140 / 162
第十六章 神ティアとアルマ
第百四十話 闇の終わり
しおりを挟む
ティアは寮の自室に、セリアとアダミルを呼び出していた。
「2人にお願いがあるの。
今度、学園でミミィ達とライブをやることになったの。
セリアには今、世界で流行ってるアイドル情報の収集。
アダミルには、衣装の制作を頼みたいの。」
「承知いたしました、主様。
私とアダミルで、主様を誰よりも輝かせる衣装を作り上げてみせます!」
「おおっ、主のアイドル姿か!
わしも魂が震えてきたわ!」
2人は最高にやる気の入った返事をすると、勢いよく一礼して部屋から駆け出して行った。
ティアはくすくす笑ったあと、手をひらりと振る。
一転して。
「リシェラ、ルシェア、カイル。」
「はい、ここに。」
三人の使徒がすぐに姿を現し、ティアの足元に跪いた。
その佇まいから、中心を担うのはリシェラだとすぐに分かる。
礼儀正しく、判断の早い女性だった。
「アルマへの対応、ご苦労様でした。」
「ありがたきお言葉にございます。」
深々と頭を下げるリシェラ。
その隣でルシェアとカイルも厳格な表情を浮かべている。
ティアは軽い調子で告げた。
「さて、3人には、これから私と同行してもらうわ。」
「主様自ら、ですか?」
ティアはソファからふわりと立ち上がり、くるりと三人を見る。
「これから少し忙しくなるから、アルマには一旦静かにしてもらうの。
……じゃ、行くわよ。
ついてきて。」
その瞬間、光が弾け、彼女たちは一斉に転送された。
辿り着いたのは、まるで光が存在することさえ許されないような深い闇の空間だった。
「あ、主様……ここは?」
「アルマの心核よ。」
「な……なんという闇の気配……!」
一歩足を踏み出すだけで身体が軋む感覚に、三人は思わず身構えた。
その中で、ティアは街角の散歩にでも来たように涼しい顔をしていた。
「まあ、倒してもいずれ復活するけど……数百年ぐらいは大人しくなるでしょうし。
それで十分よ。」
そんな呑気な声が響いた直後、闇の奥から圧が押し寄せた。
黒を凝縮したような巨大な“目”が、ぬるりと開く。
周囲には無数の触手が渦を巻き、世界そのものを飲み込むような闇を放つ。
「……来たわね。」
「ご、ご主人様!
こ、これは危険です、お下がりください!」
ルシェアが前に出るが、ティアは肩を軽く叩いた。
「大丈夫。
私がやるから見てて。
それに……あなた達、少し思ってたでしょ?」
にこっと笑いながら、ティアは視線を三人へ向ける。
「この女神は本当に強いの?って。
戦いの神と言っているけど、貧弱な娘じゃないか…ってね。」
「そ、そんなこと……!」
「いいや、俺は思ってたぜ。」
カイルが腕を組んで鼻を鳴らした。
「そんなひ弱な身体で、どこに戦の神の強さがあるんだってな!」
「カイル!
無礼にも程があります!」
リシェラの叱責も、ティアは「いいのいいの」と軽く手を振って笑う。
「みんな正直ね。
だから連れてきたのよ。」
その瞬間。
闇が震え、巨大な”目”がティアを睨みつけた。
「神よ……何をしに来た。」
声そのものが空間を震わせる。三人の使徒はその威圧に膝をつきそうになる。
しかしティアだけは、首を傾げながら言った。
「何をしに来たって……決まってるじゃない。
あなたに静かにしてもらいに来たの。」
淡々とした声で、しかしその内容は容赦がない。
「アイドル活動が始まるし、バイトもあるし、親友達とも夏に遊ぶ予定だし、勉強だってあるのよ。
だから、あなたに暴れられると――“私の普通の学生生活”に支障が出るの。」
闇の怪物は震えた。
「……何を言っている?」
ティアは前に出る。
「というわけで、消えて。」
その瞬間。
ティアの身体から、白光と蒼炎が爆発した。
暗黒の空間が、一瞬で神光に満たされる。
「な……この私の闇が祓われた……!?」
巨大な目が驚愕の声を上げた瞬間、ティアは右腕を軽く回した。
「えいっ。」
軽い声とともに、蒼炎を纏った拳が怪物をぶち抜いた。
轟音が響き、大きな目の怪物は遥か後方へ吹き飛ぶ。
黒い血を撒き散らしながら倒れ伏した。
「……あれ?掻き消えないわね。
タフね。」
ティアは溜息をつき、手のひらを怪物へ向ける。
「さようなら。」
轟音と共に蒼炎神の業火が放たれ、怪物を飲み込み――
「グワァァァァァ!」
闇の叫びを残し、怪物は光の粒となって跡形もなく消えた。
ティアは満足げにくるりと振り返る。
「さて、終わったわ。
帰るわよ。」
光の余韻の中で、三人の使徒は震えながら跪いた。
「ぎょ、御意……!」
ティアの“本当の力”。
その片鱗を目の当たりにした彼らは、もう一切の疑念を抱くことはなかった。
セリアはティアの屋敷にある従者部屋で、リシェラ、ルシェア、カイルの三人と向き合っていた。
「あなた達、どうしたの?
顔色が悪いわよ。」
問いかけても、三人はまるで魂を抜かれたように青ざめている。
最初に口を開いたのはカイルだった。
「……俺達は、主様に許されぬ想いを抱いてしまった。
消滅を言い渡されるかと思うと……。」
「え?
どうしたのですか。
神ティアはそんな冷酷なお方ではありませんよ?」
セリアは心底不思議そうに首を傾げる。
しかし三人は震えながら言葉を続けた。
「アルマの心核から漏れ出していた“闇”を……」
「最も簡単に……」
「我々では立っていることすらできぬほどの、純粋な破滅だった……!」
カイルは唇を噛みしめ、悔しそうに拳を震わせた。
「あんなものが世界に存在するなんて……神すら喰らう闇だ。
それを……主様は、軽い拳と蒼炎だけで消し飛ばされた……。」
セリアは淡々と言う。
「神ティアから聞きましたよ。
邪魔だから闇、消しといたよ!って。」
「…………。」
三人の肩が一層落ちた。
カイルはついに膝をつき、震えながら叫ぶ。
「それだけじゃない……俺は主様に、ひどい暴言を吐いてしまった!
闇を祓った後、あの方の目の奥に宿った“業火”みたいな気配……あれが忘れられないんだ……!」
リシェラとルシェアも同じように膝をつき、俯いたまま震えている。
「我々は……本当に、許されるのでしょうか……?」
セリアは小さく肩を竦めた。
「私からは断言できませんが……あの方は気まぐれですから。
気分が良ければ忘れていると思いますよ。」
カイルは震える声で言う。
「セリア殿……やはり、謝ったほうが……?」
「そうですね。
主様はわがまま娘ですから、機嫌の良い時を狙って謝罪するのが一番ですよ。」
セリアは冷静な口調で答え、三人を残して部屋を出て行った。
夕方。
ティアが帰宅してきた。
「ただいま~。
ねえマーガレット聞いてよ、
帰りに変なおじさんに声かけられてさ~。もう最悪――」
玄関で出迎えたマーガレットに愚痴をこぼしながら、ティアはカバンを渡す。
「主様。少々お話がございます。」
セリアが一礼し、ティアを迎えた。
ティアとセリアは部屋でソファに向かい合って座る。
「で、どうしたの?」
ティアが足を組み直すと、セリアは静かに告げた。
「主様。
カイル達が酷く怯えていました。
……何か、心当たりは?」
「え?
私?
何もしてないけど?」
「では、彼らと話していただきますね。
今日は主様は機嫌が良いそうだ。
3人とも来なさい。」
セリアが呼びかけると、三人が跪いて姿を現した。
「ちょっと、今日は機嫌がいいって何よ。
私はいつでも穏やかよ?」
ティアは頬を膨らませる。
カイルが最初に深々と頭を下げた。
「主様……先日は、無礼な物言いをしてしまい、誠に申し訳ありませんでした!」
ティアは目を丸くし、そしてふっと柔らかく笑った。
「ああ、そのことね。
気にしてないわよ。
むしろ、あれくらい威勢がいい方が私は好き。」
「お許しいただけ……ますか?」
ルシェアが必死な顔で顔を上げる。
「ええ、許すわ。」
ティアは微笑んだ後、指を立てて言った。
「丁度いいから、三人にお願いがあるの。
闇の大元は消したけど……ちょっと厄介な“副産物”が南のラドウェルの西に残ってるのよね。
それ、処分してきて。」
「御意!」
三人の姿が光に包まれ、その場から消えた。
「では私は仕事に戻ります。」
セリアも静かに部屋を出て行く。
ティアは制服から部屋着に着替えると、ソファに座って大きく伸びをした。
「ふぅ~……さて。
あの三人、どんな顔をするかしら?」
彼女の口元に、不敵な微笑が浮かんだ。
「2人にお願いがあるの。
今度、学園でミミィ達とライブをやることになったの。
セリアには今、世界で流行ってるアイドル情報の収集。
アダミルには、衣装の制作を頼みたいの。」
「承知いたしました、主様。
私とアダミルで、主様を誰よりも輝かせる衣装を作り上げてみせます!」
「おおっ、主のアイドル姿か!
わしも魂が震えてきたわ!」
2人は最高にやる気の入った返事をすると、勢いよく一礼して部屋から駆け出して行った。
ティアはくすくす笑ったあと、手をひらりと振る。
一転して。
「リシェラ、ルシェア、カイル。」
「はい、ここに。」
三人の使徒がすぐに姿を現し、ティアの足元に跪いた。
その佇まいから、中心を担うのはリシェラだとすぐに分かる。
礼儀正しく、判断の早い女性だった。
「アルマへの対応、ご苦労様でした。」
「ありがたきお言葉にございます。」
深々と頭を下げるリシェラ。
その隣でルシェアとカイルも厳格な表情を浮かべている。
ティアは軽い調子で告げた。
「さて、3人には、これから私と同行してもらうわ。」
「主様自ら、ですか?」
ティアはソファからふわりと立ち上がり、くるりと三人を見る。
「これから少し忙しくなるから、アルマには一旦静かにしてもらうの。
……じゃ、行くわよ。
ついてきて。」
その瞬間、光が弾け、彼女たちは一斉に転送された。
辿り着いたのは、まるで光が存在することさえ許されないような深い闇の空間だった。
「あ、主様……ここは?」
「アルマの心核よ。」
「な……なんという闇の気配……!」
一歩足を踏み出すだけで身体が軋む感覚に、三人は思わず身構えた。
その中で、ティアは街角の散歩にでも来たように涼しい顔をしていた。
「まあ、倒してもいずれ復活するけど……数百年ぐらいは大人しくなるでしょうし。
それで十分よ。」
そんな呑気な声が響いた直後、闇の奥から圧が押し寄せた。
黒を凝縮したような巨大な“目”が、ぬるりと開く。
周囲には無数の触手が渦を巻き、世界そのものを飲み込むような闇を放つ。
「……来たわね。」
「ご、ご主人様!
こ、これは危険です、お下がりください!」
ルシェアが前に出るが、ティアは肩を軽く叩いた。
「大丈夫。
私がやるから見てて。
それに……あなた達、少し思ってたでしょ?」
にこっと笑いながら、ティアは視線を三人へ向ける。
「この女神は本当に強いの?って。
戦いの神と言っているけど、貧弱な娘じゃないか…ってね。」
「そ、そんなこと……!」
「いいや、俺は思ってたぜ。」
カイルが腕を組んで鼻を鳴らした。
「そんなひ弱な身体で、どこに戦の神の強さがあるんだってな!」
「カイル!
無礼にも程があります!」
リシェラの叱責も、ティアは「いいのいいの」と軽く手を振って笑う。
「みんな正直ね。
だから連れてきたのよ。」
その瞬間。
闇が震え、巨大な”目”がティアを睨みつけた。
「神よ……何をしに来た。」
声そのものが空間を震わせる。三人の使徒はその威圧に膝をつきそうになる。
しかしティアだけは、首を傾げながら言った。
「何をしに来たって……決まってるじゃない。
あなたに静かにしてもらいに来たの。」
淡々とした声で、しかしその内容は容赦がない。
「アイドル活動が始まるし、バイトもあるし、親友達とも夏に遊ぶ予定だし、勉強だってあるのよ。
だから、あなたに暴れられると――“私の普通の学生生活”に支障が出るの。」
闇の怪物は震えた。
「……何を言っている?」
ティアは前に出る。
「というわけで、消えて。」
その瞬間。
ティアの身体から、白光と蒼炎が爆発した。
暗黒の空間が、一瞬で神光に満たされる。
「な……この私の闇が祓われた……!?」
巨大な目が驚愕の声を上げた瞬間、ティアは右腕を軽く回した。
「えいっ。」
軽い声とともに、蒼炎を纏った拳が怪物をぶち抜いた。
轟音が響き、大きな目の怪物は遥か後方へ吹き飛ぶ。
黒い血を撒き散らしながら倒れ伏した。
「……あれ?掻き消えないわね。
タフね。」
ティアは溜息をつき、手のひらを怪物へ向ける。
「さようなら。」
轟音と共に蒼炎神の業火が放たれ、怪物を飲み込み――
「グワァァァァァ!」
闇の叫びを残し、怪物は光の粒となって跡形もなく消えた。
ティアは満足げにくるりと振り返る。
「さて、終わったわ。
帰るわよ。」
光の余韻の中で、三人の使徒は震えながら跪いた。
「ぎょ、御意……!」
ティアの“本当の力”。
その片鱗を目の当たりにした彼らは、もう一切の疑念を抱くことはなかった。
セリアはティアの屋敷にある従者部屋で、リシェラ、ルシェア、カイルの三人と向き合っていた。
「あなた達、どうしたの?
顔色が悪いわよ。」
問いかけても、三人はまるで魂を抜かれたように青ざめている。
最初に口を開いたのはカイルだった。
「……俺達は、主様に許されぬ想いを抱いてしまった。
消滅を言い渡されるかと思うと……。」
「え?
どうしたのですか。
神ティアはそんな冷酷なお方ではありませんよ?」
セリアは心底不思議そうに首を傾げる。
しかし三人は震えながら言葉を続けた。
「アルマの心核から漏れ出していた“闇”を……」
「最も簡単に……」
「我々では立っていることすらできぬほどの、純粋な破滅だった……!」
カイルは唇を噛みしめ、悔しそうに拳を震わせた。
「あんなものが世界に存在するなんて……神すら喰らう闇だ。
それを……主様は、軽い拳と蒼炎だけで消し飛ばされた……。」
セリアは淡々と言う。
「神ティアから聞きましたよ。
邪魔だから闇、消しといたよ!って。」
「…………。」
三人の肩が一層落ちた。
カイルはついに膝をつき、震えながら叫ぶ。
「それだけじゃない……俺は主様に、ひどい暴言を吐いてしまった!
闇を祓った後、あの方の目の奥に宿った“業火”みたいな気配……あれが忘れられないんだ……!」
リシェラとルシェアも同じように膝をつき、俯いたまま震えている。
「我々は……本当に、許されるのでしょうか……?」
セリアは小さく肩を竦めた。
「私からは断言できませんが……あの方は気まぐれですから。
気分が良ければ忘れていると思いますよ。」
カイルは震える声で言う。
「セリア殿……やはり、謝ったほうが……?」
「そうですね。
主様はわがまま娘ですから、機嫌の良い時を狙って謝罪するのが一番ですよ。」
セリアは冷静な口調で答え、三人を残して部屋を出て行った。
夕方。
ティアが帰宅してきた。
「ただいま~。
ねえマーガレット聞いてよ、
帰りに変なおじさんに声かけられてさ~。もう最悪――」
玄関で出迎えたマーガレットに愚痴をこぼしながら、ティアはカバンを渡す。
「主様。少々お話がございます。」
セリアが一礼し、ティアを迎えた。
ティアとセリアは部屋でソファに向かい合って座る。
「で、どうしたの?」
ティアが足を組み直すと、セリアは静かに告げた。
「主様。
カイル達が酷く怯えていました。
……何か、心当たりは?」
「え?
私?
何もしてないけど?」
「では、彼らと話していただきますね。
今日は主様は機嫌が良いそうだ。
3人とも来なさい。」
セリアが呼びかけると、三人が跪いて姿を現した。
「ちょっと、今日は機嫌がいいって何よ。
私はいつでも穏やかよ?」
ティアは頬を膨らませる。
カイルが最初に深々と頭を下げた。
「主様……先日は、無礼な物言いをしてしまい、誠に申し訳ありませんでした!」
ティアは目を丸くし、そしてふっと柔らかく笑った。
「ああ、そのことね。
気にしてないわよ。
むしろ、あれくらい威勢がいい方が私は好き。」
「お許しいただけ……ますか?」
ルシェアが必死な顔で顔を上げる。
「ええ、許すわ。」
ティアは微笑んだ後、指を立てて言った。
「丁度いいから、三人にお願いがあるの。
闇の大元は消したけど……ちょっと厄介な“副産物”が南のラドウェルの西に残ってるのよね。
それ、処分してきて。」
「御意!」
三人の姿が光に包まれ、その場から消えた。
「では私は仕事に戻ります。」
セリアも静かに部屋を出て行く。
ティアは制服から部屋着に着替えると、ソファに座って大きく伸びをした。
「ふぅ~……さて。
あの三人、どんな顔をするかしら?」
彼女の口元に、不敵な微笑が浮かんだ。
1
あなたにおすすめの小説
俺! 神獣達のママ(♂)なんです!
青山喜太
ファンタジー
時は、勇者歴2102年。
世界を巻き込む世界大戦から生き延びた、国々の一つアトランタでとある事件が起きた。
王都アトスがたったの一夜、いや正確に言えば10分で崩壊したのである。
その犯人は5体の神獣。
そして破壊の限りを尽くした神獣達はついにはアトス屈指の魔法使いレメンスラーの転移魔法によって散り散りに飛ばされたのである。
一件落着かと思えたこの事件。
だが、そんな中、叫ぶ男が1人。
「ふざけんなぁぁぁあ!!」
王都を見渡せる丘の上でそう叫んでいた彼は、そう何を隠そう──。
神獣達のママ(男)であった……。
私は〈元〉小石でございます! ~癒し系ゴーレムと魔物使い~
Ss侍
ファンタジー
"私"はある時目覚めたら身体が小石になっていた。
動けない、何もできない、そもそも身体がない。
自分の運命に嘆きつつ小石として過ごしていたある日、小さな人形のような可愛らしいゴーレムがやってきた。
ひょんなことからそのゴーレムの身体をのっとってしまった"私"。
それが、全ての出会いと冒険の始まりだとは知らずに_____!!
異世界でカイゼン
soue kitakaze
ファンタジー
作者:北風 荘右衛(きたかぜ そうえ)
この物語は、よくある「異世界転生」ものです。
ただ
・転生時にチート能力はもらえません
・魔物退治用アイテムももらえません
・そもそも魔物退治はしません
・農業もしません
・でも魔法が当たり前にある世界で、魔物も魔王もいます
そこで主人公はなにをするのか。
改善手法を使った問題解決です。
主人公は現世にて「問題解決のエキスパート」であり、QC手法、IE手法、品質工学、ワークデザイン法、発想法など、問題解決技術に習熟しており、また優れた発想力を持つ人間です。ただそれを正統に評価されていないという鬱屈が溜まっていました。
そんな彼が飛ばされた異世界で、己の才覚ひとつで異世界を渡って行く。そういうお話をギャグを中心に描きます。簡単に言えば。
「人の死なない邪道ファンタジーな、異世界でカイゼンをするギャグ物語」
ということになります。
建国のアルトラ ~魔界の天使 (?)の国造り奮闘譚~
ヒロノF
ファンタジー
死後に転生した魔界にて突然無敵の身体を与えられた地野改(ちの かい)。
その身体は物理的な攻撃に対して金属音がするほど硬く、マグマや高電圧、零度以下の寒さ、猛毒や強酸、腐食ガスにも耐え得る超高スペックの肉体。
その上で与えられたのはイメージ次第で命以外は何でも作り出せるという『創成魔法』という特異な能力。しかし、『イメージ次第で作り出せる』というのが落とし穴! それはイメージ出来なければ作れないのと同義! 生前職人や技師というわけでもなかった彼女には機械など生活を豊かにするものは作ることができない! 中々に持て余す能力だったが、周囲の協力を得つつその力を上手く使って魔界を住み心地良くしようと画策する。
近隣の村を拠点と定め、光の無かった世界に疑似太陽を作り、川を作り、生活基盤を整え、家を建て、魔道具による害獣対策や収穫方法を考案。
更には他国の手を借りて、水道を整備し、銀行・通貨制度を作り、発電施設を作り、村は町へと徐々に発展、ついには大国に国として認められることに!?
何でもできるけど何度も失敗する。
成り行きで居ついてしまったケルベロス、レッドドラゴン、クラーケン、歩く大根もどき、元・書物の自動人形らと共に送る失敗と試行錯誤だらけの魔界ライフ。
様々な物を創り出しては実験実験また実験。果たして住み心地は改善できるのか?
誤字脱字衍字の指摘、矛盾の指摘大歓迎です! 見つけたらご報告ください!
2024/05/02改題しました。旧タイトル
『魔界の天使 (?)アルトラの国造り奮闘譚』
2023/07/22改題しました。旧々タイトル
『天使転生?~でも転生場所は魔界だったから、授けられた強靭な肉体と便利スキル『創成魔法』でシメて住み心地よくしてやります!~』
この作品は以下の投稿サイトにも掲載しています。
『小説家になろう(https://ncode.syosetu.com/n4480hc/)』
『ノベルバ(https://novelba.com/indies/works/929419)』
『アルファポリス(https://www.alphapolis.co.jp/novel/64078938/329538044)』
『カクヨム(https://kakuyomu.jp/works/16818093076594693131)』
神様から転生スキルとして鑑定能力とリペア能力を授けられた理由
瀬乃一空
ファンタジー
普通の闇バイトだと思って気軽に応募したところ俺は某国の傭兵部隊に入れられた。しかし、ちょっとした俺のミスから呆気なく仲間7人とともに爆死。気が付くと目の前に神様が……。
神様は俺を異世界転生させる代わりに「罪業の柩」なるものを探すよう命じる。鑑定スキルや修復スキル、イケメン、その他を与えられることを条件に取りあえず承諾したものの、どうしたらよいか分からず、転生した途端、途方にくれるエルン。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
元チート大賢者の転生幼女物語
こずえ
ファンタジー
(※不定期更新なので、毎回忘れた頃に更新すると思います。)
とある孤児院で私は暮らしていた。
ある日、いつものように孤児院の畑に水を撒き、孤児院の中で掃除をしていた。
そして、そんないつも通りの日々を過ごすはずだった私は目が覚めると前世の記憶を思い出していた。
「あれ?私って…」
そんな前世で最強だった小さな少女の気ままな冒険のお話である。
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる