12 / 59
第12話 奇妙な苛立ち
しおりを挟む
ようやく寮監の長いお説教が終わり、足音高く去っていった。
ベアトリーチェは憔悴しきった様子でドアをぱたりとしめる。
「アイツはあんなに説教が長いのか?」
「ひゃっ」
安全を確認してからダンテがベッドの下から這い出して来る。
すっかり土ぼこりにまみれてしまった服に顔をしかめ、さりとて室内で叩はたいてまき散らすわけにもいかないため、肩をすくめるだけに留めておく。
「ほら、そんな声を出すとまたアイツがやって来るぞ」
「う、うん……」
静かになったベアトリーチェをよそに、ダンテはあらためて室内を見回す。
長方形の小さな部屋の中、窓の近い壁際にベッドが寄せられ、ドアに近い対角線上に位置する場所に木製の古びた机と衣装棚などが置いてある。
棚の隣には従者の部屋と繋がる扉が用意されているのだが、そちら側からは一切人の気配がしないため、ベアトリーチェに従者は居ないのだろう。
金がない様なのでそれ以前の問題かもしれないが。
「よし、それじゃあ俺がここに来た理由を説明するから……」
こい、と手招きをしようとしたのだが、ベアトリーチェの頬には朱が差し、瞳には警戒が浮かんでいる。
どうやらまだおまじないの影響が残っているらしかった。
「……そこで聞いてろ」
自分の顔にそれとなく自信を持っていたダンテだが、それによって避けられてしまうという初めての経験に、若干苛立ちを覚えてきつい口調になってしまう。
「俺のことを誰かに話すな。それだけだ」
「話すって……?」
わけが分からないといった風に、ベアトリーチェは首をかしげる。
ダンテがあれほど忠告したというのに、ダンテの事を詐欺師やその他の悪党だとは認識していなかったらしい。
藪蛇だったかとダンテは舌打ちをして話を続ける。
「お前と俺は、以前出会っただろう。その時のことだ」
「あー……」
あの時のことを思い出したのか、ベアトリーチェの表情に影が生まれる。
考えてみれば、ベアトリーチェが執拗にダンテ――ブルームバーグ伯爵家の御者に虐げられていた老人――のことを助けたがっていたのは、自分の境遇と重なっていたからだろう。
確かに同情ではない。
同族意識だ。
老人を助けることで、ベアトリーチェは自分の心も助けたかったのだろう。
だからこそ、彼女の瞳には自虐的な感情が浮かんでいたのだ。
「……おじいさんは、ご無事でしたか?」
「分かり切ってる質問に、答えないといけないか?」
ダンテが言外に老人は自分であると伝えると、ベアトリーチェは苦笑しながら頬をかく。
ベアトリーチェはまだ騙されたままで居ようとしたのだろうが、それ以上に大きな秘密を知られてしまっているダンテからすれば、それは些細な事だった。
なにせ、浮浪児を変装までして助け、二人一緒に、同じ方向へ歩き去ったのだ。
ダンテとテッドはかなり深い関係であり、そこからダンテが浮浪児側の人間だと推察するのは自然だろう。
そんな側の人間が、身なりを整え、貴族を名乗ってアンジェリカの気を惹こうとしている。
明らかに犯罪の臭いしかしなかった。
「もう一度言う。俺の事は黙っていろ」
「…………」
「なにが起きようともお前には関係のないことだし、お前にとって一切不利益はない」
ダンテの言うことは間違いなく真実だ。
詐欺師たちは今回、珍しく違法行為を働かない。
ほんの少し、ブルームバーグ伯爵家から恵んでいただくだけ。
ブルームバーグ伯爵家にとってはわずかな金額であっても、ダンテが一生遊んで暮らせる額になるのだが。
「アンジェリカさんはどうなるのですか?」
「どうも? 貴族の一人娘さまに普通の恋愛ができないのは、十二分に分かってるはずだろ」
そしてダンテは、ブラウン家に金を出してもらう為にアンジェリカへちょっかいをかけているのだと計画の表層を口にする。
出資を募るなんてこと貴族の間では日常茶飯事であり、ダンテは少しからめ手を使っているだけ。
この程度の話、アンジェリカの耳に入らなければ致命的ではない。
「それは人として最低の行いです」
ベアトリーチェの一言が、ダンテの胸を抉る。
ダンテだって、そんなことは言われなくともわかっているが、そうしなければ生きていけない連中も居るのだ。
ダンテが稼がなければ、テッドを含めた子どもたちは飢え死にしてしまう。
綺麗事だけでは生きていけない。
その事を、ベアトリーチェにぶちまけてやろうと、ダンテは口を開き――。
「でも、ダンテさんにも事情があるんだと思います」
ベアトリーチェは、諦めでも、自虐でも、ましてや自らをいじめるアンジェリカの不幸をあざ笑うわけでもない、不思議な笑みを口元に湛える。
「だから、仕方ないのかなって」
ベアトリーチェはダンテを糾弾し、そのうえでダンテを見逃したのだ。
ダンテは温情をかけられ、施されたのだ。
それは詐欺師として誰かから生きる権利を奪い取って来たダンテにとってはとてつもない屈辱でしかなかった。
「……ど、どうしたんですか?」
「別に」
急にダンテの瞳から熱が引いていったことに気づいたベアトリーチェが、困惑した様子で問いかけてくる。
琥珀色の瞳はどこまでも真っすぐで、邪気もなく、ただダンテのことを案じていた。
「どこか痛いのですか?」
それは友人や仲間、しかも心を預けられるほど親密な関係になった者同士がする目だ。
会って間もない、名前しか知らない様な他人が向けていいようなものではない。
しかもベアトリーチェは先ほどダンテの目的を聞いて、ダンテが悪党であると知ったばかりなのだ。
「…………」
ダンテの胸がざわめき、苛立ち始める。
だが、ベアトリーチェの結論は、ダンテにとって大変都合がいいものだ。
イラついたからと言って、それを蹴り飛ばして利をふいにすることはない。
ダンテは小さく深呼吸をして己を押さえ込むと、会話を再開する。
「俺がこの部屋を出たら、お前とは見ず知らずの他人だ。俺は二度とお前に関わらないから、お前も関わるな」
「……お断りします」
ダンテは思わず舌打ちをしてしまう。
いつもならば誰であろうとうまく舌先で丸め込んでしまうというのに、何故かベアトリーチェの前ではそれができなかった。
「ダンテさんは優しい人で……信じられる人ですから、他人では居たくないです」
ダンテが信じられる人、なんて言い方をされたのは初めてのことだ。
女ならばまずダンテの顔を褒めたたえ、次にダンテの言葉に心を蕩けさせる。
だというのにベアトリーチェはダンテに対して混乱こそすれ、顔そのものには価値をあまり見出してはいないし、ダンテが口八丁で要求を通そうとしても、彼女は決して自分を曲げなかい。
今までにダンテが一度も関わったことのない在り方を見せつけてくる少女を前に、ダンテは心を乱してしまっていた。
「……お前にとって都合のいいことが起こる。それが黙っておくことへの代金だ。いいな?」
ダンテは一方的にそれだけ言い残すと、ベアトリーチェに背中を向ける。
「ダンテさん、なんでおこ――」
ベアトリーチェの返事を待たず、ダンテは窓の外へと飛び出していく。
「待って……!」
ベアトリーチェがその背中を追いかけ、窓の外を見回してもダンテの姿は闇に溶け込んでおり、見つけることは叶わなかった。
ベアトリーチェは憔悴しきった様子でドアをぱたりとしめる。
「アイツはあんなに説教が長いのか?」
「ひゃっ」
安全を確認してからダンテがベッドの下から這い出して来る。
すっかり土ぼこりにまみれてしまった服に顔をしかめ、さりとて室内で叩はたいてまき散らすわけにもいかないため、肩をすくめるだけに留めておく。
「ほら、そんな声を出すとまたアイツがやって来るぞ」
「う、うん……」
静かになったベアトリーチェをよそに、ダンテはあらためて室内を見回す。
長方形の小さな部屋の中、窓の近い壁際にベッドが寄せられ、ドアに近い対角線上に位置する場所に木製の古びた机と衣装棚などが置いてある。
棚の隣には従者の部屋と繋がる扉が用意されているのだが、そちら側からは一切人の気配がしないため、ベアトリーチェに従者は居ないのだろう。
金がない様なのでそれ以前の問題かもしれないが。
「よし、それじゃあ俺がここに来た理由を説明するから……」
こい、と手招きをしようとしたのだが、ベアトリーチェの頬には朱が差し、瞳には警戒が浮かんでいる。
どうやらまだおまじないの影響が残っているらしかった。
「……そこで聞いてろ」
自分の顔にそれとなく自信を持っていたダンテだが、それによって避けられてしまうという初めての経験に、若干苛立ちを覚えてきつい口調になってしまう。
「俺のことを誰かに話すな。それだけだ」
「話すって……?」
わけが分からないといった風に、ベアトリーチェは首をかしげる。
ダンテがあれほど忠告したというのに、ダンテの事を詐欺師やその他の悪党だとは認識していなかったらしい。
藪蛇だったかとダンテは舌打ちをして話を続ける。
「お前と俺は、以前出会っただろう。その時のことだ」
「あー……」
あの時のことを思い出したのか、ベアトリーチェの表情に影が生まれる。
考えてみれば、ベアトリーチェが執拗にダンテ――ブルームバーグ伯爵家の御者に虐げられていた老人――のことを助けたがっていたのは、自分の境遇と重なっていたからだろう。
確かに同情ではない。
同族意識だ。
老人を助けることで、ベアトリーチェは自分の心も助けたかったのだろう。
だからこそ、彼女の瞳には自虐的な感情が浮かんでいたのだ。
「……おじいさんは、ご無事でしたか?」
「分かり切ってる質問に、答えないといけないか?」
ダンテが言外に老人は自分であると伝えると、ベアトリーチェは苦笑しながら頬をかく。
ベアトリーチェはまだ騙されたままで居ようとしたのだろうが、それ以上に大きな秘密を知られてしまっているダンテからすれば、それは些細な事だった。
なにせ、浮浪児を変装までして助け、二人一緒に、同じ方向へ歩き去ったのだ。
ダンテとテッドはかなり深い関係であり、そこからダンテが浮浪児側の人間だと推察するのは自然だろう。
そんな側の人間が、身なりを整え、貴族を名乗ってアンジェリカの気を惹こうとしている。
明らかに犯罪の臭いしかしなかった。
「もう一度言う。俺の事は黙っていろ」
「…………」
「なにが起きようともお前には関係のないことだし、お前にとって一切不利益はない」
ダンテの言うことは間違いなく真実だ。
詐欺師たちは今回、珍しく違法行為を働かない。
ほんの少し、ブルームバーグ伯爵家から恵んでいただくだけ。
ブルームバーグ伯爵家にとってはわずかな金額であっても、ダンテが一生遊んで暮らせる額になるのだが。
「アンジェリカさんはどうなるのですか?」
「どうも? 貴族の一人娘さまに普通の恋愛ができないのは、十二分に分かってるはずだろ」
そしてダンテは、ブラウン家に金を出してもらう為にアンジェリカへちょっかいをかけているのだと計画の表層を口にする。
出資を募るなんてこと貴族の間では日常茶飯事であり、ダンテは少しからめ手を使っているだけ。
この程度の話、アンジェリカの耳に入らなければ致命的ではない。
「それは人として最低の行いです」
ベアトリーチェの一言が、ダンテの胸を抉る。
ダンテだって、そんなことは言われなくともわかっているが、そうしなければ生きていけない連中も居るのだ。
ダンテが稼がなければ、テッドを含めた子どもたちは飢え死にしてしまう。
綺麗事だけでは生きていけない。
その事を、ベアトリーチェにぶちまけてやろうと、ダンテは口を開き――。
「でも、ダンテさんにも事情があるんだと思います」
ベアトリーチェは、諦めでも、自虐でも、ましてや自らをいじめるアンジェリカの不幸をあざ笑うわけでもない、不思議な笑みを口元に湛える。
「だから、仕方ないのかなって」
ベアトリーチェはダンテを糾弾し、そのうえでダンテを見逃したのだ。
ダンテは温情をかけられ、施されたのだ。
それは詐欺師として誰かから生きる権利を奪い取って来たダンテにとってはとてつもない屈辱でしかなかった。
「……ど、どうしたんですか?」
「別に」
急にダンテの瞳から熱が引いていったことに気づいたベアトリーチェが、困惑した様子で問いかけてくる。
琥珀色の瞳はどこまでも真っすぐで、邪気もなく、ただダンテのことを案じていた。
「どこか痛いのですか?」
それは友人や仲間、しかも心を預けられるほど親密な関係になった者同士がする目だ。
会って間もない、名前しか知らない様な他人が向けていいようなものではない。
しかもベアトリーチェは先ほどダンテの目的を聞いて、ダンテが悪党であると知ったばかりなのだ。
「…………」
ダンテの胸がざわめき、苛立ち始める。
だが、ベアトリーチェの結論は、ダンテにとって大変都合がいいものだ。
イラついたからと言って、それを蹴り飛ばして利をふいにすることはない。
ダンテは小さく深呼吸をして己を押さえ込むと、会話を再開する。
「俺がこの部屋を出たら、お前とは見ず知らずの他人だ。俺は二度とお前に関わらないから、お前も関わるな」
「……お断りします」
ダンテは思わず舌打ちをしてしまう。
いつもならば誰であろうとうまく舌先で丸め込んでしまうというのに、何故かベアトリーチェの前ではそれができなかった。
「ダンテさんは優しい人で……信じられる人ですから、他人では居たくないです」
ダンテが信じられる人、なんて言い方をされたのは初めてのことだ。
女ならばまずダンテの顔を褒めたたえ、次にダンテの言葉に心を蕩けさせる。
だというのにベアトリーチェはダンテに対して混乱こそすれ、顔そのものには価値をあまり見出してはいないし、ダンテが口八丁で要求を通そうとしても、彼女は決して自分を曲げなかい。
今までにダンテが一度も関わったことのない在り方を見せつけてくる少女を前に、ダンテは心を乱してしまっていた。
「……お前にとって都合のいいことが起こる。それが黙っておくことへの代金だ。いいな?」
ダンテは一方的にそれだけ言い残すと、ベアトリーチェに背中を向ける。
「ダンテさん、なんでおこ――」
ベアトリーチェの返事を待たず、ダンテは窓の外へと飛び出していく。
「待って……!」
ベアトリーチェがその背中を追いかけ、窓の外を見回してもダンテの姿は闇に溶け込んでおり、見つけることは叶わなかった。
0
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢の身代わりで追放された侍女、北の地で才能を開花させ「氷の公爵」を溶かす
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の罪は、万死に値する!」
公爵令嬢アリアンヌの罪をすべて被せられ、侍女リリアは婚約破棄の茶番劇のスケープゴートにされた。
忠誠を尽くした主人に裏切られ、誰にも信じてもらえず王都を追放される彼女に手を差し伸べたのは、彼女を最も蔑んでいたはずの「氷の公爵」クロードだった。
「君が犯人でないことは、最初から分かっていた」
冷徹な仮面の裏に隠された真実と、予想外の庇護。
彼の領地で、リリアは内に秘めた驚くべき才能を開花させていく。
一方、有能な「影」を失った王太子と悪役令嬢は、自滅の道を転がり落ちていく。
これは、地味な侍女が全てを覆し、世界一の愛を手に入れる、痛快な逆転シンデレラストーリー。
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
婚約破棄で悪役令嬢を辞めたので、今日から素で生きます。
黒猫かの
恋愛
「エリー・オルブライト! 貴様との婚約を破棄する!」
豪華絢爛な夜会で、ウィルフレッド王子から突きつけられた非情な宣告。
しかし、公爵令嬢エリーの心境は……「よっしゃあ! やっと喋れるわ!!」だった。
悪役令嬢に転生しましたが、行いを変えるつもりはありません
れぐまき
恋愛
公爵令嬢セシリアは皇太子との婚約発表舞踏会で、とある男爵令嬢を見かけたことをきっかけに、自分が『宝石の絆』という乙女ゲームのライバルキャラであることを知る。
「…私、間違ってませんわね」
曲がったことが大嫌いなオーバースペック公爵令嬢が自分の信念を貫き通す話
…だったはずが最近はどこか天然の主人公と勘違い王子のすれ違い(勘違い)恋愛話になってきている…
5/13
ちょっとお話が長くなってきたので一旦全話非公開にして纏めたり加筆したりと大幅に修正していきます
5/22
修正完了しました。明日から通常更新に戻ります
9/21
完結しました
また気が向いたら番外編として二人のその後をアップしていきたいと思います
婚約破棄すると言われたので、これ幸いとダッシュで逃げました。殿下、すみませんが追いかけてこないでください。
桜乃
恋愛
ハイネシック王国王太子、セルビオ・エドイン・ハイネシックが舞踏会で高らかに言い放つ。
「ミュリア・メリッジ、お前とは婚約を破棄する!」
「はい、喜んで!」
……えっ? 喜んじゃうの?
※約8000文字程度の短編です。6/17に完結いたします。
※1ページの文字数は少な目です。
☆番外編「出会って10秒でひっぱたかれた王太子のお話」
セルビオとミュリアの出会いの物語。
※10/1から連載し、10/7に完結します。
※1日おきの更新です。
※1ページの文字数は少な目です。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年12月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、番外編を追加投稿する際に、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。
前世ブラックOLの私が転生したら悪役令嬢でした
タマ マコト
ファンタジー
過労で倒れたブラック企業勤めのOLは、目を覚ますと公爵令嬢アーデルハイトとして転生していた。しかも立場は“断罪予定の悪役令嬢”。だが彼女は恋愛や王子の愛を選ばず、社交界を「市場」と見抜く。王家の財政が危ういことを察知し、家の莫大な資産と金融知識を武器に“期限付き融資”という刃を突きつける。理想主義の王太子と衝突しながらも、彼女は決意する――破滅を回避するためではない。国家の金脈を握り、国そのものを立て直すために。悪役令嬢の経済戦争が、静かに幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる