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第七章 シャクイードの使者
第五十八話 ファンクラブ設立
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生徒会長選挙の告示がなされた。
立候補者は二人──。
現副会長レゼント、そして……なぜかティア。
もちろんティア自身が立候補したわけではない。
すべてはティアファンクラブの後押しによるものだった。
この学園では「自薦・他薦の区別なし」という規則があり、推薦さえあれば立候補は成立する。
そのため、ティア本人の知らぬ間に名前が候補者リストに載ってしまったのである。
「うぅ……わ、わたし……会長に立候補ってなってるわ……」
ティアは掲示板の名簿を見て青ざめた。
「ああ、ティア。
残念だけど、他薦でも立候補は成立しちゃうんだよ」
メリルは苦笑しながらも、横で一緒にリストを見つめていた。
──だが、ここからが本番だった。
ファンクラブは「推しを会長に!」と燃え上がり、怒涛の勢いで支持を広げていく。
ビラ配り、演説準備、応援歌まで……彼らの行動は完全に選挙運動の域を超えていた。
「そ、そんなに、私のために頑張らなくてもいいのに……!」
ティアが恐縮しながら声をかけても、ファンクラブの熱は冷めるどころか加速するばかり。
「ティア嬢のためなら命をかける!」と本気で言い切る者まで現れる始末だった。
その様子を横目で見ていたレゼントは、余裕顔を保とうとしていたが……。
「馬鹿げている!
学園を治める生徒会長を選ぶ選挙だぞ!?
人気投票ではないのだ!」
声を荒らげ、机を叩き、怒りを隠そうともしなかった。
ティアファンクラブの勢いは止まらなかった。
放課後、ティアはメリルやクラスの友人たちと「この後ミュウオケに行こう!」と盛り上がっていたところ──。
「ティア嬢。
少しお願いがあるんだけど」
マクラレンが真剣な顔でやってきた。
「え?なに?」
ティアは警戒心マックスの顔。
絶対また変なこと言い出すに違いない、という雰囲気が全身から溢れている。
「実はファンクラブのデジタル会員証を作ったんだ。
そこにティア嬢の動画を入れたいんだけど、許可してもらえるかな?」
「え?ちょ、ちょっと……それは恥ずかしいんだけど」
「そう言うと思って、実はもういくつか候補の動画を持ってきたんだ。
見てもらえるかな?」
「うぅ……嫌な予感しかしない……」
その場にいたクラスメイトたちも「なになに?」と興味津々で集まってくる。
マクラレンが映像魔道具を起動すると──。
「きゃーっ!? ちょっと!ちょっと待ってぇ!」
ティアは真っ赤になって慌てて凄いスピードで魔道具を奪い取った。
画面には、避暑地での水着姿ではしゃぐティアの映像がバッチリ映し出されていたのだ。
「え?今のティア?かわいい!」
「わぁ~元気にはしゃいでる!」
クラスメイトたちが盛り上がる。
「その映像は避暑地に行った男子に撮ってもらったんだ」
マクラレンは胸を張る。
「そういう問題じゃないでしょ!
これを会員証に入れるなんて……絶対ダメ!
水着の動画よ!
恥ずかしすぎるから!」
「皆の士気が上がると思うんだけどな……じゃあ、学園祭のメイド服の映像は──」
「ダメっ!!!」
ティアの即答。
顔がひきつっている。
「こんな映像、必要ないでしょ!?
ファンクラブなんて解散よ!」
「もう無理だよ。
みんな“ティア嬢を推します!”って盛り上がっちゃってるし、俺だって推したいんだ!」
「うぅ……」
ティアは涙目。
確かに、ここまで人数が膨れ上がったファンクラブはもう止められそうにない。
「ティア嬢。
せめて、皆へのメッセージ動画を撮らせてくれないか?
それを会員証に入れれば、きっと皆喜ぶよ」
「え……う、うん。
べ、別に……いいけど……」
こうしてティアは、ぎこちないながらも精一杯の笑顔で「ありがとう、応援してくれて嬉しいです」と感謝を伝える動画を撮らされることになった。
「なんでこんな事に…。」
その様子を見ていたクラスメイトたちは、ニヤニヤしながら小声でささやき合う。
「ティア、めっちゃアイドルじゃん……」
「これ、もう会長選挙勝っちゃうんじゃない?」
ティアは真っ赤な顔で両手をぶんぶん振りながら「ち、違うからぁ!」と叫ぶのだった。
会長選挙が告示され、副会長レゼントとティアの一騎打ち──。
その図式は学園中の話題となっていた。
そして、火に油を注いでいるのはティアファンクラブである。
彼らは連日、街頭演説まがいのことを繰り広げ、ティアを猛アピールしていたのだ。
「ティア嬢こそ学園の希望!」
「ティア嬢に清き一票を!」
「推しは推せるうちに推せ!」
校門前は完全にお祭り状態である。
一方その頃──。
生徒会室ではレゼントが机を叩き、苛立ちを隠せなかった。
「まったく……ティア嬢のファンクラブだか何だか知らないが、あまりにも精力的すぎる!
このままでは選挙にすらならないぞ!」
参謀役の生徒も「確かに……」と冷や汗をかいていた。
――その頃、当のティア本人は。
「わぁ~これ美味しそう!
はい、メリルも食べて!」
「んぐ……ティア、こんな所で遊んでて大丈夫なの?」
メリルは心配顔で串焼きを受け取る。
「大丈夫よ。
私なんて当選するわけないじゃない。
副会長の圧勝よ」
ティアはケラケラ笑いながらかき氷を頬張っている。
「そうかなぁ~……でもファンクラブの皆、めっちゃ頑張ってるから……会長に当選しちゃうかもよ?」
「まぁ、その時は辞退すればいいのよ」
「それはそうだけど……ファンクラブの人たち、絶対悲しむよ」
「……だって、勝手に始めたんでしょ。
私には関係ない……わよ……」
ティアは串焼きを見つめながら口ごもった。
──胸の奥が、ほんのちょっとだけチクっと痛む。
そして翌朝。
「ティア嬢に清き一票を~!」
「ファンクラブ特製うちわ無料配布中!」
「今日も推していこう!」
登校する生徒に、ファンクラブの面々が全力で呼びかけていた。
朝早くからの活動に、もはや選挙運動というよりアイドルのライブ会場前の光景である。
その健気な姿を見て、ティアはハッとした。
──あんなに楽しそうに……必死に……私のために……。
「……っ」
罪悪感がじわじわと膨らんでいく。
「もうっ!
みんな勝手なんだから!」
真っ赤な顔になったティアは、鞄を抱えて駆け足で校舎に逃げ込んだ。
残されたファンクラブ会員たちは、ティアのその姿を見てさらに大歓声を上げる。
「見たか!? 照れながら走っていった!」
「尊い……っ!」
「これはもう勝利確定だな!」
こうしてティアの知らぬところで、ファンクラブの熱はさらに燃え上がっていくのだった。
夜。
ロイスに呼び出され、ティアは寮の外に出た。
「ロイス。
お待たせ」
「ティアさん。
すみません、わざわざ来てもらって」
「いいのよ。
それで、話って何?」
ロイスは少し表情を引き締める。
「……俺はアインレット王国に戻ります。
国内も安定してきましたし、シャクイードの動きは気になりますが……本国での仕事が山積みで」
「そう。
私は卒業まで残るわ」
「ああ、聞きましたよ。
──ファンクラブができたそうですね。
ファンクラブを置いて帰れませんよね」
「ちょっ!?
変な言い方しないでよ!」
ティアの顔が真っ赤になる。
「べ、別にファンクラブがあるからじゃないわよ! 学園での生活が楽しいからよ!」
ロイスは苦笑して首を振る。
「そうなんですね。
それは良かった。
……ロディアス師匠もティアさんのことを心配されてました。
楽しいものが見つかればいいな、って」
「ロディアスが?」
ティアの瞳がわずかに揺れる。
「はい。
……それと、誰かを好きになって恋愛を楽しんでほしい、とも」
「ロディアスったら……」
ティアはぷいっと横を向く。
「私は恋愛なんて今のところ興味ないわ。
それに……ロディアスくらい強い男じゃないと好きにならない」
「そうですか。
それもまたいいんじゃないですか」
ティアは深呼吸して、軽く笑う。
「わかったわ。
覚えとく。
それと、シャクイードの動向は任せて。」
こうして話は終わり、ティアは少しすっきりした気持ちで寮へと戻った。
――が、部屋に入るなり。
「主様!」
リシェルとルシェルが満面の笑みで立ち上がった。
「私たち、ティアファンクラブに入りました!」
「ええっ!?」
二人は嬉々として会員証を差し出す。
そこには──笑顔でお礼を述べるティアのメッセージ動画が、しっかり刻まれていた。
「な、なんでその動画を持ってるのよ!?」
「会員証に標準装備です♪」
「しかも高画質♪」
ティアは頭を抱えた。
「あなた達、何してるの……!」
さらに追い打ちをかけるように。
「主様、セリアも入会しましたよ」
「──セリアぁあああ!!」
その絶叫は寮中に響き渡った。
そしてその後、ティアによる“朝まで説教タイム”が開幕したのである。
もちろんファンクラブに入会した三人は、こっそりと「説教中の主様も尊い……」などと囁き合っていたのは言うまでもない。
立候補者は二人──。
現副会長レゼント、そして……なぜかティア。
もちろんティア自身が立候補したわけではない。
すべてはティアファンクラブの後押しによるものだった。
この学園では「自薦・他薦の区別なし」という規則があり、推薦さえあれば立候補は成立する。
そのため、ティア本人の知らぬ間に名前が候補者リストに載ってしまったのである。
「うぅ……わ、わたし……会長に立候補ってなってるわ……」
ティアは掲示板の名簿を見て青ざめた。
「ああ、ティア。
残念だけど、他薦でも立候補は成立しちゃうんだよ」
メリルは苦笑しながらも、横で一緒にリストを見つめていた。
──だが、ここからが本番だった。
ファンクラブは「推しを会長に!」と燃え上がり、怒涛の勢いで支持を広げていく。
ビラ配り、演説準備、応援歌まで……彼らの行動は完全に選挙運動の域を超えていた。
「そ、そんなに、私のために頑張らなくてもいいのに……!」
ティアが恐縮しながら声をかけても、ファンクラブの熱は冷めるどころか加速するばかり。
「ティア嬢のためなら命をかける!」と本気で言い切る者まで現れる始末だった。
その様子を横目で見ていたレゼントは、余裕顔を保とうとしていたが……。
「馬鹿げている!
学園を治める生徒会長を選ぶ選挙だぞ!?
人気投票ではないのだ!」
声を荒らげ、机を叩き、怒りを隠そうともしなかった。
ティアファンクラブの勢いは止まらなかった。
放課後、ティアはメリルやクラスの友人たちと「この後ミュウオケに行こう!」と盛り上がっていたところ──。
「ティア嬢。
少しお願いがあるんだけど」
マクラレンが真剣な顔でやってきた。
「え?なに?」
ティアは警戒心マックスの顔。
絶対また変なこと言い出すに違いない、という雰囲気が全身から溢れている。
「実はファンクラブのデジタル会員証を作ったんだ。
そこにティア嬢の動画を入れたいんだけど、許可してもらえるかな?」
「え?ちょ、ちょっと……それは恥ずかしいんだけど」
「そう言うと思って、実はもういくつか候補の動画を持ってきたんだ。
見てもらえるかな?」
「うぅ……嫌な予感しかしない……」
その場にいたクラスメイトたちも「なになに?」と興味津々で集まってくる。
マクラレンが映像魔道具を起動すると──。
「きゃーっ!? ちょっと!ちょっと待ってぇ!」
ティアは真っ赤になって慌てて凄いスピードで魔道具を奪い取った。
画面には、避暑地での水着姿ではしゃぐティアの映像がバッチリ映し出されていたのだ。
「え?今のティア?かわいい!」
「わぁ~元気にはしゃいでる!」
クラスメイトたちが盛り上がる。
「その映像は避暑地に行った男子に撮ってもらったんだ」
マクラレンは胸を張る。
「そういう問題じゃないでしょ!
これを会員証に入れるなんて……絶対ダメ!
水着の動画よ!
恥ずかしすぎるから!」
「皆の士気が上がると思うんだけどな……じゃあ、学園祭のメイド服の映像は──」
「ダメっ!!!」
ティアの即答。
顔がひきつっている。
「こんな映像、必要ないでしょ!?
ファンクラブなんて解散よ!」
「もう無理だよ。
みんな“ティア嬢を推します!”って盛り上がっちゃってるし、俺だって推したいんだ!」
「うぅ……」
ティアは涙目。
確かに、ここまで人数が膨れ上がったファンクラブはもう止められそうにない。
「ティア嬢。
せめて、皆へのメッセージ動画を撮らせてくれないか?
それを会員証に入れれば、きっと皆喜ぶよ」
「え……う、うん。
べ、別に……いいけど……」
こうしてティアは、ぎこちないながらも精一杯の笑顔で「ありがとう、応援してくれて嬉しいです」と感謝を伝える動画を撮らされることになった。
「なんでこんな事に…。」
その様子を見ていたクラスメイトたちは、ニヤニヤしながら小声でささやき合う。
「ティア、めっちゃアイドルじゃん……」
「これ、もう会長選挙勝っちゃうんじゃない?」
ティアは真っ赤な顔で両手をぶんぶん振りながら「ち、違うからぁ!」と叫ぶのだった。
会長選挙が告示され、副会長レゼントとティアの一騎打ち──。
その図式は学園中の話題となっていた。
そして、火に油を注いでいるのはティアファンクラブである。
彼らは連日、街頭演説まがいのことを繰り広げ、ティアを猛アピールしていたのだ。
「ティア嬢こそ学園の希望!」
「ティア嬢に清き一票を!」
「推しは推せるうちに推せ!」
校門前は完全にお祭り状態である。
一方その頃──。
生徒会室ではレゼントが机を叩き、苛立ちを隠せなかった。
「まったく……ティア嬢のファンクラブだか何だか知らないが、あまりにも精力的すぎる!
このままでは選挙にすらならないぞ!」
参謀役の生徒も「確かに……」と冷や汗をかいていた。
――その頃、当のティア本人は。
「わぁ~これ美味しそう!
はい、メリルも食べて!」
「んぐ……ティア、こんな所で遊んでて大丈夫なの?」
メリルは心配顔で串焼きを受け取る。
「大丈夫よ。
私なんて当選するわけないじゃない。
副会長の圧勝よ」
ティアはケラケラ笑いながらかき氷を頬張っている。
「そうかなぁ~……でもファンクラブの皆、めっちゃ頑張ってるから……会長に当選しちゃうかもよ?」
「まぁ、その時は辞退すればいいのよ」
「それはそうだけど……ファンクラブの人たち、絶対悲しむよ」
「……だって、勝手に始めたんでしょ。
私には関係ない……わよ……」
ティアは串焼きを見つめながら口ごもった。
──胸の奥が、ほんのちょっとだけチクっと痛む。
そして翌朝。
「ティア嬢に清き一票を~!」
「ファンクラブ特製うちわ無料配布中!」
「今日も推していこう!」
登校する生徒に、ファンクラブの面々が全力で呼びかけていた。
朝早くからの活動に、もはや選挙運動というよりアイドルのライブ会場前の光景である。
その健気な姿を見て、ティアはハッとした。
──あんなに楽しそうに……必死に……私のために……。
「……っ」
罪悪感がじわじわと膨らんでいく。
「もうっ!
みんな勝手なんだから!」
真っ赤な顔になったティアは、鞄を抱えて駆け足で校舎に逃げ込んだ。
残されたファンクラブ会員たちは、ティアのその姿を見てさらに大歓声を上げる。
「見たか!? 照れながら走っていった!」
「尊い……っ!」
「これはもう勝利確定だな!」
こうしてティアの知らぬところで、ファンクラブの熱はさらに燃え上がっていくのだった。
夜。
ロイスに呼び出され、ティアは寮の外に出た。
「ロイス。
お待たせ」
「ティアさん。
すみません、わざわざ来てもらって」
「いいのよ。
それで、話って何?」
ロイスは少し表情を引き締める。
「……俺はアインレット王国に戻ります。
国内も安定してきましたし、シャクイードの動きは気になりますが……本国での仕事が山積みで」
「そう。
私は卒業まで残るわ」
「ああ、聞きましたよ。
──ファンクラブができたそうですね。
ファンクラブを置いて帰れませんよね」
「ちょっ!?
変な言い方しないでよ!」
ティアの顔が真っ赤になる。
「べ、別にファンクラブがあるからじゃないわよ! 学園での生活が楽しいからよ!」
ロイスは苦笑して首を振る。
「そうなんですね。
それは良かった。
……ロディアス師匠もティアさんのことを心配されてました。
楽しいものが見つかればいいな、って」
「ロディアスが?」
ティアの瞳がわずかに揺れる。
「はい。
……それと、誰かを好きになって恋愛を楽しんでほしい、とも」
「ロディアスったら……」
ティアはぷいっと横を向く。
「私は恋愛なんて今のところ興味ないわ。
それに……ロディアスくらい強い男じゃないと好きにならない」
「そうですか。
それもまたいいんじゃないですか」
ティアは深呼吸して、軽く笑う。
「わかったわ。
覚えとく。
それと、シャクイードの動向は任せて。」
こうして話は終わり、ティアは少しすっきりした気持ちで寮へと戻った。
――が、部屋に入るなり。
「主様!」
リシェルとルシェルが満面の笑みで立ち上がった。
「私たち、ティアファンクラブに入りました!」
「ええっ!?」
二人は嬉々として会員証を差し出す。
そこには──笑顔でお礼を述べるティアのメッセージ動画が、しっかり刻まれていた。
「な、なんでその動画を持ってるのよ!?」
「会員証に標準装備です♪」
「しかも高画質♪」
ティアは頭を抱えた。
「あなた達、何してるの……!」
さらに追い打ちをかけるように。
「主様、セリアも入会しましたよ」
「──セリアぁあああ!!」
その絶叫は寮中に響き渡った。
そしてその後、ティアによる“朝まで説教タイム”が開幕したのである。
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