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人界編
初夏の雪④
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俺は、丸めた上着の上に汐をそっと置くと、少女に導かれるまま、大岩の前に立った。
大岩は化け物の蠢く穴の真下。
遠巻きに見ていたのとは比べ物にならないくらいの灼熱の空気と、内臓をぐぐっと押し潰されるような圧が襲ってくる。それだけでも息がしにくくて苦しいのに、時折押し寄せる高温の熱風は火傷しそうな程だ。
こんなところで、祝詞を唱え陽の気を注ぎながら、いつ来るともわからない柊士の到着まで、耐えることができるのだろうか。そんな気持ちが心を過る。
しかし、直ぐに頭を横に振って、その考えを振り払った。
出来るかできないか、じゃない。助かるためには、やるしかないんだ。
俺は、パンと手を打ち付ける。
それから、いつもと同じようにキラキラした陽の気を大岩に注ぎはじめた。
始めのうちは、何の変化も起こっていないかのように思えた。直接ではなく、岩に注ぐので本当に良いのだろうかと不安になるほどだ。
しかし、しばらくすると、大穴の左右にあった鈴の付いた棒が金色の光を帯び始め、両側のその棒から光が伝うように、間に渡された鎖を光らせていく。
更に、鎖の全てに光が行き渡ると、その光がどんどんと増していき、それとともに、次第に大穴に薄く白い透明の膜を張り始めた。
下から徐々に迫り上がっていく膜に、穴の向こうにいる化け物の動きが激しくなる。
まだ膜の張っていない場所から化け物の炎がこちら側に向けて吹き出し、激しく揺れる炎の中心部から、黒く巨大な何かが伸びてくる。
それが、白の膜の上部を掴むと、
「グゥガガアァァァ!!!」
という地響き伴う轟音が空間いっぱいに響き渡った。
思わず、祝詞を唱える声が止まり、耳を塞ぐ。周囲の空気が、また一段重たくなる。
更に、膜を掴むその黒く巨大な何かから、まるでドロっとしたマグマのようなものが膜を伝って垂れ出し、ジュッと音を立てて地面に落ちてこびり付くように固まった。
……あんなものが、こちらに来ようとしているのか。
そう思うと、体が恐怖で強張る。
そうしている間にも、化け物はもう一本黒い何かを中心部から伸ばして、同じように白い膜を掴んだ。
化け物から垂れ出るマグマの様なものに白い膜がだんだんと侵食され始める。
その悍ましい光景に見入っていると、
「呆けて手を抜くと、直ぐに破壊されるぞ」
という、少女の抑揚のない声が聞こえた。
瞬間、マグマに接してた部分から、白い膜にピキピキっとヒビが入り始める。
「封印されるのに気づいて、抵抗を始めたのだ。どんどん注がねば、突破される」
少女の声にハッとして、再び俺は陽の気を注ぎ始めた。
気を注ぎ、白い膜が張っていく側から黒いマグマに侵食されていく。陽の気を注ぐことでヒビを修復できても、別のところからヒビが入る。その繰り返しだ。正直きりがない。
ただ、先を思うと気が遠くなるような状況ではあるものの、幸いにもヒビは入っても今のところ破壊されている訳では無い。邪魔をされて最初の頃の勢いがないだけで、本当に僅かずつではあるが上部に向かって上がっていってはいる……と思う。
というか、そう思わないと、気力が持たない。
どれくらいの時間が経過したのだろう。柊士はまだだろうか。そんな思いばかりが湧き上がる。
次第に疲労感が積み重なり、立っているのもしんどくなってくる。重苦しくのしかかる陰の気も、
身を焦がすような熱風も、時折化け物から発せられるイライラしたような轟音も、ぐんぐん奪われる気の力も、削り取れていく体力も、ただ一人で戦っているような孤独感も。その全てに、心が折れそうになり、足が震える。
ついに立っていられなくなり、その場に膝をつく。それでも陽の気を止めることは許されない。
俺の力が尽きれば、汐も俺も埋めると言われたのだ。柊士が来るまで、どんなにキツくても耐え忍ばなければ……
そうやって一心不乱に気を注いでいるうちに、化け物を覆い隠す白い膜が、天井付近に徐々に迫ってきた。ヒビ割れも殆ど起きなくなり、暑いは暑いが、浴びせかけられていた高温の熱風も吹き付けなくなる。
そうしてようやく、白い膜を掴んでいた化け物の黒いなにかをそのまま挟み込むように、ピタリと白い膜が天井についたのだった。
それと同時に、向こうとこちらで遮断された黒い何かがドロっとした液体状に崩れ、ボタボタボタ! と音を立てて地面に落ちる。更に、地面に冷やされたのか、一気に黒い岩石のような固まりに変わった。
周囲に怒り狂った化け物の声が響く。しかし、大音量ではあるものの、地が震えるようなことはなかった。
恐らく、結界を張ることに成功したのだろう。
そう思い、俺はホッと息を吐き出し、祝詞を止める。
しかし直ぐに、
「やめるな!」
という、少女の鋭い声が飛んだ。
「まだ、第1段階が完了したにすぎぬ。このままやめれば、再び全てが崩れ、元の状態に逆戻りだぞ」
俺はそれに目を見開く。
これ程苦労して塞いだのに、まだ不完全。しかも、崩される可能性があるなんて。
先の見えない現実と押し寄せる徒労感に泣きそうになる。
「早く気を注げ!」
と急かす少女に促され、俺は再びパンと手を打ち付けた。
再開すると、白く薄い結界はその濃さを更に増していっているように見えた。
きっと、結界が強固になっていっているのだろう。
一方で、こちらの状況はあまり良くない。次第に、掌から出てくる白い光の量が減っていく。時折グラっと視界が揺れ、ギュッと目を閉じて立て直す事も増えてきた。
だんだん、自力で体を支えるのも辛くなってきて、俺は気を注いでいる岩そのものに全体重を預けた。
ペタリと岩に触りながら、直接気を注いでいく。僅かに手そのものが光っているので、注ぐのを止めたわけではないと見て取れるからか、少女は何も言わない。
俺は、岩に寄りかかりながら、呟くように祝詞を唱え続けた。もう、声を出すのも辛い。
時々目の前が真っ暗になり、気が遠くなる。
ハッと目を開け、その度に注いでいる気が止まっていないことにホッとする。
……ただ、もう、限界かも……
朦朧とする意識の中、心の奥で、
――― ごめん、汐。
と呟く。
そうして意識を手放そうとした瞬間、ぐいっと体を起こされるような感覚がした。それとともに、
「奏太!!」
と大声で呼びかけられる。
俺は、重たく閉じた瞼を何とか持ち上げる。
そこには俺を心配そうに覗き込む柊士の姿があった。
「……柊ちゃん……良かった……」
何とかそう言うと、眉根を寄せた柊士から、
「バカが。無茶するなって言っただろ」
という声が落ちてくる。
それから、柊士はふっと顔を上げた。
「一体何がどうなってる?」
厳しく見据える先には、あの少女が居たのだろう。
「其奴は、汝らが来るまでの間、奴が出てこないように岩に気の力を注いでおったのだ。放置していれば、今頃奴はこちらの世に出てきていただろう。当の其奴は、四半刻そうやって気を注いでおった故、そろそろ気が枯渇していてもおかしくはないがな」
淡々とした少女の声に、柊士が表情を歪めてギリッと奥歯を鳴らしたのがわかった。
「……三十分、陽の気を注ぎ続けてたのか」
そう呟くように言うと、俺を抱える手に少しだけ力が入る。
それから、睨みつけるように化け物と大岩を見上げた。
「……これに気を注げばいいんだな」
「ああ。」
少女の返事を聞くと、柊士は声を上げる。
「淕、奏太を! 柾《まさき》、晦、朔! やるぞ!」
「はっ!!」
柊士の号令と共に、俺は淕にグイッと抱えられ、穴から離される。それとともに、淕の向こう側からパンと手を合わせる音が聞こえた。
「あとは柊士様が何とかしてくださいます。今はゆっくり御休みを」
淕のその声に、俺はスウッと吸い込まれるように眠りについた。
大岩は化け物の蠢く穴の真下。
遠巻きに見ていたのとは比べ物にならないくらいの灼熱の空気と、内臓をぐぐっと押し潰されるような圧が襲ってくる。それだけでも息がしにくくて苦しいのに、時折押し寄せる高温の熱風は火傷しそうな程だ。
こんなところで、祝詞を唱え陽の気を注ぎながら、いつ来るともわからない柊士の到着まで、耐えることができるのだろうか。そんな気持ちが心を過る。
しかし、直ぐに頭を横に振って、その考えを振り払った。
出来るかできないか、じゃない。助かるためには、やるしかないんだ。
俺は、パンと手を打ち付ける。
それから、いつもと同じようにキラキラした陽の気を大岩に注ぎはじめた。
始めのうちは、何の変化も起こっていないかのように思えた。直接ではなく、岩に注ぐので本当に良いのだろうかと不安になるほどだ。
しかし、しばらくすると、大穴の左右にあった鈴の付いた棒が金色の光を帯び始め、両側のその棒から光が伝うように、間に渡された鎖を光らせていく。
更に、鎖の全てに光が行き渡ると、その光がどんどんと増していき、それとともに、次第に大穴に薄く白い透明の膜を張り始めた。
下から徐々に迫り上がっていく膜に、穴の向こうにいる化け物の動きが激しくなる。
まだ膜の張っていない場所から化け物の炎がこちら側に向けて吹き出し、激しく揺れる炎の中心部から、黒く巨大な何かが伸びてくる。
それが、白の膜の上部を掴むと、
「グゥガガアァァァ!!!」
という地響き伴う轟音が空間いっぱいに響き渡った。
思わず、祝詞を唱える声が止まり、耳を塞ぐ。周囲の空気が、また一段重たくなる。
更に、膜を掴むその黒く巨大な何かから、まるでドロっとしたマグマのようなものが膜を伝って垂れ出し、ジュッと音を立てて地面に落ちてこびり付くように固まった。
……あんなものが、こちらに来ようとしているのか。
そう思うと、体が恐怖で強張る。
そうしている間にも、化け物はもう一本黒い何かを中心部から伸ばして、同じように白い膜を掴んだ。
化け物から垂れ出るマグマの様なものに白い膜がだんだんと侵食され始める。
その悍ましい光景に見入っていると、
「呆けて手を抜くと、直ぐに破壊されるぞ」
という、少女の抑揚のない声が聞こえた。
瞬間、マグマに接してた部分から、白い膜にピキピキっとヒビが入り始める。
「封印されるのに気づいて、抵抗を始めたのだ。どんどん注がねば、突破される」
少女の声にハッとして、再び俺は陽の気を注ぎ始めた。
気を注ぎ、白い膜が張っていく側から黒いマグマに侵食されていく。陽の気を注ぐことでヒビを修復できても、別のところからヒビが入る。その繰り返しだ。正直きりがない。
ただ、先を思うと気が遠くなるような状況ではあるものの、幸いにもヒビは入っても今のところ破壊されている訳では無い。邪魔をされて最初の頃の勢いがないだけで、本当に僅かずつではあるが上部に向かって上がっていってはいる……と思う。
というか、そう思わないと、気力が持たない。
どれくらいの時間が経過したのだろう。柊士はまだだろうか。そんな思いばかりが湧き上がる。
次第に疲労感が積み重なり、立っているのもしんどくなってくる。重苦しくのしかかる陰の気も、
身を焦がすような熱風も、時折化け物から発せられるイライラしたような轟音も、ぐんぐん奪われる気の力も、削り取れていく体力も、ただ一人で戦っているような孤独感も。その全てに、心が折れそうになり、足が震える。
ついに立っていられなくなり、その場に膝をつく。それでも陽の気を止めることは許されない。
俺の力が尽きれば、汐も俺も埋めると言われたのだ。柊士が来るまで、どんなにキツくても耐え忍ばなければ……
そうやって一心不乱に気を注いでいるうちに、化け物を覆い隠す白い膜が、天井付近に徐々に迫ってきた。ヒビ割れも殆ど起きなくなり、暑いは暑いが、浴びせかけられていた高温の熱風も吹き付けなくなる。
そうしてようやく、白い膜を掴んでいた化け物の黒いなにかをそのまま挟み込むように、ピタリと白い膜が天井についたのだった。
それと同時に、向こうとこちらで遮断された黒い何かがドロっとした液体状に崩れ、ボタボタボタ! と音を立てて地面に落ちる。更に、地面に冷やされたのか、一気に黒い岩石のような固まりに変わった。
周囲に怒り狂った化け物の声が響く。しかし、大音量ではあるものの、地が震えるようなことはなかった。
恐らく、結界を張ることに成功したのだろう。
そう思い、俺はホッと息を吐き出し、祝詞を止める。
しかし直ぐに、
「やめるな!」
という、少女の鋭い声が飛んだ。
「まだ、第1段階が完了したにすぎぬ。このままやめれば、再び全てが崩れ、元の状態に逆戻りだぞ」
俺はそれに目を見開く。
これ程苦労して塞いだのに、まだ不完全。しかも、崩される可能性があるなんて。
先の見えない現実と押し寄せる徒労感に泣きそうになる。
「早く気を注げ!」
と急かす少女に促され、俺は再びパンと手を打ち付けた。
再開すると、白く薄い結界はその濃さを更に増していっているように見えた。
きっと、結界が強固になっていっているのだろう。
一方で、こちらの状況はあまり良くない。次第に、掌から出てくる白い光の量が減っていく。時折グラっと視界が揺れ、ギュッと目を閉じて立て直す事も増えてきた。
だんだん、自力で体を支えるのも辛くなってきて、俺は気を注いでいる岩そのものに全体重を預けた。
ペタリと岩に触りながら、直接気を注いでいく。僅かに手そのものが光っているので、注ぐのを止めたわけではないと見て取れるからか、少女は何も言わない。
俺は、岩に寄りかかりながら、呟くように祝詞を唱え続けた。もう、声を出すのも辛い。
時々目の前が真っ暗になり、気が遠くなる。
ハッと目を開け、その度に注いでいる気が止まっていないことにホッとする。
……ただ、もう、限界かも……
朦朧とする意識の中、心の奥で、
――― ごめん、汐。
と呟く。
そうして意識を手放そうとした瞬間、ぐいっと体を起こされるような感覚がした。それとともに、
「奏太!!」
と大声で呼びかけられる。
俺は、重たく閉じた瞼を何とか持ち上げる。
そこには俺を心配そうに覗き込む柊士の姿があった。
「……柊ちゃん……良かった……」
何とかそう言うと、眉根を寄せた柊士から、
「バカが。無茶するなって言っただろ」
という声が落ちてくる。
それから、柊士はふっと顔を上げた。
「一体何がどうなってる?」
厳しく見据える先には、あの少女が居たのだろう。
「其奴は、汝らが来るまでの間、奴が出てこないように岩に気の力を注いでおったのだ。放置していれば、今頃奴はこちらの世に出てきていただろう。当の其奴は、四半刻そうやって気を注いでおった故、そろそろ気が枯渇していてもおかしくはないがな」
淡々とした少女の声に、柊士が表情を歪めてギリッと奥歯を鳴らしたのがわかった。
「……三十分、陽の気を注ぎ続けてたのか」
そう呟くように言うと、俺を抱える手に少しだけ力が入る。
それから、睨みつけるように化け物と大岩を見上げた。
「……これに気を注げばいいんだな」
「ああ。」
少女の返事を聞くと、柊士は声を上げる。
「淕、奏太を! 柾《まさき》、晦、朔! やるぞ!」
「はっ!!」
柊士の号令と共に、俺は淕にグイッと抱えられ、穴から離される。それとともに、淕の向こう側からパンと手を合わせる音が聞こえた。
「あとは柊士様が何とかしてくださいます。今はゆっくり御休みを」
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