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第二章 藍と学校
57. 教会のなかのシスター Eine Schwester in der Kirche.
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「にしても貴女、お強いのねぇ。
……流石……ミルヒシュトラーセの“鉄の女”の名は、伊達やない……ゆうことですねぇ?」
◇◆◇
「……キサマは誰だ。ソイツらの上司か?……じゃあソイツらにかけられた迷惑料を……オマエに払ってもらうとしようか……!」
「あらあら……こわいわい、ウチ……そないに睨まれたら怖あて喋られへんわぁ。」
気色の悪い笑みを浮かべながら、謎の女が答える。……それにしても、闘いにきたにしては随分と着飾っていて不気味だ……。なんだかチグハグな印象を受ける。
「――それで?覚悟はいいか?」
「ああ、違います違います。ウチは闘いに来たわけじゃあありません……そこに転がってるカスが余計なことをペラペラと喋りそうになったんで……口止めに来たぁ……ゆうわけですわ。では、ウチはこれで、ほなサイナラ……“鉄の女”さん――」
「――逃がすと思うか!!」
滑って迫りながら、謎の女に殴りかかる――!
が、防がれてしまった。突如私と謎の女の間に現れたローブ姿の男が邪魔をした。……コイツ……さっき迄の有象無象とは違う……。油断せず、後ろに滑って距離をとりながら問う。
「……誰だオマエは、次から次へと……雑魚共が……面倒だから、雑魚はまとめてかかってこい。」
「……ふふっ、雑魚やぁて、アンタ、馬鹿にされとんで……?じゃあ、“足止め”よろしゅう。……今度こそ、ほな、サイナラ。」
それだけ言うと、気味の悪い女は消えていた。
――足止め?
◇◆◇
「高名なる……ミルヒシュトラーセの“鉄の女”とお見受けする。是非、この俺と手合わせを――」
闖入者が何やらペラペラと宣っていたが、問答無用で殴りつける。……いい加減阿呆共の相手にも飽きてきた。男が吹き飛んで、教会の尖塔に音を立ててぶつかる。
「はぁ……いい加減面倒だ。さっさと所属と目的を言え、さもなければ二度と口がきけないほどの拳をお見舞いするぞ?」
粉塵の中で伸びているであろう、ソイツに向かってツカツカと歩きながら言った。
「というか、戦力を逐次投入するな。そんなことも分からないほど愚かなのか――」
「――忠告痛み入ります。しかし、貴女ほどの強者とは一対一で戦り合いたいものでして。」
もう起き上がれるのか……やはりこれまでの者たちとは違う。しかも部下を躊躇なく殺せる連中だ……。ローブ姿の男が、私がその男の身体でブチ開けてやった穴から、教会の尖塔のなかに入っていく。……わざわざ狭い場所に行くとは、完全に誘っている……だか、いいだろう。
「……乗ってやる。」
◇◆◇
教会の中に入ると、すでに心が配られていた。なるほど。
「……自分の心の広さで覆えるだけの、狭い場所に私を連れてきたかったわけだな。」
「分かってて受けて立ってくださるんですね。」
後ろで気配がする。心を配りながら歩いてきたから私が通った道を動くものは分かる。
「……なるほど?一対一と言いながら後ろから不意打ちか……いい手だが……。」
「……?何を言っているんです?」
「しらばっくれるな――」
そう言って振り返って後ろから迫ってくる者たちを殴りつけようとして、気がつく。
――!?
頭のない人間が立っている――!!
◇◆◇
さっき謎の女に頭をふっ飛ばされたやつだ。それに、コイツラは先程立ち上がれないほどボコボコにしてやったヤツらだ。どいうことだ、愛するものの仕業にしても早すぎる……というか、コイツラ……傷が治っていない。なぜ動ける?頭をなくして生きているなんて、聞いたことが――
「なっ!?」
私の後ろでローブ姿の男が真に驚嘆したという声を出す。コイツも知らなかったのか?どういうこと――
「「「がぁあぁあ!!」」」
迫りくるソイツらの攻撃をかわして――!!??
◇◆◇
――………………?…………。……!
――何がおこった!?突然広い空間に飛ばされた!?……?……ここは、教会のなか、一番下まで吹き飛ばされたのか……。クソっ……咄嗟に頭と心臓は守ったが、腕と脚が使い物にならん……。
どういうことだ?アイツラ爆発しやがった。しかも、全身が。人間爆弾なんぞ聞いたことがない、死を恐れていないのか?いや、そもそもアイツラに意識はあったのか?いや、今はそんなことよりも――。
「残念です。まさか、あの女性がここまでするとは……。貴女のとは本気で戦り合いたかった……。」
さっきの男が降りてきた。コイツも爆発の傷を(少しだが)負っているということは。コイツもさっきの凶行については聞かされていないらしい。
「……なにを勝った気でいる……?ゴホッ……!まだ、私は生きているぞ……!」
爆風で火傷を負って悲鳴をあげる腕と脚に、ムチを打って起き上がる。
「……おどろいた。……まだ立てるんですね……。いや、そんなことよりも、その状態でまだ闘志が……!」
「闘志?……なにを当たり前のことを言っている……?ゲボっ!私は死んでいない……つまり、まだ私はオマエを殺せるということだ……!ぐぁ……!」
ローブ姿の男は悲しそうな目をして、右手をかざす。
「本気の貴女と闘えないのは残念ですが……貴女の崇高なる精神に敬意を払い……本気の攻撃でトドメをさして差し上げましょう……。」
ソイツの手が光りだして、心を溜めているのがわかる。クソっ……強がったのはいいが……身体が動かせんし……痛みでマトモに心も練れない。だが――
自分の胸を指でトントンと叩き、宣言する。
「よく狙え……私の心臓は此処だ。殺すなら一撃で決めろよ……さもなければ、死ぬのはオマエだ……!!」
「……ほんとうに強いお方だ。言われずとも……!!」
光が私に向かって放たれる。
――ここまでか……あぁ……アイ……最期に顔を……。
◇◆◇
シュベスターに向かって放たれた心が爆音と共に弾け、次第に光がおさまった。そこにいたのは、死に斃れている姉……ではなく、姉を守る弟だった。
いつの間にかシュベスターはアイに抱きしめられていた。次第に、アイから発せられる愛情に包まれ、苦しさと痛みが和らいでいく。
「――おねえさまっ!!」
「――ア、アイ!?何故ここに!!?ここは危険だ!!逃げろ!!!」
アイの背中はただ黙って言葉を発しない。……ただ怒りに打ち震えていた。姉を傷つけたニンゲンに――!
「……おねえさまは、傷が治るまでわたくしの愛情のなかに居てください。その膜のなかにいれば、おねえさまは安全です。」
慈しみに満ちたサファイアの瞳で、姉の肩に触れながら。しかし、振り返ったアイの顔にはもう慈愛の欠片もなかった。ただ、憤怒に燃えるルビーの瞳を宿していた。
「……おやおや、その顔、その美しさ……わが国にまで噂の届く美しさ、貴方は――」
「――黙れ。臭ぇ口でベラベラしゃべんじゃねぇよ……気色悪ぃ。」
シュベスターもローブの男も驚いて口がきけない……さっき姉に向けた声音とあまりにも違ったからだ。
「……テメェ……分かってんのか?……オマエはおれの家族にに手を出した……おれの姉に……!」
喋るたびに、怒りの雷がアイの身体の周りでバチバチと音を立てる。
「……噂にきく性格とは随分と違うようだ……いけませんね。天使のような顔で、声で、そのような怨嗟の言葉を吐いては――」
「死ね。」
勢いよく左手を握り込むと、5本の指のような憤怒の迅雷が、男を包み込む。
「――!!」
アイが手を開くと、雷鎚もきえる。男を包んでいたローブは焼け焦げていたが、男はまだ立っていた。
「……感情を纏って、防いだが……気色ワリィことをしやがる……。」
「貴女の感情が“憤怒”の雷だというのは、いやでも分かりましたからね。共感するのは容易いことでしたよ。」
「だったらなんだ?テメェの塵みてぇな憤怒ごとブチ抜いて殺してやるよ――!!」
……流石……ミルヒシュトラーセの“鉄の女”の名は、伊達やない……ゆうことですねぇ?」
◇◆◇
「……キサマは誰だ。ソイツらの上司か?……じゃあソイツらにかけられた迷惑料を……オマエに払ってもらうとしようか……!」
「あらあら……こわいわい、ウチ……そないに睨まれたら怖あて喋られへんわぁ。」
気色の悪い笑みを浮かべながら、謎の女が答える。……それにしても、闘いにきたにしては随分と着飾っていて不気味だ……。なんだかチグハグな印象を受ける。
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「ああ、違います違います。ウチは闘いに来たわけじゃあありません……そこに転がってるカスが余計なことをペラペラと喋りそうになったんで……口止めに来たぁ……ゆうわけですわ。では、ウチはこれで、ほなサイナラ……“鉄の女”さん――」
「――逃がすと思うか!!」
滑って迫りながら、謎の女に殴りかかる――!
が、防がれてしまった。突如私と謎の女の間に現れたローブ姿の男が邪魔をした。……コイツ……さっき迄の有象無象とは違う……。油断せず、後ろに滑って距離をとりながら問う。
「……誰だオマエは、次から次へと……雑魚共が……面倒だから、雑魚はまとめてかかってこい。」
「……ふふっ、雑魚やぁて、アンタ、馬鹿にされとんで……?じゃあ、“足止め”よろしゅう。……今度こそ、ほな、サイナラ。」
それだけ言うと、気味の悪い女は消えていた。
――足止め?
◇◆◇
「高名なる……ミルヒシュトラーセの“鉄の女”とお見受けする。是非、この俺と手合わせを――」
闖入者が何やらペラペラと宣っていたが、問答無用で殴りつける。……いい加減阿呆共の相手にも飽きてきた。男が吹き飛んで、教会の尖塔に音を立ててぶつかる。
「はぁ……いい加減面倒だ。さっさと所属と目的を言え、さもなければ二度と口がきけないほどの拳をお見舞いするぞ?」
粉塵の中で伸びているであろう、ソイツに向かってツカツカと歩きながら言った。
「というか、戦力を逐次投入するな。そんなことも分からないほど愚かなのか――」
「――忠告痛み入ります。しかし、貴女ほどの強者とは一対一で戦り合いたいものでして。」
もう起き上がれるのか……やはりこれまでの者たちとは違う。しかも部下を躊躇なく殺せる連中だ……。ローブ姿の男が、私がその男の身体でブチ開けてやった穴から、教会の尖塔のなかに入っていく。……わざわざ狭い場所に行くとは、完全に誘っている……だか、いいだろう。
「……乗ってやる。」
◇◆◇
教会の中に入ると、すでに心が配られていた。なるほど。
「……自分の心の広さで覆えるだけの、狭い場所に私を連れてきたかったわけだな。」
「分かってて受けて立ってくださるんですね。」
後ろで気配がする。心を配りながら歩いてきたから私が通った道を動くものは分かる。
「……なるほど?一対一と言いながら後ろから不意打ちか……いい手だが……。」
「……?何を言っているんです?」
「しらばっくれるな――」
そう言って振り返って後ろから迫ってくる者たちを殴りつけようとして、気がつく。
――!?
頭のない人間が立っている――!!
◇◆◇
さっき謎の女に頭をふっ飛ばされたやつだ。それに、コイツラは先程立ち上がれないほどボコボコにしてやったヤツらだ。どいうことだ、愛するものの仕業にしても早すぎる……というか、コイツラ……傷が治っていない。なぜ動ける?頭をなくして生きているなんて、聞いたことが――
「なっ!?」
私の後ろでローブ姿の男が真に驚嘆したという声を出す。コイツも知らなかったのか?どういうこと――
「「「がぁあぁあ!!」」」
迫りくるソイツらの攻撃をかわして――!!??
◇◆◇
――………………?…………。……!
――何がおこった!?突然広い空間に飛ばされた!?……?……ここは、教会のなか、一番下まで吹き飛ばされたのか……。クソっ……咄嗟に頭と心臓は守ったが、腕と脚が使い物にならん……。
どういうことだ?アイツラ爆発しやがった。しかも、全身が。人間爆弾なんぞ聞いたことがない、死を恐れていないのか?いや、そもそもアイツラに意識はあったのか?いや、今はそんなことよりも――。
「残念です。まさか、あの女性がここまでするとは……。貴女のとは本気で戦り合いたかった……。」
さっきの男が降りてきた。コイツも爆発の傷を(少しだが)負っているということは。コイツもさっきの凶行については聞かされていないらしい。
「……なにを勝った気でいる……?ゴホッ……!まだ、私は生きているぞ……!」
爆風で火傷を負って悲鳴をあげる腕と脚に、ムチを打って起き上がる。
「……おどろいた。……まだ立てるんですね……。いや、そんなことよりも、その状態でまだ闘志が……!」
「闘志?……なにを当たり前のことを言っている……?ゲボっ!私は死んでいない……つまり、まだ私はオマエを殺せるということだ……!ぐぁ……!」
ローブ姿の男は悲しそうな目をして、右手をかざす。
「本気の貴女と闘えないのは残念ですが……貴女の崇高なる精神に敬意を払い……本気の攻撃でトドメをさして差し上げましょう……。」
ソイツの手が光りだして、心を溜めているのがわかる。クソっ……強がったのはいいが……身体が動かせんし……痛みでマトモに心も練れない。だが――
自分の胸を指でトントンと叩き、宣言する。
「よく狙え……私の心臓は此処だ。殺すなら一撃で決めろよ……さもなければ、死ぬのはオマエだ……!!」
「……ほんとうに強いお方だ。言われずとも……!!」
光が私に向かって放たれる。
――ここまでか……あぁ……アイ……最期に顔を……。
◇◆◇
シュベスターに向かって放たれた心が爆音と共に弾け、次第に光がおさまった。そこにいたのは、死に斃れている姉……ではなく、姉を守る弟だった。
いつの間にかシュベスターはアイに抱きしめられていた。次第に、アイから発せられる愛情に包まれ、苦しさと痛みが和らいでいく。
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「――ア、アイ!?何故ここに!!?ここは危険だ!!逃げろ!!!」
アイの背中はただ黙って言葉を発しない。……ただ怒りに打ち震えていた。姉を傷つけたニンゲンに――!
「……おねえさまは、傷が治るまでわたくしの愛情のなかに居てください。その膜のなかにいれば、おねえさまは安全です。」
慈しみに満ちたサファイアの瞳で、姉の肩に触れながら。しかし、振り返ったアイの顔にはもう慈愛の欠片もなかった。ただ、憤怒に燃えるルビーの瞳を宿していた。
「……おやおや、その顔、その美しさ……わが国にまで噂の届く美しさ、貴方は――」
「――黙れ。臭ぇ口でベラベラしゃべんじゃねぇよ……気色悪ぃ。」
シュベスターもローブの男も驚いて口がきけない……さっき姉に向けた声音とあまりにも違ったからだ。
「……テメェ……分かってんのか?……オマエはおれの家族にに手を出した……おれの姉に……!」
喋るたびに、怒りの雷がアイの身体の周りでバチバチと音を立てる。
「……噂にきく性格とは随分と違うようだ……いけませんね。天使のような顔で、声で、そのような怨嗟の言葉を吐いては――」
「死ね。」
勢いよく左手を握り込むと、5本の指のような憤怒の迅雷が、男を包み込む。
「――!!」
アイが手を開くと、雷鎚もきえる。男を包んでいたローブは焼け焦げていたが、男はまだ立っていた。
「……感情を纏って、防いだが……気色ワリィことをしやがる……。」
「貴女の感情が“憤怒”の雷だというのは、いやでも分かりましたからね。共感するのは容易いことでしたよ。」
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