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副社長就任披露パーティー開催です
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「海斗、準備はできた?」
「はい。透さんも?」
「うんできたんだけど、行く前に…海斗に伝えたいことがあるんだけど、いいかな?」
「伝えたいことって、なん…ですか?」
なんだか急に不安になってしまって俯いてたら
「海斗、不安なことじゃないよ」と僕を持ち上げて透さんの膝の上に乗せられた。向かえ合わせに座らせれて
「実は俺、浅井から里中に姓を変えたんだ」
「え?名字を?」
「そう」
「なんで、ですか?」
「もう隠す必要がなくなったから、社長の息子だからって今はもう贔屓なんかされないだろ?それにこれから親子で仕事をするのに別々の名字だと、それこそ説明するのが面倒だって思ったから。今日のパーティーでみんなの前で言うつもりだけど、海斗がびっくりしちゃうから伝えたんだ。あとあと知ったら悲しむかと思って」
「そうなんですね。でもみんなびっくりしますね」
「そうだな。それと…海斗、これ俺が持ってていい?」
僕のネックレスに通した結婚指輪を持ち上げた。
「良いですよ。透さんが持っててくれるんですか?」
「うん。今日俺が頑張れるようにお守り」
「はい。僕はこのネックレスがあるから大丈夫です」
「海斗、ありがとう。今日は海斗の誕生日でもあるんだ、良い日にしような」
お互いに抱きしめ合って、いつもより深いキスを堪能してしまった。
透さんの車に乗せてもらいホテルリゾティアに向かった。僕は実行委員のメンバーと合流して今日の最終的な打ち合わせを始めた。みんなどことなく緊張している様子に僕も緊張してきた。
受付の準備が整って一息ついた頃から、徐々に人が集まり始めた。招待客リストに従いチェックして、帰りに渡す記念品の引換券も渡して行く。間違えがないように、でも人数が多いのでスピーディーにしないといけない。
ふと見ると、社長と透さんの姿が見えた。
「かっこいい」思わず口から出そうになって、慌てて手で押さえた。
本当なら一番に見たかったのだが、思ったよりも早くに招待客の皆様が来てくれたので、控え室に行けなかったのだ。
思った以上に透さんは見惚れるほどかっこよかった。
そしてたまに見えるカフスは僕が誕生日プレゼントに贈ったものだ。身につけてくれる姿だけで、つい顔が緩みそうになる。
招待客も揃い、そろそろ開式の時間が近付いてきて僕たちも会場の中に入った。
司会台には華やかなパーティードレスに身を包んだ紅林さんが立っていた。
そろそろ始まるんだと、ワクワクしていると
「皆様、本日はお忙しい中、お集まりいただき誠にありがとうございます。大変長らくお待たせしました。只今より新副社長浅井透、就任披露パーティーを開催させていただきます。私は、本日司会を努めさせていただきます総務課の紅林と申します。皆様、どうぞよろしくお願いいたします」
司会の紅林さんの挨拶と共にパーティーが開催された。
「それでは開式にあたり、主催者を代表して、代表取締役社長、里中よりご挨拶を申し上げます」
司会の方に紹介され社長が登壇した。
「皆様、本日はお忙しい中、副社長就任披露にお集まりいただきありがとうございます。ここで皆様に新副社長をご紹介いたします」
社長に促され透さんも社長の横に並んだ。
「皆様、本日はありがとうございます。このたび副社長に就任いたしました浅井透、改め里中透です。社長の息子と揶揄されるのが嫌で、反抗期を過ごしてまいりました。でもいずれこの会社を継ぎたいと思うようになり、社長の息子だからと贔屓されたくなかった為、母の旧姓の浅井と名乗って今日まで来ましたが、本日から本名の里中に性を戻しました。私が副社長就任にあたり、心からの感謝の気持ちと、未来への希望を皆様と共有したく、本日、この場に立たせていただいております。これからも皆様と共に歩んでまいりたいと思っております。今後とも、よろしくお願いいたします」
盛大な拍手と歓声に包まれた。
次に来賓の祝辞を代表して芳賀さんが挨拶をしてくれた。
「それでは皆様、お手元にお飲み物のご準備をお願いいたします」
ホテルの方から僕もシャンパンをもらった。
「乾杯のご発生は、中原専務にお願いしたいと存じます。中原専務、よろしくお願いいたします」
中原専務の声でみんなで乾杯をした。
「これよりしばしご歓談のお時間とさせていただきます」
社長と副社長の2ショットの写真撮影をみんながしていたので僕も一緒に撮りに行った。その後もみんなと歓談をして美味しそうな料理を食べたりと会は和やかな雰囲気に包まれた。
「はい。透さんも?」
「うんできたんだけど、行く前に…海斗に伝えたいことがあるんだけど、いいかな?」
「伝えたいことって、なん…ですか?」
なんだか急に不安になってしまって俯いてたら
「海斗、不安なことじゃないよ」と僕を持ち上げて透さんの膝の上に乗せられた。向かえ合わせに座らせれて
「実は俺、浅井から里中に姓を変えたんだ」
「え?名字を?」
「そう」
「なんで、ですか?」
「もう隠す必要がなくなったから、社長の息子だからって今はもう贔屓なんかされないだろ?それにこれから親子で仕事をするのに別々の名字だと、それこそ説明するのが面倒だって思ったから。今日のパーティーでみんなの前で言うつもりだけど、海斗がびっくりしちゃうから伝えたんだ。あとあと知ったら悲しむかと思って」
「そうなんですね。でもみんなびっくりしますね」
「そうだな。それと…海斗、これ俺が持ってていい?」
僕のネックレスに通した結婚指輪を持ち上げた。
「良いですよ。透さんが持っててくれるんですか?」
「うん。今日俺が頑張れるようにお守り」
「はい。僕はこのネックレスがあるから大丈夫です」
「海斗、ありがとう。今日は海斗の誕生日でもあるんだ、良い日にしような」
お互いに抱きしめ合って、いつもより深いキスを堪能してしまった。
透さんの車に乗せてもらいホテルリゾティアに向かった。僕は実行委員のメンバーと合流して今日の最終的な打ち合わせを始めた。みんなどことなく緊張している様子に僕も緊張してきた。
受付の準備が整って一息ついた頃から、徐々に人が集まり始めた。招待客リストに従いチェックして、帰りに渡す記念品の引換券も渡して行く。間違えがないように、でも人数が多いのでスピーディーにしないといけない。
ふと見ると、社長と透さんの姿が見えた。
「かっこいい」思わず口から出そうになって、慌てて手で押さえた。
本当なら一番に見たかったのだが、思ったよりも早くに招待客の皆様が来てくれたので、控え室に行けなかったのだ。
思った以上に透さんは見惚れるほどかっこよかった。
そしてたまに見えるカフスは僕が誕生日プレゼントに贈ったものだ。身につけてくれる姿だけで、つい顔が緩みそうになる。
招待客も揃い、そろそろ開式の時間が近付いてきて僕たちも会場の中に入った。
司会台には華やかなパーティードレスに身を包んだ紅林さんが立っていた。
そろそろ始まるんだと、ワクワクしていると
「皆様、本日はお忙しい中、お集まりいただき誠にありがとうございます。大変長らくお待たせしました。只今より新副社長浅井透、就任披露パーティーを開催させていただきます。私は、本日司会を努めさせていただきます総務課の紅林と申します。皆様、どうぞよろしくお願いいたします」
司会の紅林さんの挨拶と共にパーティーが開催された。
「それでは開式にあたり、主催者を代表して、代表取締役社長、里中よりご挨拶を申し上げます」
司会の方に紹介され社長が登壇した。
「皆様、本日はお忙しい中、副社長就任披露にお集まりいただきありがとうございます。ここで皆様に新副社長をご紹介いたします」
社長に促され透さんも社長の横に並んだ。
「皆様、本日はありがとうございます。このたび副社長に就任いたしました浅井透、改め里中透です。社長の息子と揶揄されるのが嫌で、反抗期を過ごしてまいりました。でもいずれこの会社を継ぎたいと思うようになり、社長の息子だからと贔屓されたくなかった為、母の旧姓の浅井と名乗って今日まで来ましたが、本日から本名の里中に性を戻しました。私が副社長就任にあたり、心からの感謝の気持ちと、未来への希望を皆様と共有したく、本日、この場に立たせていただいております。これからも皆様と共に歩んでまいりたいと思っております。今後とも、よろしくお願いいたします」
盛大な拍手と歓声に包まれた。
次に来賓の祝辞を代表して芳賀さんが挨拶をしてくれた。
「それでは皆様、お手元にお飲み物のご準備をお願いいたします」
ホテルの方から僕もシャンパンをもらった。
「乾杯のご発生は、中原専務にお願いしたいと存じます。中原専務、よろしくお願いいたします」
中原専務の声でみんなで乾杯をした。
「これよりしばしご歓談のお時間とさせていただきます」
社長と副社長の2ショットの写真撮影をみんながしていたので僕も一緒に撮りに行った。その後もみんなと歓談をして美味しそうな料理を食べたりと会は和やかな雰囲気に包まれた。
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