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階下から物音がして、ルカはビクリと身体を反応させ目を覚ました。
昨夜の自分の行いに明け方まで反省していたうえに、溜まっていた疲れのせいでウトウトと眠ってしまったのだ。
瞬時に緊張が全身を包み、ルカは抱えていた剣を握って立ち上がった。
ベッドにまだ眠るスヴェトラーナを確認し、まとめて置いた荷物の位置も確認をしてからゆっくりと音を立てないように屋根裏部屋のドアを開けた。
万が一の時はスヴェトラーナと荷物を担いで動かなくてはならないと頭でシュミレーションしながら、足音を殺して音の鳴る家の入口にあるキッチンへ向かう。
ひとつ呼吸をしてから中を窺うと、老婆がせわしなく動いていた。それを見てパンの焼ける匂いがしていることに気付いた。
ルカはがっくりと頭を落とした。匂いで気が付くだろうと。
老婆が食事の支度をしていたってなんの不思議もない。
自分がコントロール出来ていない昨夜からの調子に乗った行動や落ち着けばわかることに焦って反応してしまっているこの事態に、ルカは恥ずかしくなった。
「おはようございます」
老婆は気まずそうな顔をしたルカを見て笑った。
剣を握りしめているので、ルカが勘違いして降りて来たとわかったのだ。
「早いねー。食事の支度してただけだよ。まったくビビリだねー」
ルカは気まずさが増し頭を掻いた。
「ま、それっくらい慎重なほうがいい。旅は危ないからね」
「はい……。お手伝いします……」
ルカは見えるところに剣を置き老婆の側に寄った。
「急ぐんだろうけどあんたたちが持ってくものを作ってるからね。出来上がるまではあの娘も寝かせてやればいいし、待ってな」
机の上には沢山の材料が並んでいた。これを全部使うとしたら相当な量だ。
「この先どこで食べ物を買えるかわからないしね。逢う人は全員疑ってかかりな。あたしみたいなのはもう少ないんだよ、この国には」
老婆が生地をこねながら言う事に、ルカは違和感を覚えた。
「ここで出来るもんは全部持たせてやるからね。無事に逃がしてやるんだよ」
違和感の正体が解った。
老女はスヴェトラーナが公女だと気が付いている。
ルカが驚いて老婆を見下ろすと、皺だらけの顔をニコニコさせているだけだった。
「わかって、いたんですね……」
「あたしは大公は置いてもあの娘には同情してるよ。親の責任を娘にまで持たせなくっていいよ。でもそう思わないのが大半だよ。悪いのは戦争仕掛けて来たコースリーのヤロウ等なのにさ」
ルカの胸が詰まった。
老婆はスヴェトラーナを同情しわかっていることを言わずに休ませ、朝早くから支度をしてくれていたのだ
ここまで今のスヴェトラーナにしてくれるひとがいる。この存在はスヴェトラーナの心を少しでも癒してくれるに違いない。
「ありがとうございます……」
「あはは。いんだよ。老い先短いからね、善行ってやつをして天国行きたいのさ」
口は悪いが優しさがルカの心も癒した。
老婆はパンだけじゃなく日持ちするドライフルーツの入った菓子やビスケットも焼いてくれた。
食べ物の用意が足りなかったのは馬車で逃げるときにマスケット銃で馬に積んでいた荷物が撃たれてしまったからだった。
途中で買えればと思っていたが、それが簡単ではなさそうだったので心底安心した。
ルカの荷物の中に半分入れ、残りは用意した鞄に水と一緒に入れてくれた。
もう一つの袋の中には清潔な替えの下着や替えの靴下を入れてくれた。
「あんたにゃわからんだろうが女は下着を変えられないのが本当につらいんだよ。旅のあいだは使い捨てして毎日は無理でも身体を拭いて着替えさせてやりな」
ルカには気が付かなかったことを教えてくれ、荷物を用意してくれた。
そこまで気の回らない自分を情けなく思いながら感謝したが、これだけの荷物を抱えて万が一の時に逃げるのは少し大変だと思った。
「大丈夫だよ。馬を一頭やるからね、それに乗れるところまで乗って行きな」
「馬なんて、そこまでは……」
「家畜を捨てて逃げてくもんが多いからさ、野良の馬が拾えるんだよ。野良だからどっかに捨ててってもかまやしないよ」
老婆が野良馬を簡単に捕まえてるとは思えない。
ここに来るまで野良馬を見かけもしなかった。
家にいる馬をスヴェトラーナのために譲ってくれるのだろう。
「何と言っていいかわかりません」
「だったら黙ってりゃいいよ」
たっぷりの荷物が出来た頃に着替えたスヴェトラーナが降りて来た。
疲れ果てていたせいでぐっすりと眠れたようだ。
「よく眠れたみたいだね。よかったよ。さぁ、朝ご飯にしようか」
朝食を済まして出発の準備をしながら老婆のことをスヴェトラーナに話した。
スヴェトラーナは祈るように手を組んで目を閉じた。老婆の優しさに胸を打たれ感謝したのだ。
スヴェトラーナに生きろと言ってくれる存在がルカ以外にもちゃんといることを伝えられて、ルカも嬉しかった。
これでスヴェトラーナの持つ罪悪感が薄れるわけではないが、そんな存在がいるのを知ることが重要なのだ。
スヴェトラーナとルカは借りた屋根裏部屋のベッドに金貨を数枚置いて出た。
食料や馬を使った倍は買える金額だ。
実際それを使っても買えるのかはこの国の状況から難しいかもしれないと思った。 それでもしてくれたことに対して出来ることはこれだけだった。
老婆と抱き合い、スヴェトラーナは微笑んで出発出来た。
その顔が眩しくてルカはまっすぐ見られなかった。
最初スヴェトラーナだけ馬に乗せ自分は歩こうかと思ったが、せめて身が隠れる林の道までは早く進んだ方がいいと老婆が言うのでふたりで馬に乗って出発した。
ルカも早くこのなにも逃げ場のないところから出たかったが、スヴェトラーナを前に乗せて走ることに躊躇したのだ。
どうしても身体が密着してしまう。
後ろに乗せることも考えたが、守ることを最優先にしたら前の方がしやすい。
身体で包んで覆いかぶれるからだ。
しかし前に乗せると当然手綱を持つ腕の中にスヴェトラーナを入れることになるし、ルカの胸にスヴェトラーナの背中がピッタリとくっついてしまう。
馬車から引っ張り出した時のような状況では気にしてなどいられなかったが、今はそうではない。
高鳴る鼓動が伝わらないように、なるべく神経を外に尖らせルカは冷静を装った。
スヴェトラーナはなるべく身体が密着しないようにしたかったが、走る馬の揺れでどうしてもルカの胸に自分の背がくっついてしまうのに動揺していた。
手綱を握る長い両腕に身体を挟み包まれているような錯覚もある。錯覚ではなく実際に包まれている。
昨晩急にルカをひとりの男性として意識してまってから、こんな密着はスヴェトラーナから冷静さを奪う。
しかしそのことがスヴェトラーナの心の傷を和らげているのも事実だ。
国や父親、母や弟。スヴェトラーナの為に運命を変えた者。心は休むことなく苛まれていた。
重い罪悪感がスヴェトラーナを崖の淵に立っているような気分にさせていたのだ。
それがルカを意識したことで人間として女性としての感情が込み上がり、自分の置かれている状況を一時でも置いてただの自分に戻れてしまった。
コントロール出来ない胸の高鳴りがスヴェトラーナの心の傷という荷を置かせた。
冷静になりたいのだが、どうしようとも鼓動が高鳴るのだ。
走る馬のせいでマントから零れたスヴェトラーナの金色の髪がルカの頬を擽る。
ルカはこんな状況で顔が熱くなる自分を叱咤する。今、突発的な状況になったら守れないなんて事態になりかねない。
忘れるな! 自分が何者かで何のためにこうしているのかをもっと自覚しろ!
*****
休憩のたびに老婆が持たせたものを少しずつ食べた。
ルカも少ないがスヴェトラーナと近い量を食べている。
今は老婆のおかげで充分あるし、ルカの想定ではうまく行けばあと五日でレイルズに行けると踏んでいる。
馬を手に入れられたおかげで進みも早くなった。老婆には心から感謝だ。
宮殿を出る前にヴィクトールと逃亡ルートは相談してあった。
亡命要請が上手く行けば打合せしていた場所に大公妃一行、もしくは迎えの者が待っているはず。
上手く行けば、あと五日。
昨夜の自分の行いに明け方まで反省していたうえに、溜まっていた疲れのせいでウトウトと眠ってしまったのだ。
瞬時に緊張が全身を包み、ルカは抱えていた剣を握って立ち上がった。
ベッドにまだ眠るスヴェトラーナを確認し、まとめて置いた荷物の位置も確認をしてからゆっくりと音を立てないように屋根裏部屋のドアを開けた。
万が一の時はスヴェトラーナと荷物を担いで動かなくてはならないと頭でシュミレーションしながら、足音を殺して音の鳴る家の入口にあるキッチンへ向かう。
ひとつ呼吸をしてから中を窺うと、老婆がせわしなく動いていた。それを見てパンの焼ける匂いがしていることに気付いた。
ルカはがっくりと頭を落とした。匂いで気が付くだろうと。
老婆が食事の支度をしていたってなんの不思議もない。
自分がコントロール出来ていない昨夜からの調子に乗った行動や落ち着けばわかることに焦って反応してしまっているこの事態に、ルカは恥ずかしくなった。
「おはようございます」
老婆は気まずそうな顔をしたルカを見て笑った。
剣を握りしめているので、ルカが勘違いして降りて来たとわかったのだ。
「早いねー。食事の支度してただけだよ。まったくビビリだねー」
ルカは気まずさが増し頭を掻いた。
「ま、それっくらい慎重なほうがいい。旅は危ないからね」
「はい……。お手伝いします……」
ルカは見えるところに剣を置き老婆の側に寄った。
「急ぐんだろうけどあんたたちが持ってくものを作ってるからね。出来上がるまではあの娘も寝かせてやればいいし、待ってな」
机の上には沢山の材料が並んでいた。これを全部使うとしたら相当な量だ。
「この先どこで食べ物を買えるかわからないしね。逢う人は全員疑ってかかりな。あたしみたいなのはもう少ないんだよ、この国には」
老婆が生地をこねながら言う事に、ルカは違和感を覚えた。
「ここで出来るもんは全部持たせてやるからね。無事に逃がしてやるんだよ」
違和感の正体が解った。
老女はスヴェトラーナが公女だと気が付いている。
ルカが驚いて老婆を見下ろすと、皺だらけの顔をニコニコさせているだけだった。
「わかって、いたんですね……」
「あたしは大公は置いてもあの娘には同情してるよ。親の責任を娘にまで持たせなくっていいよ。でもそう思わないのが大半だよ。悪いのは戦争仕掛けて来たコースリーのヤロウ等なのにさ」
ルカの胸が詰まった。
老婆はスヴェトラーナを同情しわかっていることを言わずに休ませ、朝早くから支度をしてくれていたのだ
ここまで今のスヴェトラーナにしてくれるひとがいる。この存在はスヴェトラーナの心を少しでも癒してくれるに違いない。
「ありがとうございます……」
「あはは。いんだよ。老い先短いからね、善行ってやつをして天国行きたいのさ」
口は悪いが優しさがルカの心も癒した。
老婆はパンだけじゃなく日持ちするドライフルーツの入った菓子やビスケットも焼いてくれた。
食べ物の用意が足りなかったのは馬車で逃げるときにマスケット銃で馬に積んでいた荷物が撃たれてしまったからだった。
途中で買えればと思っていたが、それが簡単ではなさそうだったので心底安心した。
ルカの荷物の中に半分入れ、残りは用意した鞄に水と一緒に入れてくれた。
もう一つの袋の中には清潔な替えの下着や替えの靴下を入れてくれた。
「あんたにゃわからんだろうが女は下着を変えられないのが本当につらいんだよ。旅のあいだは使い捨てして毎日は無理でも身体を拭いて着替えさせてやりな」
ルカには気が付かなかったことを教えてくれ、荷物を用意してくれた。
そこまで気の回らない自分を情けなく思いながら感謝したが、これだけの荷物を抱えて万が一の時に逃げるのは少し大変だと思った。
「大丈夫だよ。馬を一頭やるからね、それに乗れるところまで乗って行きな」
「馬なんて、そこまでは……」
「家畜を捨てて逃げてくもんが多いからさ、野良の馬が拾えるんだよ。野良だからどっかに捨ててってもかまやしないよ」
老婆が野良馬を簡単に捕まえてるとは思えない。
ここに来るまで野良馬を見かけもしなかった。
家にいる馬をスヴェトラーナのために譲ってくれるのだろう。
「何と言っていいかわかりません」
「だったら黙ってりゃいいよ」
たっぷりの荷物が出来た頃に着替えたスヴェトラーナが降りて来た。
疲れ果てていたせいでぐっすりと眠れたようだ。
「よく眠れたみたいだね。よかったよ。さぁ、朝ご飯にしようか」
朝食を済まして出発の準備をしながら老婆のことをスヴェトラーナに話した。
スヴェトラーナは祈るように手を組んで目を閉じた。老婆の優しさに胸を打たれ感謝したのだ。
スヴェトラーナに生きろと言ってくれる存在がルカ以外にもちゃんといることを伝えられて、ルカも嬉しかった。
これでスヴェトラーナの持つ罪悪感が薄れるわけではないが、そんな存在がいるのを知ることが重要なのだ。
スヴェトラーナとルカは借りた屋根裏部屋のベッドに金貨を数枚置いて出た。
食料や馬を使った倍は買える金額だ。
実際それを使っても買えるのかはこの国の状況から難しいかもしれないと思った。 それでもしてくれたことに対して出来ることはこれだけだった。
老婆と抱き合い、スヴェトラーナは微笑んで出発出来た。
その顔が眩しくてルカはまっすぐ見られなかった。
最初スヴェトラーナだけ馬に乗せ自分は歩こうかと思ったが、せめて身が隠れる林の道までは早く進んだ方がいいと老婆が言うのでふたりで馬に乗って出発した。
ルカも早くこのなにも逃げ場のないところから出たかったが、スヴェトラーナを前に乗せて走ることに躊躇したのだ。
どうしても身体が密着してしまう。
後ろに乗せることも考えたが、守ることを最優先にしたら前の方がしやすい。
身体で包んで覆いかぶれるからだ。
しかし前に乗せると当然手綱を持つ腕の中にスヴェトラーナを入れることになるし、ルカの胸にスヴェトラーナの背中がピッタリとくっついてしまう。
馬車から引っ張り出した時のような状況では気にしてなどいられなかったが、今はそうではない。
高鳴る鼓動が伝わらないように、なるべく神経を外に尖らせルカは冷静を装った。
スヴェトラーナはなるべく身体が密着しないようにしたかったが、走る馬の揺れでどうしてもルカの胸に自分の背がくっついてしまうのに動揺していた。
手綱を握る長い両腕に身体を挟み包まれているような錯覚もある。錯覚ではなく実際に包まれている。
昨晩急にルカをひとりの男性として意識してまってから、こんな密着はスヴェトラーナから冷静さを奪う。
しかしそのことがスヴェトラーナの心の傷を和らげているのも事実だ。
国や父親、母や弟。スヴェトラーナの為に運命を変えた者。心は休むことなく苛まれていた。
重い罪悪感がスヴェトラーナを崖の淵に立っているような気分にさせていたのだ。
それがルカを意識したことで人間として女性としての感情が込み上がり、自分の置かれている状況を一時でも置いてただの自分に戻れてしまった。
コントロール出来ない胸の高鳴りがスヴェトラーナの心の傷という荷を置かせた。
冷静になりたいのだが、どうしようとも鼓動が高鳴るのだ。
走る馬のせいでマントから零れたスヴェトラーナの金色の髪がルカの頬を擽る。
ルカはこんな状況で顔が熱くなる自分を叱咤する。今、突発的な状況になったら守れないなんて事態になりかねない。
忘れるな! 自分が何者かで何のためにこうしているのかをもっと自覚しろ!
*****
休憩のたびに老婆が持たせたものを少しずつ食べた。
ルカも少ないがスヴェトラーナと近い量を食べている。
今は老婆のおかげで充分あるし、ルカの想定ではうまく行けばあと五日でレイルズに行けると踏んでいる。
馬を手に入れられたおかげで進みも早くなった。老婆には心から感謝だ。
宮殿を出る前にヴィクトールと逃亡ルートは相談してあった。
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