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第二章 藍と学校
34. 王女と美の出会い I meet Beauty.
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――さぁ、どんな娘かしら?どんな奴かしら?どこに居る?やっぱり高慢ちきな気に食わないやつかしら。
……ざわざわと国民どもがうるさいわね。まぁ、この国いちばんとお母さんに褒められる、私の美貌を前にしては仕方のないことね。目に焼き付けなさい。ニンゲンども。
◇◆◇
突然の闖入者に教室は騒然とし、ざわざわと小声で色んな言葉が飛び交った。その喧騒を意にも介さず、生徒たちのざわめきを切り裂くような確かな足取りで、ラアルは教壇の方へ歩いていく。そして教壇に両手をつき、高らかに宣言する。
「アイ・ミルヒシュトラーセはいるかしら!美しいこの私!ラアル・ツエールカフィーナ・フォン・ファンタジア様がわざわざ会いに来てあげたわよ!」
しん……と教室が静まり返るが、ラアルは物ともせずに続ける。
「高位の者が自ら下位の者に会いに来るという、普通は絶対にあり得ない僥倖を!分かっていないのかしら?これがどれだけ恵まれたことなのか!王族への礼を欠く気かしら?アイ・ミルヒシュトラーセ!!」
静寂の支配する教室のなかで、うつくしい声が聞こえた。
「あっ!あのっ!申し訳ありません!えっと、わたくしがっ!」
「アイちゃん様!しっー!いい子だからっ!静かにしてっ!絶対ヤバイって!」
右奥の隅、一番低い位置にある教卓から後ろに行くほど段々と高くなっている教室の、一番高い位置から声が聞こえた。ラアルの眉根がピクッと動く。
「アイちゃんさま……?アイ・ミルヒシュトラーセね!そっちにいるのね!今から行くから逃げずに待ってなさいっ!」
机の横にある階段を、絶対的な自信の宿った足取りで、上がっていくラアル。
「わわっ!アルタークが名前ゆーからバレちゃったじゃん!」
「わっわっ!ごめん!」
「あ、アルちゃんは悪くないですよっ!」
わちゃわちゃしているアイとお友だちの方へ歩を進める王女。
――私よりうつくしいってことは万に一つもあり得ないけど……どんな見た目だって関係ないわ……。一瞥したらすぐに、
『あら、思ったより大したことないのね!』
って吐き捨ててやるわ。チヤホヤされて調子に乗ってるその鼻っ柱をへし折ってやるんだから!
◇◆◇
純白のカーテンが風に揺れ、陽光が窓から射し込んでいる。そのゆらゆら揺れる陽だまりのなかに、令嬢が数人いた。数人、いた……数人いたのだが、ラアルのルビーの瞳には、どの生徒がその娘であるか、どの令嬢が件の生徒であるか、誰がアイ・ミルヒシュトラーセであるか、分かってしまった。
誰が、このせかいでいちばんうつくしいのか、理解してしまった。
ほんとうのうつくしさによって。
“神を見た犬”のように、直立不動で動けなくなったラアルの側に、アイが頼りない足取りで静々と歩み寄る。ラアルはアイより一段下に居たが、それでもラアルのほうがずっと背が高かった。戦いに重きをおく辺境伯派でよしとされている、スラッとしたスタイルのいい体型のラアルと、良いものを食べている証拠だと、それこそが富の象徴と公王派で尊ばれる、肉感的な体つきでスタイルのいいアイ。2人は本当に対照的だった。
アイは王女様の前でたおやかにお辞儀をして、静々と胸に手を置いて、上目遣いで見遣る。かがやくうつくしい白い肌の顔に、赤みが射している。とても照れているようだ。
「あ……ら、思った……より……。」
アイの暴力的なまでの“美”を前に、言うと決めていた台詞が舌の上に居座って離れない。ラアルは美を神の祝福の現れだと信奉していた。つまり、美の信者であった。だから、だから決して美にだけは嘘を吐けなかった。吐きたくなかった。だからこそオトメアンのオルレに謝ることができず、アイ・ミルヒシュトラーセを侮辱することができなかった。彼女はアイと違って自分の思想の背教者となることができなかった。
でも、手放しで褒めることもできなかった。友を喪わなかった、もう1人の自分が人生に成功しているばかりか、その美さえ自分より遥かに高みにあるだなんて。
「貴女……顔が赤いわよ。大丈夫……?」
――憎き相手を心配したような声をかけてしまう。今なら私を見るからに緊張しながらデートに誘ってきた、男子たちの気持ちが分かる。彼らもこんなに緊張して、手汗がでて、心臓が爆発しそうだったのだろうか。
だめだ、この娘は憎き辺境伯の娘で、成功した私で、私よりうつくしい、憎むべき相手だ。そうじゃないと自分の人生を否定することになる気がする。オルレに申し訳が立たない気がする。お母さんを嘘つきにしてしまう……気がする。
そんなことを考えていると、綺麗なサファイアの瞳をこちらに向け、かわいいまんまるな目を少し伏し目がちにしながら……恥ずかしそうに、彼女は言った。
「お……お気遣い痛み入ります。……体調は大丈夫です……。ただ、その……。」
――もじもじしている、気に入らない、なんでそんなに綺麗なくせに、自信がなさそうにしているのか。そんなにかわいいくせに、不安そうにできるのか。一言言ってやりたい気分だわ。
「貴女――」
「ただ、その!こんなにうつくしい方は、生まれて初めてお目にかかったので……その、緊張してしまって……。」
――は?緊張している、この私に……。私のうつくしさに。…………なんだ、そうだったのね。ふふっ、そうだったんだ……彼女も同じだったんだ。なら、きっと私の顔も彼女と同じくらい真っ赤なんだろう。……それも彼女と一緒だと思うと、不思議と悪い気はしなかった。
ラアルもアイのうつくしさに魅入られていた。だから神を前にした人間のように、“神を見た犬”のように、告げた――。
「――貴女……うつくしいわ。毎朝鏡に映る王女より、この国の誰よりも、この世でいちばんうつくしい――。」
その言葉は彼女の信仰に、彼女の母の言葉に背くものだったが、不思議といい気持ちだった。
「そんなっ!わたくしなんぞ……。ファンタジア王女殿下こそ……。」
――あの事件以来、王族以外に名前で呼ばれることを嫌い、新しいお友だちにも私の意思でそう呼ばせていた。そう呼ばせていたのだが。何故か彼女には名前で呼んで欲しかった。
……名前を、呼んで欲しかった。
「そんな他人行儀な呼び方はイヤよ?ラアルって……そう呼んで頂戴。アイ。」
――ちいさくてやわらかい手を握って見つめると、真っ赤な顔がさらに赤くなる。かわいいなぁ……。
「では、あの……ラアルさま、と。お呼びしても宜しいでしょうか……?」
揺れるサファイアの瞳と震える睫毛。
「アイ……私と……私と!」
「は、はい!」
――あぁ、今なら私に告白してきた男子たちの気持ちが手に取るように分かる。私もおんなじ気持ちだからだ。
「わっ……私と……つ、付きっ!……お友だちになってくれないかしら……?」
――あの男子たちはみんなこんな気持ちだったのだろうか。死刑宣告を待つような、“受胎告知”を待つような……そんな気持ち。
彼女はまずきょとんとした顔になって(かわいい)、少しはにかみ(とてもかわいい)、そしてお返事をくれた(かわいい)。
地獄の泥に咲く一輪の蓮の華のようにみえた。花の咲うように、うつくしい太陽の微笑とともに――。
「はい……こちらこそ、よろしくお願いいたします。ラアルさま。」
――私は生まれて初めて、自分の耳が赤くなる音を聞いた。
――きっと不格好だっただろう。奇妙だっただろう。もっとスマートに告白したかったのに。思いを告げるときなんて自信満々に自分を売り込んでこそじゃない、と今まで告白してきてくれた男の子と女の子たちに心なかでダメ出しをしていたのに。
この世界で恋をしているすべての人へ……ごめんなさい。私が悪かった。私が間違ってた。みんなこんな気持ちだったなんて。ほんとうに好きになっちゃったら、落ち着いてオトナな告白なんてできやしない。地獄文学の気取った台詞なんて引用できない。
ただ好きな気持ちがあふれて、この娘の笑顔がみたい。私に笑いかけてほしい。私だけに。そうやって気持ちをぶちまけるしかできない。しどろもどろで、ダサダサで、でも……自分の言葉で。きっとひどい顔をしているんだろう、うつくしいとはほど遠い、でも伝えないと。伝えたいと、そう思ったから。
「よろしくねっ!アイっ!」
こうして、生まれも育ちも境遇も、髪の色も瞳の色も思想も、正反対なラアルとアイは出会った。おだやかな陽光の指す教室のなかで、やわらかに揺れる純白のカーテンのそばで、何もかも違う2人は、しかし、2人ともおんなじように、顔を真っ赤に染めたまま、笑い合うのだった。
……ざわざわと国民どもがうるさいわね。まぁ、この国いちばんとお母さんに褒められる、私の美貌を前にしては仕方のないことね。目に焼き付けなさい。ニンゲンども。
◇◆◇
突然の闖入者に教室は騒然とし、ざわざわと小声で色んな言葉が飛び交った。その喧騒を意にも介さず、生徒たちのざわめきを切り裂くような確かな足取りで、ラアルは教壇の方へ歩いていく。そして教壇に両手をつき、高らかに宣言する。
「アイ・ミルヒシュトラーセはいるかしら!美しいこの私!ラアル・ツエールカフィーナ・フォン・ファンタジア様がわざわざ会いに来てあげたわよ!」
しん……と教室が静まり返るが、ラアルは物ともせずに続ける。
「高位の者が自ら下位の者に会いに来るという、普通は絶対にあり得ない僥倖を!分かっていないのかしら?これがどれだけ恵まれたことなのか!王族への礼を欠く気かしら?アイ・ミルヒシュトラーセ!!」
静寂の支配する教室のなかで、うつくしい声が聞こえた。
「あっ!あのっ!申し訳ありません!えっと、わたくしがっ!」
「アイちゃん様!しっー!いい子だからっ!静かにしてっ!絶対ヤバイって!」
右奥の隅、一番低い位置にある教卓から後ろに行くほど段々と高くなっている教室の、一番高い位置から声が聞こえた。ラアルの眉根がピクッと動く。
「アイちゃんさま……?アイ・ミルヒシュトラーセね!そっちにいるのね!今から行くから逃げずに待ってなさいっ!」
机の横にある階段を、絶対的な自信の宿った足取りで、上がっていくラアル。
「わわっ!アルタークが名前ゆーからバレちゃったじゃん!」
「わっわっ!ごめん!」
「あ、アルちゃんは悪くないですよっ!」
わちゃわちゃしているアイとお友だちの方へ歩を進める王女。
――私よりうつくしいってことは万に一つもあり得ないけど……どんな見た目だって関係ないわ……。一瞥したらすぐに、
『あら、思ったより大したことないのね!』
って吐き捨ててやるわ。チヤホヤされて調子に乗ってるその鼻っ柱をへし折ってやるんだから!
◇◆◇
純白のカーテンが風に揺れ、陽光が窓から射し込んでいる。そのゆらゆら揺れる陽だまりのなかに、令嬢が数人いた。数人、いた……数人いたのだが、ラアルのルビーの瞳には、どの生徒がその娘であるか、どの令嬢が件の生徒であるか、誰がアイ・ミルヒシュトラーセであるか、分かってしまった。
誰が、このせかいでいちばんうつくしいのか、理解してしまった。
ほんとうのうつくしさによって。
“神を見た犬”のように、直立不動で動けなくなったラアルの側に、アイが頼りない足取りで静々と歩み寄る。ラアルはアイより一段下に居たが、それでもラアルのほうがずっと背が高かった。戦いに重きをおく辺境伯派でよしとされている、スラッとしたスタイルのいい体型のラアルと、良いものを食べている証拠だと、それこそが富の象徴と公王派で尊ばれる、肉感的な体つきでスタイルのいいアイ。2人は本当に対照的だった。
アイは王女様の前でたおやかにお辞儀をして、静々と胸に手を置いて、上目遣いで見遣る。かがやくうつくしい白い肌の顔に、赤みが射している。とても照れているようだ。
「あ……ら、思った……より……。」
アイの暴力的なまでの“美”を前に、言うと決めていた台詞が舌の上に居座って離れない。ラアルは美を神の祝福の現れだと信奉していた。つまり、美の信者であった。だから、だから決して美にだけは嘘を吐けなかった。吐きたくなかった。だからこそオトメアンのオルレに謝ることができず、アイ・ミルヒシュトラーセを侮辱することができなかった。彼女はアイと違って自分の思想の背教者となることができなかった。
でも、手放しで褒めることもできなかった。友を喪わなかった、もう1人の自分が人生に成功しているばかりか、その美さえ自分より遥かに高みにあるだなんて。
「貴女……顔が赤いわよ。大丈夫……?」
――憎き相手を心配したような声をかけてしまう。今なら私を見るからに緊張しながらデートに誘ってきた、男子たちの気持ちが分かる。彼らもこんなに緊張して、手汗がでて、心臓が爆発しそうだったのだろうか。
だめだ、この娘は憎き辺境伯の娘で、成功した私で、私よりうつくしい、憎むべき相手だ。そうじゃないと自分の人生を否定することになる気がする。オルレに申し訳が立たない気がする。お母さんを嘘つきにしてしまう……気がする。
そんなことを考えていると、綺麗なサファイアの瞳をこちらに向け、かわいいまんまるな目を少し伏し目がちにしながら……恥ずかしそうに、彼女は言った。
「お……お気遣い痛み入ります。……体調は大丈夫です……。ただ、その……。」
――もじもじしている、気に入らない、なんでそんなに綺麗なくせに、自信がなさそうにしているのか。そんなにかわいいくせに、不安そうにできるのか。一言言ってやりたい気分だわ。
「貴女――」
「ただ、その!こんなにうつくしい方は、生まれて初めてお目にかかったので……その、緊張してしまって……。」
――は?緊張している、この私に……。私のうつくしさに。…………なんだ、そうだったのね。ふふっ、そうだったんだ……彼女も同じだったんだ。なら、きっと私の顔も彼女と同じくらい真っ赤なんだろう。……それも彼女と一緒だと思うと、不思議と悪い気はしなかった。
ラアルもアイのうつくしさに魅入られていた。だから神を前にした人間のように、“神を見た犬”のように、告げた――。
「――貴女……うつくしいわ。毎朝鏡に映る王女より、この国の誰よりも、この世でいちばんうつくしい――。」
その言葉は彼女の信仰に、彼女の母の言葉に背くものだったが、不思議といい気持ちだった。
「そんなっ!わたくしなんぞ……。ファンタジア王女殿下こそ……。」
――あの事件以来、王族以外に名前で呼ばれることを嫌い、新しいお友だちにも私の意思でそう呼ばせていた。そう呼ばせていたのだが。何故か彼女には名前で呼んで欲しかった。
……名前を、呼んで欲しかった。
「そんな他人行儀な呼び方はイヤよ?ラアルって……そう呼んで頂戴。アイ。」
――ちいさくてやわらかい手を握って見つめると、真っ赤な顔がさらに赤くなる。かわいいなぁ……。
「では、あの……ラアルさま、と。お呼びしても宜しいでしょうか……?」
揺れるサファイアの瞳と震える睫毛。
「アイ……私と……私と!」
「は、はい!」
――あぁ、今なら私に告白してきた男子たちの気持ちが手に取るように分かる。私もおんなじ気持ちだからだ。
「わっ……私と……つ、付きっ!……お友だちになってくれないかしら……?」
――あの男子たちはみんなこんな気持ちだったのだろうか。死刑宣告を待つような、“受胎告知”を待つような……そんな気持ち。
彼女はまずきょとんとした顔になって(かわいい)、少しはにかみ(とてもかわいい)、そしてお返事をくれた(かわいい)。
地獄の泥に咲く一輪の蓮の華のようにみえた。花の咲うように、うつくしい太陽の微笑とともに――。
「はい……こちらこそ、よろしくお願いいたします。ラアルさま。」
――私は生まれて初めて、自分の耳が赤くなる音を聞いた。
――きっと不格好だっただろう。奇妙だっただろう。もっとスマートに告白したかったのに。思いを告げるときなんて自信満々に自分を売り込んでこそじゃない、と今まで告白してきてくれた男の子と女の子たちに心なかでダメ出しをしていたのに。
この世界で恋をしているすべての人へ……ごめんなさい。私が悪かった。私が間違ってた。みんなこんな気持ちだったなんて。ほんとうに好きになっちゃったら、落ち着いてオトナな告白なんてできやしない。地獄文学の気取った台詞なんて引用できない。
ただ好きな気持ちがあふれて、この娘の笑顔がみたい。私に笑いかけてほしい。私だけに。そうやって気持ちをぶちまけるしかできない。しどろもどろで、ダサダサで、でも……自分の言葉で。きっとひどい顔をしているんだろう、うつくしいとはほど遠い、でも伝えないと。伝えたいと、そう思ったから。
「よろしくねっ!アイっ!」
こうして、生まれも育ちも境遇も、髪の色も瞳の色も思想も、正反対なラアルとアイは出会った。おだやかな陽光の指す教室のなかで、やわらかに揺れる純白のカーテンのそばで、何もかも違う2人は、しかし、2人ともおんなじように、顔を真っ赤に染めたまま、笑い合うのだった。
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