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「るーれっとねーたま、ほんと?」
「だからルードレットよ」
若干疲れたように、またもや撤回が入る。
うまく発音できないので許してもらいたい。
「ヘルヴィル様は二歳ですから、まだまだうまく喋れないものなのですよ」
プリルラがルードレットに控えめに発言する。
それを聞いて、ルードレットは眉を下げて若干困惑的だった。
「そうなの?」
もっと喋れるものかと思っていたらしい。
そこでリスタースのときのように、再びピンとくる。
ルードレットも子供を知らないタイプだ。
まあヘルヴィルしか小さい子はいないしなと納得する。
二歳から前は知らないけれど、二歳からはあんまり関わっていない。
食事だって一緒なのは二歳半から。
(わかやないのは、しかたない)
うむと納得して頷くと、すっと指を立てた手をルードレットに伸ばした。
「びう、にしゃい」
「……それは三よ」
「ちっぱい」
立っていた指は三本だった。
これでは三歳を主張してしまっている。
やはり指を動かすのは不器用になってしまうなと、自分の手を見下ろして首を傾げる。
短いからかなと思っていたら。
「……姉様で、いいわ」
小さな声が頭上から降ってきた。
顔を上げると、ルードレットの血色のいい頬がさっきより赤味を帯びているように見える。
まじまじとそれを見ていたら、何よと眉を顰められた。
「う!ねえたま!」
元気よく呼べば、ぷいと顔を背けられてしまった。
名前を呼べないのは残念だけれど、呂律がまわらないので仕方がない。
けれどリスタースに続いてルードレットとも距離が近づいた気がして、嬉しくなる。
「にーたまと、おしょろい」
「リスタースお兄様のこと?」
こくりと頷くと、ルードレットの目がエイプリルに向けられた。
エイプリルの体が揺れて、姿勢が勢いよく正される。
「リスタース様にはさきほどお会いしまして、今のようにお名前を呼ぶことが出来なかったため、ルードレット様のように呼んでよいと許可をいただいていました」
「…………そう」
長い沈黙のあとで、ルードレットがぽつりと零す。
その顔は少しのとまどいを浮かべていた。
チラリとプリルラの方を見ると、プリルラがエイプリルに顔を向ける。
「そろそろヘルヴィル様はお昼寝の時間ではありませんか?」
そうなのだろうかとエイプリルを見やったら、あわあわと口を開けたり閉めたりしながら顔色を変えていた。
「そ、そうでした!遅くなったら夜寝られなくて、寝不足になっちゃいます」
慌てように、そこまでは大丈夫じゃないかなとヘルヴィルはのんびりエイプリルを見上げた。
まだあんまり眠くはないけれど、寝るときは電池が切れるように強制睡眠に入る。
それは昼でも夜でも変わらない。
ヘルヴィルは優良健康児だという自負があるので、寝不足の心配はしていなかった。
だてに夜泣きのうるさい施設の大部屋で爆睡していたわけではない。
けれど途中で寝てしまったらエイプリルが大変なので、ベッドには行ったほうがいいだろう。
「おひるね、すゆ。ねーたま、またねー」
「……」
ふりふりと手を振ると、じっとヘルヴィルを見つめたあとに顔を背けてルードレットは行ってしまった。
リスタースとよく似ているなあというのが感想だ。
今日は家族とたくさん交流が出来たとほかほかの気分で、ヘルヴィルは再び自室を目指した。
ちなみに部屋に辿りつく前に眠気がきて、結局エイプリルに抱っこされてしまった。
「だからルードレットよ」
若干疲れたように、またもや撤回が入る。
うまく発音できないので許してもらいたい。
「ヘルヴィル様は二歳ですから、まだまだうまく喋れないものなのですよ」
プリルラがルードレットに控えめに発言する。
それを聞いて、ルードレットは眉を下げて若干困惑的だった。
「そうなの?」
もっと喋れるものかと思っていたらしい。
そこでリスタースのときのように、再びピンとくる。
ルードレットも子供を知らないタイプだ。
まあヘルヴィルしか小さい子はいないしなと納得する。
二歳から前は知らないけれど、二歳からはあんまり関わっていない。
食事だって一緒なのは二歳半から。
(わかやないのは、しかたない)
うむと納得して頷くと、すっと指を立てた手をルードレットに伸ばした。
「びう、にしゃい」
「……それは三よ」
「ちっぱい」
立っていた指は三本だった。
これでは三歳を主張してしまっている。
やはり指を動かすのは不器用になってしまうなと、自分の手を見下ろして首を傾げる。
短いからかなと思っていたら。
「……姉様で、いいわ」
小さな声が頭上から降ってきた。
顔を上げると、ルードレットの血色のいい頬がさっきより赤味を帯びているように見える。
まじまじとそれを見ていたら、何よと眉を顰められた。
「う!ねえたま!」
元気よく呼べば、ぷいと顔を背けられてしまった。
名前を呼べないのは残念だけれど、呂律がまわらないので仕方がない。
けれどリスタースに続いてルードレットとも距離が近づいた気がして、嬉しくなる。
「にーたまと、おしょろい」
「リスタースお兄様のこと?」
こくりと頷くと、ルードレットの目がエイプリルに向けられた。
エイプリルの体が揺れて、姿勢が勢いよく正される。
「リスタース様にはさきほどお会いしまして、今のようにお名前を呼ぶことが出来なかったため、ルードレット様のように呼んでよいと許可をいただいていました」
「…………そう」
長い沈黙のあとで、ルードレットがぽつりと零す。
その顔は少しのとまどいを浮かべていた。
チラリとプリルラの方を見ると、プリルラがエイプリルに顔を向ける。
「そろそろヘルヴィル様はお昼寝の時間ではありませんか?」
そうなのだろうかとエイプリルを見やったら、あわあわと口を開けたり閉めたりしながら顔色を変えていた。
「そ、そうでした!遅くなったら夜寝られなくて、寝不足になっちゃいます」
慌てように、そこまでは大丈夫じゃないかなとヘルヴィルはのんびりエイプリルを見上げた。
まだあんまり眠くはないけれど、寝るときは電池が切れるように強制睡眠に入る。
それは昼でも夜でも変わらない。
ヘルヴィルは優良健康児だという自負があるので、寝不足の心配はしていなかった。
だてに夜泣きのうるさい施設の大部屋で爆睡していたわけではない。
けれど途中で寝てしまったらエイプリルが大変なので、ベッドには行ったほうがいいだろう。
「おひるね、すゆ。ねーたま、またねー」
「……」
ふりふりと手を振ると、じっとヘルヴィルを見つめたあとに顔を背けてルードレットは行ってしまった。
リスタースとよく似ているなあというのが感想だ。
今日は家族とたくさん交流が出来たとほかほかの気分で、ヘルヴィルは再び自室を目指した。
ちなみに部屋に辿りつく前に眠気がきて、結局エイプリルに抱っこされてしまった。
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ヘルヴィルがアホ可愛くて尊いです
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明けましておめでとうございます!
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幼児の「ねこちゃ!」からしか得られない栄養がある(`・ω・´)キリッ←お巡りさんこの人です