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妖界編
監視の蛙③
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翌日、結局俺は何も聞かされないまま、すっかり体調の戻った聡とバッチリ連絡先を尾定に聞かれた潤也と共に家に帰された。
今度、本家で汐と亘に会ったら問い詰めてやろうと心に決めて帰路につく。
「もう大丈夫なのか? 聡。」
「ああ。この通り。」
聡が腕を上げると、手首に青痣のようなものが残るだけで、殆ど綺麗に治っている。
「出された薬を飲んでおけば、直ぐに良くなるだろうって。」
「凄いな。昨日、あの家に運び込んだ時には、本当に死んじゃうんじゃないかと心配してた位なのに。」
「潤也、尾定さんと連絡先交換してたろ。」
「ああ、今度薬草採集に連れて行ってくれるって。」
尾定は潤也を弟子に据えることにしたらしい。まあ、潤也本人がやる気ならいいけど。
隠し事をされているモヤモヤは残っていたが、聡が回復したことで、俺はすっかり忘れていた。
昨日、蛙を一匹取り逃がしていたことを。
翌朝、俺は階下から聞こえるけたたましい悲鳴に起こされることになった。
悲鳴のもとは、どうやら母のようだ。時計をみると朝5時。しかも今日は日曜だ。忌々しい思いで舌打ちをし、そのまま再び眠りにつこうとした。
しかし、安眠を妨げるように、今度はドタドタ階段を上ってくる音のあと、向かいの部屋のドアが乱暴に開く音がした。
「パパ!」
母の声だ。
「なんだよ。」
父はイライラしたように答える。
「まだ冬なのに勝手口から蛙が入ってきちゃったの! キッチンに!」
「出せばいいだろ」
「それが、スゴく大きいの! 牛蛙じゃないかと思うんだけど、私じゃ出せないから出してよ!」
父が重い腰を上げて階段を下っていくのを他所に、俺の心中は、蛙と聞いてから、妙にざわつきはじめる。
いやいや、気のせい気のせい。
昨日の蛙はせいぜい大きな雨蛙だ。牛蛙じゃない。
それに、今日は休みだ。時間なんか気にせず、ゆっくり寝られる日なんだ。寝なきゃもったいないんだから、変なこと考えないで寝たほうがいい。
俺はしばらくベッドの上で目を閉じて、余計な考えを頭の中から追い出し、何も考えずに眠りにつく努力をした。
しかし、直ぐに下から、
「なんだ、これ!」
という父の声が聞こえてきて、ああ、無理だ、と悟った。
「何でうちの周りにこんなに牛蛙がいる!?」
「出しても出しても入ってきちゃうじゃない!」
母の声だ。
さすがに、その二人の様子を無視できなくなって、窓から庭を覗くべく、ベッドから腰をあげる。
窓を開けると、湿った空気が体にまとわりついてくる。どんよりとした雲空だ。なんだか憂鬱な空模様にため息をつきながら庭を覗きこむ。
しかし、すぐにそんな憂鬱さは吹き飛ぶことになった。
覗きこんだ庭には、無数の牛蛙が揃って家の方を向いて取り囲んでいたのだ。
窓の真下では、父が、家に侵入しようとする数匹を、庭箒でなんとか撃退しようと格闘している。
俺は思わず、
「うわっ!」
と声をあげた。
すると、一匹がそれに気づいたようにこちらを見上げる。そして一度、「ヴォッ」と声をあげた。
すると、それにつられるように、蛙達が、一斉にこちらを見上げる。
あまりの気味の悪さに吐き気がする。
更に、蛙達は壁を伝って、二階に上って来ようとしはじめた。
俺は思わず後退りする。
瞬間、耳元で高い囁くような声が聞こえた。
「奏太様!」
みると、青いきれいな蝶が俺の周りで舞っている。
「汐?」
「亘もいます。昨日、蛙を一匹取り逃がしたと言っていたでしょう。念の為、様子を見ていたのです。」
忘れていたのは俺だけで、汐たちはきちんと警戒していてくれたらしい。
「奴らの狙いは貴方です。ここにいれば、いずれ奴らに捕らえられてしまうでしょう。ひとまず、逃げましょう。」
「逃げるってどこに?」
「ひとまず、裏山から陽の泉を使って妖界に。日が昇れば妖は手出し出来ませんから、お戻り頂いて大丈夫です。その間、我らも奴らの対処に当たります。」
俺が汐に一つ頷くと、汐は俺の部屋を突っ切って、奥の客間に飛んでいく。
「家の裏手はまだ手薄です。こちらから出ましょう。」
俺の家の裏には、ほとんど人の来ない古びた家が立っている。この家の1.5階位の高さの場所に位置していて庭が広く、客間の窓から見渡すことができる。部屋の窓から思い切り飛び出せば、庭に着地できるくらいの距離だ。
汐に言われて、恐る恐る部屋の窓から隣の家の庭を見渡すと、そこには確かに蛙は居ないようだった。
俺は、一階の父母と、それと格闘する蛙達に気づかれないよう玄関から靴を取ってくると、静かに部屋の窓を開けて勢いよく隣の家の庭に飛び出す。
しかし、すぐに真下から「ヴォッヴォッ」という声が聞こえてきた。
狭い裏庭にまで迫っていた蛙達の真上を飛び越える形になったため、着地の音で気づかれてしまったのだ。
蛙はすぐに、隣家の庭まで登って来ようと、石壁に寄ってきた。その様子に寒気がして、急いで隣家の庭を飛び出した。
「こちらです!」
汐は誘導するように、俺の前をヒラヒラと飛ぶ。
優雅そうに見えるが、結構なスピードだ。
山裾の獣道を、湿った草を踏み鳴らしながら、とにかく必死でそれを追いかけた。
しかし、蛙も簡単には撒かせてくれない。いったいどこから湧いて出てくるのかと思うほど現れては行く手を阻む。眼の前の奴らだけでもと陽の気を当てていったが、正直きりがない。
「ていうか、亘は!?」
「今は蛙共の相手をしています!」
亘に乗って行けば早いのに、と思ったが、亘は亘で取り込み中らしい。
走っても走っても追いかけてくる蛙に、いい加減にしてくれ、と思いながら、とにかく走り続けると、ようやく知っている山道に出た。
どうやら、本家の裏山への近道だったようだ。
此処から先はわかる。泉はすぐそこだ。
「私はお供できません。陽の山は安全でしょうが、お気をつけて!」
泉の手前まで来ると、汐はひらりと身を翻す。
俺はいつものように悠長に服を脱ぐ暇もなく、そのまま泉に飛び込んだ。
尾定について何度も妖界に行っていたおかげで、行き方はもう慣れたものだ。
最初に溺れかけた妖界側の底でも慌てることなく、水面を目指すことが出来る。
ぷはっと陽の泉の水面に浮き上がり岸にたどり着くと、そこでようやくホッと息を吐き出した。
しかし、そんな安堵も長くは続かなかった。
「久しぶりだな、奏太。」
聞き慣れない男の声が頭上から響いたからだ。
俺はビクっと肩を震わせ、勢いよく顔を上げる。
「……遼ちゃん……?」
遼ちゃんとはしばらく会っていなかった。
だから、声を聞いても顔を見ても、すぐには以前の印象と一致しなかった。
遼が高校生くらいの頃までは、時々見かけることがあったが、大学に入ると同時に東京に出たのだと聞いた。それは、結や柊士も同じだ。
あの頃から遼は線が細い印象はあった。ただ、あの頃見かけていた姿よりも、さらに窶れて顔色が悪く見える。
「……何で遼ちゃんがここに? ここがどこか分かってるの?」
「妖界だろ。ここにお前が逃げて来るのを待ってたんだよ。」
「……は?」
「妖から効率よく逃げるなら、陽の気が満ちる場所を使うだろう。」
……つまり、大量の蛙を使って、ここに誘導されたということだろうか。
そう思っていると、遼は不意に俺の方に手を伸ばし、俺の手首を掴む。
何事かと思っているうちに、鎖のついたブカブカの金属の輪を両手首に掛けられた。
「なに、これ……」
戸惑いながらそれを見ていると、不思議な事に、その金属の輪がギュッと縮まり、手首に隙間なくピタリと嵌る。
これではまるで、手錠を嵌められた囚人だ。
「なんだよ、これ。外してよ!」
しかし、遼は答える素振りもなく、俺の両手の間を繋ぐ鎖をグイと引っ張り、無理矢理口の中に何かを突っ込んだ。
苦味が口の中いっぱいに広がる。
すぐに吐き出そうとしたが、顎を掴まれて上を向かされて液体を流し込まれる。
口の中の何かを吐き出すこともできずに、もがいているうちに、それが喉を伝って落ちていくのがわかった。
……そこから先の記憶はない。
今度、本家で汐と亘に会ったら問い詰めてやろうと心に決めて帰路につく。
「もう大丈夫なのか? 聡。」
「ああ。この通り。」
聡が腕を上げると、手首に青痣のようなものが残るだけで、殆ど綺麗に治っている。
「出された薬を飲んでおけば、直ぐに良くなるだろうって。」
「凄いな。昨日、あの家に運び込んだ時には、本当に死んじゃうんじゃないかと心配してた位なのに。」
「潤也、尾定さんと連絡先交換してたろ。」
「ああ、今度薬草採集に連れて行ってくれるって。」
尾定は潤也を弟子に据えることにしたらしい。まあ、潤也本人がやる気ならいいけど。
隠し事をされているモヤモヤは残っていたが、聡が回復したことで、俺はすっかり忘れていた。
昨日、蛙を一匹取り逃がしていたことを。
翌朝、俺は階下から聞こえるけたたましい悲鳴に起こされることになった。
悲鳴のもとは、どうやら母のようだ。時計をみると朝5時。しかも今日は日曜だ。忌々しい思いで舌打ちをし、そのまま再び眠りにつこうとした。
しかし、安眠を妨げるように、今度はドタドタ階段を上ってくる音のあと、向かいの部屋のドアが乱暴に開く音がした。
「パパ!」
母の声だ。
「なんだよ。」
父はイライラしたように答える。
「まだ冬なのに勝手口から蛙が入ってきちゃったの! キッチンに!」
「出せばいいだろ」
「それが、スゴく大きいの! 牛蛙じゃないかと思うんだけど、私じゃ出せないから出してよ!」
父が重い腰を上げて階段を下っていくのを他所に、俺の心中は、蛙と聞いてから、妙にざわつきはじめる。
いやいや、気のせい気のせい。
昨日の蛙はせいぜい大きな雨蛙だ。牛蛙じゃない。
それに、今日は休みだ。時間なんか気にせず、ゆっくり寝られる日なんだ。寝なきゃもったいないんだから、変なこと考えないで寝たほうがいい。
俺はしばらくベッドの上で目を閉じて、余計な考えを頭の中から追い出し、何も考えずに眠りにつく努力をした。
しかし、直ぐに下から、
「なんだ、これ!」
という父の声が聞こえてきて、ああ、無理だ、と悟った。
「何でうちの周りにこんなに牛蛙がいる!?」
「出しても出しても入ってきちゃうじゃない!」
母の声だ。
さすがに、その二人の様子を無視できなくなって、窓から庭を覗くべく、ベッドから腰をあげる。
窓を開けると、湿った空気が体にまとわりついてくる。どんよりとした雲空だ。なんだか憂鬱な空模様にため息をつきながら庭を覗きこむ。
しかし、すぐにそんな憂鬱さは吹き飛ぶことになった。
覗きこんだ庭には、無数の牛蛙が揃って家の方を向いて取り囲んでいたのだ。
窓の真下では、父が、家に侵入しようとする数匹を、庭箒でなんとか撃退しようと格闘している。
俺は思わず、
「うわっ!」
と声をあげた。
すると、一匹がそれに気づいたようにこちらを見上げる。そして一度、「ヴォッ」と声をあげた。
すると、それにつられるように、蛙達が、一斉にこちらを見上げる。
あまりの気味の悪さに吐き気がする。
更に、蛙達は壁を伝って、二階に上って来ようとしはじめた。
俺は思わず後退りする。
瞬間、耳元で高い囁くような声が聞こえた。
「奏太様!」
みると、青いきれいな蝶が俺の周りで舞っている。
「汐?」
「亘もいます。昨日、蛙を一匹取り逃がしたと言っていたでしょう。念の為、様子を見ていたのです。」
忘れていたのは俺だけで、汐たちはきちんと警戒していてくれたらしい。
「奴らの狙いは貴方です。ここにいれば、いずれ奴らに捕らえられてしまうでしょう。ひとまず、逃げましょう。」
「逃げるってどこに?」
「ひとまず、裏山から陽の泉を使って妖界に。日が昇れば妖は手出し出来ませんから、お戻り頂いて大丈夫です。その間、我らも奴らの対処に当たります。」
俺が汐に一つ頷くと、汐は俺の部屋を突っ切って、奥の客間に飛んでいく。
「家の裏手はまだ手薄です。こちらから出ましょう。」
俺の家の裏には、ほとんど人の来ない古びた家が立っている。この家の1.5階位の高さの場所に位置していて庭が広く、客間の窓から見渡すことができる。部屋の窓から思い切り飛び出せば、庭に着地できるくらいの距離だ。
汐に言われて、恐る恐る部屋の窓から隣の家の庭を見渡すと、そこには確かに蛙は居ないようだった。
俺は、一階の父母と、それと格闘する蛙達に気づかれないよう玄関から靴を取ってくると、静かに部屋の窓を開けて勢いよく隣の家の庭に飛び出す。
しかし、すぐに真下から「ヴォッヴォッ」という声が聞こえてきた。
狭い裏庭にまで迫っていた蛙達の真上を飛び越える形になったため、着地の音で気づかれてしまったのだ。
蛙はすぐに、隣家の庭まで登って来ようと、石壁に寄ってきた。その様子に寒気がして、急いで隣家の庭を飛び出した。
「こちらです!」
汐は誘導するように、俺の前をヒラヒラと飛ぶ。
優雅そうに見えるが、結構なスピードだ。
山裾の獣道を、湿った草を踏み鳴らしながら、とにかく必死でそれを追いかけた。
しかし、蛙も簡単には撒かせてくれない。いったいどこから湧いて出てくるのかと思うほど現れては行く手を阻む。眼の前の奴らだけでもと陽の気を当てていったが、正直きりがない。
「ていうか、亘は!?」
「今は蛙共の相手をしています!」
亘に乗って行けば早いのに、と思ったが、亘は亘で取り込み中らしい。
走っても走っても追いかけてくる蛙に、いい加減にしてくれ、と思いながら、とにかく走り続けると、ようやく知っている山道に出た。
どうやら、本家の裏山への近道だったようだ。
此処から先はわかる。泉はすぐそこだ。
「私はお供できません。陽の山は安全でしょうが、お気をつけて!」
泉の手前まで来ると、汐はひらりと身を翻す。
俺はいつものように悠長に服を脱ぐ暇もなく、そのまま泉に飛び込んだ。
尾定について何度も妖界に行っていたおかげで、行き方はもう慣れたものだ。
最初に溺れかけた妖界側の底でも慌てることなく、水面を目指すことが出来る。
ぷはっと陽の泉の水面に浮き上がり岸にたどり着くと、そこでようやくホッと息を吐き出した。
しかし、そんな安堵も長くは続かなかった。
「久しぶりだな、奏太。」
聞き慣れない男の声が頭上から響いたからだ。
俺はビクっと肩を震わせ、勢いよく顔を上げる。
「……遼ちゃん……?」
遼ちゃんとはしばらく会っていなかった。
だから、声を聞いても顔を見ても、すぐには以前の印象と一致しなかった。
遼が高校生くらいの頃までは、時々見かけることがあったが、大学に入ると同時に東京に出たのだと聞いた。それは、結や柊士も同じだ。
あの頃から遼は線が細い印象はあった。ただ、あの頃見かけていた姿よりも、さらに窶れて顔色が悪く見える。
「……何で遼ちゃんがここに? ここがどこか分かってるの?」
「妖界だろ。ここにお前が逃げて来るのを待ってたんだよ。」
「……は?」
「妖から効率よく逃げるなら、陽の気が満ちる場所を使うだろう。」
……つまり、大量の蛙を使って、ここに誘導されたということだろうか。
そう思っていると、遼は不意に俺の方に手を伸ばし、俺の手首を掴む。
何事かと思っているうちに、鎖のついたブカブカの金属の輪を両手首に掛けられた。
「なに、これ……」
戸惑いながらそれを見ていると、不思議な事に、その金属の輪がギュッと縮まり、手首に隙間なくピタリと嵌る。
これではまるで、手錠を嵌められた囚人だ。
「なんだよ、これ。外してよ!」
しかし、遼は答える素振りもなく、俺の両手の間を繋ぐ鎖をグイと引っ張り、無理矢理口の中に何かを突っ込んだ。
苦味が口の中いっぱいに広がる。
すぐに吐き出そうとしたが、顎を掴まれて上を向かされて液体を流し込まれる。
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