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第二章 藍と学校
132. 優しさと憎しみの友情 Friendship of Kindness and Hatred.
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アイとザミールは同じ方向を見ていた。
同じ夜明けを、同じように傷だらけで、同じように打ち捨てられてうらぶれた表情で。
二人とも“大魚と三日間夜通し戦った老人”のような面持ちだった……しかし、彼らはその老人と同じように、決してその瞳から闘志を失わなかった。
アイの発言はエゴペーとザミールを驚愕させた。
「――逃げろ。ザミール……おにいさまが戻って来る前に。……おれがお前を逃がしてやる。
だから……アデライーダさんのために……逃げるんだ。」
◇◆◇
「……アイちゃん……!?」
「アイ……!?」
二人が驚いて声を出す。
「……貴女には未だ散華して眠り続けるアデライーダ様がいるでしょう?こんな所で捕まってる暇はないはずです。
それに……ミルヒシュトラーセ家を討ち滅ぼすために、反政府組織を率い続けなければなりません。」
「だが……いいのか?お前はそれで、俺はお前の敵だぞ?」
「……そうよ、アイちゃん。この人は私たちの脅威……砂漠の黒死病よ……?」
何故か敵対勢力に属する者同士であるザミールとエゴペーが同じ問いをアイに放つ。
アイはそれに明確に、揺らぐことなく、理路整然と答える。
「……ザミール、エゴおねえさま……ザミールは“ミルヒシュトラーセの敵”であって、“わたくしの敵”ではありません。
それに……わたくしの考えでは、エゴおねえさまの敵でもないのではないでしょうか?」
エゴペーがハッとする。
ザミールはただ無言でエゴペーを見遣る。
「……ザミール・カマラード……アナタはミルヒシュトラーセ家を討ち滅ぼしてくれるの……?」
ザミールが混乱したように、返す。
「お前らは……なんなんだ……?
アイもそうだが……なぜミルヒシュトラーセ家の人間が、自分の家の破滅を望む……?」
エゴペーは相手を見極めるように瞳を細める。
「――『この文学界が歪められてしまっている』、
そう思うのがミルヒシュトラーセの“外側”の人間だけだと思う?わたしとアイちゃんは、ちいさな頃からすぐ目の前で其れを目の当たりにしてきたのよ?
……それにわたしとアイちゃんは……エレクトラの子じゃないしね。」
ザミールは振り返って哀しげに微笑むアイと立ち竦むエゴペーをみたが、どちらも揺らがぬ、どちらも同じサファイアの瞳をしていた。
「……そうか。……そうだよな。俺も一時期パンドラ公国の軍に居た……そこでは、“内側”からではこのパンドラ公国を変えられないと諦めたが……。
居たんだなぁ……“地獄の内側”にも……同じ考えのやつが……泣けてくらぁ……。
――まだ、この国には捨てたもんじゃねぇって思わせてくれるぜ。」
ザミールはアデライーダに抱かれていた、まだ子供だった時分のように……少女のようにあどけなく、無垢に笑った。
アイは其れをうつくしいものを見る瞳で眺めた後に付け加える。
「……ただ、ザミール……おれはお前と共には行けない。おれはお前が大好きだが……同じ道を征くことはできないんだ。
おれはまだエレクトラさまを諦められない……それはたぶんきっと……お前がアデライーダさんを想う気持ちと同じだ。
――“母への無償の愛”……それだけなんだ、それだけがおれの真実なんだよ……。」
ザミールは自分の胡座の上に座っているアイをそっと抱きしめた。
「分かったよ……。
だって……俺も……
『お母様を犠牲にすればこの文学界を救える』
って言われても……きっとその道は選べない。」
ザミールがアイの頭に顎を乗せる。
「……なぁ、アイ……意地悪な質問をしてもいいか?」
「ん?……あぁ……今更んなこと気にすんな。」
「……もし、今目の前に、ミルヒシュトラーセによって苦しめられた人が、虐げられ犯され殺された人が……散華した人たちがいたら――
――何を話す?何を伝える?
エゴペー・“ミルヒシュトラーセ”、そしてアイ……お前たちは何を伝える……?」
エゴペーがアイを気遣って先に答える。
「……もし、『謝罪する』って答えを求めていたんなら申し訳ないけど……私は謝らないわ。だって私自身は彼らを何も害していないんだから。
私は悪いことをしていないのに、安直にその場を済ませようと、取り敢えずテキトーに宣う『ごめんなさい』がこの世で最も卑劣な言葉だと思う。
――だから……私は謝らないわ。」
ザミールが得心がいったように答える。
「そうか……確かにアンタはミルヒシュトラーセだけど、差別主義者じゃないんだもんな……。
アンタは“誠実”だよ。」
「ええ、だから私は知ってほしいの。伝えたいの……ミルヒシュトラーセに追いやられた人たちに。
――私は、何事につけ許しを請うべき相手……人 ・ 親 ・ 神は居ないし、それは人にも知っていてほしい。
だから私に……特にアイちゃんみたいなやさしい子に“ミルヒシュトラーセだから”という理由だけで石を投げないでってね。
だってそれをすると……“人間体だから”っていう理由だけで差別するミルヒシュトラーセと同類に身を堕としてしまうんだから。
……私は他人に追いやられた人に、自分の手を使ってまで自分のこころを穢す真似はしてほしくないわ。」
ザミールは怒りとも哀しみともつかない瞳でエゴペーを見遣る。
それはザミールが現実はそんなに甘くないことを知っているし、現実がそれほど甘ければよかったのに、という気持ちが混ざり合った目だった。
「……。……そうか。アンタの哲学は分かったよ……エゴペー・ミルヒシュトラーセ。誠実に答えてくれてありがとう。
……それでアイ?お前は何を言う?何を伝える?」
アイはザミールにも背中からたれかかり、自分を抱きしめにいるザミールの腕を抱きながら答える。
「なにも。」
ザミールとエゴペーの顔が困惑に染まる。
「……何も伝えない。何も言わない。」
それは聞くものが聞けば激昂して石を投げる答えだったが、エゴペーとザミールはアイの心根を知っている。だから……アイが言葉を続けるまでただ黙って、静寂を守り……耳を澄ましていた。
「……おれは、虐げられた人々にかけるような高尚な御言葉は持ち合わせちゃあいねぇ。ただの世間を知らねぇ糞餓鬼だからな。
……だけど、だけど……ただ黙って聴くことならできる――
――“哀しき人々”の言葉を――。
……思うに……皆それをしなかった。
皆哀しき人々や“貧しき人々”に同情の言葉をかける、だけどおれは思うんだ。
『それでいいのか?』って。
上から哀れんで言葉をかけるんじゃあなくて、となりに座ってただ黙って哀しき人々の言葉を聴くべきだと思うんだ。
無責任な慰めや、心の込もってない謝罪じゃあなくて……ただ耳を傾ける。彼らの嘆き、哀しみ、絶望を聴くべきだと思うんだ。
――だから、おれから話すことは何もない、彼らに必要なのは高い場所からの尊き御言葉じゃあなくて、横で一緒に倒れてくれる相手……一緒に絶望してくれる“沈黙”だと思うんだ。」
その言葉はザミールの胸を打った……ほんとうの絶望を味わい、地面に……地球の底に無理やり顔を押しつけられ泥水を啜った人間にしか放てない、哀しい旋律と鈍色の輝きを持つ言葉だったからだ。
……ザミールと同じような経験をした者にしか伝えられない現実に存する真実だった。
一方で、エゴペーはアイの言葉を聴いて、この子なら……ほんとうにミルヒシュトラーセを討ち滅ぼしてくれるかも知れないと思った。
しかし、姉心としてはもう一人の人生では抱えきれないほどの哀しみを背負っているのだから、その華奢な背中には大きすぎる薄暗く、尚且つどす黒い絶望に始終押さえつけられているのだから……もう危険なことはしてほしくなかった。
最後にザミールは問う。
「アイの……お前自分が絶望の深淵に居たとき……何を思った?
……それで俺と同じ答えだったら……やっぱり反政府組織に来てくれねぇか?」
アイは背中をザミールに預け、彼女と同じ方向をみながら、しかし暗いサファイアの瞳で答える。
「……いいぜ。けど……たぶん違うことを想ったと思うよ……。
おれはお前ほど人生に対して、人間に対して誠実じゃあないからな。」
ザミールは自分より、ずっと幼く……ずっとずっとちいさなアイの体躯を抱きしめる。
「……じゃあ『せーの』だ。
俺はあの虐殺をした夜、お母様が俺を助けてくれたんじゃなかったと悟ったとき――」
「おれはおかあさまに堕胎告知を下されたとき――」
二人の声が土の匂いを放つ草花を揺らした。
「――『もうこの世の誰にも俺と同じ気持ちは味わわせたくない』と思った。」
「――『この世の全員をおれと同じ地獄に引きずり落としてやる』と思った。」
同じ夜明けを、同じように傷だらけで、同じように打ち捨てられてうらぶれた表情で。
二人とも“大魚と三日間夜通し戦った老人”のような面持ちだった……しかし、彼らはその老人と同じように、決してその瞳から闘志を失わなかった。
アイの発言はエゴペーとザミールを驚愕させた。
「――逃げろ。ザミール……おにいさまが戻って来る前に。……おれがお前を逃がしてやる。
だから……アデライーダさんのために……逃げるんだ。」
◇◆◇
「……アイちゃん……!?」
「アイ……!?」
二人が驚いて声を出す。
「……貴女には未だ散華して眠り続けるアデライーダ様がいるでしょう?こんな所で捕まってる暇はないはずです。
それに……ミルヒシュトラーセ家を討ち滅ぼすために、反政府組織を率い続けなければなりません。」
「だが……いいのか?お前はそれで、俺はお前の敵だぞ?」
「……そうよ、アイちゃん。この人は私たちの脅威……砂漠の黒死病よ……?」
何故か敵対勢力に属する者同士であるザミールとエゴペーが同じ問いをアイに放つ。
アイはそれに明確に、揺らぐことなく、理路整然と答える。
「……ザミール、エゴおねえさま……ザミールは“ミルヒシュトラーセの敵”であって、“わたくしの敵”ではありません。
それに……わたくしの考えでは、エゴおねえさまの敵でもないのではないでしょうか?」
エゴペーがハッとする。
ザミールはただ無言でエゴペーを見遣る。
「……ザミール・カマラード……アナタはミルヒシュトラーセ家を討ち滅ぼしてくれるの……?」
ザミールが混乱したように、返す。
「お前らは……なんなんだ……?
アイもそうだが……なぜミルヒシュトラーセ家の人間が、自分の家の破滅を望む……?」
エゴペーは相手を見極めるように瞳を細める。
「――『この文学界が歪められてしまっている』、
そう思うのがミルヒシュトラーセの“外側”の人間だけだと思う?わたしとアイちゃんは、ちいさな頃からすぐ目の前で其れを目の当たりにしてきたのよ?
……それにわたしとアイちゃんは……エレクトラの子じゃないしね。」
ザミールは振り返って哀しげに微笑むアイと立ち竦むエゴペーをみたが、どちらも揺らがぬ、どちらも同じサファイアの瞳をしていた。
「……そうか。……そうだよな。俺も一時期パンドラ公国の軍に居た……そこでは、“内側”からではこのパンドラ公国を変えられないと諦めたが……。
居たんだなぁ……“地獄の内側”にも……同じ考えのやつが……泣けてくらぁ……。
――まだ、この国には捨てたもんじゃねぇって思わせてくれるぜ。」
ザミールはアデライーダに抱かれていた、まだ子供だった時分のように……少女のようにあどけなく、無垢に笑った。
アイは其れをうつくしいものを見る瞳で眺めた後に付け加える。
「……ただ、ザミール……おれはお前と共には行けない。おれはお前が大好きだが……同じ道を征くことはできないんだ。
おれはまだエレクトラさまを諦められない……それはたぶんきっと……お前がアデライーダさんを想う気持ちと同じだ。
――“母への無償の愛”……それだけなんだ、それだけがおれの真実なんだよ……。」
ザミールは自分の胡座の上に座っているアイをそっと抱きしめた。
「分かったよ……。
だって……俺も……
『お母様を犠牲にすればこの文学界を救える』
って言われても……きっとその道は選べない。」
ザミールがアイの頭に顎を乗せる。
「……なぁ、アイ……意地悪な質問をしてもいいか?」
「ん?……あぁ……今更んなこと気にすんな。」
「……もし、今目の前に、ミルヒシュトラーセによって苦しめられた人が、虐げられ犯され殺された人が……散華した人たちがいたら――
――何を話す?何を伝える?
エゴペー・“ミルヒシュトラーセ”、そしてアイ……お前たちは何を伝える……?」
エゴペーがアイを気遣って先に答える。
「……もし、『謝罪する』って答えを求めていたんなら申し訳ないけど……私は謝らないわ。だって私自身は彼らを何も害していないんだから。
私は悪いことをしていないのに、安直にその場を済ませようと、取り敢えずテキトーに宣う『ごめんなさい』がこの世で最も卑劣な言葉だと思う。
――だから……私は謝らないわ。」
ザミールが得心がいったように答える。
「そうか……確かにアンタはミルヒシュトラーセだけど、差別主義者じゃないんだもんな……。
アンタは“誠実”だよ。」
「ええ、だから私は知ってほしいの。伝えたいの……ミルヒシュトラーセに追いやられた人たちに。
――私は、何事につけ許しを請うべき相手……人 ・ 親 ・ 神は居ないし、それは人にも知っていてほしい。
だから私に……特にアイちゃんみたいなやさしい子に“ミルヒシュトラーセだから”という理由だけで石を投げないでってね。
だってそれをすると……“人間体だから”っていう理由だけで差別するミルヒシュトラーセと同類に身を堕としてしまうんだから。
……私は他人に追いやられた人に、自分の手を使ってまで自分のこころを穢す真似はしてほしくないわ。」
ザミールは怒りとも哀しみともつかない瞳でエゴペーを見遣る。
それはザミールが現実はそんなに甘くないことを知っているし、現実がそれほど甘ければよかったのに、という気持ちが混ざり合った目だった。
「……。……そうか。アンタの哲学は分かったよ……エゴペー・ミルヒシュトラーセ。誠実に答えてくれてありがとう。
……それでアイ?お前は何を言う?何を伝える?」
アイはザミールにも背中からたれかかり、自分を抱きしめにいるザミールの腕を抱きながら答える。
「なにも。」
ザミールとエゴペーの顔が困惑に染まる。
「……何も伝えない。何も言わない。」
それは聞くものが聞けば激昂して石を投げる答えだったが、エゴペーとザミールはアイの心根を知っている。だから……アイが言葉を続けるまでただ黙って、静寂を守り……耳を澄ましていた。
「……おれは、虐げられた人々にかけるような高尚な御言葉は持ち合わせちゃあいねぇ。ただの世間を知らねぇ糞餓鬼だからな。
……だけど、だけど……ただ黙って聴くことならできる――
――“哀しき人々”の言葉を――。
……思うに……皆それをしなかった。
皆哀しき人々や“貧しき人々”に同情の言葉をかける、だけどおれは思うんだ。
『それでいいのか?』って。
上から哀れんで言葉をかけるんじゃあなくて、となりに座ってただ黙って哀しき人々の言葉を聴くべきだと思うんだ。
無責任な慰めや、心の込もってない謝罪じゃあなくて……ただ耳を傾ける。彼らの嘆き、哀しみ、絶望を聴くべきだと思うんだ。
――だから、おれから話すことは何もない、彼らに必要なのは高い場所からの尊き御言葉じゃあなくて、横で一緒に倒れてくれる相手……一緒に絶望してくれる“沈黙”だと思うんだ。」
その言葉はザミールの胸を打った……ほんとうの絶望を味わい、地面に……地球の底に無理やり顔を押しつけられ泥水を啜った人間にしか放てない、哀しい旋律と鈍色の輝きを持つ言葉だったからだ。
……ザミールと同じような経験をした者にしか伝えられない現実に存する真実だった。
一方で、エゴペーはアイの言葉を聴いて、この子なら……ほんとうにミルヒシュトラーセを討ち滅ぼしてくれるかも知れないと思った。
しかし、姉心としてはもう一人の人生では抱えきれないほどの哀しみを背負っているのだから、その華奢な背中には大きすぎる薄暗く、尚且つどす黒い絶望に始終押さえつけられているのだから……もう危険なことはしてほしくなかった。
最後にザミールは問う。
「アイの……お前自分が絶望の深淵に居たとき……何を思った?
……それで俺と同じ答えだったら……やっぱり反政府組織に来てくれねぇか?」
アイは背中をザミールに預け、彼女と同じ方向をみながら、しかし暗いサファイアの瞳で答える。
「……いいぜ。けど……たぶん違うことを想ったと思うよ……。
おれはお前ほど人生に対して、人間に対して誠実じゃあないからな。」
ザミールは自分より、ずっと幼く……ずっとずっとちいさなアイの体躯を抱きしめる。
「……じゃあ『せーの』だ。
俺はあの虐殺をした夜、お母様が俺を助けてくれたんじゃなかったと悟ったとき――」
「おれはおかあさまに堕胎告知を下されたとき――」
二人の声が土の匂いを放つ草花を揺らした。
「――『もうこの世の誰にも俺と同じ気持ちは味わわせたくない』と思った。」
「――『この世の全員をおれと同じ地獄に引きずり落としてやる』と思った。」
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