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Tier47 写真
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僕達二人の写真を撮ったことをとうとう自白した那須先輩は縮こまるようにして椅子に座っている。
「さて、どうする伊瀬?」
「どうするって?」
「この変態先輩をどう処分するかってことだよ。そうだ、マイグレーションでもするか。ちょうど使用練度を上げたいと思ってたしな」
マノ君は那須先輩のこめかみ目掛けてゆっくりと手を伸ばした。
「ちょっ、ちょっと待って! 冗談でも駄目だよそういうことは! 那須先輩も、そんな何もかも諦めたような顔しないでください!」
僕は慌ててマノ君が伸ばした手を引っ張る。
「じゃあ、どうすんだよ? ごめんで済ますっていうのか? 世の中には『ごめんで済んだら警察はいらない』って言葉があるんだよ。そうじゃなかったら俺達みたいな存在はいらねぇだろ」
「そうだけど、そうじゃないでしょ。あと、僕達は普通の警察とはまた違うと思うけど」
「なんにしろ、変態先輩のしたことは逮捕案件だろ」
それに関しては僕も否定することが出来ない。
でも、那須先輩のことを変態先輩と呼ぶのはやめてあげて欲しい。
変態先輩と呼ばれる度に那須先輩が唇を噛みしめながら「変態じゃないもん」と呟くのを見ているのは辛いものがある。
どこが変態じゃないのかと聞けれたら困ってしまうんだけど……
「とにかく! 穏便に済ませましょう。那須先輩は僕達の写真を撮った反省と写真の回収・廃棄をしてください。そうすれば、これ以上は追及しませんから」
「分かりました……ただ、変態なわけじゃ――」
「よし、やっぱ逮捕だな。六課のよしみでパノプティコンでの禁固20年の刑にしといてやる」
「ごめんなさい! 変態です! 許してください!」
マノ君の脅しに那須先輩はすぐさま屈服した。
「それにしても、どうして今時、紙の写真なんですか? 普通にデータのやりとりでも良いと思うんですけど」
「それは俺も思った。紙の写真なんて久しぶりに見たぐらいだ」
清水さんが僕達に見せてきたのは紙媒体の写真だった。
写真なんてスマホで見せれば良いのにどうして紙の写真だったのか気になっていた。
紙の写真でなければならなかった理由でもあるんだろうか。
「ふっふっふ、二人ともまだまだだね」
先ほどの態度はどこへやら、那須先輩は不敵に笑った。
「なに笑ってんだ?」
マノ君が若干キレ気味に言う。
実際のところはだいぶ前からキレていたけれど。
「二人ともデータの写真のメリットってなんだと思う?」
僕達は妙なことを問いかけられた。
「質問したのはこっちだが?」と堪忍袋の緒が切れそうになったマノ君をなだめながら、問いかけられたことについて考えてみる。
「簡単に他の人に共有、シェア出来ることかな」
「お、良いね! 他にはどう?」
僕の答えに那須先輩は好印象だった。
「あとは、容易に複製出来るとかか?」
なだめたはずのマノ君がちゃっかり答える。
なんだかんだ言って、那須先輩の問いかけに対してちゃんと考えていたんだなと僕は思う。
「そう、それ! 他にもいろいろあるとは思うけど、大きく言ったらその二つだよね。でも、この二つはメリットでもありデメリットでもあるんだよね」
簡単に共有・複製することが出来るのがデメリットになる場合?
単純に考えればメリットしかないようにも感じるような。
「そういや、那須先輩。最近、金欠だったよな。趣味に金を使い過ぎたって」
マノ君がいつの間にか那須先輩呼びに戻っている。
「お、そんなことよく覚えてたね。もしかしてマノ君、私のことが……」
「それ以上言ったら、本気でやりますよ」
マノ君が那須先輩のこめかみに手を近づけて言った。
照れ隠しで言っているのではなく、マノ君の目は本気だった。
「ごめん! ごめん! ごめん! 嘘! 嘘! 嘘!」
那須先輩は瞬時に平謝りをする。
こうなるって分かっているんだから、最初からやらなければ良いのに。
けど、それをやっちゃうのが那須先輩なのかもしれない。
さて、データ写真のメリットがデメリットになる場合か……
僕はさっきの話をざっと思い返す。
……
どうして、マノ君は那須先輩が金欠だという話をいきなり持ち出したんだろう?
「まさか……」
僕の漏らした言葉を聞いてマノ君はニヤリと口角を上げた。
「お、伊瀬君分かったの?」
「えぇ、一応分かったかもしれません」
「間違えてても大丈夫だから聞かせて、聞かせて」
那須先輩は楽しそうに催促してくる。
「データの写真のメリットがデメリットになる場合、これってつまり、データの写真の反対の存在を考えれば良いと思うんです。それで、その反対の存在は紙の写真です。紙の写真は簡単に共有・複製することが出来ません。言わば、これが紙の写真のデメリットです。となると、データの写真のメリットがデメリットになる場合を考えるには紙の写真のメリットを考えれば良いんです。紙の写真のメリットは物質的な物でむやみやたらに共有・複製することが出来ないこと。要するに、希少性が生まれるんです。対して、データの写真では希少性が生まれにくいんです。これがデータの写真のメリットがデメリットになる場合だと思います」
僕は一息に自分の仮説を言い切った。
「す、すごいよ伊瀬君! 正解だよ! 正直、私はそこまで深くは考えていなかったよ」
那須先輩はパチパチと手を叩いて僕の仮説を褒めてくれた。
「そこで、那須先輩に一つ質問があるんですけど良いですか?」
「質問? 良いよ良いよ、何でも聞いて」
「紙の写真の希少性を使って、ある界隈の方達に高値で写真を販売して金銭を受け取ったりしていませんよね?」
「……え?」
那須先輩は崖っぷちに追い詰められた犯人のような表情をする。
「伊瀬刑事! 那須容疑者の机の引き出しから金銭が入ったと思われる封筒が見つかりました! それに現存された紙写真も数枚、見つかりました!」
マノ君が大袈裟に子芝居をうつ。
「売ったんですね、那須先輩?」
「それは……その……今月は資金の方が本当にピンチだったので……」
那須先輩は俯きながら弁明する。
「あれ~変態先輩、いや、密売せんぱ~い? 生徒会役員がこんなことしちゃって良いんですか~? 言い逃れは出来ませんよ~? ほら、ここにちゃ~んと物的証拠がありますから」
マノ君が楽しそうに那須先輩を問い詰める。
客観的に見たら那須先輩よりもマノ君の方が圧倒的に悪役だ。
「これって犯罪ですよねぇ~。逮捕して豚箱にぶち込むしかないかな~? と言いたいところですが、俺は少なからず那須先輩には恩があります。だから、今回はこれで許してあげます」
そう言って、マノ君は那須先輩のブレザーのポケットからスマホをひょいと取り出した。
流れるように取り出したスマホを那須先輩の顔に向ける。
那須先輩が目をつぶる暇もなく、顔認証が反応してスマホのロック画面が解除される。
マノ君は瞬く間にフォトフォルダを開いて、僕達二人が写った元凶の写真を完全に削除した。
「あっ!」
事の重大さに気付いた那須先輩がスマホを取り返そうとしたが、マノ君に軽々しく避けられた。
お互いに距離を置き、牽制し合う。
「マノ君、お願いだからそのスマホを返して」
那須先輩は動揺しながらも声は割と落ち着いている。
「……分かりましたよ。問題の写真は削除出来たので返しますよ」
驚いたことにマノ君が素直に那須先輩のお願いを聞いた。
マノ君のことだからもっと何か懲らしめるようなことをするんじゃないかと思っていた。
マノ君はスマホを返そうと那須先輩に近づき、那須先輩は安堵したように受け取りに行く。
スマホが渡される……と思いきや再度、那須先輩の顔にスマホが向けられた。
「やっぱり、鍵付きフォルダに隠してたか」
そこには元凶の写真がしっかりと残っていた。
他にも那須先輩の趣味のものと思われる写真が大量に保存されていた。
「あ゛~~~! お願い、やめて! 消さないで!」
さっきとは打って変わって、那須先輩が死に物狂いでマノ君に跪いて懇願する。
「うん? やめない」
マノ君はこれでもかというほどの爽やかな笑顔で全ての写真を完全に削除した。
「あ゛~~~! 私の愛しのコレクションがぁ~~~!」
那須先輩はとうとう泣き崩れた。
「おっと、忘れるとこだった。こっちもやらないとな」
マノ君は数枚の紙の写真を生徒会室に備え付けられているシュレッダーにかけた。
「そうだ、伊瀬。紙写真のメリットにもう一つ加えといてくれ」
「もう一つ?」
「むやみやたらに共有・複製されない分、闇に葬りやすいってな」
マノ君がそう言い終わるのと同時にシュレッダーにかけた写真が全て粉々になった。
「さて、どうする伊瀬?」
「どうするって?」
「この変態先輩をどう処分するかってことだよ。そうだ、マイグレーションでもするか。ちょうど使用練度を上げたいと思ってたしな」
マノ君は那須先輩のこめかみ目掛けてゆっくりと手を伸ばした。
「ちょっ、ちょっと待って! 冗談でも駄目だよそういうことは! 那須先輩も、そんな何もかも諦めたような顔しないでください!」
僕は慌ててマノ君が伸ばした手を引っ張る。
「じゃあ、どうすんだよ? ごめんで済ますっていうのか? 世の中には『ごめんで済んだら警察はいらない』って言葉があるんだよ。そうじゃなかったら俺達みたいな存在はいらねぇだろ」
「そうだけど、そうじゃないでしょ。あと、僕達は普通の警察とはまた違うと思うけど」
「なんにしろ、変態先輩のしたことは逮捕案件だろ」
それに関しては僕も否定することが出来ない。
でも、那須先輩のことを変態先輩と呼ぶのはやめてあげて欲しい。
変態先輩と呼ばれる度に那須先輩が唇を噛みしめながら「変態じゃないもん」と呟くのを見ているのは辛いものがある。
どこが変態じゃないのかと聞けれたら困ってしまうんだけど……
「とにかく! 穏便に済ませましょう。那須先輩は僕達の写真を撮った反省と写真の回収・廃棄をしてください。そうすれば、これ以上は追及しませんから」
「分かりました……ただ、変態なわけじゃ――」
「よし、やっぱ逮捕だな。六課のよしみでパノプティコンでの禁固20年の刑にしといてやる」
「ごめんなさい! 変態です! 許してください!」
マノ君の脅しに那須先輩はすぐさま屈服した。
「それにしても、どうして今時、紙の写真なんですか? 普通にデータのやりとりでも良いと思うんですけど」
「それは俺も思った。紙の写真なんて久しぶりに見たぐらいだ」
清水さんが僕達に見せてきたのは紙媒体の写真だった。
写真なんてスマホで見せれば良いのにどうして紙の写真だったのか気になっていた。
紙の写真でなければならなかった理由でもあるんだろうか。
「ふっふっふ、二人ともまだまだだね」
先ほどの態度はどこへやら、那須先輩は不敵に笑った。
「なに笑ってんだ?」
マノ君が若干キレ気味に言う。
実際のところはだいぶ前からキレていたけれど。
「二人ともデータの写真のメリットってなんだと思う?」
僕達は妙なことを問いかけられた。
「質問したのはこっちだが?」と堪忍袋の緒が切れそうになったマノ君をなだめながら、問いかけられたことについて考えてみる。
「簡単に他の人に共有、シェア出来ることかな」
「お、良いね! 他にはどう?」
僕の答えに那須先輩は好印象だった。
「あとは、容易に複製出来るとかか?」
なだめたはずのマノ君がちゃっかり答える。
なんだかんだ言って、那須先輩の問いかけに対してちゃんと考えていたんだなと僕は思う。
「そう、それ! 他にもいろいろあるとは思うけど、大きく言ったらその二つだよね。でも、この二つはメリットでもありデメリットでもあるんだよね」
簡単に共有・複製することが出来るのがデメリットになる場合?
単純に考えればメリットしかないようにも感じるような。
「そういや、那須先輩。最近、金欠だったよな。趣味に金を使い過ぎたって」
マノ君がいつの間にか那須先輩呼びに戻っている。
「お、そんなことよく覚えてたね。もしかしてマノ君、私のことが……」
「それ以上言ったら、本気でやりますよ」
マノ君が那須先輩のこめかみに手を近づけて言った。
照れ隠しで言っているのではなく、マノ君の目は本気だった。
「ごめん! ごめん! ごめん! 嘘! 嘘! 嘘!」
那須先輩は瞬時に平謝りをする。
こうなるって分かっているんだから、最初からやらなければ良いのに。
けど、それをやっちゃうのが那須先輩なのかもしれない。
さて、データ写真のメリットがデメリットになる場合か……
僕はさっきの話をざっと思い返す。
……
どうして、マノ君は那須先輩が金欠だという話をいきなり持ち出したんだろう?
「まさか……」
僕の漏らした言葉を聞いてマノ君はニヤリと口角を上げた。
「お、伊瀬君分かったの?」
「えぇ、一応分かったかもしれません」
「間違えてても大丈夫だから聞かせて、聞かせて」
那須先輩は楽しそうに催促してくる。
「データの写真のメリットがデメリットになる場合、これってつまり、データの写真の反対の存在を考えれば良いと思うんです。それで、その反対の存在は紙の写真です。紙の写真は簡単に共有・複製することが出来ません。言わば、これが紙の写真のデメリットです。となると、データの写真のメリットがデメリットになる場合を考えるには紙の写真のメリットを考えれば良いんです。紙の写真のメリットは物質的な物でむやみやたらに共有・複製することが出来ないこと。要するに、希少性が生まれるんです。対して、データの写真では希少性が生まれにくいんです。これがデータの写真のメリットがデメリットになる場合だと思います」
僕は一息に自分の仮説を言い切った。
「す、すごいよ伊瀬君! 正解だよ! 正直、私はそこまで深くは考えていなかったよ」
那須先輩はパチパチと手を叩いて僕の仮説を褒めてくれた。
「そこで、那須先輩に一つ質問があるんですけど良いですか?」
「質問? 良いよ良いよ、何でも聞いて」
「紙の写真の希少性を使って、ある界隈の方達に高値で写真を販売して金銭を受け取ったりしていませんよね?」
「……え?」
那須先輩は崖っぷちに追い詰められた犯人のような表情をする。
「伊瀬刑事! 那須容疑者の机の引き出しから金銭が入ったと思われる封筒が見つかりました! それに現存された紙写真も数枚、見つかりました!」
マノ君が大袈裟に子芝居をうつ。
「売ったんですね、那須先輩?」
「それは……その……今月は資金の方が本当にピンチだったので……」
那須先輩は俯きながら弁明する。
「あれ~変態先輩、いや、密売せんぱ~い? 生徒会役員がこんなことしちゃって良いんですか~? 言い逃れは出来ませんよ~? ほら、ここにちゃ~んと物的証拠がありますから」
マノ君が楽しそうに那須先輩を問い詰める。
客観的に見たら那須先輩よりもマノ君の方が圧倒的に悪役だ。
「これって犯罪ですよねぇ~。逮捕して豚箱にぶち込むしかないかな~? と言いたいところですが、俺は少なからず那須先輩には恩があります。だから、今回はこれで許してあげます」
そう言って、マノ君は那須先輩のブレザーのポケットからスマホをひょいと取り出した。
流れるように取り出したスマホを那須先輩の顔に向ける。
那須先輩が目をつぶる暇もなく、顔認証が反応してスマホのロック画面が解除される。
マノ君は瞬く間にフォトフォルダを開いて、僕達二人が写った元凶の写真を完全に削除した。
「あっ!」
事の重大さに気付いた那須先輩がスマホを取り返そうとしたが、マノ君に軽々しく避けられた。
お互いに距離を置き、牽制し合う。
「マノ君、お願いだからそのスマホを返して」
那須先輩は動揺しながらも声は割と落ち着いている。
「……分かりましたよ。問題の写真は削除出来たので返しますよ」
驚いたことにマノ君が素直に那須先輩のお願いを聞いた。
マノ君のことだからもっと何か懲らしめるようなことをするんじゃないかと思っていた。
マノ君はスマホを返そうと那須先輩に近づき、那須先輩は安堵したように受け取りに行く。
スマホが渡される……と思いきや再度、那須先輩の顔にスマホが向けられた。
「やっぱり、鍵付きフォルダに隠してたか」
そこには元凶の写真がしっかりと残っていた。
他にも那須先輩の趣味のものと思われる写真が大量に保存されていた。
「あ゛~~~! お願い、やめて! 消さないで!」
さっきとは打って変わって、那須先輩が死に物狂いでマノ君に跪いて懇願する。
「うん? やめない」
マノ君はこれでもかというほどの爽やかな笑顔で全ての写真を完全に削除した。
「あ゛~~~! 私の愛しのコレクションがぁ~~~!」
那須先輩はとうとう泣き崩れた。
「おっと、忘れるとこだった。こっちもやらないとな」
マノ君は数枚の紙の写真を生徒会室に備え付けられているシュレッダーにかけた。
「そうだ、伊瀬。紙写真のメリットにもう一つ加えといてくれ」
「もう一つ?」
「むやみやたらに共有・複製されない分、闇に葬りやすいってな」
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