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第十章 悪魔王ディアボロス
第八十六話 ロイス行き詰まる
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宿の前で、リリアは剣を手に持ったまま途方に暮れていた。
「……『拾っちゃった!』じゃ不自然だし。
『貰っちゃった!』って言っても、誰に?ってなるし……どうしよう。」
ぶつぶつと独り言を言いながら歩いていると、突如目の前に跪く影が現れた。
「リリアお嬢様。」
「セリア!?
びっくりしたじゃない!」
「主様よりご伝言でございます。
その剣、私にお預けください。」
「え? ママ、見てたの?」
「ええ、主様はいついかなる時もリリアお嬢様を見守っていらっしゃいます。」
「うっ……!
ママがずっと見てるなんて……こ、怖いわよ……。」
「主様は心配なさっているのです。
剣は確かにお預かりいたします。」
リリアは不満げに口を尖らせながらも、渋々剣をセリアに手渡した。
セリアは恭しくそれを受け取ると、そのまま闇に溶けるように姿を消していった。
「……怖っ!」
リリアは思わず声に出してしまう。
気を取り直して歩き出すと、ロイス達が食事をしている店の気配を魔力で感じ取った。
ほどなく店に到着すると、ロイスが顔を上げて迎えてくれる。
「おお、リリア。
サーシャはどうした?」
「ええ……お酒を飲みすぎて潰れてます。」
「やっぱりな。
あいつ、情報収集じゃなくてただ飲みたかっただけだろ。」
オースティンは呆れたようにため息をついた。
リリアも席につき、真顔で問いかける。
「それで、何かわかりましたか?」
「いや、大した収穫はなかったな。」ロイスが首を振る。
「リリアの方はどうだった?」
「多分同じですね。
闇の鏡と、永久の剣《トコシエノツルギ》、そして新月の御霊の話くらいです。」
「……伝承会館にもその記述があった。」ロイスは腕を組み、思案顔になる。
「剣はともかく、新月の御霊……闇の宝玉と繋がっている可能性はあるのか?」
「確証はありません。ただ、鏡が宝玉でなかった以上、御霊の方が可能性は高いと思います。」
リリアも同じく難しい表情を浮かべる。
「でもよ、どうやって探すんだ?
手がかりなんかあるのか?」
オースティンが割って入る。
「現状では、何の情報もないですね。」
ディックは淡々と食事を続けながら答える。
「……そうだな。
分からないものに闇雲に手を出しても仕方がない。」
ロイスは深く息をつき、皆を見渡した。
「一度、目的地を見直す必要があるかもしれない。」
そして数日後。
「ダメだ……全然繋がらない。」
宿の部屋で、ロイスは机に広げた資料の山に突っ伏していた。
いくつもの伝承や逸話を洗い直したが、闇の宝玉に繋がる決定的な糸口は見つからない。
――その頃。
リリアはティアの学園寮を訪ねていた。
「ママ、ロイスさん……完全に行き詰まってるわ。」
「そう。」ティアは肩をすくめて、にやりと笑う。
「じゃあ、闇の宝玉はもう諦めちゃいなさい。
その代わり、良い情報を教えてあげるわよ。」
「え?……なんか嫌な予感しかしないんだけど。」
リリアは眉をひそめた。
「まあまあ、そんなに警戒しなくてもいいじゃない。」
「あ、そうだ!」リリアは思い出したように声を上げる。
「ママに預けた剣、あれどうなったの?」
「ああ、あれね。
ふふ、面白い剣だったから、危険がないか調べて、ついでに調整もしておいたわよ。」
「……危険って何よ?
私はいつまでも子供じゃないんだから、自分の身は自分で守れるわよ!」
リリアは頬を膨らませる。
「まあまあ、ママの楽しみを奪わないでよ。」ティアはさらりと流し、机の上に一本の剣を置いた。
「はい、あなた用に調整しておいたわ。永久の剣《トコシエノツルギ》。
聖属性を付与したから悪魔にも有効よ。
素材が不安定だったから、オリハルコンで再構築しておいたの。
とっても丈夫になったわ。」
「……ありがとう。」
リリアは渋々ながらも鞘に収められた剣を受け取った。どうやらティアは剣を安全に持ち運べるよう、鞘まで作ってくれていたらしい。
「それで、情報って何?」リリアは剣を抱え直して、ティアに渡されていたレーヴァティンを返して問いかける。
「ふふふ……ママはね、悪魔王の住処を見つけちゃったのよ!」
「ええっ!?
本当に?」
リリアは思わず身を乗り出す。
「さすがセリア達ね!」
「まあ、そうなんだけど。
探すように命じたのはママなのよ?」
「……はいはい、そうでしょうね。」リリアは呆れたように肩を落とす。
「それで、どこなの?」
ティアは得意げに場所を告げた。
リリアはすぐに宿へと向かい、ロイスにこの重大な情報を伝える決意を固めるのだった。
ロイスはベッドに倒れ込み、天井を見上げていた。
扉をノックする音に顔を上げると、リリアがそっと部屋に入ってくる。
「ロイスさん……調子はどうですか?」
「ダメだ。
完全に行き詰まってる。」
ロイスは頭を抱え、机に広げた書物に視線を落とした。
――今が好機。悪魔王の居場所を伝えるべきだ。
そう思いながらも、リリアの口は重かった。
「……そうですか。
ちょっと、街に出てきますね。」
そう言い残し、リリアは部屋を後にした。
廊下を歩きながら、リリアは心中で唇を噛む。
(どうしよう。
ママとの関係は秘密だし……。
でも、情報は確かに必要。
ママはきっと、私がどう動くか試してるんだわ。)
しばらく街を歩いて時間を潰したリリアは、一つの答えを出した。
そして一時間後、再びロイスの部屋を訪れる。
「ロイスさん。」
ドアを開けたリリアは、少し息を弾ませていた。
「街の冒険者から、気になる話を聞きました。
ケガドン山の麓で、悪魔を見かけたそうです。
……何かあるんじゃないでしょうか?」
「何だって!」
ロイスの瞳に再び光が宿る。
「行ってみる価値はありそうだ!」
落ち込んでいたのが嘘のように、彼は立ち上がり、荷を整え始めた。
「ミィーニャ!」
リリアが呼びかけると、光の中から竜が姿を現した。
「ちぇっ、昼寝の真っ最中に呼ぶなよ!」
ミィーニャは尻尾をばたつかせ、不満をあらわにする。
「もう!ミィーニャったら、お仕事よ!」
「またこいつら運ぶのか?」
「そういう言い方は良くないわ。」
リリアがむくれると、ロイスたちは思わず顔を見合わせ、苦笑する。
「……リリア嬢、準備は万端だな。」
オースティンが肩をすくめた。
「よし、行こう。」
ロイスの合図で、全員がミィーニャの背に乗り込む。
こうして一行は、ケガドン山を目指して飛び立った。
ケガドン山の麓にたどり着いたロイスたちは、濃い瘴気の漂う空気を肌で感じ取った。
やがて、岩陰から覗き込んだ先にぽっかりと口を開けた洞窟を見つける。
「……あそこだな。」
ロイスが低く呟く。
洞窟の周囲では、複数の悪魔が巡回していた。
黒い霧のような気配をまとい、警戒の目を光らせている。
「やっぱり普通の洞窟じゃないですね。」
リリアが眉を寄せる。
「見つかる前に仕掛けるぞ。」
ロイスは剣を抜き、仲間に合図を送った。
瞬間、サーシャの魔法が闇を裂き、一体の悪魔を捉える。
その隙にオースティンが素早く間合いを詰め、槍で二体を薙ぎ払った。
ディックの聖属性魔力が炸裂し、残る悪魔を一掃する。
「ふぅ……終わったな。」
ロイスは剣を収め、息を整えた。
悪魔たちの屍が崩れ落ちる中、一行は洞窟へと足を踏み入れる。
中は異様に静まり返り、壁に刻まれた古い紋様が淡く光を帯びていた。
「これは……魔法陣?」
ディックが呟く。
洞窟の奥に広がる円形の広間。その中央に、複雑な紋様が絡み合う巨大な魔法陣が刻まれていた。
禍々しい魔力が渦を巻き、まるで呼び込むように輝いている。
「転送陣だな。」
ロイスは慎重に陣を観察し、唇を引き結ぶ。
「恐らく……悪魔界に通じている。」
「つまり、行くしかないってことね。」
リリアが片手を腰に当て、挑むように微笑んだ。
ロイスは仲間たちを見渡す。誰も怯んだ表情を見せない。
「……よし。
行くぞ。」
一行が魔法陣に足を踏み入れた瞬間、視界が白に塗り潰され、身体がふっと浮かぶ感覚に包まれる。
――そして次の瞬間、彼らは悪魔界へと辿り着いた。
「……『拾っちゃった!』じゃ不自然だし。
『貰っちゃった!』って言っても、誰に?ってなるし……どうしよう。」
ぶつぶつと独り言を言いながら歩いていると、突如目の前に跪く影が現れた。
「リリアお嬢様。」
「セリア!?
びっくりしたじゃない!」
「主様よりご伝言でございます。
その剣、私にお預けください。」
「え? ママ、見てたの?」
「ええ、主様はいついかなる時もリリアお嬢様を見守っていらっしゃいます。」
「うっ……!
ママがずっと見てるなんて……こ、怖いわよ……。」
「主様は心配なさっているのです。
剣は確かにお預かりいたします。」
リリアは不満げに口を尖らせながらも、渋々剣をセリアに手渡した。
セリアは恭しくそれを受け取ると、そのまま闇に溶けるように姿を消していった。
「……怖っ!」
リリアは思わず声に出してしまう。
気を取り直して歩き出すと、ロイス達が食事をしている店の気配を魔力で感じ取った。
ほどなく店に到着すると、ロイスが顔を上げて迎えてくれる。
「おお、リリア。
サーシャはどうした?」
「ええ……お酒を飲みすぎて潰れてます。」
「やっぱりな。
あいつ、情報収集じゃなくてただ飲みたかっただけだろ。」
オースティンは呆れたようにため息をついた。
リリアも席につき、真顔で問いかける。
「それで、何かわかりましたか?」
「いや、大した収穫はなかったな。」ロイスが首を振る。
「リリアの方はどうだった?」
「多分同じですね。
闇の鏡と、永久の剣《トコシエノツルギ》、そして新月の御霊の話くらいです。」
「……伝承会館にもその記述があった。」ロイスは腕を組み、思案顔になる。
「剣はともかく、新月の御霊……闇の宝玉と繋がっている可能性はあるのか?」
「確証はありません。ただ、鏡が宝玉でなかった以上、御霊の方が可能性は高いと思います。」
リリアも同じく難しい表情を浮かべる。
「でもよ、どうやって探すんだ?
手がかりなんかあるのか?」
オースティンが割って入る。
「現状では、何の情報もないですね。」
ディックは淡々と食事を続けながら答える。
「……そうだな。
分からないものに闇雲に手を出しても仕方がない。」
ロイスは深く息をつき、皆を見渡した。
「一度、目的地を見直す必要があるかもしれない。」
そして数日後。
「ダメだ……全然繋がらない。」
宿の部屋で、ロイスは机に広げた資料の山に突っ伏していた。
いくつもの伝承や逸話を洗い直したが、闇の宝玉に繋がる決定的な糸口は見つからない。
――その頃。
リリアはティアの学園寮を訪ねていた。
「ママ、ロイスさん……完全に行き詰まってるわ。」
「そう。」ティアは肩をすくめて、にやりと笑う。
「じゃあ、闇の宝玉はもう諦めちゃいなさい。
その代わり、良い情報を教えてあげるわよ。」
「え?……なんか嫌な予感しかしないんだけど。」
リリアは眉をひそめた。
「まあまあ、そんなに警戒しなくてもいいじゃない。」
「あ、そうだ!」リリアは思い出したように声を上げる。
「ママに預けた剣、あれどうなったの?」
「ああ、あれね。
ふふ、面白い剣だったから、危険がないか調べて、ついでに調整もしておいたわよ。」
「……危険って何よ?
私はいつまでも子供じゃないんだから、自分の身は自分で守れるわよ!」
リリアは頬を膨らませる。
「まあまあ、ママの楽しみを奪わないでよ。」ティアはさらりと流し、机の上に一本の剣を置いた。
「はい、あなた用に調整しておいたわ。永久の剣《トコシエノツルギ》。
聖属性を付与したから悪魔にも有効よ。
素材が不安定だったから、オリハルコンで再構築しておいたの。
とっても丈夫になったわ。」
「……ありがとう。」
リリアは渋々ながらも鞘に収められた剣を受け取った。どうやらティアは剣を安全に持ち運べるよう、鞘まで作ってくれていたらしい。
「それで、情報って何?」リリアは剣を抱え直して、ティアに渡されていたレーヴァティンを返して問いかける。
「ふふふ……ママはね、悪魔王の住処を見つけちゃったのよ!」
「ええっ!?
本当に?」
リリアは思わず身を乗り出す。
「さすがセリア達ね!」
「まあ、そうなんだけど。
探すように命じたのはママなのよ?」
「……はいはい、そうでしょうね。」リリアは呆れたように肩を落とす。
「それで、どこなの?」
ティアは得意げに場所を告げた。
リリアはすぐに宿へと向かい、ロイスにこの重大な情報を伝える決意を固めるのだった。
ロイスはベッドに倒れ込み、天井を見上げていた。
扉をノックする音に顔を上げると、リリアがそっと部屋に入ってくる。
「ロイスさん……調子はどうですか?」
「ダメだ。
完全に行き詰まってる。」
ロイスは頭を抱え、机に広げた書物に視線を落とした。
――今が好機。悪魔王の居場所を伝えるべきだ。
そう思いながらも、リリアの口は重かった。
「……そうですか。
ちょっと、街に出てきますね。」
そう言い残し、リリアは部屋を後にした。
廊下を歩きながら、リリアは心中で唇を噛む。
(どうしよう。
ママとの関係は秘密だし……。
でも、情報は確かに必要。
ママはきっと、私がどう動くか試してるんだわ。)
しばらく街を歩いて時間を潰したリリアは、一つの答えを出した。
そして一時間後、再びロイスの部屋を訪れる。
「ロイスさん。」
ドアを開けたリリアは、少し息を弾ませていた。
「街の冒険者から、気になる話を聞きました。
ケガドン山の麓で、悪魔を見かけたそうです。
……何かあるんじゃないでしょうか?」
「何だって!」
ロイスの瞳に再び光が宿る。
「行ってみる価値はありそうだ!」
落ち込んでいたのが嘘のように、彼は立ち上がり、荷を整え始めた。
「ミィーニャ!」
リリアが呼びかけると、光の中から竜が姿を現した。
「ちぇっ、昼寝の真っ最中に呼ぶなよ!」
ミィーニャは尻尾をばたつかせ、不満をあらわにする。
「もう!ミィーニャったら、お仕事よ!」
「またこいつら運ぶのか?」
「そういう言い方は良くないわ。」
リリアがむくれると、ロイスたちは思わず顔を見合わせ、苦笑する。
「……リリア嬢、準備は万端だな。」
オースティンが肩をすくめた。
「よし、行こう。」
ロイスの合図で、全員がミィーニャの背に乗り込む。
こうして一行は、ケガドン山を目指して飛び立った。
ケガドン山の麓にたどり着いたロイスたちは、濃い瘴気の漂う空気を肌で感じ取った。
やがて、岩陰から覗き込んだ先にぽっかりと口を開けた洞窟を見つける。
「……あそこだな。」
ロイスが低く呟く。
洞窟の周囲では、複数の悪魔が巡回していた。
黒い霧のような気配をまとい、警戒の目を光らせている。
「やっぱり普通の洞窟じゃないですね。」
リリアが眉を寄せる。
「見つかる前に仕掛けるぞ。」
ロイスは剣を抜き、仲間に合図を送った。
瞬間、サーシャの魔法が闇を裂き、一体の悪魔を捉える。
その隙にオースティンが素早く間合いを詰め、槍で二体を薙ぎ払った。
ディックの聖属性魔力が炸裂し、残る悪魔を一掃する。
「ふぅ……終わったな。」
ロイスは剣を収め、息を整えた。
悪魔たちの屍が崩れ落ちる中、一行は洞窟へと足を踏み入れる。
中は異様に静まり返り、壁に刻まれた古い紋様が淡く光を帯びていた。
「これは……魔法陣?」
ディックが呟く。
洞窟の奥に広がる円形の広間。その中央に、複雑な紋様が絡み合う巨大な魔法陣が刻まれていた。
禍々しい魔力が渦を巻き、まるで呼び込むように輝いている。
「転送陣だな。」
ロイスは慎重に陣を観察し、唇を引き結ぶ。
「恐らく……悪魔界に通じている。」
「つまり、行くしかないってことね。」
リリアが片手を腰に当て、挑むように微笑んだ。
ロイスは仲間たちを見渡す。誰も怯んだ表情を見せない。
「……よし。
行くぞ。」
一行が魔法陣に足を踏み入れた瞬間、視界が白に塗り潰され、身体がふっと浮かぶ感覚に包まれる。
――そして次の瞬間、彼らは悪魔界へと辿り着いた。
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