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人界編
閑話 ―side.湊:唯一の居場所③―
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山頂を通り過ぎた反対側、ポツポツと離れて民家が数件見える谷間に、それはあった。
山向こうのような人の騒ぎはないが、妖達が上空で警戒し、あちこちで複数名が集団で何かに向かっている。
その中心部は不自然に円形の空間ができ、驚く程の鬼灯が生い茂って中央の禍々しい黒い渦を囲っていた。黒い渦の中央にはパックリと口があき、荒れた砂の大地がハッキリ見える。
鬼灯の内側には、次から次へと小鬼が入り込んでいて、それを食い止める者たちと乱戦になっている。
その更に奥、黒い渦の向こう側の砂の大地で、結様を地面に踏みつけた鬼と、誠悟様の護衛役である亘が対峙していた。
渦の此方側では、誠悟様が悔しそうに唇を噛み、陽の気を放つ体勢まま固まっている。
「椢《くぬぎ》、下へ! 湊は周囲の結界の補助にまわって!」
優梛様が仰る通り、鬼灯に囲われた場所は鬼がこれ以上外に出ないように陰の気の結界が薄く張られていている。維持しているのは二人。結界を突破しようとする小鬼相手に、これ程広範囲の結界を維持するのは二人では厳しいだろう。
結界の手前に椢が降りると、優梛様は迷わず結界を張る武官に自分を中に入れさせた。
私は優梛様の言いつけ通り、周囲を囲う結界の補助につく。力を注ぐと、一段結界の色が濃くなっていった。
「助かります、湊様」
私が結界に力を注ぎはじめると、結界を張っていた私よりも更に若い武官はほんの少しだけホッとしたように表情を緩めた。
「誠悟! 一体どうなってるの!?」
「陽の気を注ごうとしたところで、結があっちに連れ込まれて盾にされた。この穴を塞がせない為に。柊士は?」
「保護して淕に送り届けさせたわ」
駆け寄った優梛様に、誠悟様が答える。周囲の状況への対応に精一杯で亘の援護にまわれる者が居なかったのだろう。
「椢、加勢に行って」
「しかし、優梛様の護衛が……」
「結ちゃんを助けられなければ、結界を閉じられないでしょう! 急いで!」
椢は迷う素振りを見せながらも、綻びの向こう側へ入り込む。
二対一になると、亘は、先ほど私が結界の補助についた時の武官のように少しだけホッとしたような表情をした。結様を質に取られ、思うように動けなかったのだろう。
椢が飛び上がり相手を引き付け、その隙に亘が結様を傷つけぬ様に注意しながら鬼に攻撃を加える。このままいけば、問題なく結様をお救いしたうえで、さっさと結界の綻びを閉じることができるだろう、そう思った時だった。
突然、周囲に地を鳴らすような轟音が響いた。
椢と亘が対峙していた鬼を、その身長と同じくらいある巨大な手の平が薙ぎ払い、亘が咄嗟に結様を抱え上げたところまで見えた。
しかし、直ぐに穴の向こうは、その巨大な手がこちらへ突っ込まれ、ギョロリとした目元だけが穴の向こうから覗いた事で見えなくなった。
巨大な腕は巣穴の中の獲物を捕らえるかのようにこちら側へ伸ばされ、それとともに、小鬼やそれと戦う武官の体をまとめて周囲に張った陰の気の結界に叩きつける。
危ない! そう思った時には遅かった。その手の平に優梛様が思い切り当たる。そのまま吹き飛ばされるかと思いきや、巨大な手はそのままグッと優梛様を掴んだままギュッとっと拳を握った。
嫌な音がしたような気がした。声にならない悲鳴が響く。
それは、本当に一瞬の出来事だった。
「姉貴っ!!」
そう叫ぶ誠悟様の声が、どこか遠くに聞こえた。
目の前で起こった事が信じられなくて、その場から動くことさえできなかった。
巨大な両の瞳はニタリと細められ、手は優梛様を掴んだまま、向こう側に引き抜かれていく。その一瞬、もう片方の手に、椢が掴まれているのが見えた気がした。
背筋がザワッとして、全てが奪われていく感覚に私は思わず駆け出す。しかし、駆け出した私の腕は誰かに捕まれて制止された。
隙をついたのか、亘が結様を抱いてこちらに戻る。しかし、優梛様と椢はあちらにいるままだ。
私は何者かの手を振り払う事ができないまま、喚き、優梛様の名を叫んだ。
すぐにでも助けに行かなければ、御命が危険かもしれない。それなのに、何故か誰もあちらに行かない。邪魔者に捕まれて、自分も動けない。
「亘!! 優梛様と椢を!!」
穴の前にいた亘に、無我夢中でそう叫ぶ。しかし、亘は私の言葉に目を伏せ、小さく首を横に振った。
否定された意味がわからず、私は怒りに目を見開く。
「行けよ! 助けに向こうに行け! お前はまだ動けるだろ! 優梛様を連れ戻せよ!!!」
それなのに、亘は大事そうに結様を抱いたまま、そこから動く気配は一切ない。
「あの方をお救いすることは、もう、私にはできません」
その拒絶の言葉が、絶望と共に響いた。
優梛様はその小娘を救うためにここに来たのに……!
椢はお前とその小娘を救うために、優梛様の護衛を離れてあっちに入ったのに……!
グッと奥歯を噛み、私は自分を掴む者の手をもう一度振り払おうと見る。
先ほどまで隣で結界を張っていた若い武官が、必死に私を止めていた。
他に誰か居ないのか、そう思い周囲を見回しても、すぐに動けそうな者は居ない。
動けるのは、優梛様の判断と椢に助けられたはずの亘だけだ。それなのに、今にも優梛様の命が失われるかもしれないのに、手が空いているはずの里の強者は動こうとしない。
一体どうすれば……そう思った時に、誠悟様の方から、パンと手を打ち付ける音が聞こえてきた。
結界の綻びを塞ぐ時に行う動作は、優梛様で見慣れていた。背筋に氷が滑り落ちたような心地がした。
「誠悟様! 何を……!」
「閉じるんだよ! これ以上、鬼の被害を出さないために!」
私の問に、低く怒鳴るような声が返ってくる。でも、そんな事を許せば、優梛様は二度とこちら側に帰ってくることができなくなる。
「優梛様はどうなるのです!? 御自分の御息女を救う為に綻びを開けていたのは貴方様ではありませんか! 姉上を見捨てるおつもりですか!?」
「ならお前、救えんのか!? あんな状態であれに喰われかけてる姉貴を!!」
「しかし、優梛様は御息女をお救いになるためにあのような事になったのですよ!?」
私が言い募ると、誠悟様はギリと奥歯を噛む。思いとどまってくださったか、そう思った一瞬の後、耳に届いたのは全ての希望を打ち砕く声だった。
「亘、そいつを黙らせろ! 絶対に邪魔させるな!」
誠悟がそう命じると、亘は結を庇ったまま、誠悟と私の間に立つ。
誠悟の姿が見えなくなると、低く神代の言葉を紡ぐ声と、キラキラとした光の粒が、黒の渦に向かい始めた。
「やめろ!! 優梛様!!!」
そう叫ぶ声が、虚しく響く。
閉じゆく穴の向こう、青白い肌に瞳の光を無くした優梛様の御顔が見えた気がした。
その後、まるで優梛様を失った事が嘘のようにその場の収拾がつけられ、結は宿舎に戻された。鬼の捜索指示を誠悟が出し、武官は宿舎の警護と付近の警戒に分けられて一晩かけて動き続けた。
優梛様の葬儀は二度行われた。里でのものと、人としてのもの。後者は突然の事故として扱われ、ごく小規模に行われたらしい。
次期当主選びは難航した。本来、優梛様の跡に就くべき誠悟が固辞したことが要因だ。
結局、今まで優梛様の当主仕事の手伝いを御本家でしていた御夫君が当主代理の地位に就き、次代が育つまでの中継ぎとなった。
優梛様が亡くなったことで、私の立場は逆戻りした。また、父の小間使い、兄の奴隷に戻ったのだ。
優梛様の元で働いた幸せな時間はまるで夢のような短いもので、それを知っているからこそ、惨めで辛い日々に耐えるのがとにかく苦痛だった。
そして、苦痛に晒されるたびにあの日のことが蘇り、優梛様を失った悲しみと、自分の居場所を失った虚しさとともに、亘と誠悟への恨みと憎しみが、日を重ねるごとに積み上がっていった。
もはや、自分自身でも止められぬ程に。
山向こうのような人の騒ぎはないが、妖達が上空で警戒し、あちこちで複数名が集団で何かに向かっている。
その中心部は不自然に円形の空間ができ、驚く程の鬼灯が生い茂って中央の禍々しい黒い渦を囲っていた。黒い渦の中央にはパックリと口があき、荒れた砂の大地がハッキリ見える。
鬼灯の内側には、次から次へと小鬼が入り込んでいて、それを食い止める者たちと乱戦になっている。
その更に奥、黒い渦の向こう側の砂の大地で、結様を地面に踏みつけた鬼と、誠悟様の護衛役である亘が対峙していた。
渦の此方側では、誠悟様が悔しそうに唇を噛み、陽の気を放つ体勢まま固まっている。
「椢《くぬぎ》、下へ! 湊は周囲の結界の補助にまわって!」
優梛様が仰る通り、鬼灯に囲われた場所は鬼がこれ以上外に出ないように陰の気の結界が薄く張られていている。維持しているのは二人。結界を突破しようとする小鬼相手に、これ程広範囲の結界を維持するのは二人では厳しいだろう。
結界の手前に椢が降りると、優梛様は迷わず結界を張る武官に自分を中に入れさせた。
私は優梛様の言いつけ通り、周囲を囲う結界の補助につく。力を注ぐと、一段結界の色が濃くなっていった。
「助かります、湊様」
私が結界に力を注ぎはじめると、結界を張っていた私よりも更に若い武官はほんの少しだけホッとしたように表情を緩めた。
「誠悟! 一体どうなってるの!?」
「陽の気を注ごうとしたところで、結があっちに連れ込まれて盾にされた。この穴を塞がせない為に。柊士は?」
「保護して淕に送り届けさせたわ」
駆け寄った優梛様に、誠悟様が答える。周囲の状況への対応に精一杯で亘の援護にまわれる者が居なかったのだろう。
「椢、加勢に行って」
「しかし、優梛様の護衛が……」
「結ちゃんを助けられなければ、結界を閉じられないでしょう! 急いで!」
椢は迷う素振りを見せながらも、綻びの向こう側へ入り込む。
二対一になると、亘は、先ほど私が結界の補助についた時の武官のように少しだけホッとしたような表情をした。結様を質に取られ、思うように動けなかったのだろう。
椢が飛び上がり相手を引き付け、その隙に亘が結様を傷つけぬ様に注意しながら鬼に攻撃を加える。このままいけば、問題なく結様をお救いしたうえで、さっさと結界の綻びを閉じることができるだろう、そう思った時だった。
突然、周囲に地を鳴らすような轟音が響いた。
椢と亘が対峙していた鬼を、その身長と同じくらいある巨大な手の平が薙ぎ払い、亘が咄嗟に結様を抱え上げたところまで見えた。
しかし、直ぐに穴の向こうは、その巨大な手がこちらへ突っ込まれ、ギョロリとした目元だけが穴の向こうから覗いた事で見えなくなった。
巨大な腕は巣穴の中の獲物を捕らえるかのようにこちら側へ伸ばされ、それとともに、小鬼やそれと戦う武官の体をまとめて周囲に張った陰の気の結界に叩きつける。
危ない! そう思った時には遅かった。その手の平に優梛様が思い切り当たる。そのまま吹き飛ばされるかと思いきや、巨大な手はそのままグッと優梛様を掴んだままギュッとっと拳を握った。
嫌な音がしたような気がした。声にならない悲鳴が響く。
それは、本当に一瞬の出来事だった。
「姉貴っ!!」
そう叫ぶ誠悟様の声が、どこか遠くに聞こえた。
目の前で起こった事が信じられなくて、その場から動くことさえできなかった。
巨大な両の瞳はニタリと細められ、手は優梛様を掴んだまま、向こう側に引き抜かれていく。その一瞬、もう片方の手に、椢が掴まれているのが見えた気がした。
背筋がザワッとして、全てが奪われていく感覚に私は思わず駆け出す。しかし、駆け出した私の腕は誰かに捕まれて制止された。
隙をついたのか、亘が結様を抱いてこちらに戻る。しかし、優梛様と椢はあちらにいるままだ。
私は何者かの手を振り払う事ができないまま、喚き、優梛様の名を叫んだ。
すぐにでも助けに行かなければ、御命が危険かもしれない。それなのに、何故か誰もあちらに行かない。邪魔者に捕まれて、自分も動けない。
「亘!! 優梛様と椢を!!」
穴の前にいた亘に、無我夢中でそう叫ぶ。しかし、亘は私の言葉に目を伏せ、小さく首を横に振った。
否定された意味がわからず、私は怒りに目を見開く。
「行けよ! 助けに向こうに行け! お前はまだ動けるだろ! 優梛様を連れ戻せよ!!!」
それなのに、亘は大事そうに結様を抱いたまま、そこから動く気配は一切ない。
「あの方をお救いすることは、もう、私にはできません」
その拒絶の言葉が、絶望と共に響いた。
優梛様はその小娘を救うためにここに来たのに……!
椢はお前とその小娘を救うために、優梛様の護衛を離れてあっちに入ったのに……!
グッと奥歯を噛み、私は自分を掴む者の手をもう一度振り払おうと見る。
先ほどまで隣で結界を張っていた若い武官が、必死に私を止めていた。
他に誰か居ないのか、そう思い周囲を見回しても、すぐに動けそうな者は居ない。
動けるのは、優梛様の判断と椢に助けられたはずの亘だけだ。それなのに、今にも優梛様の命が失われるかもしれないのに、手が空いているはずの里の強者は動こうとしない。
一体どうすれば……そう思った時に、誠悟様の方から、パンと手を打ち付ける音が聞こえてきた。
結界の綻びを塞ぐ時に行う動作は、優梛様で見慣れていた。背筋に氷が滑り落ちたような心地がした。
「誠悟様! 何を……!」
「閉じるんだよ! これ以上、鬼の被害を出さないために!」
私の問に、低く怒鳴るような声が返ってくる。でも、そんな事を許せば、優梛様は二度とこちら側に帰ってくることができなくなる。
「優梛様はどうなるのです!? 御自分の御息女を救う為に綻びを開けていたのは貴方様ではありませんか! 姉上を見捨てるおつもりですか!?」
「ならお前、救えんのか!? あんな状態であれに喰われかけてる姉貴を!!」
「しかし、優梛様は御息女をお救いになるためにあのような事になったのですよ!?」
私が言い募ると、誠悟様はギリと奥歯を噛む。思いとどまってくださったか、そう思った一瞬の後、耳に届いたのは全ての希望を打ち砕く声だった。
「亘、そいつを黙らせろ! 絶対に邪魔させるな!」
誠悟がそう命じると、亘は結を庇ったまま、誠悟と私の間に立つ。
誠悟の姿が見えなくなると、低く神代の言葉を紡ぐ声と、キラキラとした光の粒が、黒の渦に向かい始めた。
「やめろ!! 優梛様!!!」
そう叫ぶ声が、虚しく響く。
閉じゆく穴の向こう、青白い肌に瞳の光を無くした優梛様の御顔が見えた気がした。
その後、まるで優梛様を失った事が嘘のようにその場の収拾がつけられ、結は宿舎に戻された。鬼の捜索指示を誠悟が出し、武官は宿舎の警護と付近の警戒に分けられて一晩かけて動き続けた。
優梛様の葬儀は二度行われた。里でのものと、人としてのもの。後者は突然の事故として扱われ、ごく小規模に行われたらしい。
次期当主選びは難航した。本来、優梛様の跡に就くべき誠悟が固辞したことが要因だ。
結局、今まで優梛様の当主仕事の手伝いを御本家でしていた御夫君が当主代理の地位に就き、次代が育つまでの中継ぎとなった。
優梛様が亡くなったことで、私の立場は逆戻りした。また、父の小間使い、兄の奴隷に戻ったのだ。
優梛様の元で働いた幸せな時間はまるで夢のような短いもので、それを知っているからこそ、惨めで辛い日々に耐えるのがとにかく苦痛だった。
そして、苦痛に晒されるたびにあの日のことが蘇り、優梛様を失った悲しみと、自分の居場所を失った虚しさとともに、亘と誠悟への恨みと憎しみが、日を重ねるごとに積み上がっていった。
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