クラス召喚に巻き込まれてしまいました…… ~隣のクラスがクラス召喚されたけど俺は別のクラスなのでお呼びじゃないみたいです~

はなとすず

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会議

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「討伐に参加するなら明日の勇者達との会議にも参加しろよ。」

「ゆ、勇者達とも会議があるんですか!?」

エレンさんが驚いたように声をあげた。

……つまり北条さんと会うってことか…………俺、初対面の演技出来るかねえ……?

「当たり前だろ。勇者達が主体になって討伐するんだぞ?」

「うぅ~……緊張でお腹が……」

「そんなことはどうでもいいですわ。旦那さまはどんな作戦がいいと思いますか?」

どうでもいいと言われたエレンさんの落ち込む顔を見つつ、俺はアイシャさんの質問について考える。

「……今の段階ではなんとも言えません。勇者達の戦闘スタイルも分かりませんし、冒険者の数が確定してませんので。」

「よし。じゃあ、勇者達の資料と冒険者は……ザックリだが、剣士が30、魔法使いが40、回復が10未満…って感じだな。」

……少ないな……

それが俺が1組の資料と冒険者の数を聞いて、真っ先に感じたことだ。古代竜は討伐の危険度が高く、討伐がかなり難しい……なのに人数からして全く足りない。

「……ギルアスさん、過去に古代竜を討伐した記録ってありますか?」

「お前ならそう言うと思って準備してるぞ。」

ギルアスさんから資料をもらい、内容を確認する。

ザックリと要約するなら、『勇者達は世界中の実力者達、総勢236名と共に多少の犠牲はあったものの前代未聞である古代竜討伐を成し遂げた。』ということらしい。

で、今の状況がハッキリ言って実力があるかどうかも分からない冒険者約80人と大して戦闘経験もない勇者が約40人だ。総勢約120人になるな。

………………いや…今回の古代竜の討伐…無理ゲーじゃね?

「…………ギルアスさん、冒険者達のランクはどれくらいですか?」

「参加するほとんどがC~Bランクだ。ベテランではあるが一流ではないな。まあ、Fランクのくせに技術で言うならA~Sランクにもうすぐで到達しそうなヤツもいることだしな。なんとかなるだろ。」

「さすが旦那さまですわ!もうそこまで実力をつけておられるなんて!」

いや、なんでそうなる!?

「えっ!?ヒビキのことなんですか!?」

「そりゃそうだろ。こんなにリスクがあるのにFランクの新人が参加するわけないだろ?」

「いや……流石に言い過ぎだと思うんですが……」

絶対に言い過ぎだろ……ちょっと前まで日本に住んでて戦いとは無縁の生活送ってたわけだし……

「ヒビキ、お前は戦闘において大切なことって知ってるか?」

大切なこと、なぁ……

「……まずは戦闘技術とそれに関わる知識。あとは冷静な判断力と洞察力は必要です。パーティーがいるならパーティーメンバーの実力や得意分野、性格や癖なんかも把握しておいた方がいいと思います。」

「え?性格とか癖も?」

エレンさんがわけが分からないといった感じで首を傾げた。

「はい。言い方は悪いかも知れませんが……例えば、めんどくさがりだとします。指示に従わないことがあったりすればやる気にさせる要素を知っていれば動いてくれるかも知れませんから。緊急時に最善を尽くさなければ命に関わりますからね。」

「なるほど~?」

……イマイチ分かってないな、これ……

「百点満点だ。で、お前は冷静な判断力と洞察力に加えて人間観察もできる。技術も申し分ないし、後は実践を積むだけだ。」

人間観察って……なんかイメージ悪い……

「聞きましたね?お兄様?旦那さまは叔父様がお認めになるほどの実力者ですわ!文句はありませんね?」

「ぐぅっ…!クソッ…!」

いや……だから俺は文句あるって……

「……いいや、まだだ…ソイツをアイシャの婚約者にするのはッ……!」

いや…だから……ならないんですけど……

そんなことを思っているとコレラさんが着けていた手袋を投げつけた。これって確かラノベとかじゃ……

「決闘だ!俺はお前に決闘を申し込むッ!」

だよなぁ……ハァ……俺は一言も結婚するなんて言ってないのに……

でもまあ……よく祖父に言われてたことがある。それは……『売られた喧嘩は買え』と『一方的な要求も受けて立ち、真っ正直から叩き落とせ』だ。今回ばかりは俺も剣を向けられていい気はしてないから祖父の言葉に従うとしようか。

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