民になるというのは、余程難しいことなのだろうか……
まあ国としても、いきなり流民を受け入れることはないのは分かるが、多分一番ハードルが高いのが聖エルフェーラ教からの改宗のような気がする。
なんの縛りもなく、神も仏も己の都合で信じていた、前世日本の一般人だったマグダリーナには良くわからない感覚だが。
そう思うと、リーン王国の国民は思ったよりも早く女神教を受け入れているなと思う。あの奇跡の神殿の効果が大きいのは確かだが、きっとずっと以前から、他国よりも教国への不信感が強かったのだろう……
そしてライアンもあの夜から難しい顔をしている。踊り子に襲われたことよりも、血のつながりのある父親が、人とは呼べないような存在だと分かったからだ。
あの後、マグダリーナとレベッカは、ライアンの手を握って、生まれがどうでも、もうライアンの父親はダーモットで、ショウネシー家の子であることは絶対変わらない。そう強く言い聞かせたが、それでも気持ちの整理には時間がかかるのだろう。
(難しいな……)
人を理解するのも、人に寄り添い励ますのも難しい。ビジネスの場のように、スパッと答えを出しておしまいとは行かない……
「エステラに会いたい……」
マグダリーナは小さな声で呟いた。
こんなモヤモヤした気持ちのときは、あの明るくて優しい笑顔が見たい。
きっと助けに来てくれる筈……多分馬車の魔導具が、マグダリーナ達の位置情報を知られないようにもしているのだろう。あの魔導具を、なんとか壊すことはできないだろうか……
マグダリーナもぼんやり考えこんでいると、足元にぷるんとして冷やっとした何かが触れた。
「きゃっ」
慌てて座っていた場所からずれると、知らないスライムがそこに居た。
どうやら幌の破れた隙間から入り込んだようだ。
「やだー、スライムが入り込んでるじゃない!」
二十代前半くらいの踊り子が、横笛を掴んだ。
(あれでスライムを殴るつもりなんだ……!)
マグダリーナは咄嗟に、スライムを膝の上に乗せて抱えた。
初めましてのはずの野生のスライムは、マグダリーナの膝の上で大人しくしている。
横笛を持った踊り子は、呆れた顔でマグダリーナを見た。
「そんな弱いの庇ってどうすんのさ。すぐ死ぬんだよ」
「……だったら、わざわざ殺す必要もないでしょ」
マグダリーナの反論に、踊り子は肩を竦めて、横笛を元の場所に放り投げた。
「はぁ……、子供ってそうよね。馬車の揺れでそいつが死んでも、メソメソ泣かないでよ」
「ありがとう」
「……何言ってんの?」
本気で、何故お礼を言われたのか分からない顔をして、踊り子は仲間の輪に戻った。
「野生のスライム? ショウネシー領のスライムに比べて、大きいな……ギルギス国はダンジョンがあるから、魔獣も多いせいかな」
ライアンがスライムを、不思議そうに見る。
「きゃあ」
突然馬車が激しく揺れて、スライムは振動でマグダリーナの膝からぽよ~んと飛び出した。レベッカが慌てて受け止める。
「ありがとうレベッカ」
「どういたしましてですわ」
「何が起こってるんだ……?!」
そのまま激しく揺れ続けるのを、ライアンはマグダリーナとレベッカが怪我をしないよう、二人に覆い被さるようにして庇う。
流民の踊り子や楽士達も、仲間の馭者にどうした?! と慌てて声をかける。
「馬がやられた!」
「戝か?!」
男達の声がして、マグダリーナ達はエステラ達が助けに来てくれたのだと思った。
だが次の瞬間、外の男達の断末魔が聞こえて、別の危機がやってきたのだと悟った。
馭者台へ向かい、外を見た楽士の男の一人が、叫んだ。
「デナードの闇ギルドの奴らだ! 逃げろ!!」
「なんで闇ギルドが、アタイ達を襲うのよ?!」
「知らねぇ! そんなこと言ってる場合じゃねぇ! 死にたくなければ、とにかく逃げろ!!」
だが楽士が外に出た瞬間、末期の叫びが響きわたる。
◇◇◇
「オイ!! 聞こえるか、流民ども」
幌馬車の外から、男の声が聞こえてくる。
「オリガ婆ぁの孫をうちの競売に出そうってんだろ? 商品を迎えに来てやったぜ!」
流民達の視線が、マグダリーナに集まった。
「『商品』を渡せば、いいの?」
年長の踊り子が、確認する。
「ああ、パイパーはいるか? 『商品』と一緒に連れて帰る」
「…………パイパーは居ないわ」
「なんだと?」
「仕方なかったんだ! あいつは子供達を連れて来るのに抵抗した……っ」
パイパーを刺した楽士が、慌てて言い訳する。
「そうか……でもその子供達は、そこに居るんだろう? 全員寄越せ。他には用はない」
マグダリーナとレベッカ、ライアンの三人は、幌馬車の外に出された。知らないスライムを抱えたまま。
血溜まりと転がる死体に気づき、レベッカがマグダリーナの腕にしがみつく。
ならず者と言うには上等な服を来た、黒い手袋の男が一人、黒いフード付マントの男が数十人、ズラリと取り囲まれている。
「やれ」
黒い手袋をした顔の良い男が、短く言う。
マントの男達が一斉に、幌馬車を壊して、中の流民達を切り捨てていく。
どさりと馬車から放り出されたのは、あの、生きたいと泣いていた、年若い踊り子だった。
「大丈夫……っ?!」
マグダリーナは彼女に駆け寄ろうとしたが、強い力でレベッカと一緒にライアンに抱きしめられた。
「ダメだ、リーナ。あの人はもう……」
マグダリーナは気づかなかった。彼女が放り出された時には、既に胸から下が無かったことに。
黒手袋の男が近付いてきて、品定めするように、ライアンを見た。
「……パイパーにそっくりな、目尻の下がった目に、赤い髪……お前がパイパーの子か」
「……なんで殺したんだ……」
「あん?」
「俺たち意外、用はないって言ってたのに……」
「決まってるだろう、用がないから殺したんだ」
「…………」
ライアンは黙って男を睨み付けている。マグダリーナはライアンの、激しい心臓の鼓動を感じた。きっと今、マグダリーナとレベッカを守る為に、必死に何が出来るのか考えているのだろう。
黒手袋の手下が、壊した幌馬車から魔導具を取り出している。
「その魔導具を使うには、聖属性魔法の使い手が必要だ。そんな訳で、そっちの濃桃色の髪の子も連れて行く」
「お断りですわ!!! 私は絶対、ライアンお兄様と離れませんの!」
レベッカが叫んだ。
黒手袋の男は、肩を竦めてみせる。
「お嬢ちゃん、力があるものだけが、自分の道を選べる。それが世の中の仕組みで、女神エルフェーラの御心だ」
「「「違う!!」」」
男の言葉を、マグダリーナもレベッカもライアンも、鋭く否定した。
そして、ずっと聴きたかった声が、マグダリーナの耳に届く。
「そうね、エルフェーラ様はそんなこと思ってないわ。なんで十一番目の人はそんな教えを広めたのかしら……? あ、初めまして。そしてありがとう、私の大事な友達を外に出してくれて」
109
あなたにおすすめの小説
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
異世界は流されるままに
椎井瑛弥
ファンタジー
貴族の三男として生まれたレイは、成人を迎えた当日に意識を失い、目が覚めてみると剣と魔法のファンタジーの世界に生まれ変わっていたことに気づきます。ベタです。
日本で堅実な人生を送っていた彼は、無理をせずに一歩ずつ着実に歩みを進むつもりでしたが、なぜか思ってもみなかった方向に進むことばかり。ベタです。
しっかりと自分を持っているにも関わらず、なぜか思うようにならないレイの冒険譚、ここに開幕。
これを書いている人は縦書き派ですので、縦書きで読むことを推奨します。
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる