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第九章 新学期編
第七十話 アヴェスター邪竜教団
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街を震わせる魔獣の咆哮が夜空を裂いた。
市民の悲鳴が飛び交い、炎と煙が路地を覆う。
その混乱の中、ティアはアーサーと共に転送して破壊された街並みに姿を現した。
「主様。
おおかた魔獣は片付けました。」
瓦礫の上でゲドとヨルが跪き、血と硝煙の匂いをまとったまま報告する。
「ありがとう。
……けれど、街に魔獣を放つなんて。
学園での騒ぎと同じ匂いがするわ。」
ティアの瞳が冷たく光る。
その横で、アーサーが剣を振り抜き、残った魔獣を一閃で斬り伏せた。
「理屈は後だ。
市民を守るのが先決だろう!」
彼はそのまま残党の討伐へ走り去る。
ティアはゲドたちに指示を飛ばし、倒れた魔獣の周囲を調べさせた。
すぐに瓦礫の中から、黒ずんだ召喚石の欠片が見つかる。
「やっぱり……。
なぜ、こんな愚かなことを……。」
ティアは石片を拾い上げ、怒りに眉を寄せる。
だが犯人の足跡はどこにも残されていなかった。
一通りの鎮圧が終わると、ティアとアーサーは学園へ戻る。
しかし、そこで彼らを待っていたのは、さらに重い現実だった。
寮は襲撃を受け、煙と血の匂いが漂っていた。
「リシェル、ルシェル……これはどういうこと?」
駆けつけたティアの声に、双子の影が跪き、悔しげに項垂れる。
「主様……大量の傭兵が寮を急襲しました。
訓練された部隊……。
殲滅はしましたが……数名の女子生徒が……拉致されました。」
「……誰が?」
ティアの声は低く震えた。
「五名。
その中に……メリル様も……。」
ティアの心臓が一瞬止まったように感じた。
「メリルまで……。」
リシェルとルシェルは震える声で謝罪する。
「主様、申し訳ありません……!」
ティアは首を振り、二人を抱き起こすように手を伸ばした。
「あなた達はよく戦った。
責めるつもりはないわ。
それより……攫われた子たちを取り戻さなきゃ。」
そのとき、アーサーが駆け込んできた。顔は険しく、握りしめた拳が白くなる。
「ティア……不味い。
奴らはアヴェスター邪竜教団だ。
倒した奴らの紋章は間違いない!」
「……教団?」
聞き慣れない名にティアは眉をひそめる。
「あいつらは北の最果て、レベスターに潜む狂信者の集団だ。
俺は北からこちらに来る時に奴らの活動を目にして来た。
邪竜アヴェスターを崇め、破壊と快楽を神とし、生贄の儀式を繰り返す……。
攫われた女子生徒は……危険だ。
どんな酷い事をされるかわからない。」
ティアの血が一瞬で沸き立つ。
「……そんな連中が、学園を……。」
「ゲド、ヨル、リシェル、ルシェル!
一刻も早く痕跡を追って!
一人たりとも見逃すな!」
命を受けて、四人の影が風のように散っていく。
だが――数刻後に戻ってきた彼らの顔には悔しさが滲んでいた。
「主様……追跡は振り切られました。
足取りは掴めません。」
ティアは唇を噛みしめた。
アーサーが重く口を開く。
「あいつらの拉致部隊は精鋭中の精鋭だ。
痕跡を消すのは造作もない……。
だが行き先は一つ。
北のレベスターだ。」
「……なら、迷う必要はない。」
ティアの目に、炎のような怒りが宿る。
「案内して、アーサー。」
その声音は、押し殺した憤怒と焦燥で震えていた。
ティアの瞳に宿る光は、誰もが目を逸らすほどに鋭く、冷たい怒りに満ちていた。
レベスター。
それは雪と氷に閉ざされ、人の足が踏み入れることすら忌避される禁断の地。
かつて勇者が命を懸けて封じたとされる邪竜アヴェスターが眠る場所であった。
その邪竜は、三つの頭を持ち、翼を広げれば空を覆い隠すという。
世界を破壊と死、そして堕落した快楽で染め上げようとした魂の塊。
勇者ですら討ち果たせず、封印という形でかろうじて世界を救った存在――。
だが、そこに辿り着く道は容易ではなかった。
「ティア……レベスターへは行けない。」
そう告げたのは王座に腰掛ける第二王子フィレンツである。
アーサーの話では、各国を結ぶ転送装置を使えば一瞬で到達できる。
だが、自力で転送し続ければ数日はかかる距離――。
現実的には転送装置を使う以外に道はない。
「どうしてですか?」
ティアは王宮の謁見の間で、アーサーと共に跪き、怒りを抑えきれない声を上げた。
フィレンツは苦渋の表情で首を振った。
「気持ちは分かる。
だが、レベスターへ向かうにはウルトニア共和国を経由せねばならぬ。
その転送門は今、閉ざされているのだ。
……我らとてどうしようもない。」
「では……殿下は、拐われた女子生徒を見捨てろと言うのか!」
アーサーが立ち上がり、拳を震わせて叫んだ。
「既に近隣の冒険者ギルドには要請済みだ。
怪しい動きがあればすぐに報告が来る。」
だが、ティアは声を震わせて訴える。
「待てないわ。
メリルは囚われたの。
……私が油断したせいで。
早く追いつかなければ、取り返しがつかない!」
「……だが、レベスターまで自力で辿り着くのは不可能だ。
教団には独自の逃走路があるはずだ。
冒険者ギルド程度の追跡では掴めまい。」
言葉を交わすその時――慌ただしく駆け込む兵士が、空気を切り裂いた。
「殿下!
街に再び魔獣が出現しました!」
「なに……!
すぐに騎士団を向かわせろ!」
フィレンツが鋭く命じる。
ティアは奥歯を噛み締めた。
「……こうも後手後手では、救えるものも救えない。」
街は荒らされ、人々が怯え逃げ惑う。
教団は魔獣を放ち、その混乱の隙に人を攫っては影のように消える。
ティアとアーサーが動いても、後手に回るだけで根を断つことができなかった。
「……教団はなぜ、ここまで組織的に動けるの?」
ティアの問いは、苛立ちと焦りで鋭さを帯びる。
アーサーは苦々しく応じた。
「あいつらは恐らく……この近くに拠点を築いている。
でなければ、この迅速さは説明できない。」
ティアの胸に、氷のような予感が広がっていった。
――レベスターに至る前に、既に教団の手はこの地を覆い尽くしているのかもしれない。
焦っても仕方がない。
ティアは王宮に戻り、フィレンツへ転送装置の使用について何とかできないか、急ぎ検討を重ねるように要請した。
そして自分たちは――メリルたちが囚われている可能性に賭け、教団の拠点を探ることに専念することにした。
だが――。
ティアも、臣下たちも、街中をいくら探っても手掛かりは掴めなかった。
街の外まで捜索の範囲を広げれば、その隙にまた街が襲われ、戻ってきた時には教団は既に影も形もなくなっている。
「何故、見つけられない……?
あの速さで街を襲って、急に消えるなんて……どう考えても不自然だわ。」
苛立ち混じりに吐き捨てるティア。
その時、跪いていたゲドが低く声を発した。
「――主様。
もしかすると、街そのものの地下に拠点を築いているやもしれません。
我の蟲どもに探らせましょう。」
ティアの瞳がわずかに見開かれる。
「……なるほど。
見落としていたわ。
お願い、ゲド。」
「御意。」
ゲドの影がすっと伸びる。
排水溝の闇から無数の蟲がぞわりと溢れ、音もなく街の地下へ潜っていった。
やがて――ゲドは口端を歪め、報告する。
「主様……やはり、地下に拠点がございました。」
ティアの表情に鋭い光が宿る。
「このまま蟲で殲滅を?」
「ええ。
いち早く殲滅しなさい。
そして……教団の人間を何人か、生け捕りに。」
「御意。」
その瞬間、地下を震わせるように怒涛の蟲が雪崩れ込み――。
通路を、祭壇を、叫びを、一瞬で覆い尽くした。
阿鼻叫喚とともに、教団の拠点は数刻もせぬうちに制圧される。
やがて沈黙が訪れた地下から、ゲドの蟲が血の匂いをまとい戻ってくる。
残されたのは、わずかに捕縛された教団員たち――。
ティアはその場に立ち、冷ややかに告げた。
「……ようやく捕まえたわね。
必ず吐かせる。
メリルの居場所を。」
市民の悲鳴が飛び交い、炎と煙が路地を覆う。
その混乱の中、ティアはアーサーと共に転送して破壊された街並みに姿を現した。
「主様。
おおかた魔獣は片付けました。」
瓦礫の上でゲドとヨルが跪き、血と硝煙の匂いをまとったまま報告する。
「ありがとう。
……けれど、街に魔獣を放つなんて。
学園での騒ぎと同じ匂いがするわ。」
ティアの瞳が冷たく光る。
その横で、アーサーが剣を振り抜き、残った魔獣を一閃で斬り伏せた。
「理屈は後だ。
市民を守るのが先決だろう!」
彼はそのまま残党の討伐へ走り去る。
ティアはゲドたちに指示を飛ばし、倒れた魔獣の周囲を調べさせた。
すぐに瓦礫の中から、黒ずんだ召喚石の欠片が見つかる。
「やっぱり……。
なぜ、こんな愚かなことを……。」
ティアは石片を拾い上げ、怒りに眉を寄せる。
だが犯人の足跡はどこにも残されていなかった。
一通りの鎮圧が終わると、ティアとアーサーは学園へ戻る。
しかし、そこで彼らを待っていたのは、さらに重い現実だった。
寮は襲撃を受け、煙と血の匂いが漂っていた。
「リシェル、ルシェル……これはどういうこと?」
駆けつけたティアの声に、双子の影が跪き、悔しげに項垂れる。
「主様……大量の傭兵が寮を急襲しました。
訓練された部隊……。
殲滅はしましたが……数名の女子生徒が……拉致されました。」
「……誰が?」
ティアの声は低く震えた。
「五名。
その中に……メリル様も……。」
ティアの心臓が一瞬止まったように感じた。
「メリルまで……。」
リシェルとルシェルは震える声で謝罪する。
「主様、申し訳ありません……!」
ティアは首を振り、二人を抱き起こすように手を伸ばした。
「あなた達はよく戦った。
責めるつもりはないわ。
それより……攫われた子たちを取り戻さなきゃ。」
そのとき、アーサーが駆け込んできた。顔は険しく、握りしめた拳が白くなる。
「ティア……不味い。
奴らはアヴェスター邪竜教団だ。
倒した奴らの紋章は間違いない!」
「……教団?」
聞き慣れない名にティアは眉をひそめる。
「あいつらは北の最果て、レベスターに潜む狂信者の集団だ。
俺は北からこちらに来る時に奴らの活動を目にして来た。
邪竜アヴェスターを崇め、破壊と快楽を神とし、生贄の儀式を繰り返す……。
攫われた女子生徒は……危険だ。
どんな酷い事をされるかわからない。」
ティアの血が一瞬で沸き立つ。
「……そんな連中が、学園を……。」
「ゲド、ヨル、リシェル、ルシェル!
一刻も早く痕跡を追って!
一人たりとも見逃すな!」
命を受けて、四人の影が風のように散っていく。
だが――数刻後に戻ってきた彼らの顔には悔しさが滲んでいた。
「主様……追跡は振り切られました。
足取りは掴めません。」
ティアは唇を噛みしめた。
アーサーが重く口を開く。
「あいつらの拉致部隊は精鋭中の精鋭だ。
痕跡を消すのは造作もない……。
だが行き先は一つ。
北のレベスターだ。」
「……なら、迷う必要はない。」
ティアの目に、炎のような怒りが宿る。
「案内して、アーサー。」
その声音は、押し殺した憤怒と焦燥で震えていた。
ティアの瞳に宿る光は、誰もが目を逸らすほどに鋭く、冷たい怒りに満ちていた。
レベスター。
それは雪と氷に閉ざされ、人の足が踏み入れることすら忌避される禁断の地。
かつて勇者が命を懸けて封じたとされる邪竜アヴェスターが眠る場所であった。
その邪竜は、三つの頭を持ち、翼を広げれば空を覆い隠すという。
世界を破壊と死、そして堕落した快楽で染め上げようとした魂の塊。
勇者ですら討ち果たせず、封印という形でかろうじて世界を救った存在――。
だが、そこに辿り着く道は容易ではなかった。
「ティア……レベスターへは行けない。」
そう告げたのは王座に腰掛ける第二王子フィレンツである。
アーサーの話では、各国を結ぶ転送装置を使えば一瞬で到達できる。
だが、自力で転送し続ければ数日はかかる距離――。
現実的には転送装置を使う以外に道はない。
「どうしてですか?」
ティアは王宮の謁見の間で、アーサーと共に跪き、怒りを抑えきれない声を上げた。
フィレンツは苦渋の表情で首を振った。
「気持ちは分かる。
だが、レベスターへ向かうにはウルトニア共和国を経由せねばならぬ。
その転送門は今、閉ざされているのだ。
……我らとてどうしようもない。」
「では……殿下は、拐われた女子生徒を見捨てろと言うのか!」
アーサーが立ち上がり、拳を震わせて叫んだ。
「既に近隣の冒険者ギルドには要請済みだ。
怪しい動きがあればすぐに報告が来る。」
だが、ティアは声を震わせて訴える。
「待てないわ。
メリルは囚われたの。
……私が油断したせいで。
早く追いつかなければ、取り返しがつかない!」
「……だが、レベスターまで自力で辿り着くのは不可能だ。
教団には独自の逃走路があるはずだ。
冒険者ギルド程度の追跡では掴めまい。」
言葉を交わすその時――慌ただしく駆け込む兵士が、空気を切り裂いた。
「殿下!
街に再び魔獣が出現しました!」
「なに……!
すぐに騎士団を向かわせろ!」
フィレンツが鋭く命じる。
ティアは奥歯を噛み締めた。
「……こうも後手後手では、救えるものも救えない。」
街は荒らされ、人々が怯え逃げ惑う。
教団は魔獣を放ち、その混乱の隙に人を攫っては影のように消える。
ティアとアーサーが動いても、後手に回るだけで根を断つことができなかった。
「……教団はなぜ、ここまで組織的に動けるの?」
ティアの問いは、苛立ちと焦りで鋭さを帯びる。
アーサーは苦々しく応じた。
「あいつらは恐らく……この近くに拠点を築いている。
でなければ、この迅速さは説明できない。」
ティアの胸に、氷のような予感が広がっていった。
――レベスターに至る前に、既に教団の手はこの地を覆い尽くしているのかもしれない。
焦っても仕方がない。
ティアは王宮に戻り、フィレンツへ転送装置の使用について何とかできないか、急ぎ検討を重ねるように要請した。
そして自分たちは――メリルたちが囚われている可能性に賭け、教団の拠点を探ることに専念することにした。
だが――。
ティアも、臣下たちも、街中をいくら探っても手掛かりは掴めなかった。
街の外まで捜索の範囲を広げれば、その隙にまた街が襲われ、戻ってきた時には教団は既に影も形もなくなっている。
「何故、見つけられない……?
あの速さで街を襲って、急に消えるなんて……どう考えても不自然だわ。」
苛立ち混じりに吐き捨てるティア。
その時、跪いていたゲドが低く声を発した。
「――主様。
もしかすると、街そのものの地下に拠点を築いているやもしれません。
我の蟲どもに探らせましょう。」
ティアの瞳がわずかに見開かれる。
「……なるほど。
見落としていたわ。
お願い、ゲド。」
「御意。」
ゲドの影がすっと伸びる。
排水溝の闇から無数の蟲がぞわりと溢れ、音もなく街の地下へ潜っていった。
やがて――ゲドは口端を歪め、報告する。
「主様……やはり、地下に拠点がございました。」
ティアの表情に鋭い光が宿る。
「このまま蟲で殲滅を?」
「ええ。
いち早く殲滅しなさい。
そして……教団の人間を何人か、生け捕りに。」
「御意。」
その瞬間、地下を震わせるように怒涛の蟲が雪崩れ込み――。
通路を、祭壇を、叫びを、一瞬で覆い尽くした。
阿鼻叫喚とともに、教団の拠点は数刻もせぬうちに制圧される。
やがて沈黙が訪れた地下から、ゲドの蟲が血の匂いをまとい戻ってくる。
残されたのは、わずかに捕縛された教団員たち――。
ティアはその場に立ち、冷ややかに告げた。
「……ようやく捕まえたわね。
必ず吐かせる。
メリルの居場所を。」
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