95 / 137
セレナのネグロクサ訪問
しおりを挟む
セレナは食事を終えると、厨房に顔を出して料理を習い、狼人族の店主からレシピと細かなコツまで教わった。
「これで、きっとアキラも喜ぶ!」
にっこりと笑ってお礼を言い、店を後にする。狼人族の一家が、誇らしげに彼女を見送ってくれた。
「またぜひ、お越しください!」
声を背に受けながら、セレナはそっと息を整える。
「さて――見張ってた奴らのアジトに、乗り込もうか」
「ワオーン!」
ルナが鼻を鳴らし、意気揚々と先を歩く。満腹でご機嫌なうえに、暴れる理由まである。どうやらルナにとっても、今夜は退屈しない夜になりそうだった。
二人が向かうのは、王都の貧民街。そのさらに奥。ひとけもなく、路地の先からは、風とともに錆の匂いが漂ってくる。
途中、道をふさぐように現れた盗賊たちは、ルナの鋭い視線と唸り声だけで、一撃も交えぬまま散っていった。
「……まずいな。気づかれたか。でも――まあいいか」
いずれにせよ、行き着く場所は同じ。ならば、勢いを削がれる必要もない。
大きな倉庫の前に立ち、セレナは中の気配を探る。扉の向こうには、人間の存在が十を超えていた。ただし――峠で感じた、あの圧倒的な気配はなかった。
「でも気は抜かないでね。まずくなったら、即撤退だよ」
ルナに一言、注意を促す。彼女も真剣な目で頷いた。
セレナは錆びついた重厚な扉に手をかけ、両腕に力を込めた。
――ガタガタガタ。
金属が軋み、重い音が静寂を破る。塵が舞い、古びた空気が漏れ出した。
「こんばんは!」
朗らかな声が、暗がりに響く。
倉庫の中では、十名以上の男たちが思い思いにくつろいでいた。古びたソファに腰を下ろし、テーブルには酒瓶と食べかけの料理。完全に油断しきった空気だ。
「……え?」
声に気づき、数人が立ち上がる。
その顔ぶれは、見覚えのある者ばかりだった。セレナを尾けていた連中だ。
「ねえ、夜は誰も私のこと、見張ってなかったよね? 大丈夫なのかなって、ちょっと心配になっちゃって。だから……こっちから来てあげたよ」
セレナは無邪気な笑みを浮かべながら、少しだけ挑発的に言った。
「お、おいおい……嬢ちゃん。勝手に入って来られちゃ、困るな」
「ふうん。私、ただ“落とし物”を届けに来ただけなんだけど。ほら、これ。大事な服でしょ?」
彼女はリュックから、あの老人が脱ぎ捨てて逃げた服を取り出し、そっと投げて寄こした。
老人は渋々それを拾い上げ、眉をひそめながら袖を戻す。
そのとき、ひとりの大男が前に出てきた。図体は大きく、威圧感もあるが、敵意の気配はない。ただ、どこか優しそうな目をしていた。
「……やはり牙狼族か。わしの名はハンマー。ネグラロサ商会、王都支店長をしている」
「私はセレナ。で――あの、もっと大きくて、強そうなおじさんは?」
「俺より大きい……はっはっはっ。アルマダ副商会長のことだな?」
「不機嫌そうな顔で、豪華な馬車に乗って、自分は偉いって感じの人」
一瞬の沈黙が落ちたあと――場の空気が一変した。
張りつめていた緊張が弾け、男たちは我慢しきれず笑い出す。
「ああ、間違いない。直接話してもらおう」
「……親分、勝手に話を進めて大丈夫ですか?」
「いや、本気で隠れられたら、俺たちじゃ追えねぇ。だったら、ここで話してもらったほうが早い。誰か、アルマダ様に連絡を繋げ」
そのやりとりを背に、ルナが低く唸りながら前のめりの姿勢をとる。
肩の筋肉が盛り上がり、爪を軽く地面に立てる仕草――どうやら、笑いが終わったら戦いが始まると信じて疑っていないらしい。
※
「何の用だ!」
不機嫌な声が、通信機の魔道具だろうものから聞こえてくる。きっと、アルマダの声だ。威圧感が半端なく、その場にいる男たちが一斉に萎縮した。
「おじさん、私に用ってなぁに?」セレナが叫ぶ。
「はぁ、あの狼娘か?」
「はい、尋ねてきました」ハンマーが平然と答える。
「何を勝手なことをやってるんだ!」
怒声と共に、何かを殴りつける音が響いた。機嫌がすこぶる悪いらしい。
「もう、喧嘩は後にしてってば! 用がないなら帰るよっ」セレナは踵を返そうとする。
「待て待て。アルマダ様、この娘、牙狼族だそうですよ。それに、ここで話さないと我々では捕まえられません」
ハンマーは冷静に言った。さすがは王都の支店長。
「……そうか。俺は、ネグロクサのアルマダだ。聞きたいことは、二つ、いや、三つだ。教えてくれたら恩にきる」
「何が聞きたいの?」
セレナが戦闘体勢に入ると、それを見たハンマーたちも慌てて武器を手に取る。
「お前、ヴァイオレット王女の行方を知ってるか?」
「何? 誘拐でもしようとしてるの?」
質問に質問で返した。
「そうか、そうだな。疑うのも無理はない。俺たちは海賊だ。嘘はつかん。王女を守ろうとしてる。王女の母親との約束だ」
アルマダは、はっきりとそう答えた。
「ふうん……」
セレナはどう答えたものかと迷っていたが、ルナが突如叫んだ。
「ワオーン!」
「あ? 答えちゃ駄目!」
セレナは慌ててルナの口をふさぐ。ルナの言葉なんてセレナにしか分からないのだが……。
(『ヴァイオレットに高級干し肉をもらったことがあるよ!』)
「ほぉ、頭が良い。さすが牙狼族の守護獣だな」
アルマダは、作戦を変えたようだ。セレナたちを褒めて機嫌をとる方針にしたのだ。さすが、元・世界一の商人である。だいたい狼の言葉などわからない。
「え? わかるの? でも、おしゃべりだからなぁ……」
「そうだ、お嬢ちゃん、甘いものは交渉の基本だ。王都名物、用意させよう! ハンマー、すぐに準備しろ!」
――その一言に、セレナの耳がピクリと動く。
(甘いもの……! ずっと食べたかったやつ!)
食べれると思ったが、ずっと空振していた。ついに、セレナの我慢の限界が来た。
「食べるっ!!」
その勢いのまま、倉庫の奥に設えられた高級な椅子に飛び乗る。ルナも当然のように隣へ。
男たちが有名菓子屋と食肉店を叩き起こして用意させた豪華なケーキに、セレナは目を輝かせた。
ルナは高級干し肉をもらってしっぽを振っている。
例の老人が、美味しい紅茶を淹れる特技を持っており、セレナはすっかりご機嫌だった。
「それで、ヴァイオレット王女は?」
「ふふふ、仕方ない。教えてあげよう。私が助けたんだぞ!」
「そうなのか、ありがとう。それで今どこに?」
「あ! 秘密だった。でも、安全な場所にいるよ。ごちそうさまっ。ルナ、帰るよ!」
セレナはケーキの最後のひとかけらを頬張ると、勢いよく立ち上がって走り出した。
ハンマーは呆気にとられ、アルマダも通信機の向こう口であんぐりしていた。
そして、頭を抱える者がもう一人――いや、もう一柱。ラピスだった。
「……気づくのが遅かった。アキラとのお喋りが楽しすぎたなんて、言い訳にもならないな。さっき釘を刺しておくんだった……」
「これで、きっとアキラも喜ぶ!」
にっこりと笑ってお礼を言い、店を後にする。狼人族の一家が、誇らしげに彼女を見送ってくれた。
「またぜひ、お越しください!」
声を背に受けながら、セレナはそっと息を整える。
「さて――見張ってた奴らのアジトに、乗り込もうか」
「ワオーン!」
ルナが鼻を鳴らし、意気揚々と先を歩く。満腹でご機嫌なうえに、暴れる理由まである。どうやらルナにとっても、今夜は退屈しない夜になりそうだった。
二人が向かうのは、王都の貧民街。そのさらに奥。ひとけもなく、路地の先からは、風とともに錆の匂いが漂ってくる。
途中、道をふさぐように現れた盗賊たちは、ルナの鋭い視線と唸り声だけで、一撃も交えぬまま散っていった。
「……まずいな。気づかれたか。でも――まあいいか」
いずれにせよ、行き着く場所は同じ。ならば、勢いを削がれる必要もない。
大きな倉庫の前に立ち、セレナは中の気配を探る。扉の向こうには、人間の存在が十を超えていた。ただし――峠で感じた、あの圧倒的な気配はなかった。
「でも気は抜かないでね。まずくなったら、即撤退だよ」
ルナに一言、注意を促す。彼女も真剣な目で頷いた。
セレナは錆びついた重厚な扉に手をかけ、両腕に力を込めた。
――ガタガタガタ。
金属が軋み、重い音が静寂を破る。塵が舞い、古びた空気が漏れ出した。
「こんばんは!」
朗らかな声が、暗がりに響く。
倉庫の中では、十名以上の男たちが思い思いにくつろいでいた。古びたソファに腰を下ろし、テーブルには酒瓶と食べかけの料理。完全に油断しきった空気だ。
「……え?」
声に気づき、数人が立ち上がる。
その顔ぶれは、見覚えのある者ばかりだった。セレナを尾けていた連中だ。
「ねえ、夜は誰も私のこと、見張ってなかったよね? 大丈夫なのかなって、ちょっと心配になっちゃって。だから……こっちから来てあげたよ」
セレナは無邪気な笑みを浮かべながら、少しだけ挑発的に言った。
「お、おいおい……嬢ちゃん。勝手に入って来られちゃ、困るな」
「ふうん。私、ただ“落とし物”を届けに来ただけなんだけど。ほら、これ。大事な服でしょ?」
彼女はリュックから、あの老人が脱ぎ捨てて逃げた服を取り出し、そっと投げて寄こした。
老人は渋々それを拾い上げ、眉をひそめながら袖を戻す。
そのとき、ひとりの大男が前に出てきた。図体は大きく、威圧感もあるが、敵意の気配はない。ただ、どこか優しそうな目をしていた。
「……やはり牙狼族か。わしの名はハンマー。ネグラロサ商会、王都支店長をしている」
「私はセレナ。で――あの、もっと大きくて、強そうなおじさんは?」
「俺より大きい……はっはっはっ。アルマダ副商会長のことだな?」
「不機嫌そうな顔で、豪華な馬車に乗って、自分は偉いって感じの人」
一瞬の沈黙が落ちたあと――場の空気が一変した。
張りつめていた緊張が弾け、男たちは我慢しきれず笑い出す。
「ああ、間違いない。直接話してもらおう」
「……親分、勝手に話を進めて大丈夫ですか?」
「いや、本気で隠れられたら、俺たちじゃ追えねぇ。だったら、ここで話してもらったほうが早い。誰か、アルマダ様に連絡を繋げ」
そのやりとりを背に、ルナが低く唸りながら前のめりの姿勢をとる。
肩の筋肉が盛り上がり、爪を軽く地面に立てる仕草――どうやら、笑いが終わったら戦いが始まると信じて疑っていないらしい。
※
「何の用だ!」
不機嫌な声が、通信機の魔道具だろうものから聞こえてくる。きっと、アルマダの声だ。威圧感が半端なく、その場にいる男たちが一斉に萎縮した。
「おじさん、私に用ってなぁに?」セレナが叫ぶ。
「はぁ、あの狼娘か?」
「はい、尋ねてきました」ハンマーが平然と答える。
「何を勝手なことをやってるんだ!」
怒声と共に、何かを殴りつける音が響いた。機嫌がすこぶる悪いらしい。
「もう、喧嘩は後にしてってば! 用がないなら帰るよっ」セレナは踵を返そうとする。
「待て待て。アルマダ様、この娘、牙狼族だそうですよ。それに、ここで話さないと我々では捕まえられません」
ハンマーは冷静に言った。さすがは王都の支店長。
「……そうか。俺は、ネグロクサのアルマダだ。聞きたいことは、二つ、いや、三つだ。教えてくれたら恩にきる」
「何が聞きたいの?」
セレナが戦闘体勢に入ると、それを見たハンマーたちも慌てて武器を手に取る。
「お前、ヴァイオレット王女の行方を知ってるか?」
「何? 誘拐でもしようとしてるの?」
質問に質問で返した。
「そうか、そうだな。疑うのも無理はない。俺たちは海賊だ。嘘はつかん。王女を守ろうとしてる。王女の母親との約束だ」
アルマダは、はっきりとそう答えた。
「ふうん……」
セレナはどう答えたものかと迷っていたが、ルナが突如叫んだ。
「ワオーン!」
「あ? 答えちゃ駄目!」
セレナは慌ててルナの口をふさぐ。ルナの言葉なんてセレナにしか分からないのだが……。
(『ヴァイオレットに高級干し肉をもらったことがあるよ!』)
「ほぉ、頭が良い。さすが牙狼族の守護獣だな」
アルマダは、作戦を変えたようだ。セレナたちを褒めて機嫌をとる方針にしたのだ。さすが、元・世界一の商人である。だいたい狼の言葉などわからない。
「え? わかるの? でも、おしゃべりだからなぁ……」
「そうだ、お嬢ちゃん、甘いものは交渉の基本だ。王都名物、用意させよう! ハンマー、すぐに準備しろ!」
――その一言に、セレナの耳がピクリと動く。
(甘いもの……! ずっと食べたかったやつ!)
食べれると思ったが、ずっと空振していた。ついに、セレナの我慢の限界が来た。
「食べるっ!!」
その勢いのまま、倉庫の奥に設えられた高級な椅子に飛び乗る。ルナも当然のように隣へ。
男たちが有名菓子屋と食肉店を叩き起こして用意させた豪華なケーキに、セレナは目を輝かせた。
ルナは高級干し肉をもらってしっぽを振っている。
例の老人が、美味しい紅茶を淹れる特技を持っており、セレナはすっかりご機嫌だった。
「それで、ヴァイオレット王女は?」
「ふふふ、仕方ない。教えてあげよう。私が助けたんだぞ!」
「そうなのか、ありがとう。それで今どこに?」
「あ! 秘密だった。でも、安全な場所にいるよ。ごちそうさまっ。ルナ、帰るよ!」
セレナはケーキの最後のひとかけらを頬張ると、勢いよく立ち上がって走り出した。
ハンマーは呆気にとられ、アルマダも通信機の向こう口であんぐりしていた。
そして、頭を抱える者がもう一人――いや、もう一柱。ラピスだった。
「……気づくのが遅かった。アキラとのお喋りが楽しすぎたなんて、言い訳にもならないな。さっき釘を刺しておくんだった……」
0
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
転生したら『塔』の主になった。ポイントでガチャ回してフロア増やしたら、いつの間にか世界最強のダンジョンになってた
季未
ファンタジー
【書き溜めがなくなるまで高頻度更新!♡٩( 'ω' )و】
気がつくとダンジョンコア(石)になっていた。
手持ちの資源はわずか。迫りくる野生の魔物やコアを狙う冒険者たち。 頼れるのは怪しげな「魔物ガチャ」だけ!?
傷ついた少女・リナを保護したことをきっかけにダンジョンは急速に進化を始める。
罠を張り巡らせた塔を建築し、資源を集め、強力な魔物をガチャで召喚!
人間と魔族、どこの勢力にも属さない独立した「最強のダンジョン」が今、産声を上げる!
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
異世界転移から始まるハーレム生活〜チートスキルを貰った俺は、妹と共に無双する〜
昼寝部
ファンタジー
2XXX年、X月。
俺、水瀬アキトは戦争の絶えない地球で『戦場の悪魔』と呼ばれ、数多の戦で活躍していた。
そんな日々を過ごしていた俺は、ひょんなことから妹と一緒に異世界へ転移することになった。
その世界にはダンジョンが存在しており、ライトノベルなどで登場する世界観と類似していた。
俺たちはその世界で過ごすため女神様からチートスキルを貰い、冒険者となって異世界での生活を満喫することにした。
これは主人公の水瀬アキトと妹のカナデが異世界へ転移し、美少女たちに囲まれながら異世界で無双するお話し。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる