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「シュネーちゃーん。やめようよぉ~。縄がどうにかなっても誰も手伝ってくれないって。」
「うるさい。付いてくるな。」
「シュネーちゃんは錯乱してるんだって。ちゃんと考えればもう無理だって分かるでしょ。」
「まだ生きている。私が生きてるのだからリヒトもネズミも死んでない。なのに諦めるなんて馬鹿の所業だ。」
しつこいキツネを無視して、クジャクの家にノック無しで押し入る。
「クジャク。話があります。」
「あんらぁ。何時になく情熱的ねぇん。」
際どいドレスを着たクジャクがクネクネしながら迎える。
相変わらずバケモノだ。
「リヒトとネズミが崖から落ちた。まだ生きているので助けたい。縄と助ける人員を貸して欲しい。」
「随分と性急ねぇん。へぇー、あの子達崖から落ちたのん? 崖ってまさか北東の? 」
「はい、北東の崖です。」
クジャクの顔が一気に険しいものに変わる。
「なら死んでるわん。助け出すだけ無駄よん。」
「死んでないです。リヒトが死ねば私も死にますから。」
「はん? 」
髪を掻き分け、首筋の花の紋様を見せる。そして『従騎士』である事を説明した。どうやら『従騎士』の話は知っているようでクジャクは驚愕の表情を浮かべながら首筋紋様を撫でた。
首筋の紋様はリヒトに撫でられた時と違い、あの蕩けるような快楽は無かった。その代わりに何時も通りの気持ち悪さが込み上げてくる。
「生きてるから助けたいっねん。でもそれだけの労力を出すわっちのメリットって何? 確かに戦闘要員は出来るだけ多い方が良いわん。ネズミを無くすのもアンタを無くすのも結構痛手だけどぉ。ネズミがそこから滑落して五体満足でいるなんてあり得ないでしょう? 」
何を提示する?
クジャクは品定めするようにこちらを見る。確かに五体満足で助かる保証なんてない。使い物にならなければここでは足手まといは要らないだろう。
「三ヶ月タダ働きを…。」
「タダ働きなんてわっち、魅力感じないわよん。それよりもそうねぇん。わっち最近飢えてるのよねぇん。」
するりとクジャクの大きくごつい手が頰を撫でる。触られる恐怖も吐き気も必死に心の奥に押し込める。
「そうねぇーん。」
頰を撫でていた指が唇の上を這い、スッと唇の間に入り込む。そして舌を掴んで引き出す。
「薄いけど綺麗な桃色の唇に、舌も綺麗で滑らか。これなら十分価値があるわねん。」
逃げたい。
そう心では叫ぶが、逃げてしまえばリヒトは助けられない。今優先すべきは私の恐怖心じゃない。命だ。
指で尚も舌を弄る。
相当お気に召したようで舌から手が離れない。
「なら、わっちのしゃぶりなさいん。この口と舌で。……キツネ、アンタ何時まで指しゃぶって見てんのん? ちょっと外に出てなさいん。」
「えっ? 狡い。」
「何が狡いのん? これは取引よん。」
キツネがチェッと舌打ちをして、出て行く。
ー 前払いか。
クジャクが際どいドレスをたくし上げる。するとほぼ紐だけの恐ろし……いや、いかがわしい下着が顔を覗かせる。
クジャクが下着の紐を解けと顎で命じる。
恐怖と嫌悪感で震える手を抑えながら紐を解くと、恐ろし…いかがわしい下着はするりと床に落ち、太くデカイ凶悪なクジャクのモノがボロンッと現れた。
ー これを…咥えろと…うっ。
身体が全身で拒絶する。
これは口に入れて良いものではない。
は…吐き気が…目眩が……。
でも、やらないとリヒトが……。
「はぁー。アンタ本当危ういわねん。」
溜息とともにクイッと指で顎を上げられる。
するとクジャクの顔が近付き、クジャクの舌が私の口の中に侵入して私の舌を何度も唾とともに吸い上げる。
「む…んっ!? ゲホッ…ゲホゲホ…。」
「アンタねぇん。もうちょっと上手く交渉なさいなん。ホントにフェラだけで済むと思うのん? アンタは自身の価値を分かってるん? あの、ディーガが執着する上玉をフェラだけで済ませる男いると思ってんのん? 」
「おぇ……ゴホッ、ごッ、うっぷ。」
「わっちのキスで吐き気覚えるなんて良い度胸ねん。……それ以上、餌付くならホントに口に突っ込むわよん。」
必死に吐き気を抑え、フルフルと頭を横に振る。そんな私に憐憫の目を向けながらクジャクが手を差し出す。
いや、ごめん。無理。
アンタも十分恐怖の対象だよ。
そんな凶悪なモン付けててよく自分を女だって言ったな!?
「さーぁ、アンタ達ッ!! 仕事よんッ。早いモン勝ちッ!! 」
クジャクが家から出て、パンパンッと手を叩き、町民の注目を集める。
「報酬はねぇん。シュネー・フリューゲルちゃん、十四歳のエッローイ紐下着にエプロン姿でお酌。触るのは禁止だけど視姦はオーケー。早いモン勝ちよん!! 」
「えっ!? はぁ!!? 」
「馬鹿ねぇん。他の人員にも自身で対価を払うに決まってんでしょん? 裸エプロンに下着足してあげただけでも相当、譲歩したわよん。」
「はいはーい!! それなら俺、絶対参加しちゃう。……シュネーちゃん、俺だけにエプロンめくって見せるってオプション付けてよ。もう、そしたら頑張っちゃうよ。俺。」
キツネが嬉しそうに恐ろしい事を囁いてくる。何故、対価がそんないかがわし…うっ…事…で、払わなきゃいけないんだ。もっとあるだろう他に!!
町民の目が値踏みするようにこちらを見てくる。
何故だ。
何故本気で思案してるんだコイツ等は!?
報酬を変えろの一択だろ!!
「うるさい。付いてくるな。」
「シュネーちゃんは錯乱してるんだって。ちゃんと考えればもう無理だって分かるでしょ。」
「まだ生きている。私が生きてるのだからリヒトもネズミも死んでない。なのに諦めるなんて馬鹿の所業だ。」
しつこいキツネを無視して、クジャクの家にノック無しで押し入る。
「クジャク。話があります。」
「あんらぁ。何時になく情熱的ねぇん。」
際どいドレスを着たクジャクがクネクネしながら迎える。
相変わらずバケモノだ。
「リヒトとネズミが崖から落ちた。まだ生きているので助けたい。縄と助ける人員を貸して欲しい。」
「随分と性急ねぇん。へぇー、あの子達崖から落ちたのん? 崖ってまさか北東の? 」
「はい、北東の崖です。」
クジャクの顔が一気に険しいものに変わる。
「なら死んでるわん。助け出すだけ無駄よん。」
「死んでないです。リヒトが死ねば私も死にますから。」
「はん? 」
髪を掻き分け、首筋の花の紋様を見せる。そして『従騎士』である事を説明した。どうやら『従騎士』の話は知っているようでクジャクは驚愕の表情を浮かべながら首筋紋様を撫でた。
首筋の紋様はリヒトに撫でられた時と違い、あの蕩けるような快楽は無かった。その代わりに何時も通りの気持ち悪さが込み上げてくる。
「生きてるから助けたいっねん。でもそれだけの労力を出すわっちのメリットって何? 確かに戦闘要員は出来るだけ多い方が良いわん。ネズミを無くすのもアンタを無くすのも結構痛手だけどぉ。ネズミがそこから滑落して五体満足でいるなんてあり得ないでしょう? 」
何を提示する?
クジャクは品定めするようにこちらを見る。確かに五体満足で助かる保証なんてない。使い物にならなければここでは足手まといは要らないだろう。
「三ヶ月タダ働きを…。」
「タダ働きなんてわっち、魅力感じないわよん。それよりもそうねぇん。わっち最近飢えてるのよねぇん。」
するりとクジャクの大きくごつい手が頰を撫でる。触られる恐怖も吐き気も必死に心の奥に押し込める。
「そうねぇーん。」
頰を撫でていた指が唇の上を這い、スッと唇の間に入り込む。そして舌を掴んで引き出す。
「薄いけど綺麗な桃色の唇に、舌も綺麗で滑らか。これなら十分価値があるわねん。」
逃げたい。
そう心では叫ぶが、逃げてしまえばリヒトは助けられない。今優先すべきは私の恐怖心じゃない。命だ。
指で尚も舌を弄る。
相当お気に召したようで舌から手が離れない。
「なら、わっちのしゃぶりなさいん。この口と舌で。……キツネ、アンタ何時まで指しゃぶって見てんのん? ちょっと外に出てなさいん。」
「えっ? 狡い。」
「何が狡いのん? これは取引よん。」
キツネがチェッと舌打ちをして、出て行く。
ー 前払いか。
クジャクが際どいドレスをたくし上げる。するとほぼ紐だけの恐ろし……いや、いかがわしい下着が顔を覗かせる。
クジャクが下着の紐を解けと顎で命じる。
恐怖と嫌悪感で震える手を抑えながら紐を解くと、恐ろし…いかがわしい下着はするりと床に落ち、太くデカイ凶悪なクジャクのモノがボロンッと現れた。
ー これを…咥えろと…うっ。
身体が全身で拒絶する。
これは口に入れて良いものではない。
は…吐き気が…目眩が……。
でも、やらないとリヒトが……。
「はぁー。アンタ本当危ういわねん。」
溜息とともにクイッと指で顎を上げられる。
するとクジャクの顔が近付き、クジャクの舌が私の口の中に侵入して私の舌を何度も唾とともに吸い上げる。
「む…んっ!? ゲホッ…ゲホゲホ…。」
「アンタねぇん。もうちょっと上手く交渉なさいなん。ホントにフェラだけで済むと思うのん? アンタは自身の価値を分かってるん? あの、ディーガが執着する上玉をフェラだけで済ませる男いると思ってんのん? 」
「おぇ……ゴホッ、ごッ、うっぷ。」
「わっちのキスで吐き気覚えるなんて良い度胸ねん。……それ以上、餌付くならホントに口に突っ込むわよん。」
必死に吐き気を抑え、フルフルと頭を横に振る。そんな私に憐憫の目を向けながらクジャクが手を差し出す。
いや、ごめん。無理。
アンタも十分恐怖の対象だよ。
そんな凶悪なモン付けててよく自分を女だって言ったな!?
「さーぁ、アンタ達ッ!! 仕事よんッ。早いモン勝ちッ!! 」
クジャクが家から出て、パンパンッと手を叩き、町民の注目を集める。
「報酬はねぇん。シュネー・フリューゲルちゃん、十四歳のエッローイ紐下着にエプロン姿でお酌。触るのは禁止だけど視姦はオーケー。早いモン勝ちよん!! 」
「えっ!? はぁ!!? 」
「馬鹿ねぇん。他の人員にも自身で対価を払うに決まってんでしょん? 裸エプロンに下着足してあげただけでも相当、譲歩したわよん。」
「はいはーい!! それなら俺、絶対参加しちゃう。……シュネーちゃん、俺だけにエプロンめくって見せるってオプション付けてよ。もう、そしたら頑張っちゃうよ。俺。」
キツネが嬉しそうに恐ろしい事を囁いてくる。何故、対価がそんないかがわし…うっ…事…で、払わなきゃいけないんだ。もっとあるだろう他に!!
町民の目が値踏みするようにこちらを見てくる。
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報酬を変えろの一択だろ!!
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