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第十章 悪魔王ディアボロス
第七十七話 厄介ごとは常にやって来る
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ティアは邪竜アヴェスターの記憶を受け継いだことで、心中に複雑な感情を抱えていた。
アヴェスターによる破壊ではなく――その背後に、遥か昔の人間たちの暗躍があった可能性を否応なく感じさせられたのだ。
崩れ落ちた神殿を眺め、静かに息を吐いたその時。
「……んっ!」
背後から、強烈な邪悪の意識が押し寄せた。振り返ると、黒衣に身を包んだ長身の男と、二体の悪魔が立っていた。
「アヴェスターを倒したか。
よくやってくれた。
礼を言おう。」
「……誰?」
「神魔の民か。
なるほど、それならば竜を屠れるわけだ。」
黒衣の男は口角を吊り上げた。
「私はアルビゲイツ。
純血の悪魔のひとりといえば分かるかな。」
「やっぱり、人間じゃなさそうね。」
「ええ。私ども純血の悪魔にとって、竜族は相性が最悪でね。
だからこそ、あなたには感謝しているのです。
アヴェスターを倒してくれて、本当に助かりましたよ。」
「……で?純血の悪魔がわざわざこんな場所に何の用?」
「アヴェスターが“守っていたもの”を取り返しに来たのですよ。
いや、正しくは“封印していたもの”ですがね。」
「封印?」ティアの眉がぴくりと動く。
「ええ。
闇の宝玉です。」
「何を言ってるの。
闇の宝玉は、当時の勇者が砕いたはずよ。」
「確かに、砕かれました。
しかし……欲望とは形を変え、また集うもの。
アヴェスターが取り込まれた時点で、宝玉は復活したのです。
二千年の時をかけ、人間の欲を吸い込み続けてね。」
ティアの瞳が鋭く細まる。
「……嘘ね。
アヴェスターの記憶にはそんなものなかった。」
「ふふ……記憶を受け継いだのですね。
ならば分かるでしょう。
宝玉に侵されたアヴェスターは、無意識のうちにそれを封印していたのです。
だからこそ、記憶には残っていない。
――まあ、論より証拠でしょう。」
アルビゲイツは瓦礫を踏み越えると、地面に隠された階段を露わにした。
「では、用があるので失礼します。」
「行かせると思う?」
「仕方ない……。
この二人がお相手しましょう。
純血悪魔の中でも屈指の戦士――デビルウォーリアです。」
二体の悪魔が前に出る。瞬間、疾風のような動きでティアへ迫り、左右から鋭い爪を振り下ろす――。
だが、次の瞬間にはその両腕が掴まれていた。
「……本当にこの世界、危ない奴が多すぎるわね。
倒しても倒しても次から次へと。
あ、そうだ。
全部ロイスに丸投げしちゃおうかしら。」
軽口を叩きながら、ティアの掌から黒炎が走る。悲鳴を上げる間もなく、二体のデビルウォーリアは焼き尽くされ、消滅した。
ティアは階段の闇を見下ろし、にやりと微笑む。
「さて、この先に何があるのか……気になるわね。」
臣下たちが進み出る。
「主様、あの程度なら我らに任せていただいても――」
「まあ、あいつの出方次第ね。」
階段を降りると、そこには祭壇の広間。
アルビゲイツが不気味な笑みを浮かべて立っていた。
「やはり来ましたか。
……残念ながら、あの二人では止められませんでしたね。」
「それで?
その闇の宝玉、何に使うつもり?」
「よろしい、教えて差し上げましょう。
これは我らが王――“悪魔王ディアボロス”様の御為に使われるのです。」
「また厄介なのが出てきたわね。
……復活でも狙ってるの?」
「復活?
いいえ。
ディアボロス様は既に現存する王。
地獄を統べる、絶対の存在です。」
その言葉を残し、アルビゲイツの身体が淡く揺らぐ。
「セリア!」
「御意!」
セリアの刃が閃いたが、切り裂いたのは残像だった。
「……逃げたわね。」
「申し訳ございません、主様。」
「気にしないで。
――ディアボロス、ね。
気になるわ。
……とにかく、今は帰りましょう。」
ティアと臣下たちは神殿を後にし、ミネルヴァへと乗り込む。
次の目的地は、学園。
ティアは学園へ戻ると、すぐにロイスのもとを訪れた。
ロイスの部屋の扉を開け放ち、いつもの調子で告げる。
「ただいま。――邪竜アヴェスター、無事に倒したわよ。」
ロイスは筋トレをしていた手を止め、じっとティアを見つめる。
「そうですか……ご苦労様でした。こちらも何とかなりました。」
「それは良かったわ。
あなたに任せて正解だったわ。」
「学園の上空に、ドラゴンの群れが現れまして、騎士団と冒険者、それに私とセスで難なく退けました。
……生徒たちに被害は出ていないです。」
「へぇ、さすがね。
セスも頑張ったのね。
学園は無事で良かったわ。」
ティアは軽く肩をすくめる。
だが、すぐに表情を改めると、さらりと言い放った。
「でもね、ちょっと厄介なのが出てきたわ。
アヴェスターの神殿で、純血の悪魔が現れたの。
名前はアルビゲイツ。
そして……“悪魔王ディアボロス”とかいう存在のことを口にしていたわ。」
ロイスの目が鋭く細まる。
「悪魔王……ディアボロス、てすって。」
ティアはソファーにどかっと腰を下ろし、机に肘をつきながらロイスを指差した。
「そういうわけだから、この件は――ぜーんぶ任せたわ!」
「……え?」
「だって面倒なんだもの。
私は学園の生徒会長で、やることいっぱいあるのよ?
悪魔だの王だの、ややこしいのはあなたに任せるわ。」
ロイスは驚いてティアに詰め寄る。
「いやいや、そんなの全部丸投げされても、困りますよ。」
ティアは悪びれることなく微笑みを浮かべた。
「まあ、とりあえず頑張ってみてよ。
私は必要な時に力を貸すわ。
勇者なんだから、一回くらい世界を救ってみたら。
ロディアスみたいに銅像が立つわよ。」
「……銅像って、そんなの要らないですよ。
とりあえず調べますけど。
何かの時は力を貸してくださいよ。」
「そうね。
どうにもならなくなったら教えて。」
ティアはにやりと笑い、紅茶を一口啜った。
その笑顔を見て、ロイスは何も言い返せなくなる。
そうは言っても、面倒ごとを丸投げしながらも、最後の最後には必ず助けてくれる――それがティアという存在なのだ。
アルビゲイツは重厚な黒鉄の門をくぐり抜け、灼熱と瘴気に満ちた地獄世界の中心――王の居城へと辿り着いた。
その広間にひざまずき、両手で漆黒の宝玉を捧げ持つ。
「我が王よ。
闇の宝玉を、ここに。」
玉座に座る巨躯がゆるりと身を起こした。
全身から迸る魔圧は、空気そのものを軋ませる。
「……良くやった。」
低く響く声と共に、ディアボロスは宝玉を受け取る。
次の瞬間、それは黒い霧となって王の胸に吸い込まれた。
ズン――ッ!
大地を震わすような衝撃と共に、魔力が一気に膨れ上がる。
広間全体が揺らぎ、地獄世界そのものに重々しい波動が響き渡った。
「ふふ……実に甘美だ。
力が戻っていく。」
その気配に、アルビゲイツは恐怖と歓喜に震え、地に額を擦りつける。
「おお……王のお力は、やはり絶大……!」
ディアボロスは冷ややかに視線を落とした。
「アルビゲイツよ。
……神魔族が現れたと聞く。
どのような者だ。」
「はっ。
確かに一人、神魔の女がいました。
しかし――王が憂うほどの相手ではございません。
大した魔力も感じませんでした。
むしろ従者たちの方が手強そうでしたが、それとて王の御力の前では脅威にすらなりませぬ。」
「そうか。」
王の瞳が不気味に輝き、声が低く響き渡る。
「ならば良い。
……残る三つの宝玉を探し出せ。
すべて揃ったとき、我が力は完全となろう。」
「仰せのままに。」
アルビゲイツの姿は黒煙に包まれ、広間から掻き消える。
残されたのは、王の圧倒的な魔威と、地獄を震わせるような笑声だけだった。
「クク……いずれ地上は、我が闇に覆われる。」
アヴェスターによる破壊ではなく――その背後に、遥か昔の人間たちの暗躍があった可能性を否応なく感じさせられたのだ。
崩れ落ちた神殿を眺め、静かに息を吐いたその時。
「……んっ!」
背後から、強烈な邪悪の意識が押し寄せた。振り返ると、黒衣に身を包んだ長身の男と、二体の悪魔が立っていた。
「アヴェスターを倒したか。
よくやってくれた。
礼を言おう。」
「……誰?」
「神魔の民か。
なるほど、それならば竜を屠れるわけだ。」
黒衣の男は口角を吊り上げた。
「私はアルビゲイツ。
純血の悪魔のひとりといえば分かるかな。」
「やっぱり、人間じゃなさそうね。」
「ええ。私ども純血の悪魔にとって、竜族は相性が最悪でね。
だからこそ、あなたには感謝しているのです。
アヴェスターを倒してくれて、本当に助かりましたよ。」
「……で?純血の悪魔がわざわざこんな場所に何の用?」
「アヴェスターが“守っていたもの”を取り返しに来たのですよ。
いや、正しくは“封印していたもの”ですがね。」
「封印?」ティアの眉がぴくりと動く。
「ええ。
闇の宝玉です。」
「何を言ってるの。
闇の宝玉は、当時の勇者が砕いたはずよ。」
「確かに、砕かれました。
しかし……欲望とは形を変え、また集うもの。
アヴェスターが取り込まれた時点で、宝玉は復活したのです。
二千年の時をかけ、人間の欲を吸い込み続けてね。」
ティアの瞳が鋭く細まる。
「……嘘ね。
アヴェスターの記憶にはそんなものなかった。」
「ふふ……記憶を受け継いだのですね。
ならば分かるでしょう。
宝玉に侵されたアヴェスターは、無意識のうちにそれを封印していたのです。
だからこそ、記憶には残っていない。
――まあ、論より証拠でしょう。」
アルビゲイツは瓦礫を踏み越えると、地面に隠された階段を露わにした。
「では、用があるので失礼します。」
「行かせると思う?」
「仕方ない……。
この二人がお相手しましょう。
純血悪魔の中でも屈指の戦士――デビルウォーリアです。」
二体の悪魔が前に出る。瞬間、疾風のような動きでティアへ迫り、左右から鋭い爪を振り下ろす――。
だが、次の瞬間にはその両腕が掴まれていた。
「……本当にこの世界、危ない奴が多すぎるわね。
倒しても倒しても次から次へと。
あ、そうだ。
全部ロイスに丸投げしちゃおうかしら。」
軽口を叩きながら、ティアの掌から黒炎が走る。悲鳴を上げる間もなく、二体のデビルウォーリアは焼き尽くされ、消滅した。
ティアは階段の闇を見下ろし、にやりと微笑む。
「さて、この先に何があるのか……気になるわね。」
臣下たちが進み出る。
「主様、あの程度なら我らに任せていただいても――」
「まあ、あいつの出方次第ね。」
階段を降りると、そこには祭壇の広間。
アルビゲイツが不気味な笑みを浮かべて立っていた。
「やはり来ましたか。
……残念ながら、あの二人では止められませんでしたね。」
「それで?
その闇の宝玉、何に使うつもり?」
「よろしい、教えて差し上げましょう。
これは我らが王――“悪魔王ディアボロス”様の御為に使われるのです。」
「また厄介なのが出てきたわね。
……復活でも狙ってるの?」
「復活?
いいえ。
ディアボロス様は既に現存する王。
地獄を統べる、絶対の存在です。」
その言葉を残し、アルビゲイツの身体が淡く揺らぐ。
「セリア!」
「御意!」
セリアの刃が閃いたが、切り裂いたのは残像だった。
「……逃げたわね。」
「申し訳ございません、主様。」
「気にしないで。
――ディアボロス、ね。
気になるわ。
……とにかく、今は帰りましょう。」
ティアと臣下たちは神殿を後にし、ミネルヴァへと乗り込む。
次の目的地は、学園。
ティアは学園へ戻ると、すぐにロイスのもとを訪れた。
ロイスの部屋の扉を開け放ち、いつもの調子で告げる。
「ただいま。――邪竜アヴェスター、無事に倒したわよ。」
ロイスは筋トレをしていた手を止め、じっとティアを見つめる。
「そうですか……ご苦労様でした。こちらも何とかなりました。」
「それは良かったわ。
あなたに任せて正解だったわ。」
「学園の上空に、ドラゴンの群れが現れまして、騎士団と冒険者、それに私とセスで難なく退けました。
……生徒たちに被害は出ていないです。」
「へぇ、さすがね。
セスも頑張ったのね。
学園は無事で良かったわ。」
ティアは軽く肩をすくめる。
だが、すぐに表情を改めると、さらりと言い放った。
「でもね、ちょっと厄介なのが出てきたわ。
アヴェスターの神殿で、純血の悪魔が現れたの。
名前はアルビゲイツ。
そして……“悪魔王ディアボロス”とかいう存在のことを口にしていたわ。」
ロイスの目が鋭く細まる。
「悪魔王……ディアボロス、てすって。」
ティアはソファーにどかっと腰を下ろし、机に肘をつきながらロイスを指差した。
「そういうわけだから、この件は――ぜーんぶ任せたわ!」
「……え?」
「だって面倒なんだもの。
私は学園の生徒会長で、やることいっぱいあるのよ?
悪魔だの王だの、ややこしいのはあなたに任せるわ。」
ロイスは驚いてティアに詰め寄る。
「いやいや、そんなの全部丸投げされても、困りますよ。」
ティアは悪びれることなく微笑みを浮かべた。
「まあ、とりあえず頑張ってみてよ。
私は必要な時に力を貸すわ。
勇者なんだから、一回くらい世界を救ってみたら。
ロディアスみたいに銅像が立つわよ。」
「……銅像って、そんなの要らないですよ。
とりあえず調べますけど。
何かの時は力を貸してくださいよ。」
「そうね。
どうにもならなくなったら教えて。」
ティアはにやりと笑い、紅茶を一口啜った。
その笑顔を見て、ロイスは何も言い返せなくなる。
そうは言っても、面倒ごとを丸投げしながらも、最後の最後には必ず助けてくれる――それがティアという存在なのだ。
アルビゲイツは重厚な黒鉄の門をくぐり抜け、灼熱と瘴気に満ちた地獄世界の中心――王の居城へと辿り着いた。
その広間にひざまずき、両手で漆黒の宝玉を捧げ持つ。
「我が王よ。
闇の宝玉を、ここに。」
玉座に座る巨躯がゆるりと身を起こした。
全身から迸る魔圧は、空気そのものを軋ませる。
「……良くやった。」
低く響く声と共に、ディアボロスは宝玉を受け取る。
次の瞬間、それは黒い霧となって王の胸に吸い込まれた。
ズン――ッ!
大地を震わすような衝撃と共に、魔力が一気に膨れ上がる。
広間全体が揺らぎ、地獄世界そのものに重々しい波動が響き渡った。
「ふふ……実に甘美だ。
力が戻っていく。」
その気配に、アルビゲイツは恐怖と歓喜に震え、地に額を擦りつける。
「おお……王のお力は、やはり絶大……!」
ディアボロスは冷ややかに視線を落とした。
「アルビゲイツよ。
……神魔族が現れたと聞く。
どのような者だ。」
「はっ。
確かに一人、神魔の女がいました。
しかし――王が憂うほどの相手ではございません。
大した魔力も感じませんでした。
むしろ従者たちの方が手強そうでしたが、それとて王の御力の前では脅威にすらなりませぬ。」
「そうか。」
王の瞳が不気味に輝き、声が低く響き渡る。
「ならば良い。
……残る三つの宝玉を探し出せ。
すべて揃ったとき、我が力は完全となろう。」
「仰せのままに。」
アルビゲイツの姿は黒煙に包まれ、広間から掻き消える。
残されたのは、王の圧倒的な魔威と、地獄を震わせるような笑声だけだった。
「クク……いずれ地上は、我が闇に覆われる。」
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