王子様の耳はロバの耳 〜 留学先はblゲームの世界でした 〜

きっせつ

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終章 ロバ耳王子と16歳と約束と

29、これを一般的に洗脳と呼ぶ ※ R指定

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      ※ 注意 ※

R18
苦手な人は飛ばしましょう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



くたりっと身体から力が抜ける。
ジュルッと尿道に残るものまで吸い上げると先生の口はやっと僕のぐずぐずになったソレから離れてチュッと額にキスをした。

「ごめんなさいね。本当はもっと優しく抱いて上げたいけど、限界なの。本当に手に入るなんて思っていなかったから」

申し訳なさそうな顔で優しく頭を撫でられて、それが気持ちよくて胸が高鳴る。

やっぱり、先生の手は優しくて温かくて好き。声も顔も匂いもその眼差しも見ているだけで聞いてるだけでホッとして、今度こそ、幻じゃない本物の先生の手にチュッチュッとキスをして頰を寄せた。

「本当に貴方って子は…」

困った顔でワシワシと頭を掻き、唇を重ねようとしたけど、頰にキスで留めた。
それが不満で先生の顔を掴んで唇を重ねると「しょうがない子ね」と深く深くキスをした。

先生の口の中がさっきと違って苦い。
ああ。これは僕の精子の味かと途中で気付いたけど、今の先生とのキスはさっきのと違って苦しくなくて、口の中がとろけそうな程気持ちいい。

夢中になって唇を重ねていると、先生の指がつぷりっと僕のナカに入っていく。
痛みも圧迫感もなく簡単に。

「センセ…」

「大丈夫。私が調合した弛緩作用のある香油だから、痛くないでしょ? ほら、もっとキスしてあげるから舌を出して」

「んぅ。はふっ、んんっ。先生は薬が調合出来るの?」

「んふっ。元暗殺者だからね。傷を縫ったりも出来るわよ」

そう言って、先生は僕の少し後遺症の遺る左手に触れ、頭に触れた。
崖から落ちたあの時、薬を用意したのも怪我を縫ったのも先生なんだろう。

凄いな。じゃあ、先生は命の恩人だねと思っているうちに2本の指が、僕のお尻の穴をくぱりっと広げた。

全く痛くなくて、外気がナカに入ってくる感覚が不思議で、首を傾げる。

もう既に前戯で色々と頭のネジが飛んでて、僕のお尻の穴なんか広げて、ライモンド先生が嬉しそうな顔をするから単純に可愛いななんて胸がキュンキュンして。

また考えなしに思ったことを正直に言ってしまった。
自身に発情している男の前で一番聞いてはいけない質問をしてしまった。

「入りそ?」

「……………」

先生はその質問に一切答えなかった。
ただ僕の腰を掴み、ニッコリと優しく微笑んだ。

単純な…疑問だったんだ…。
別に入れてほしいとか強請った訳じゃない。
お尻ってどのくらい解したら、入るんだろうねって、話だったんだ。
うん。とても単純で純粋な疑問だよ。


みちりっと指とは違う質量のものが僕のお尻に触れる。
その瞬間、全てを悟り僕は大いに焦った。

待とう。話せば分かる。もうちょっと解さない? せめて、後1時間は待って。
口早に様々な制止の言葉を叫んだ気がする。

だが、先生は話を一切取り合わず、僕の身体の一部な筈なのに薬入りの香油の所為か、僕の身体は僕の意志に逆らった。

「あっ。あ…。や、くるし…」

「ラニ。俺を煽ってる? さっきのキスで、折角、優しくしようと思い直したのに、そんなに俺のが欲しい?」

「あっ。はっ…。大きい。さけ、裂けちゃうぅっ…」

「大丈夫。ラニの下の口は弛緩してるから、美味しそうに飲み込んでるよ。ほら、分かる? こんなにはしたなく、お口を大きく開いて」

結合部分の縁を愛おしそうに撫で、意地悪な笑顔を浮かべながら体重をかける。
ナカがミチミチとこじ開けられて、先生の形に変えられていく。

「はうっ。センセっ。センセぇ」

お腹が苦しい破裂しちゃう。
涙を溜めて、先生に助けを求めて縋り付くが、なだめるように何度もキスを落とされ、ズンッと奥まで先生のが当たる。

「はっ、まだキツいな」

「ふっ、んっ。…ぐすっ」

「辛いね。ごめんね、ラニちゃん。でも、もう少しで薬が効いてくるから」

あまりの質量に苦しくて泣く僕の頭を優しく撫でて、何度もキスをして、僕を串刺しにしたまま、僕を抱き締める。

辛いと思うなら謝るなら早めにゆっくり抜いて欲しい。
絶対コレ、入れちゃいけない奴だとスンスンっと泣いていると、何故か先生のがズッポリ埋まってる部分がムズムズする。

中が痒くてジンジンして、狂おしくて身体をくねらせる。
くねらせるたびに先生のが擦れて、思わず鼻から抜けるような声が出る。

「あんっ。アっ、にゃぅっ! 」

「効いてきた? 可愛い。ロバ耳なのに猫みたいに喘いで」

痒い。ムズムズする。じんじんして熱い。
どうにかしたくて、身体をくねらして揺らしてるのに先生は愛おしそうに僕のロバ耳を喰み、胸や元気になり始めた僕のソレを可愛がる。

違う。そうじゃない。
そこじゃない。

「センセ…。ちがう」

「何が違うの? 気持ちよさそうに身体を揺らして、ここ気持ちいい? キュウキュウ俺のを締め付けて。ずっとこのままがいいって言ってるみたい」

「やっ! おねがい」

「どうして欲しいの?」

おそらくこうやって、リュビオは堕ちていったのだろう。
僕は知ってる。これは洗脳って言うんだ…。


その一線は流石に越えたくない。
全部あげるとは言ったが、理性まで手放したくない。

勘弁してと甘えるようにキスをして、強請るように見つめると、ライモンド先生がするりと来ていたバスローブを脱いだ。

脱いだライモンド先生は細マッチョで、均等の取れた美ボディだった。
僕のはだけたバスローブを全部脱がし、男丸出しの欲情した夕陽色の瞳が僕の隅々まで視姦する。

なんでだろう。
場の空気に飲まれてるのかな?
ドキドキする。身体中がゾクゾクして、ダメだって分かってる筈なのに僕の口が勝手に欲望を吐き出す。

「動いて欲し…。動いてナカを先生ので擦って欲しい」

自分でも中々と恐ろしい事を口走ってるのはわかってる。
熱くなる顔を隠して、懇願すれば、先生は満足そうに笑った。

おそらく、この人はこの一回で僕を堕とし切るつもりだ。

お爺ちゃん、第一王子伯父さん、お父さんにお母さん。僕。もしかしたら男運悪いのかもしれません。
かなり悪い男に引っ掛かってしまったのかもしれません。

「んんっ。センセ、センセぇっ」

「ラニ。ライって呼んで。そしたらいっぱい、ナカを俺ので擦って、俺の子種いっぱいにしてあげる」

「ライ。ライっ…。ひゃああんっ!」

「気持ちいい? 気持ちいいでしょラニ?」

「んんっ、わかんにゃい。ひゃうっ!」

「ラニは今、俺にこのナカを穿たれて、気持ちいいって啼いてるんだよ。ラニ。もっと俺を感じて。誰にも見せられないくらいもっと淫らに乱れて」


おそらく、ここからの僕は絶対に僕であって僕じゃない。
パンパンッと何度も尻タブに先生の腰を打ちつけられて、中に出されて。よがって泣き叫んで、なんか恐ろしい事を叫んでいた気がする…。

段々と苦しいのも幸せに思えてきた時点で何かいけない物質が頭から生成されてしまってる。

「ライっ、ライっ…」

「ラニ。もう離してやらない。望みは全部叶えてあげるから、その代わりもう俺から逃げるのは諦めて。ごめん。もう逃げたら何するか分からない」

「んっ、ん。も、おいてかないでっ…。に…げないからはなしゃ…ないで」

「違うよ、ラニ。離さないんじゃない。もう離せないんだよ。…そろそろ、抜くね。随分、無理させちゃったわね」

「抜かないで…。このまま。このまま…いなくならないで」

ただ先に逃げたのはライモンド先生だから、僕はまだ先生の離さないが信じられない。
また泣きそうな顔で何処か消えるような気がして、でも、流石に繋がっている間は逃げられないから。

まだ苦しいけど、僕を抱き締めるライモンド先生の表情があまりにも幸せそうだったから。

そのまま先生に抱きしめられたまま目を瞑ると、モアナの海の音がした。

まだ小さな僕があの白い砂浜で今と違って無表情で子供なライモンド先生の手を引き、連れ回している夢を見た。
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