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第十章 悪魔王ディアボロス
第七十八話 勇者パーティー結成
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ティアから無茶ぶりをされたロイスは、悪魔王ディアボロスについての文献を探していた。
王国立大学院の大書庫には、各国から集められた数多の文献が眠っている。誰でも閲覧できる一般書から、許可がなければ手に取れない極秘文献まで──だが、どれほど読み漁ってもディアボロスに関する記録は伝承の断片程度で、核心には届かなかった。
「……ティアさん、ダメですね。ディアボロスについては情報が乏しすぎます。」
ロイスは、学園の自室にいたティアに報告した。
「そう? じゃあ闇の宝玉を調べてみたらどう? アルビゲイツとかいう悪魔は、それをディアボロスに渡すって言ってたでしょう? まだこの世界のどこかに残ってるかもしれないわ。」
「なるほど……確かに。」
再び調査を進めたロイスは、やがて「闇の宝玉」に似た伝承の記述を見つける。
――人の負の感情、憎悪や嫉妬、快楽を吸収する宝玉。悪魔にとっては力の源にもなり得る。
もしこれを悪魔王が取り込むなら……。
「つまり、闇の宝玉を押さえれば、アルビゲイツとも接触できるかもしれないってことか。」
ロイスは臨時の探索パーティーを組むことを決意した。
「ティアさん、闇の宝玉の伝承が残る地に向かいます。悪魔族との交戦も覚悟しておかなくてはなりません。ティアさんは……やはり同行は難しいですよね?」
「ロイス、私は今回は手を出さないわ。でもね、とっても優秀な冒険者を一人紹介してあげる。」
「ティアさんの紹介……それは心強いですね。」
「ええ、明日冒険者ギルドに行って、受付で“リリア”って冒険者を呼んでもらいなさい。魔法剣士で、とても可愛らしい子よ。」
「ありがとうございます。早速行ってみます。」
⸻
翌日、ロイスは冒険者ギルドへ向かった。
自分を含めて五人のパーティーを目標に人材を探すと、剣士はロイス自身、僧侶にディック、魔法使いサーシャ、槍使いオースティンが加わることに。残る一人が、ティアの紹介した冒険者「リリア」だ。
受付で名を伝えると、すぐに連絡が取られた。
やがて現れたのは──腰に剣を下げ、魔法防具に身を包んだ長い黒髪の女性。優しげな雰囲気と可愛らしい顔立ちを併せ持つ彼女は、ロイスたちの前に立つと小さな声で挨拶をした。
「あ、あの……リリア・アーデンと申します。よろしくお願いします。」
その瞬間、ロイス、ディック、オースティンは思わず固まった。
「ちょっと! ロイスさん、失礼でしょ。見惚れてどうするのよ!」
サーシャが不機嫌そうに腕を組む。
「あ、ああ……すまない。てっきり、もっとゴツい戦士を想像してて……。リリアさん、よろしくお願いします。」
「いえ、こちらこそ。どうぞよろしくお願いします。」
リリアは丁寧にお辞儀をした。
「リリアさん、私はサーシャ。魔法使いよ。あなたは?」
「魔法剣士です。……冒険者ランクはAランクになります。」
「えっ、Aランク!? すごいじゃない。私はまだBランクなのに。」
女性同士で会話が弾み、和やかな空気が流れる。
「俺はロイス。勇者だ。」
「俺はオースティン。槍と盾を使うAランクだ。」
「僧侶のディックです。Bランクですが、回復と聖魔法なら任せてください。」
一通り自己紹介が済むと、ロイスが依頼の内容を説明する。
「今回の目的は闇の宝玉を探すことだ。悪魔族が絡んでいる可能性があるから、ディックの聖属性が必要になる。情報が少ない以上、戦闘は覚悟しておいてほしい。」
「悪魔族? 本気で言ってる? それ、報酬は弾んでもらわなきゃ割に合わないわね。」
サーシャが眉をひそめる。
「危険と判断したら即撤退だ。無理はしない。」
「悪魔族って、本当にいるのか?」
オースティンが僅かに不安を見せる。
「俺自身は会ってないが、交戦した者がいるのは確かだ。」
「悪魔族は聖属性に弱い。私がいれば牽制になるでしょう。」
ディックが静かに告げる。
「リリアは、悪魔族と戦ったことあるの?」
サーシャが何気なく尋ねると、リリアは一瞬言葉を詰まらせた。
「えっ……い、いえ。まだ無いです。」
一抹の不安を残しつつも、ロイスは締めくくった。
「とにかく、一つでも宝玉を確保する。悪魔族より早くな。伝承の残る街──クリストナへ向かうぞ。」
準備を整えた五人は、闇の宝玉を求めて次なる冒険へと歩みを進めた。
クリストナへの移動は国営の鉄道。
窓の外を流れる景色に目をやりながら、車内ではサーシャとリリアがすっかり打ち解けていた。
「ねぇリリアって、ザザルンの冒険者なの?」
「違うの。
私はフィレン帝国から来たのよ。」
「へぇ!でもどうしてまたこんなところに?」
「ロイスさんのお知り合いにティアさんって人が居るんだけど。
昔ちょっとお世話になったことがあって。
今回の件で、ティアさんに頼まれて来たの。」
「そうなんだ。
私はずっとサザルンで冒険者してるから、フィレン帝国には行ったことないなぁ。」
「そんなに変わらないわよ。
強いて言えば、料理の味付けくらいかしら。」
楽しげに話す二人の様子を、ロイスは横目で見ながら口を開いた。
「リリア、ティアさんから俺に伝言とかはあったか?」
「ええ、特には。
ただ……“ロイスさん、頑張って”って。
それと、これを預かりました。」
リリアは腰に下げていた剣を差し出した。
「こ、これは……!」
ロイスの目が見開かれる。
「ティアさんのレーヴァテインです。
『丈夫だから使い勝手が良いの』って。」
「じょ、丈夫……って……。」
ロイスは言葉を失った。
神剣級の超がつく伝説クラスの武器を、まるで鍋の蓋でも貸すみたいに渡すティアの感覚に頭を抱える。
「ねぇ、その剣、ちょっと見せてもらっていい?」
サーシャが身を乗り出した。
「はい、どうぞ。」
リリアはあっさりと剣を渡す。
「ちょ、ちょっと待て!リリア!
それは……ティアさんの超・大事な剣だから!
雑に扱ったら洒落にならんぞ!」
ロイスは青ざめ、手が震えていた。
「え?そうなんですか?
すごく軽いし、女の子でも楽に振れますよ?」
サーシャが軽々と剣を構えてみせる。
「はぁぁ……。」
ロイスは深いため息をつき、剣が無事に戻るまで気が気でなかった。
(……大丈夫だろうか、この子。
本当にティアさんの紹介なのか?)
リリアの天然さに、不安がじわりと募る。
⸻
クリストナへ到着した一行は、まず宿に荷物を置き、一息ついた後で作戦会議を行うことにした。
その夜、ロイスの宿泊部屋に全員が集まった。
「明日の朝早く出発して、西にあるクリストナ遺跡へ向かう。そこで調査を行い、もし闇の宝玉を発見できれば確保する。成果がなければ、夕方には必ず宿に戻ろう。」
「あのう…。」
リリアが小さく手を挙げる。
「ん?リリア。
どうした?」
苦笑いするリリア
「さっき街で、美味しそうな肉料理の店を見つけたの。
この後皆んなで行かない?」
「リリア!ナイス!
行こうよ。」
「良いな。
折角だし、行こうぜ」
オースティンもサーシャもノリノリである。
「おい!明日から悪魔族との戦闘もあるかもしれないんだぞ。
もうちょっと緊張感を持ってくれよ。」
ロイスは不機嫌に言葉も荒々しかった。
「うぅぅ。」
その声にびっくりしてリリアは涙目になっている。
「ちょっと!ロイス!
リリアがびっくりしてるじゃない!」
「え?あ、いや、そんなつもりじゃ…。」
リリアが泣きそうな顔をしているを見てびっくりしたロイスは慌てて立ち上がって取り繕う仕草をした。
『はぁぁ、……大丈夫なのか…、明日から』
ロイスはリリアの様子に心配になってきた。
リリア達とロイスは肉料理を食べて、散々サーシャに嫌味を言われた。
店でも簡潔に予定を伝えた後、細かな役割分担や合図を確認し合う。
作戦会議を終えた一行は、翌日の探索に備えて早めに床についた。
王国立大学院の大書庫には、各国から集められた数多の文献が眠っている。誰でも閲覧できる一般書から、許可がなければ手に取れない極秘文献まで──だが、どれほど読み漁ってもディアボロスに関する記録は伝承の断片程度で、核心には届かなかった。
「……ティアさん、ダメですね。ディアボロスについては情報が乏しすぎます。」
ロイスは、学園の自室にいたティアに報告した。
「そう? じゃあ闇の宝玉を調べてみたらどう? アルビゲイツとかいう悪魔は、それをディアボロスに渡すって言ってたでしょう? まだこの世界のどこかに残ってるかもしれないわ。」
「なるほど……確かに。」
再び調査を進めたロイスは、やがて「闇の宝玉」に似た伝承の記述を見つける。
――人の負の感情、憎悪や嫉妬、快楽を吸収する宝玉。悪魔にとっては力の源にもなり得る。
もしこれを悪魔王が取り込むなら……。
「つまり、闇の宝玉を押さえれば、アルビゲイツとも接触できるかもしれないってことか。」
ロイスは臨時の探索パーティーを組むことを決意した。
「ティアさん、闇の宝玉の伝承が残る地に向かいます。悪魔族との交戦も覚悟しておかなくてはなりません。ティアさんは……やはり同行は難しいですよね?」
「ロイス、私は今回は手を出さないわ。でもね、とっても優秀な冒険者を一人紹介してあげる。」
「ティアさんの紹介……それは心強いですね。」
「ええ、明日冒険者ギルドに行って、受付で“リリア”って冒険者を呼んでもらいなさい。魔法剣士で、とても可愛らしい子よ。」
「ありがとうございます。早速行ってみます。」
⸻
翌日、ロイスは冒険者ギルドへ向かった。
自分を含めて五人のパーティーを目標に人材を探すと、剣士はロイス自身、僧侶にディック、魔法使いサーシャ、槍使いオースティンが加わることに。残る一人が、ティアの紹介した冒険者「リリア」だ。
受付で名を伝えると、すぐに連絡が取られた。
やがて現れたのは──腰に剣を下げ、魔法防具に身を包んだ長い黒髪の女性。優しげな雰囲気と可愛らしい顔立ちを併せ持つ彼女は、ロイスたちの前に立つと小さな声で挨拶をした。
「あ、あの……リリア・アーデンと申します。よろしくお願いします。」
その瞬間、ロイス、ディック、オースティンは思わず固まった。
「ちょっと! ロイスさん、失礼でしょ。見惚れてどうするのよ!」
サーシャが不機嫌そうに腕を組む。
「あ、ああ……すまない。てっきり、もっとゴツい戦士を想像してて……。リリアさん、よろしくお願いします。」
「いえ、こちらこそ。どうぞよろしくお願いします。」
リリアは丁寧にお辞儀をした。
「リリアさん、私はサーシャ。魔法使いよ。あなたは?」
「魔法剣士です。……冒険者ランクはAランクになります。」
「えっ、Aランク!? すごいじゃない。私はまだBランクなのに。」
女性同士で会話が弾み、和やかな空気が流れる。
「俺はロイス。勇者だ。」
「俺はオースティン。槍と盾を使うAランクだ。」
「僧侶のディックです。Bランクですが、回復と聖魔法なら任せてください。」
一通り自己紹介が済むと、ロイスが依頼の内容を説明する。
「今回の目的は闇の宝玉を探すことだ。悪魔族が絡んでいる可能性があるから、ディックの聖属性が必要になる。情報が少ない以上、戦闘は覚悟しておいてほしい。」
「悪魔族? 本気で言ってる? それ、報酬は弾んでもらわなきゃ割に合わないわね。」
サーシャが眉をひそめる。
「危険と判断したら即撤退だ。無理はしない。」
「悪魔族って、本当にいるのか?」
オースティンが僅かに不安を見せる。
「俺自身は会ってないが、交戦した者がいるのは確かだ。」
「悪魔族は聖属性に弱い。私がいれば牽制になるでしょう。」
ディックが静かに告げる。
「リリアは、悪魔族と戦ったことあるの?」
サーシャが何気なく尋ねると、リリアは一瞬言葉を詰まらせた。
「えっ……い、いえ。まだ無いです。」
一抹の不安を残しつつも、ロイスは締めくくった。
「とにかく、一つでも宝玉を確保する。悪魔族より早くな。伝承の残る街──クリストナへ向かうぞ。」
準備を整えた五人は、闇の宝玉を求めて次なる冒険へと歩みを進めた。
クリストナへの移動は国営の鉄道。
窓の外を流れる景色に目をやりながら、車内ではサーシャとリリアがすっかり打ち解けていた。
「ねぇリリアって、ザザルンの冒険者なの?」
「違うの。
私はフィレン帝国から来たのよ。」
「へぇ!でもどうしてまたこんなところに?」
「ロイスさんのお知り合いにティアさんって人が居るんだけど。
昔ちょっとお世話になったことがあって。
今回の件で、ティアさんに頼まれて来たの。」
「そうなんだ。
私はずっとサザルンで冒険者してるから、フィレン帝国には行ったことないなぁ。」
「そんなに変わらないわよ。
強いて言えば、料理の味付けくらいかしら。」
楽しげに話す二人の様子を、ロイスは横目で見ながら口を開いた。
「リリア、ティアさんから俺に伝言とかはあったか?」
「ええ、特には。
ただ……“ロイスさん、頑張って”って。
それと、これを預かりました。」
リリアは腰に下げていた剣を差し出した。
「こ、これは……!」
ロイスの目が見開かれる。
「ティアさんのレーヴァテインです。
『丈夫だから使い勝手が良いの』って。」
「じょ、丈夫……って……。」
ロイスは言葉を失った。
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「ねぇ、その剣、ちょっと見せてもらっていい?」
サーシャが身を乗り出した。
「はい、どうぞ。」
リリアはあっさりと剣を渡す。
「ちょ、ちょっと待て!リリア!
それは……ティアさんの超・大事な剣だから!
雑に扱ったら洒落にならんぞ!」
ロイスは青ざめ、手が震えていた。
「え?そうなんですか?
すごく軽いし、女の子でも楽に振れますよ?」
サーシャが軽々と剣を構えてみせる。
「はぁぁ……。」
ロイスは深いため息をつき、剣が無事に戻るまで気が気でなかった。
(……大丈夫だろうか、この子。
本当にティアさんの紹介なのか?)
リリアの天然さに、不安がじわりと募る。
⸻
クリストナへ到着した一行は、まず宿に荷物を置き、一息ついた後で作戦会議を行うことにした。
その夜、ロイスの宿泊部屋に全員が集まった。
「明日の朝早く出発して、西にあるクリストナ遺跡へ向かう。そこで調査を行い、もし闇の宝玉を発見できれば確保する。成果がなければ、夕方には必ず宿に戻ろう。」
「あのう…。」
リリアが小さく手を挙げる。
「ん?リリア。
どうした?」
苦笑いするリリア
「さっき街で、美味しそうな肉料理の店を見つけたの。
この後皆んなで行かない?」
「リリア!ナイス!
行こうよ。」
「良いな。
折角だし、行こうぜ」
オースティンもサーシャもノリノリである。
「おい!明日から悪魔族との戦闘もあるかもしれないんだぞ。
もうちょっと緊張感を持ってくれよ。」
ロイスは不機嫌に言葉も荒々しかった。
「うぅぅ。」
その声にびっくりしてリリアは涙目になっている。
「ちょっと!ロイス!
リリアがびっくりしてるじゃない!」
「え?あ、いや、そんなつもりじゃ…。」
リリアが泣きそうな顔をしているを見てびっくりしたロイスは慌てて立ち上がって取り繕う仕草をした。
『はぁぁ、……大丈夫なのか…、明日から』
ロイスはリリアの様子に心配になってきた。
リリア達とロイスは肉料理を食べて、散々サーシャに嫌味を言われた。
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