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二部
ビュアンとの出会い
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それは、春の一日。ノルドは蜂たちの世話を終えると、森へと向かった。
「小屋にでも行って昼寝しようか?」大きな欠伸をしながら、ヴァルに尋ねる。
「ワオオーン」ヴァルも返事をしながら、つられたように欠伸をし、目から涙をこぼした。
そのとき、微かに悲鳴が聞こえた。人の声のような――いや、違う。
「先に行って、ヴァル!」
「ワオーン!」ヴァルが全力で駆け出す。ノルドも後を追った。
一年前、ヴァルが冬眠明けの大魔熊に襲われたときと、同じ展開だった。
ヴァルが何者かと戦っている。
「キャン! キャン! ワォォォン!」
救助信号と警戒の合図――敵は強敵か。ノルドは戦場となっている場所へ、身を潜めながら近づいた。
そこにいたのは、異形の魔物だった。
地を這う根のような無数の触手。その先には、巨大な花が咲いている。触手の一部は獣の脚のように太く、しなやかに動きながら周囲を探っている。甘い匂いが辺りに漂い、黄色い花粉が舞っていた。
「――マズい、これは麻痺毒か。少しでも吸い込めば、動けなくなる」
ノルドは懐から小瓶を取り出し、ハンカチに薬を垂らした。これは匂いを消すための薬で、魔物の麻痺毒や誘引効果を防ぐのに役立つ。口元を覆い、慎重に前へ進んだ。
巨大な花がゆっくりと口を開く。その内部は粘つく消化液で満たされ、溶けかけた獣の骨が静かに揺れている。それは、口であり、胃でもあった。触手で捕えた獲物を放り込み、閉じて溶かす。まるで、底なしの地獄。
そして――悲鳴の主を見つけた。
別の触手に捕らえられているのは、大きな蝶のような姿の何か。しかし、よく見ると、それは物語に出てくる妖精の子どものようだった。
その声――ノルドは過去に聞いたことがある。
エルフツリーの傍で。精霊王の祭壇で。
必死にもがいているが、触手の締めつけから逃れることはできないようだ。本来なら、妖精は実体を消せばいいはずなのに――捕まっているせいで、それができないのか?
触手が、口へと運ぼうとする。しかし、妖精は風を起こし、ふらり、ふらりと揺れていた。魔物は思うように口へ運べず、苛立つように触手を締めつける。甘い香りや花粉は飛ばされていく。
――そのとき、ノルドは違和感を覚えた。
重力の感覚が――消えた。
「……しまっ――」
気づいたときには、ノルドの体も、宙高く持ち上げられていた。
広範囲にわたって、この魔物は触手の根を罠のように張り巡らせていたのだ。
※
ノルドは冷静に、腰ベルトから毒のダーツを引き抜くと、一息に触手へ突き立てた。
一本、二本、三本。
触手は激しくのたうち回り、ノルドの体が宙を振り回される。
「……その方が、毒が早く回るよ……!」
巻きついていた触手が痙攣し、力を失った。ノルドの体が重力に引かれ、落下する。
――背中を強く打ち、肺が圧迫される。視界が一瞬、暗転した。
だが、休んでいる暇はない。
魔物はヴァルを口に運ぼうとしていた。しかし、ヴァルが激しく暴れ、花を傷つけようとするので、魔物は危険を察知し、再びヴァルをそのまま空中で吊り下げ、弱るのを待つ作戦に切り替えたようだった。
ヴァルは触手により、空に浮かんだまま動けなくなった。
「そうはいかないよ」
ノルドはヴァルを捕らえている触手に、迷わず毒ダーツを投げつける。
その間に、妖精は触手に締め上げられ、ぐったりとして意識を失っていた。風を起こすこともできず、そのまま口へと放り込まれようとしている。
「くそっ!」
ノルドは躊躇なく花へ向かって駆け出し、妖精が真っ逆さまに落ちていくのを、ギリギリで受け止めた。
瞬間、背中に鋭い痛み。
溶液が皮膚を焼き、服を溶かし、肌がじわじわとただれていく。
「あああっ!」
ノルドの悲鳴で、妖精が意識を取り戻した。すぐさま水を操り、溶液を薄める。
ヴァルもまた、毒が回り始めた触手の力が緩んだ隙を突き、地上へ飛び降りると、他の触手をかいくぐりながら花に接近し、鋭い爪で切り裂いた。
妖精の放った水は、斬られた花弁の隙間からこぼれ落ち、地面へと流れていく。戦闘態勢に入ったヴァルによって、ノルド達は逃げ出す時間を作れた。
「大丈夫? 狼の子」
妖精はノルドの手から飛び立ち、心配そうに問いかけた。
「ああ、皮が剥けたくらいだろう。借りは返せたかな」
ノルドはゆっくりと森を抜け、家へと帰った。
しかし、扉を開けた瞬間、膝が崩れる。
鋭い痛みが全身を駆け巡り、視界がぐらりと揺れた。
――思った以上に、体は限界を迎えていたのだ。
ノルドは背中に湿布を貼られ、うつ伏せに寝ていた。
「起きたのね! 私は風と水の妖精ビュアンよ」助けた妖精が、目の前にいた。
「ああ、母さんは?」
ヴァルが昼寝から起き上がり、呼びにいってくれるのがわかった。
今年の冬は、数十年ぶりの寒さで、シシルナ島にも大雪が何度も降った。
セラも体調を崩してしまい、寝込んでいてやっと動けるようになったばかりだったのだ。
それなのに、心配をかけてしまった……
「ところでどうして姿を隠さなかったんだ?」
「実体になって捕まって逃げられなかったのよ。ヘマをしたわ」
「じゃあ、どうして実体に?」
「……うるさいわね、甘い匂いがしたからよ!」
妖精はバッと顔をそむける。声がほんの少し震えていた。
「そっか。まぁ……助けられてよかったな」
ちょっとだけ、くすぐったくなるような沈黙が流れる。
そのとき、セラがやって来る音がした。
「隠れなくていいの?」
妖精が、人に実体を見せないことは知っている。
「セラは良いのよ。ノルドの母さんだし、お菓子も美味しいから」
「はぁ……」
セラは妖精を見つけると話しかけた。
「ビュアンちゃん、ノルドのお世話ありがとうね。おやつにチョコレートケーキどうかしら?」
「まあ、頂くわ。セラは気が効くわね」
嬉しそうに羽を広げて、セラの肩に乗った。
「ノルド、ポーションばかりじゃ体が弱るから、自然治癒してるわ」
「はい。迷惑かけちゃった」
「そんなことは無い。事情は、ビュアンちゃんに訊いたから。咄嗟に体が動くなんて立派よ」
セラに褒められて、ノルドは嬉しかった。
ただ、一つ疑問が残る。
「この森に、食肉植物が生息しているなんて驚いたんだけど、どうしてかな。初めて見たんだけど」
「そうね。私がこの島に来て一度も見たこと無かったわ。何か問題が起きている気がするわ」
「それと倒しに行かないと、他の人に被害が出てしまう」
「大丈夫よ、もう倒したわ。ノルドはゆっくり怪我を治しましょうね」
ビュアンとヴァルの案内で、セラがノルドの怪我をした現場に行き、セラの土魔法で隠れていた触手が全て掘り返され、火魔法で灰にされたらしい。
「その時のセラの横顔は……」おしゃべりなビュアンが珍しく言葉を続けなかった。
「小屋にでも行って昼寝しようか?」大きな欠伸をしながら、ヴァルに尋ねる。
「ワオオーン」ヴァルも返事をしながら、つられたように欠伸をし、目から涙をこぼした。
そのとき、微かに悲鳴が聞こえた。人の声のような――いや、違う。
「先に行って、ヴァル!」
「ワオーン!」ヴァルが全力で駆け出す。ノルドも後を追った。
一年前、ヴァルが冬眠明けの大魔熊に襲われたときと、同じ展開だった。
ヴァルが何者かと戦っている。
「キャン! キャン! ワォォォン!」
救助信号と警戒の合図――敵は強敵か。ノルドは戦場となっている場所へ、身を潜めながら近づいた。
そこにいたのは、異形の魔物だった。
地を這う根のような無数の触手。その先には、巨大な花が咲いている。触手の一部は獣の脚のように太く、しなやかに動きながら周囲を探っている。甘い匂いが辺りに漂い、黄色い花粉が舞っていた。
「――マズい、これは麻痺毒か。少しでも吸い込めば、動けなくなる」
ノルドは懐から小瓶を取り出し、ハンカチに薬を垂らした。これは匂いを消すための薬で、魔物の麻痺毒や誘引効果を防ぐのに役立つ。口元を覆い、慎重に前へ進んだ。
巨大な花がゆっくりと口を開く。その内部は粘つく消化液で満たされ、溶けかけた獣の骨が静かに揺れている。それは、口であり、胃でもあった。触手で捕えた獲物を放り込み、閉じて溶かす。まるで、底なしの地獄。
そして――悲鳴の主を見つけた。
別の触手に捕らえられているのは、大きな蝶のような姿の何か。しかし、よく見ると、それは物語に出てくる妖精の子どものようだった。
その声――ノルドは過去に聞いたことがある。
エルフツリーの傍で。精霊王の祭壇で。
必死にもがいているが、触手の締めつけから逃れることはできないようだ。本来なら、妖精は実体を消せばいいはずなのに――捕まっているせいで、それができないのか?
触手が、口へと運ぼうとする。しかし、妖精は風を起こし、ふらり、ふらりと揺れていた。魔物は思うように口へ運べず、苛立つように触手を締めつける。甘い香りや花粉は飛ばされていく。
――そのとき、ノルドは違和感を覚えた。
重力の感覚が――消えた。
「……しまっ――」
気づいたときには、ノルドの体も、宙高く持ち上げられていた。
広範囲にわたって、この魔物は触手の根を罠のように張り巡らせていたのだ。
※
ノルドは冷静に、腰ベルトから毒のダーツを引き抜くと、一息に触手へ突き立てた。
一本、二本、三本。
触手は激しくのたうち回り、ノルドの体が宙を振り回される。
「……その方が、毒が早く回るよ……!」
巻きついていた触手が痙攣し、力を失った。ノルドの体が重力に引かれ、落下する。
――背中を強く打ち、肺が圧迫される。視界が一瞬、暗転した。
だが、休んでいる暇はない。
魔物はヴァルを口に運ぼうとしていた。しかし、ヴァルが激しく暴れ、花を傷つけようとするので、魔物は危険を察知し、再びヴァルをそのまま空中で吊り下げ、弱るのを待つ作戦に切り替えたようだった。
ヴァルは触手により、空に浮かんだまま動けなくなった。
「そうはいかないよ」
ノルドはヴァルを捕らえている触手に、迷わず毒ダーツを投げつける。
その間に、妖精は触手に締め上げられ、ぐったりとして意識を失っていた。風を起こすこともできず、そのまま口へと放り込まれようとしている。
「くそっ!」
ノルドは躊躇なく花へ向かって駆け出し、妖精が真っ逆さまに落ちていくのを、ギリギリで受け止めた。
瞬間、背中に鋭い痛み。
溶液が皮膚を焼き、服を溶かし、肌がじわじわとただれていく。
「あああっ!」
ノルドの悲鳴で、妖精が意識を取り戻した。すぐさま水を操り、溶液を薄める。
ヴァルもまた、毒が回り始めた触手の力が緩んだ隙を突き、地上へ飛び降りると、他の触手をかいくぐりながら花に接近し、鋭い爪で切り裂いた。
妖精の放った水は、斬られた花弁の隙間からこぼれ落ち、地面へと流れていく。戦闘態勢に入ったヴァルによって、ノルド達は逃げ出す時間を作れた。
「大丈夫? 狼の子」
妖精はノルドの手から飛び立ち、心配そうに問いかけた。
「ああ、皮が剥けたくらいだろう。借りは返せたかな」
ノルドはゆっくりと森を抜け、家へと帰った。
しかし、扉を開けた瞬間、膝が崩れる。
鋭い痛みが全身を駆け巡り、視界がぐらりと揺れた。
――思った以上に、体は限界を迎えていたのだ。
ノルドは背中に湿布を貼られ、うつ伏せに寝ていた。
「起きたのね! 私は風と水の妖精ビュアンよ」助けた妖精が、目の前にいた。
「ああ、母さんは?」
ヴァルが昼寝から起き上がり、呼びにいってくれるのがわかった。
今年の冬は、数十年ぶりの寒さで、シシルナ島にも大雪が何度も降った。
セラも体調を崩してしまい、寝込んでいてやっと動けるようになったばかりだったのだ。
それなのに、心配をかけてしまった……
「ところでどうして姿を隠さなかったんだ?」
「実体になって捕まって逃げられなかったのよ。ヘマをしたわ」
「じゃあ、どうして実体に?」
「……うるさいわね、甘い匂いがしたからよ!」
妖精はバッと顔をそむける。声がほんの少し震えていた。
「そっか。まぁ……助けられてよかったな」
ちょっとだけ、くすぐったくなるような沈黙が流れる。
そのとき、セラがやって来る音がした。
「隠れなくていいの?」
妖精が、人に実体を見せないことは知っている。
「セラは良いのよ。ノルドの母さんだし、お菓子も美味しいから」
「はぁ……」
セラは妖精を見つけると話しかけた。
「ビュアンちゃん、ノルドのお世話ありがとうね。おやつにチョコレートケーキどうかしら?」
「まあ、頂くわ。セラは気が効くわね」
嬉しそうに羽を広げて、セラの肩に乗った。
「ノルド、ポーションばかりじゃ体が弱るから、自然治癒してるわ」
「はい。迷惑かけちゃった」
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「そうね。私がこの島に来て一度も見たこと無かったわ。何か問題が起きている気がするわ」
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