57 / 162
第七章 シャクイードの使者
第五十七話 強き者
しおりを挟む
カインとバロムは森を駆け、獣の気配を追い詰めていた。
「……いたな。」
三つの影――牙と岩の毛皮を持つロックウルフが唸り声を上げる。
「我に任せよ!」
バロムは黄金の鎧を鳴らし、背に負った大剣を抜いた。
その鎧はあらゆる魔法を跳ね返し、その剣は鉄すら紙同然に断ち切る。
「やる気満々だな……」
カインは一歩引き、半ば呆れたように様子を見守る。
次の瞬間、ロックウルフ三体が一斉に飛びかかった。
だがバロムの大剣が唸りを上げ――轟音と共に一刀両断。
瞬きの間に魔獣は血煙も上げず、無残な残骸と化した。
「手応えのない相手だ。」
大剣を背に収めると、黄金の従者は静かに呟いた。
◇ ◇ ◇
一方その頃、ティアたちは目的の地点に辿り着いていた。
「……あれだ!」
すでに二年生のチームがボックスを手にしている。
「略奪するしかないな。」
ジェラルが眼鏡の奥で冷静に呟く。
ティアは仲間を制して一歩前に出る。
「私に任せて。」
言葉と同時に、彼女の姿が掻き消えた。
神速――稲妻のように走り抜ける。
瞬間、二年生四人の頭上から雷撃が降り注いだ。
「うわぁっ!」
悲鳴を上げる暇もなく、全員が気絶して倒れ伏す。
「……一瞬で。」
メリルが小さく息を呑む。
「ティア、すごい……。」
ティアは軽やかにボックスを拾い上げると、仲間たちへ微笑んだ。
「行こう、ゴールへ!」
四人は勝利を掴むべく走り出した。
◇ ◇ ◇
その頃、西の森――。
「ぬぅん!」
地を震わせる大剣が唸りを上げる。
魔王グレゴロンは荒々しい剣撃を繰り出していた。
だがセリアは、ひらりと舞うようにかわし続ける。
その冷ややかな瞳は、敵を値踏みするだけで揺るがない。
「ちょこまかと!」
苛立つグレゴロンは魔力を解き放った。
地面が盛り上がり、黒々とした岩が身体を覆う。
瞬く間に全身を鎧が包み――。
「ふははは! 剣も魔法も通らぬぞ!」
セリアは眉一つ動かさず、ため息をついた。
「……まったく。主様が楽しんでおられる最中に、下品な大声をあげないでもらいたいものです。」
次の瞬間、彼女は足を踏み込み――剣ではなく拳を握った。
渾身の一撃。
轟音と共に鎧は粉々に砕け、グレゴロンの巨体は木々を薙ぎ倒して数百メートル先へと吹き飛ぶ。
森が静まり返る中、セリアはただ一言。
「……格を弁えなさい。」
セリアの拳を受け、グレゴロンの巨体は木々を薙ぎ倒しながら吹き飛んだ。
岩の鎧は粉々に砕け散り、全身から夥しい血を流しつつ、それでも魔王は立ち上がる。
「ふざけるなぁぁぁっ!!」
怒りの雄叫びが森を震わせた。
しかしその声が消えるより早く――。
「魔法も剣も通らないのではなかったのですか? ああ……拳は有効だった、ということですか?」
いつの間にか、セリアは目の前に佇んでいた。氷のような眼差しを向けながら。
「貴様……従者ごときが、生意気な!」
「私が何であれ、あなたが“弱い”ことには変わりありません。」
怒りに任せ、グレゴロンは巨腕を振りかざす。
だが振り下ろされる前に――。
光の軌跡が幾重にも走った。
セリアの剣が、音すら追いつけぬ速さで閃く。
「……」
次の瞬間、グレゴロンの身体は幾筋にも断たれ、血飛沫と肉片を撒き散らしながらバラバラに飛び散った。
魔王の命は、あまりに呆気なく絶たれた。
セリアは剣を一振りし、滴る血を払うと静かに呟く。
「――主様の前に出るには、あまりにも格が足りませんね。」
森に、再び静寂が戻った。
数刻後。
地下宮殿の奥、薄闇に沈む広間。
ひざまずく眷属の魔族が、震える声で報告をする。
「……ま、魔王グレゴロン様が……討たれました。
相手は……ティアの従者と名乗る者です。」
「……従者?」
玉座に腰かけていたシャクイードが、興味深げに目を細める。
「はい。名はセリアと……。
グレゴロン様は岩の鎧を纏って応戦しましたが、一瞬で……。」
沈黙。広間を満たすのは、重苦しい空気。
やがてシャクイードは鼻で笑った。
「所詮は負け犬の魔王か。あれほど虚勢を張っておきながら、従者ひとりに敗れるとはね。」
低く笑いながらも、その視線は冷静で鋭い。
「……とはいえ。
勇者の娘ティアの“従者”が、そこまでの力を持つとは予想外だ。
あの娘自身がどの程度か、測るのはもう少し先でもいい。」
指先で顎を撫で、しばし思案する。
「ふむ……こんな小物が何人集まったところで、状況を覆せる力にはならない。問題は……その娘と、背後に控える力だ。」
静かな呟きが、広間に鈍く響いた。
魔法探索競技は、その後大きな妨害もなく進行した。
しかし結果は誰の目にも明らかだった。
ティアの圧倒的な実力の前に、各クラスのチームが手にしたボックスは次々と奪われていった。
雷光の速さで迫り、一瞬で制圧する姿はもはや“競技”を超えていた。
「……やっぱり勝てない……」
「すごすぎる……あれが同じ一年生だなんて……」
観客席や参加者たちの間に、驚きと感嘆の声が広がる。
最終的にティアのチームは全勝し、堂々の優勝を収めた。
こうして学園最大の行事──魔法大祭典は幕を閉じる。
だが、生徒達の心に最も強く刻まれたのは、どの競技の勝敗でもなく。
ただひとり、ティアという存在の圧倒的な力と輝きだった。
やがて、囁く者が現れ始める。
「ティアがもし生徒会を引っ張ってくれたら……」
「生徒会長になれば、学園ももっと盛り上がるんじゃないか?」
憧れと尊敬の眼差しが、自然と彼女に集まっていく。
その流れはやがて、思いもよらぬ形となって──。
次なる舞台、「生徒会会長選挙」へと繋がっていった。
生徒会長エルリンの死去に伴い、学園では次期生徒会長を決める選挙が行われることになった。
有力候補は現副会長のレゼント。
その経歴と実力から「次は彼しかいない」と大方の生徒が思っていた。
──だがその裏で、男子生徒達が妙な動きを始めていた。
一つは「ティア・ファンクラブ」の設立である。
発起人は同学年のマクラレン。彼が声を上げるや否や、入会希望者は雪崩のように押し寄せ、瞬く間に学園男子の三分の一に迫る勢いを見せた。
もちろん、当のティアはそんなこと知るはずもなく──。
「ここに、ティア嬢のファンクラブを設立する!」
マクラレンが高らかに宣言した瞬間、拍手と歓声が湧き上がった。
そしてある日、彼は教室に姿を現す。
「ティア嬢。少しお時間を頂けないだろうか?」
「え? わ、私?」
ティアは目を丸くし、メリルも含めクラス中がその場に釘付けとなった。
ティアとメリルは半ば強引にマクラレンに連れられ、講堂へ。
そこには──ぎっしり詰めかけた男子生徒達の姿があった。
「え? え? な、なにこれ!?」
ティアは思わず一歩後ずさる。
「ティア……私、戻ろうかな~……」
メリルも心細そうに後退り。
「ティア嬢。壇上へ」
マクラレンに促され、戸惑いつつ壇上に上がるティア。
入り口付近に隠れるように立ったメリルは、その様子を固唾を飲んで見守っていた。
「ティア嬢!」
壇上でマクラレンが宣言する。
「我らはティアファンクラブを設立した! そして今ここに──ティア嬢を次期生徒会長として推すことを誓う!」
「え!? あ、は、はい……?」
講堂に響き渡る声援と拍手の渦の中、ティアは顔を真っ赤にして縮こまり、居心地悪そうに返事をしてしまう。
「ティア……!?」
メリルは驚きのあまり口を押さえ、どうしたらいいかわからずその場に立ち尽くした。
「……いたな。」
三つの影――牙と岩の毛皮を持つロックウルフが唸り声を上げる。
「我に任せよ!」
バロムは黄金の鎧を鳴らし、背に負った大剣を抜いた。
その鎧はあらゆる魔法を跳ね返し、その剣は鉄すら紙同然に断ち切る。
「やる気満々だな……」
カインは一歩引き、半ば呆れたように様子を見守る。
次の瞬間、ロックウルフ三体が一斉に飛びかかった。
だがバロムの大剣が唸りを上げ――轟音と共に一刀両断。
瞬きの間に魔獣は血煙も上げず、無残な残骸と化した。
「手応えのない相手だ。」
大剣を背に収めると、黄金の従者は静かに呟いた。
◇ ◇ ◇
一方その頃、ティアたちは目的の地点に辿り着いていた。
「……あれだ!」
すでに二年生のチームがボックスを手にしている。
「略奪するしかないな。」
ジェラルが眼鏡の奥で冷静に呟く。
ティアは仲間を制して一歩前に出る。
「私に任せて。」
言葉と同時に、彼女の姿が掻き消えた。
神速――稲妻のように走り抜ける。
瞬間、二年生四人の頭上から雷撃が降り注いだ。
「うわぁっ!」
悲鳴を上げる暇もなく、全員が気絶して倒れ伏す。
「……一瞬で。」
メリルが小さく息を呑む。
「ティア、すごい……。」
ティアは軽やかにボックスを拾い上げると、仲間たちへ微笑んだ。
「行こう、ゴールへ!」
四人は勝利を掴むべく走り出した。
◇ ◇ ◇
その頃、西の森――。
「ぬぅん!」
地を震わせる大剣が唸りを上げる。
魔王グレゴロンは荒々しい剣撃を繰り出していた。
だがセリアは、ひらりと舞うようにかわし続ける。
その冷ややかな瞳は、敵を値踏みするだけで揺るがない。
「ちょこまかと!」
苛立つグレゴロンは魔力を解き放った。
地面が盛り上がり、黒々とした岩が身体を覆う。
瞬く間に全身を鎧が包み――。
「ふははは! 剣も魔法も通らぬぞ!」
セリアは眉一つ動かさず、ため息をついた。
「……まったく。主様が楽しんでおられる最中に、下品な大声をあげないでもらいたいものです。」
次の瞬間、彼女は足を踏み込み――剣ではなく拳を握った。
渾身の一撃。
轟音と共に鎧は粉々に砕け、グレゴロンの巨体は木々を薙ぎ倒して数百メートル先へと吹き飛ぶ。
森が静まり返る中、セリアはただ一言。
「……格を弁えなさい。」
セリアの拳を受け、グレゴロンの巨体は木々を薙ぎ倒しながら吹き飛んだ。
岩の鎧は粉々に砕け散り、全身から夥しい血を流しつつ、それでも魔王は立ち上がる。
「ふざけるなぁぁぁっ!!」
怒りの雄叫びが森を震わせた。
しかしその声が消えるより早く――。
「魔法も剣も通らないのではなかったのですか? ああ……拳は有効だった、ということですか?」
いつの間にか、セリアは目の前に佇んでいた。氷のような眼差しを向けながら。
「貴様……従者ごときが、生意気な!」
「私が何であれ、あなたが“弱い”ことには変わりありません。」
怒りに任せ、グレゴロンは巨腕を振りかざす。
だが振り下ろされる前に――。
光の軌跡が幾重にも走った。
セリアの剣が、音すら追いつけぬ速さで閃く。
「……」
次の瞬間、グレゴロンの身体は幾筋にも断たれ、血飛沫と肉片を撒き散らしながらバラバラに飛び散った。
魔王の命は、あまりに呆気なく絶たれた。
セリアは剣を一振りし、滴る血を払うと静かに呟く。
「――主様の前に出るには、あまりにも格が足りませんね。」
森に、再び静寂が戻った。
数刻後。
地下宮殿の奥、薄闇に沈む広間。
ひざまずく眷属の魔族が、震える声で報告をする。
「……ま、魔王グレゴロン様が……討たれました。
相手は……ティアの従者と名乗る者です。」
「……従者?」
玉座に腰かけていたシャクイードが、興味深げに目を細める。
「はい。名はセリアと……。
グレゴロン様は岩の鎧を纏って応戦しましたが、一瞬で……。」
沈黙。広間を満たすのは、重苦しい空気。
やがてシャクイードは鼻で笑った。
「所詮は負け犬の魔王か。あれほど虚勢を張っておきながら、従者ひとりに敗れるとはね。」
低く笑いながらも、その視線は冷静で鋭い。
「……とはいえ。
勇者の娘ティアの“従者”が、そこまでの力を持つとは予想外だ。
あの娘自身がどの程度か、測るのはもう少し先でもいい。」
指先で顎を撫で、しばし思案する。
「ふむ……こんな小物が何人集まったところで、状況を覆せる力にはならない。問題は……その娘と、背後に控える力だ。」
静かな呟きが、広間に鈍く響いた。
魔法探索競技は、その後大きな妨害もなく進行した。
しかし結果は誰の目にも明らかだった。
ティアの圧倒的な実力の前に、各クラスのチームが手にしたボックスは次々と奪われていった。
雷光の速さで迫り、一瞬で制圧する姿はもはや“競技”を超えていた。
「……やっぱり勝てない……」
「すごすぎる……あれが同じ一年生だなんて……」
観客席や参加者たちの間に、驚きと感嘆の声が広がる。
最終的にティアのチームは全勝し、堂々の優勝を収めた。
こうして学園最大の行事──魔法大祭典は幕を閉じる。
だが、生徒達の心に最も強く刻まれたのは、どの競技の勝敗でもなく。
ただひとり、ティアという存在の圧倒的な力と輝きだった。
やがて、囁く者が現れ始める。
「ティアがもし生徒会を引っ張ってくれたら……」
「生徒会長になれば、学園ももっと盛り上がるんじゃないか?」
憧れと尊敬の眼差しが、自然と彼女に集まっていく。
その流れはやがて、思いもよらぬ形となって──。
次なる舞台、「生徒会会長選挙」へと繋がっていった。
生徒会長エルリンの死去に伴い、学園では次期生徒会長を決める選挙が行われることになった。
有力候補は現副会長のレゼント。
その経歴と実力から「次は彼しかいない」と大方の生徒が思っていた。
──だがその裏で、男子生徒達が妙な動きを始めていた。
一つは「ティア・ファンクラブ」の設立である。
発起人は同学年のマクラレン。彼が声を上げるや否や、入会希望者は雪崩のように押し寄せ、瞬く間に学園男子の三分の一に迫る勢いを見せた。
もちろん、当のティアはそんなこと知るはずもなく──。
「ここに、ティア嬢のファンクラブを設立する!」
マクラレンが高らかに宣言した瞬間、拍手と歓声が湧き上がった。
そしてある日、彼は教室に姿を現す。
「ティア嬢。少しお時間を頂けないだろうか?」
「え? わ、私?」
ティアは目を丸くし、メリルも含めクラス中がその場に釘付けとなった。
ティアとメリルは半ば強引にマクラレンに連れられ、講堂へ。
そこには──ぎっしり詰めかけた男子生徒達の姿があった。
「え? え? な、なにこれ!?」
ティアは思わず一歩後ずさる。
「ティア……私、戻ろうかな~……」
メリルも心細そうに後退り。
「ティア嬢。壇上へ」
マクラレンに促され、戸惑いつつ壇上に上がるティア。
入り口付近に隠れるように立ったメリルは、その様子を固唾を飲んで見守っていた。
「ティア嬢!」
壇上でマクラレンが宣言する。
「我らはティアファンクラブを設立した! そして今ここに──ティア嬢を次期生徒会長として推すことを誓う!」
「え!? あ、は、はい……?」
講堂に響き渡る声援と拍手の渦の中、ティアは顔を真っ赤にして縮こまり、居心地悪そうに返事をしてしまう。
「ティア……!?」
メリルは驚きのあまり口を押さえ、どうしたらいいかわからずその場に立ち尽くした。
1
あなたにおすすめの小説
俺! 神獣達のママ(♂)なんです!
青山喜太
ファンタジー
時は、勇者歴2102年。
世界を巻き込む世界大戦から生き延びた、国々の一つアトランタでとある事件が起きた。
王都アトスがたったの一夜、いや正確に言えば10分で崩壊したのである。
その犯人は5体の神獣。
そして破壊の限りを尽くした神獣達はついにはアトス屈指の魔法使いレメンスラーの転移魔法によって散り散りに飛ばされたのである。
一件落着かと思えたこの事件。
だが、そんな中、叫ぶ男が1人。
「ふざけんなぁぁぁあ!!」
王都を見渡せる丘の上でそう叫んでいた彼は、そう何を隠そう──。
神獣達のママ(男)であった……。
私は〈元〉小石でございます! ~癒し系ゴーレムと魔物使い~
Ss侍
ファンタジー
"私"はある時目覚めたら身体が小石になっていた。
動けない、何もできない、そもそも身体がない。
自分の運命に嘆きつつ小石として過ごしていたある日、小さな人形のような可愛らしいゴーレムがやってきた。
ひょんなことからそのゴーレムの身体をのっとってしまった"私"。
それが、全ての出会いと冒険の始まりだとは知らずに_____!!
異世界でカイゼン
soue kitakaze
ファンタジー
作者:北風 荘右衛(きたかぜ そうえ)
この物語は、よくある「異世界転生」ものです。
ただ
・転生時にチート能力はもらえません
・魔物退治用アイテムももらえません
・そもそも魔物退治はしません
・農業もしません
・でも魔法が当たり前にある世界で、魔物も魔王もいます
そこで主人公はなにをするのか。
改善手法を使った問題解決です。
主人公は現世にて「問題解決のエキスパート」であり、QC手法、IE手法、品質工学、ワークデザイン法、発想法など、問題解決技術に習熟しており、また優れた発想力を持つ人間です。ただそれを正統に評価されていないという鬱屈が溜まっていました。
そんな彼が飛ばされた異世界で、己の才覚ひとつで異世界を渡って行く。そういうお話をギャグを中心に描きます。簡単に言えば。
「人の死なない邪道ファンタジーな、異世界でカイゼンをするギャグ物語」
ということになります。
建国のアルトラ ~魔界の天使 (?)の国造り奮闘譚~
ヒロノF
ファンタジー
死後に転生した魔界にて突然無敵の身体を与えられた地野改(ちの かい)。
その身体は物理的な攻撃に対して金属音がするほど硬く、マグマや高電圧、零度以下の寒さ、猛毒や強酸、腐食ガスにも耐え得る超高スペックの肉体。
その上で与えられたのはイメージ次第で命以外は何でも作り出せるという『創成魔法』という特異な能力。しかし、『イメージ次第で作り出せる』というのが落とし穴! それはイメージ出来なければ作れないのと同義! 生前職人や技師というわけでもなかった彼女には機械など生活を豊かにするものは作ることができない! 中々に持て余す能力だったが、周囲の協力を得つつその力を上手く使って魔界を住み心地良くしようと画策する。
近隣の村を拠点と定め、光の無かった世界に疑似太陽を作り、川を作り、生活基盤を整え、家を建て、魔道具による害獣対策や収穫方法を考案。
更には他国の手を借りて、水道を整備し、銀行・通貨制度を作り、発電施設を作り、村は町へと徐々に発展、ついには大国に国として認められることに!?
何でもできるけど何度も失敗する。
成り行きで居ついてしまったケルベロス、レッドドラゴン、クラーケン、歩く大根もどき、元・書物の自動人形らと共に送る失敗と試行錯誤だらけの魔界ライフ。
様々な物を創り出しては実験実験また実験。果たして住み心地は改善できるのか?
誤字脱字衍字の指摘、矛盾の指摘大歓迎です! 見つけたらご報告ください!
2024/05/02改題しました。旧タイトル
『魔界の天使 (?)アルトラの国造り奮闘譚』
2023/07/22改題しました。旧々タイトル
『天使転生?~でも転生場所は魔界だったから、授けられた強靭な肉体と便利スキル『創成魔法』でシメて住み心地よくしてやります!~』
この作品は以下の投稿サイトにも掲載しています。
『小説家になろう(https://ncode.syosetu.com/n4480hc/)』
『ノベルバ(https://novelba.com/indies/works/929419)』
『アルファポリス(https://www.alphapolis.co.jp/novel/64078938/329538044)』
『カクヨム(https://kakuyomu.jp/works/16818093076594693131)』
神様から転生スキルとして鑑定能力とリペア能力を授けられた理由
瀬乃一空
ファンタジー
普通の闇バイトだと思って気軽に応募したところ俺は某国の傭兵部隊に入れられた。しかし、ちょっとした俺のミスから呆気なく仲間7人とともに爆死。気が付くと目の前に神様が……。
神様は俺を異世界転生させる代わりに「罪業の柩」なるものを探すよう命じる。鑑定スキルや修復スキル、イケメン、その他を与えられることを条件に取りあえず承諾したものの、どうしたらよいか分からず、転生した途端、途方にくれるエルン。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
元チート大賢者の転生幼女物語
こずえ
ファンタジー
(※不定期更新なので、毎回忘れた頃に更新すると思います。)
とある孤児院で私は暮らしていた。
ある日、いつものように孤児院の畑に水を撒き、孤児院の中で掃除をしていた。
そして、そんないつも通りの日々を過ごすはずだった私は目が覚めると前世の記憶を思い出していた。
「あれ?私って…」
そんな前世で最強だった小さな少女の気ままな冒険のお話である。
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる