89 / 238
二部
ガブリエルと新聞社
しおりを挟む
実は、島庁にはすでに問い合わせをしており、「教えられない」と返事をもらっている。そこで、島の有力者であるニコラに手紙を出した。返事がもらえればいいのだが。待っている時間が惜しい。
「聞き込みをしよう」
港町を歩くことにした。夏の暑さで、人々は日陰に隠れ、街を歩く人は少ない。
人は誰でも食事をする。となると、食堂、飲み屋、あるいは食料品店か。
一軒の繁盛している雑貨店を見つけた。看板には「ノシロ食料品店」。食料品以外にも、さまざまな雑貨が置いてある。
店は人で溢れていた。夏祭りの実行委員事務所と書かれた立札もあり、美しいエルフの女性が座って応対していた。
「材料をまとめて欲しいんだけど?」
「わかりました。会場に直接届けますよ」
店主らしい大男が、元気よく客の応対をしていた。力強く、一本気な性格のようだ。
伝票をさらっと書いて、注文客に渡している。
「彼に聞こう」
ガブリエルは、その男の手が空くのを待っていた。
しばらくして、ようやく男の手が空いた。
「何か用事か?」と、にこりと笑って訊いてきた。
買い物客には見えなかったのだろう。珍しい黒き神学校の制服に、聖女随行の証、そして幼い容姿。
「この島で、人を探しています。カノンという女性で、青い刺青があります。歳の頃は……」
「なぜ、探してるんだ?」
「……」
ガブリエルが答えないと、男――シロノと名乗った店主は、呆れたように告げた。
「他人の協力を得たいときは、ちゃんと思いと事情を伝えないと駄目だ。事情を聞いてから、答えさせてくれ」
そう――あの狼少年ノルドのように、口下手でも思いを伝えてほしい。そうでなければ、ただのお喋りになってしまう。
ガブリエルの中には迷いがあった。だから、グラシアスにも、ノシロにも言えなかった。
もし、素直に彼が事情を打ち明け、協力を依頼していれば、きっと簡単に見つけることができただろう。
だが、ガブリエルは苦労を重ねすぎて、心から他人を信じることができなくなっていた。本当に信頼できると判断した相手にしか、本音を言えなくなっていたのだ。
一方、ノルドは素直すぎた。それゆえに、周囲の人間が心配して手を差し伸べてくれた。
「……話せるようになったら、またおいで」
ノシロにしては珍しく、それ以上は語らなかった。
リジェが、静かに鋭い視線を向けていたからだ。普段は柔らかな彼女が、今日はなぜか厳しい顔をしていた――それだけで十分だった。
※
その後も、ガブリエルは何軒かの店を尋ねて回ったが、刺青の女性の情報は得られなかった。
「どこかに幽閉されているんじゃないか……いや、もう死んでいるんじゃ……」
思わずそんな考えが頭をよぎる。胸がぎゅっと締めつけられるようだった。
――けれど、すぐにかぶりを振った。
それなら、わざわざ隠す必要なんてない。誰かが隠しているということは、生きている証拠だ。
気を取り直して歩き出した矢先、一人の少年にぶつかってしまった。
年齢的には、ガブリエルと同じくらいだろうか。
彼の手から何枚かの紙がはらはらと舞い、道に散らばった。
「すいません!」
謝りながら拾い上げて、ふと手元を見やる。
『シシルナ島新聞 特別号 夏祭り特集』
「新聞……?」
共和国の首都でさえ始まったばかりの媒体だ。それがこの島に――?
「新聞なんですね」そう話しかけると、少年がこちらを見上げた。
「ご存知ですか? その格好……ネフェル聖女様の随行員の方ですよね?」
「ええ、そうです。ところで、この『シシルナ新聞社』って、どこにあるんですか?」
新聞社なら、きっと――彼女の手がかりがあるはずだ。根拠のない確信だった。
少年はふふんと得意げに笑った。
「ついてきてください。案内しますよ。でも、その代わり……」
彼は小さくウィンクしてから、にやっと笑った。
「いろいろ質問に答えてもらいますからね。僕、取材も兼ねてますんで!」
彼の名はセイ。この新聞社を運営しているのだという。
道すがら、セイは矢継ぎ早に質問を投げかけてきた。
「聖女様は何が好きなの?」「君はなんで神学校に通ってるの?」
「随行員になるには何をしたの?」――
最初は警戒していたはずのガブリエルだったが、気がつけばつい答えていた。
不思議と、彼には心を開きやすかった。
町の繁華街に入る。雑然とした雰囲気に少し気後れしたが、セイは迷いなく人混みを抜け、裏通りの階段を上がっていった。
「ここだよ」
建物の二階。古びているが、どこかあたたかな雰囲気の扉の前で立ち止まる。
中に入ると、幼い子供たちが数人、原稿を書いたり印刷機を動かしたりしていた。
「まあ、そこのソファに座って」
セイが手を差し伸べる。彼の声には、自然と人を安心させる力があった。
「おかえり、セイ!」と一人の子供が笑顔で迎えた。
「みんな、元気そうだね」とセイが返すと、子供たちの中から「頑張ってるよ!」といった声が返ってきた。
「はい、どうぞ。喉、渇いてるでしょ」机の上に置かれたグラスには、薄く色づいた水。
ごくり――。甘くて、少し薬草のような香りがした。
「おいしい。……ん? ポーションが入ってる?」
「よくわかったね。正解。蜂蜜と、ノルド特製の回復ポーション入り。夏限定だよ」誇らしげに言うセイの目は輝いていた。
「ノルドは友達さ。すごいんだ、本当に。まあ、それはともかく――」
手を広げて、彼は言った。
「シシルナ新聞社へ、ようこそ! さて、何が知りたい?」
「聞き込みをしよう」
港町を歩くことにした。夏の暑さで、人々は日陰に隠れ、街を歩く人は少ない。
人は誰でも食事をする。となると、食堂、飲み屋、あるいは食料品店か。
一軒の繁盛している雑貨店を見つけた。看板には「ノシロ食料品店」。食料品以外にも、さまざまな雑貨が置いてある。
店は人で溢れていた。夏祭りの実行委員事務所と書かれた立札もあり、美しいエルフの女性が座って応対していた。
「材料をまとめて欲しいんだけど?」
「わかりました。会場に直接届けますよ」
店主らしい大男が、元気よく客の応対をしていた。力強く、一本気な性格のようだ。
伝票をさらっと書いて、注文客に渡している。
「彼に聞こう」
ガブリエルは、その男の手が空くのを待っていた。
しばらくして、ようやく男の手が空いた。
「何か用事か?」と、にこりと笑って訊いてきた。
買い物客には見えなかったのだろう。珍しい黒き神学校の制服に、聖女随行の証、そして幼い容姿。
「この島で、人を探しています。カノンという女性で、青い刺青があります。歳の頃は……」
「なぜ、探してるんだ?」
「……」
ガブリエルが答えないと、男――シロノと名乗った店主は、呆れたように告げた。
「他人の協力を得たいときは、ちゃんと思いと事情を伝えないと駄目だ。事情を聞いてから、答えさせてくれ」
そう――あの狼少年ノルドのように、口下手でも思いを伝えてほしい。そうでなければ、ただのお喋りになってしまう。
ガブリエルの中には迷いがあった。だから、グラシアスにも、ノシロにも言えなかった。
もし、素直に彼が事情を打ち明け、協力を依頼していれば、きっと簡単に見つけることができただろう。
だが、ガブリエルは苦労を重ねすぎて、心から他人を信じることができなくなっていた。本当に信頼できると判断した相手にしか、本音を言えなくなっていたのだ。
一方、ノルドは素直すぎた。それゆえに、周囲の人間が心配して手を差し伸べてくれた。
「……話せるようになったら、またおいで」
ノシロにしては珍しく、それ以上は語らなかった。
リジェが、静かに鋭い視線を向けていたからだ。普段は柔らかな彼女が、今日はなぜか厳しい顔をしていた――それだけで十分だった。
※
その後も、ガブリエルは何軒かの店を尋ねて回ったが、刺青の女性の情報は得られなかった。
「どこかに幽閉されているんじゃないか……いや、もう死んでいるんじゃ……」
思わずそんな考えが頭をよぎる。胸がぎゅっと締めつけられるようだった。
――けれど、すぐにかぶりを振った。
それなら、わざわざ隠す必要なんてない。誰かが隠しているということは、生きている証拠だ。
気を取り直して歩き出した矢先、一人の少年にぶつかってしまった。
年齢的には、ガブリエルと同じくらいだろうか。
彼の手から何枚かの紙がはらはらと舞い、道に散らばった。
「すいません!」
謝りながら拾い上げて、ふと手元を見やる。
『シシルナ島新聞 特別号 夏祭り特集』
「新聞……?」
共和国の首都でさえ始まったばかりの媒体だ。それがこの島に――?
「新聞なんですね」そう話しかけると、少年がこちらを見上げた。
「ご存知ですか? その格好……ネフェル聖女様の随行員の方ですよね?」
「ええ、そうです。ところで、この『シシルナ新聞社』って、どこにあるんですか?」
新聞社なら、きっと――彼女の手がかりがあるはずだ。根拠のない確信だった。
少年はふふんと得意げに笑った。
「ついてきてください。案内しますよ。でも、その代わり……」
彼は小さくウィンクしてから、にやっと笑った。
「いろいろ質問に答えてもらいますからね。僕、取材も兼ねてますんで!」
彼の名はセイ。この新聞社を運営しているのだという。
道すがら、セイは矢継ぎ早に質問を投げかけてきた。
「聖女様は何が好きなの?」「君はなんで神学校に通ってるの?」
「随行員になるには何をしたの?」――
最初は警戒していたはずのガブリエルだったが、気がつけばつい答えていた。
不思議と、彼には心を開きやすかった。
町の繁華街に入る。雑然とした雰囲気に少し気後れしたが、セイは迷いなく人混みを抜け、裏通りの階段を上がっていった。
「ここだよ」
建物の二階。古びているが、どこかあたたかな雰囲気の扉の前で立ち止まる。
中に入ると、幼い子供たちが数人、原稿を書いたり印刷機を動かしたりしていた。
「まあ、そこのソファに座って」
セイが手を差し伸べる。彼の声には、自然と人を安心させる力があった。
「おかえり、セイ!」と一人の子供が笑顔で迎えた。
「みんな、元気そうだね」とセイが返すと、子供たちの中から「頑張ってるよ!」といった声が返ってきた。
「はい、どうぞ。喉、渇いてるでしょ」机の上に置かれたグラスには、薄く色づいた水。
ごくり――。甘くて、少し薬草のような香りがした。
「おいしい。……ん? ポーションが入ってる?」
「よくわかったね。正解。蜂蜜と、ノルド特製の回復ポーション入り。夏限定だよ」誇らしげに言うセイの目は輝いていた。
「ノルドは友達さ。すごいんだ、本当に。まあ、それはともかく――」
手を広げて、彼は言った。
「シシルナ新聞社へ、ようこそ! さて、何が知りたい?」
4
あなたにおすすめの小説
召喚とか聖女とか、どうでもいいけど人の都合考えたことある?
浅海 景
恋愛
水谷 瑛莉桂(みずたに えりか)の目標は堅実な人生を送ること。その一歩となる社会人生活を踏み出した途端に異世界に召喚されてしまう。召喚成功に湧く周囲をよそに瑛莉桂は思った。
「聖女とか絶対ブラックだろう!断固拒否させてもらうから!」
ナルシストな王太子や欲深い神官長、腹黒騎士などを相手に主人公が幸せを勝ち取るため奮闘する物語です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
【 完 結 】スキル無しで婚約破棄されたけれど、実は特殊スキル持ちですから!
しずもり
ファンタジー
この国オーガスタの国民は6歳になると女神様からスキルを授かる。
けれど、第一王子レオンハルト殿下の婚約者であるマリエッタ・ルーデンブルグ公爵令嬢は『スキル無し』判定を受けたと言われ、第一王子の婚約者という妬みや僻みもあり嘲笑されている。
そしてある理由で第一王子から蔑ろにされている事も令嬢たちから見下される原因にもなっていた。
そして王家主催の夜会で事は起こった。
第一王子が『スキル無し』を理由に婚約破棄を婚約者に言い渡したのだ。
そして彼は8歳の頃に出会い、学園で再会したという初恋の人ルナティアと婚約するのだと宣言した。
しかし『スキル無し』の筈のマリエッタは本当はスキル持ちであり、実は彼女のスキルは、、、、。
全12話
ご都合主義のゆるゆる設定です。
言葉遣いや言葉は現代風の部分もあります。
登場人物へのざまぁはほぼ無いです。
魔法、スキルの内容については独自設定になっています。
誤字脱字、言葉間違いなどあると思います。見つかり次第、修正していますがご容赦下さいませ。
勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?
猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」
「え?なんて?」
私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。
彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。
私が聖女であることが、どれほど重要なことか。
聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。
―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。
前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
アルカディア・クロノクル ゲーム世界に囚われた俺を救うのは、妹か、かつての仲間か
織部
ファンタジー
記憶を失った少年アキラ、目覚めたのはゲームの世界だった!
ナビゲーターの案内で進む彼は、意思を持ったキャラクターたちや理性を持つ魔物と対峙しながら物語を進める。
新たなキャラクターは、ガチャによって、仲間になっていく。
しかし、そのガチャは、仕組まれたものだった。
ナビゲーターの女は、誰なのか? どこに存在しているのか。
一方、妹・山吹は兄の失踪の秘密に迫る。
異世界と現実が交錯し、運命が動き出す――群像劇が今、始まる!
小説家になろう様でも連載しております
異世界でトラック運送屋を始めました! ◆お手紙ひとつからベヒーモスまで、なんでもどこにでも安全に運びます! 多分!◆
八神 凪
ファンタジー
日野 玖虎(ひの ひさとら)は長距離トラック運転手で生計を立てる26歳。
そんな彼の学生時代は荒れており、父の居ない家庭でテンプレのように母親に苦労ばかりかけていたことがあった。
しかし母親が心労と働きづめで倒れてからは真面目になり、高校に通いながらバイトをして家計を助けると誓う。
高校を卒業後は母に償いをするため、自分に出来ることと言えば族時代にならした運転くらいだと長距離トラック運転手として仕事に励む。
確実かつ時間通りに荷物を届け、ミスをしない奇跡の配達員として異名を馳せるようになり、かつての荒れていた玖虎はもうどこにも居なかった。
だがある日、彼が夜の町を走っていると若者が飛び出してきたのだ。
まずいと思いブレーキを踏むが間に合わず、トラックは若者を跳ね飛ばす。
――はずだったが、気づけば見知らぬ森に囲まれた場所に、居た。
先ほどまで住宅街を走っていたはずなのにと困惑する中、備え付けのカーナビが光り出して画面にはとてつもない美人が映し出される。
そして女性は信じられないことを口にする。
ここはあなたの居た世界ではない、と――
かくして、異世界への扉を叩く羽目になった玖虎は気を取り直して異世界で生きていくことを決意。
そして今日も彼はトラックのアクセルを踏むのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる