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海斗くん守る会
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室長からの話の内容を整理しながら親父が
「それにしても、なぜ透が海斗くんを推薦したって話になってるんだ?」
「それが…いつの間にかそういう話になってて…最初は上層部が…と言う話だったのが、デルが来たから海斗くんの居場所がなくなったから透さんが海斗くんを秘書課に移したというのが推薦に変わったんじゃないかと…」
「そんなのおかしいだろ。確かに俺の秘書にさせたいって言ったけど…」
「それにしても海斗くんを陥れて川上さんを透の秘書にしようと考えてるんだろう?そんなことして室長にメリットはあるのか?」と親父が角谷さんに質問した。それは俺も不思議でならない。
「それが、調べた情報によると川上の実家が不動産業をしているのですが、新しくグループ会社を作るそうなんです。その副社長になるのが室長の長年の思い人のようでして、これから秘書を募集するとの情報をどこからか得たようです。そのことを川上に伝えると自分を透さんの秘書にしてくれれば、川上が父に頼んで室長をその方の秘書に推薦してあげると打診されたようです」
「もうそんな情報を集めたのか、相変わらず仕事が早いな」
「いえ…自分はそれくらいしかできずに申し訳ありません」
「流石です。角谷さん、教えてくれてありがとうございました。そんな人がいたんですね」
「そうか…ここの室長を辞めてまでその人の秘書になりたいってわけか…なら今すぐ辞めてもらっても構わないな」
「親父っ」
「だってそうだろ?自分の立場があるのに、それをわかってない行動をする奴は俺はいらない。気に入らない。しかも俺の大事な息子が辛い思いをしてるんだろ?透、お前だって同じ気持ちだろ?海斗くんに謝らないと…」
「自分も、海斗くんが辛い言葉をかけられてたのに声をかけてあげられませんでしたから…」
「親父、角谷さん…俺も正直、はらわたが煮えくりかえってます。でもちゃんと教えてくれて、対策まで考えてくれてありがとうございます」
「これは海斗くんに対する名誉毀損に当たるぞ。どうする訴えてみるか?勝てるように仕向けられるぞ」
「里中の叔父さん…いつの間に…」
「海斗くんを守る会のメンバーだからな俺は」
「じゃあ、あの2人に制裁を与えなくちゃ気が済まないな。でもまあ言い訳くらいは聞いてやるか?」
それから俺たち4人は明日の対策を練った。
「透、今日は頼むな。寄ってもらったのはお前に伝えたいことがあったんだ」
「何かあったのか?」
「このことは専務と常務にも伝え済みだから安心しろよ」
「話してくれたのか?」
「当たり前だろ。俺たちは海斗くん守る会なんだから。じゃあまた後でな。俺がいいって言うまでお前は会議では余計なことを言ってヒートアップするなよ。相手が怖気付くかもしれないからな。一応、忠告な」
そう言われて俺は営業部に戻り仕事をした。でも今日はどうしても時間を気にしてしまうが仕方ないだろう。海斗は昼ごはん食べられただろうか?今日が解決すれば胃の痛みも少しは落ち着くだろうか?
会議もあるからその前に昼飯に行くか…そう思ったら
「部長、少しよろしいでしょうか?」珍しく平井が来た。もしかして海斗に何かあったのか?
「13時から会議があるから飯食いながらでもいいか?」
「はい。大丈夫です」
平井と社食に行った。
「どうした?なんかあったのか?」
「あの…小沢が元気がないのが気になって…」
「あぁ…心配かけて悪いな」
「いえ…なんか部長と喧嘩をしたわけでもなさそうだし、でも理由を聞いても教えてくれなくて…今日も朝会った時に元気がなさそうだったから昼飯誘ったのに会議の準備が忙しいからって断られてしまって…」
「そうか…会議が終わったら、平井にも色々話ができると思うから。それまで待っててくれないか?」
「わかりました。小沢のことよろしくお願いします」
「わかってる。大丈夫だ」
平井に先に行くと伝え、俺は会議室に向かった。会議室には海斗の他、数人の秘書が準備を整えて出てきた所だった。
「浅井部長、お疲れ様です。会議室の準備は整っておりますので名札が置いてあるお席でもうしばらくお待ちください。今コーヒーをお持ちいたします。小沢さん準備してきて」
そう言われて海斗が「少々お待ちください…」と言って給湯室に向かった。
相変わらず元気もないし…覇気もない。昼も食べられなかったんじゃないか?
「お待たせいたしました」
「大丈夫か?」
「はい。大丈夫です」
そうは見えないんだけどなぁーまぁ仕方がないか…
「これ、ありがとな」
ネクタイピンを掲げてみせると一瞬驚いた顔をしたが、だんだんと目が潤みはじめた。なんだ?そう思った途端、ガヤガヤと人が入ってきてしまった。今日の会議のメンバーは各部署の課長クラス以上だ。
今日の議題は各部署の中間報告や市場調査報告などだ。それに加え来月のパーティーの確認事項の報告など盛りだくさんだ。1つ1つの報告が終わり、そろそろ会議が終わりそうな頃、やっとあの男が立ち上がった。
「1つ皆様にご報告と、ご提案があります」そう言い出したのは土居室長だった。
「室長、まだ何か確認事項がありましたか?それとも別のことでしょうか?」
皮肉な笑みを浮かべながら社長が室長に問いかけた。こういう顔をする時の親父は裏が怖いんだよな…と思っていたら
「聞いてください。皆様、浅井部長の推薦で秘書課に来た小沢海斗ですが、正直、使い物にならなくて困っています」と言いはじめた。
海斗の方がお前のせいで辛い思いをしてるのに…とつい心の声が出そうになった。
「それにしても、なぜ透が海斗くんを推薦したって話になってるんだ?」
「それが…いつの間にかそういう話になってて…最初は上層部が…と言う話だったのが、デルが来たから海斗くんの居場所がなくなったから透さんが海斗くんを秘書課に移したというのが推薦に変わったんじゃないかと…」
「そんなのおかしいだろ。確かに俺の秘書にさせたいって言ったけど…」
「それにしても海斗くんを陥れて川上さんを透の秘書にしようと考えてるんだろう?そんなことして室長にメリットはあるのか?」と親父が角谷さんに質問した。それは俺も不思議でならない。
「それが、調べた情報によると川上の実家が不動産業をしているのですが、新しくグループ会社を作るそうなんです。その副社長になるのが室長の長年の思い人のようでして、これから秘書を募集するとの情報をどこからか得たようです。そのことを川上に伝えると自分を透さんの秘書にしてくれれば、川上が父に頼んで室長をその方の秘書に推薦してあげると打診されたようです」
「もうそんな情報を集めたのか、相変わらず仕事が早いな」
「いえ…自分はそれくらいしかできずに申し訳ありません」
「流石です。角谷さん、教えてくれてありがとうございました。そんな人がいたんですね」
「そうか…ここの室長を辞めてまでその人の秘書になりたいってわけか…なら今すぐ辞めてもらっても構わないな」
「親父っ」
「だってそうだろ?自分の立場があるのに、それをわかってない行動をする奴は俺はいらない。気に入らない。しかも俺の大事な息子が辛い思いをしてるんだろ?透、お前だって同じ気持ちだろ?海斗くんに謝らないと…」
「自分も、海斗くんが辛い言葉をかけられてたのに声をかけてあげられませんでしたから…」
「親父、角谷さん…俺も正直、はらわたが煮えくりかえってます。でもちゃんと教えてくれて、対策まで考えてくれてありがとうございます」
「これは海斗くんに対する名誉毀損に当たるぞ。どうする訴えてみるか?勝てるように仕向けられるぞ」
「里中の叔父さん…いつの間に…」
「海斗くんを守る会のメンバーだからな俺は」
「じゃあ、あの2人に制裁を与えなくちゃ気が済まないな。でもまあ言い訳くらいは聞いてやるか?」
それから俺たち4人は明日の対策を練った。
「透、今日は頼むな。寄ってもらったのはお前に伝えたいことがあったんだ」
「何かあったのか?」
「このことは専務と常務にも伝え済みだから安心しろよ」
「話してくれたのか?」
「当たり前だろ。俺たちは海斗くん守る会なんだから。じゃあまた後でな。俺がいいって言うまでお前は会議では余計なことを言ってヒートアップするなよ。相手が怖気付くかもしれないからな。一応、忠告な」
そう言われて俺は営業部に戻り仕事をした。でも今日はどうしても時間を気にしてしまうが仕方ないだろう。海斗は昼ごはん食べられただろうか?今日が解決すれば胃の痛みも少しは落ち着くだろうか?
会議もあるからその前に昼飯に行くか…そう思ったら
「部長、少しよろしいでしょうか?」珍しく平井が来た。もしかして海斗に何かあったのか?
「13時から会議があるから飯食いながらでもいいか?」
「はい。大丈夫です」
平井と社食に行った。
「どうした?なんかあったのか?」
「あの…小沢が元気がないのが気になって…」
「あぁ…心配かけて悪いな」
「いえ…なんか部長と喧嘩をしたわけでもなさそうだし、でも理由を聞いても教えてくれなくて…今日も朝会った時に元気がなさそうだったから昼飯誘ったのに会議の準備が忙しいからって断られてしまって…」
「そうか…会議が終わったら、平井にも色々話ができると思うから。それまで待っててくれないか?」
「わかりました。小沢のことよろしくお願いします」
「わかってる。大丈夫だ」
平井に先に行くと伝え、俺は会議室に向かった。会議室には海斗の他、数人の秘書が準備を整えて出てきた所だった。
「浅井部長、お疲れ様です。会議室の準備は整っておりますので名札が置いてあるお席でもうしばらくお待ちください。今コーヒーをお持ちいたします。小沢さん準備してきて」
そう言われて海斗が「少々お待ちください…」と言って給湯室に向かった。
相変わらず元気もないし…覇気もない。昼も食べられなかったんじゃないか?
「お待たせいたしました」
「大丈夫か?」
「はい。大丈夫です」
そうは見えないんだけどなぁーまぁ仕方がないか…
「これ、ありがとな」
ネクタイピンを掲げてみせると一瞬驚いた顔をしたが、だんだんと目が潤みはじめた。なんだ?そう思った途端、ガヤガヤと人が入ってきてしまった。今日の会議のメンバーは各部署の課長クラス以上だ。
今日の議題は各部署の中間報告や市場調査報告などだ。それに加え来月のパーティーの確認事項の報告など盛りだくさんだ。1つ1つの報告が終わり、そろそろ会議が終わりそうな頃、やっとあの男が立ち上がった。
「1つ皆様にご報告と、ご提案があります」そう言い出したのは土居室長だった。
「室長、まだ何か確認事項がありましたか?それとも別のことでしょうか?」
皮肉な笑みを浮かべながら社長が室長に問いかけた。こういう顔をする時の親父は裏が怖いんだよな…と思っていたら
「聞いてください。皆様、浅井部長の推薦で秘書課に来た小沢海斗ですが、正直、使い物にならなくて困っています」と言いはじめた。
海斗の方がお前のせいで辛い思いをしてるのに…とつい心の声が出そうになった。
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