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6 最強の奥様
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ーー それから数年後。
ブラックフォレスト辺境伯の領地にて、バリントン家の優秀なメイド達は、歓声を上げた。
「さすがルイザ様!こんなに大きな竜を仕留めるなんて!」
「奥様~!痺れますわ!」
ルイザの横には、竜の巨躯が横たわる。
討伐隊を引き連れて、森から領地に帰って来たところだ。
「うふふ。電撃の魔法もだいぶこなせるようになったわ。さて、捌いて夕飯のご馳走にしちゃいましょう」
腕を捲るルイザに、メイドは申し訳なさそうに駆け寄る。
「奥様にそこまでやらせるなんて、申し訳ないです」
「だって普通の生活魔法で切り分けてたら、大変でしょ?竜の皮膚は硬いし、筋肉が分厚いから」
「それはそうですが……すみません」
謝りながらも、メイドはワクワクしている。
ルイザの生活魔法「包丁」の斬撃は巨大なソード並の威力と見応えだからだ。
ズバッ!ズババッ!と竜の肉は大胆に切り分けられて、胸、モモ、背、と部位ごとに並べられていく。あっという間に食材となった竜を、ルイザは汗を拭って見下ろす。
「伯爵家にいた頃は、加工されたお肉しか見なかったから、こんなふうに捌いているなんて、知らなかったわ」
「いや、奥様。普通は何人も使って、何日もかけて、ちょっとずつ捌くんですよ。奥様は規格外すぎます」
笑うメイドの後ろから、クライドが笑顔で駆け寄ってきた。背中と胸に、双子の子供を抱えている。
「おーい、ルイザ!大物だな!」
「クライド!ただいま!」
クライドはルイザにキスをして、双子も次々とルイザにキスをする。
「ママ、今度は僕も魔獣退治に連れてって!」
「私も、私も!」
幼い双子は興奮して、ルイザにしがみつく。
「だめよ。いくら魔法力が強いからって、まだ小さいんだから」
クライドとルイザの間には、さらに規格外に強い力を持った双子が生まれていた。クライドは笑って、もう一度ルイザを抱き寄せる。
「竜を殺す奥様は最高に可愛いよ。ルイザ」
「あなたも逞しくて素敵だわ。クライド」
双子とメイドがにやけて見守る中で、2人は熱いキスを交わした。
この国の境界は屈強な辺境伯一家によって、永久に守られたという。
おわり
ブラックフォレスト辺境伯の領地にて、バリントン家の優秀なメイド達は、歓声を上げた。
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「奥様~!痺れますわ!」
ルイザの横には、竜の巨躯が横たわる。
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腕を捲るルイザに、メイドは申し訳なさそうに駆け寄る。
「奥様にそこまでやらせるなんて、申し訳ないです」
「だって普通の生活魔法で切り分けてたら、大変でしょ?竜の皮膚は硬いし、筋肉が分厚いから」
「それはそうですが……すみません」
謝りながらも、メイドはワクワクしている。
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ズバッ!ズババッ!と竜の肉は大胆に切り分けられて、胸、モモ、背、と部位ごとに並べられていく。あっという間に食材となった竜を、ルイザは汗を拭って見下ろす。
「伯爵家にいた頃は、加工されたお肉しか見なかったから、こんなふうに捌いているなんて、知らなかったわ」
「いや、奥様。普通は何人も使って、何日もかけて、ちょっとずつ捌くんですよ。奥様は規格外すぎます」
笑うメイドの後ろから、クライドが笑顔で駆け寄ってきた。背中と胸に、双子の子供を抱えている。
「おーい、ルイザ!大物だな!」
「クライド!ただいま!」
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「ママ、今度は僕も魔獣退治に連れてって!」
「私も、私も!」
幼い双子は興奮して、ルイザにしがみつく。
「だめよ。いくら魔法力が強いからって、まだ小さいんだから」
クライドとルイザの間には、さらに規格外に強い力を持った双子が生まれていた。クライドは笑って、もう一度ルイザを抱き寄せる。
「竜を殺す奥様は最高に可愛いよ。ルイザ」
「あなたも逞しくて素敵だわ。クライド」
双子とメイドがにやけて見守る中で、2人は熱いキスを交わした。
この国の境界は屈強な辺境伯一家によって、永久に守られたという。
おわり
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