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「ひろーい」
サクサクと芝生を踏む感触に足取りを弾ませながらヘルヴィルは庭をズンズンと進んでいた。
花が色とりどりに咲いているし、ポカポカ陽気なので今は春なのかもしれない。
外に出ないヘルヴィルには大雑把に服装の変わる夏と冬の認識があるだけだった。
けれど今のヘルヴィルは四季を知っている。
「ぴくにっくとか、いいかも」
やりたいことリストに追加しておこう。
ふふんふふんと微妙にオンチな鼻歌を歌っていると、白いバラのアーチが見えてきた。
「おぉ」
初めて見るそれは、なんだかお金持ちっぽいと思う。
くぐりたいと思い、小走りで駆け寄るとアーチの先にテーブルが見えた。
「なんでてーぶる?」
不思議に思いながらアーチをくぐりぬけると、その先にメイドが二人ほどいてテーブルになにやら色々と並べている。
じーっとそれを見ていると、こちらに気づいたメイドがぎょっと目を剥いた。
「ヘルヴィル様!?」
「何故ここに!?」
あたふたするメイドに、ああうん驚くよね、ヘルヴィル引きこもりだもんねと思いながらへらりと笑う。
「こんにちはー」
挨拶するとメイド二人は困惑したような表情になってしまった。
けれど、恐る恐るといったふうに一人が近づいてくる。
「こちらは今からお客様が見えますので、ヘルヴィル様はお部屋にお戻りください」
「おきゃくさん」
ぽけっとヘルヴィルは繰り返す。
(そういえばさっきなんか、いってたきがする)
聞いたばかりのはずなのに。
記憶力も二歳になっているなあとヘルヴィルは、んむうと眉間に皺を寄せた。
そんな様子にメイドが機嫌を損ねたかと、びくびくしている。
若い女の子なのでベテランのメイドではないようだった。
困らせるのもどうかと思うし、別の所に行こうとヘルヴィルが眉間の皺を解いたときだ。
「あれ、先客だ」
背後から唐突に声がした。
目の前のメイドがあからさまに、びくりと肩を震わせて顔を硬直させている。
聞き覚えのない声に家族ではないなと思いながら、ヘルヴィルは後ろを振り返った。
「早くつきすぎたと思ったんだけどな」
不思議そうにそう言ったのは、ヘルヴィルより年上の少年だった。
年上だけれど十歳には満ちていないくらいだろうか。
おそらく六、七歳くらいだろう。
ライトブラウンの柔らかな髪に、青い瞳のひどく整った顔立ちだ。
カッチリとした服装は子供ながらも紳士然としているうえに、あきらかに高価そうで貴族なのだろうと予測できた。
ちなみにヘルヴィルは服装に無頓着の子供だったうえに引きこもりだったので、シャツに半ズボンととてもラフな服装だ。
質のいいものを着てはいるけれど、とても貴族の子息には見えない。
(びじんさんだ)
男に美人はおかしいかな?と思いながらも、ヘルヴィルはほえーと目の前の少年を見上げた。
少年は確かに整った顔をしていたけれど、それ以上になんだか色気というか艶というかやけに凄艶とした雰囲気があった。
子供ながらに色気がかなりにじみ出ている。
あふれだしているという表現ではないのは、少年の性格的なものなのか明るさのある表情がそれをカバーしているからだろう。
これで気だるげな表情をしていたら退廃的すぎて、道を踏み外した者が続出しただろうことは確実だ。
少年の後ろには従者なのか、十五歳手前くらいの少年が控えている。
腰に剣を下げているから、一応護衛の可能性もあるけれど。
整ってはいるけれどたれ目なのが、なんだか人懐こい大型犬を思わせる。
金髪という淡い色彩もあって柔和な雰囲気だった。
じーっと見ていると、凄艶な少年もヘルヴィルをじーっと見返してくる。
(ししゅんきだったら、はなぢだしそうなこだな)
色っぽいといっても女の子みたいに見えるわけではないので、不思議だなあとヘルヴィルは思った。
「やあ、君は?使用人の子にしては仕立てがいいけど……」
言いたいことはわかるよと思う。
フォクライースト家の子供であるリスタースもルードレットも仕立てがいいのが大前提なうえで、きらびやかな刺繍や宝飾品に飾られていた。
対してヘルヴィルはただのシャツと半ズボン。
刺繡ひとつない。
服の品質が低かったらまず間違いなく使用人と思うだろう。
ヘルヴィル本人としては裸じゃないし暑くも寒くもなければ、まったくといっていいほど気にしない。
生前は服にお金を使うのは最低限で基本的に寄付やお下がりだった。
バイト仲間の女子高生におしゃれの大切さは語られた気がするけれど、推し活とやらの話の方が面白くて興味深かったので、あまり覚えていない。
結論。
裸でなければいい、である。
でも一応この家の人間だし挨拶は大事と思い、ヘルヴィルはぺこりと頭を下げた。
「びうれす」
顔を上げたら、キョトンとした顔の少年。
「う?」
名前だけでなく家名も言わなきゃだったかな、と首をかしげる。
でもフォクライーストなんて、自分の名前も舌がうまく回らないのに言える自信はない。
しかし少年は顎に手をやってから、もう一度ヘルヴィルを上から下まで見やった。
「びう?……ああ、次男のヘルヴィルか?」
「あい!」
正解にたどり着いた少年の答えに、おおと嬉しくなって元気よく返事をしながら右手を上げた。
そしたら何故か驚いた顔をされた。
解せぬ。
「やけに可愛い名前を言うと思ったら、まだうまく話せないんだね」
くすりと少年が小さく笑う。
すると、そばでどうしたらいいかとオロオロしているメイド二人の顔が真っ赤になった。
風邪だろうか。
「君はこの家の次男であるヘルヴィルで、あってるかな?」
「あってゆ」
こくりと頷くと、少年が片膝をついてヘルヴィルに目線を合わせてきた。
「殿下!」
たれ目の少年が声を上げて一歩前に出たけれど、目の前の少年がスッと手を上げると動きが止まった。
不思議そうにそれを見ていると、目線を合わせた少年がヘルヴィルの顔を覗き込んでくる。
「私はシュークリットと言うんだ。よろしくヘルヴィル」
「しゅーくりいむ?」
「ぶふ!」
聞き返したら、たれ目少年が大きく噴き出した。
名乗った少年も肩が震えている。
「ふふ……シュークリーム好きなのかい?」
「ちょこのがすきー」
「そうか、シュークリームは?」
言われて生前のバイト先のコンビニに並んでいたスイーツをヘルヴィルは思い浮かべた。
茶色の柔らかそうな丸いスイーツ。
中には色んな種類のクリームが入っていると聞いて、とても食べてみたかったなあと思う。
「たべたことない!しゅーくりぃむは?」
聞き返せばシュークリットはパチリとまばたきをひとつした。
「……私に聞いてるのかい?」
何故かそう聞かれた。
こくりと頷いたあとで。
(なんか、なまえまちがえたきがする)
あ、と思ったけれど、すでに口にしてしまっているのでどうしようもない。
しかしシュークリットは口元を緩ませた。
「私のことはリットでいいよ」
幼児だから許されたらしい。
あまつさえ呼びやすい名前を提案された。
これは乗らない手はないと、ヘルヴィルは元気よく返事した。
「あい!りっと!」
「あは!面白いな」
声を上げて笑ったかと思うと、シュークリットは両手でくしゃくしゃとヘルヴィルの赤髪をかき混ぜた。
端から見たら完全に動物扱いに近い。
たれ目の少年が何とも言えないような表情で二人を見ていたけれど、当人たちはちっとも気づいていなかった。
「あぅぅ、やだー」
「ああ、ごめんごめん」
頭をくしゃくしゃ撫でまわされることで微妙に揺れて、目が回りそうになる。
情けない声を上げると、シュークリットはすぐにパッと手を離した。
手が離れたことにはふうと息を吐くと、ちょいちょいと手櫛で乱れた髪を直された。
サクサクと芝生を踏む感触に足取りを弾ませながらヘルヴィルは庭をズンズンと進んでいた。
花が色とりどりに咲いているし、ポカポカ陽気なので今は春なのかもしれない。
外に出ないヘルヴィルには大雑把に服装の変わる夏と冬の認識があるだけだった。
けれど今のヘルヴィルは四季を知っている。
「ぴくにっくとか、いいかも」
やりたいことリストに追加しておこう。
ふふんふふんと微妙にオンチな鼻歌を歌っていると、白いバラのアーチが見えてきた。
「おぉ」
初めて見るそれは、なんだかお金持ちっぽいと思う。
くぐりたいと思い、小走りで駆け寄るとアーチの先にテーブルが見えた。
「なんでてーぶる?」
不思議に思いながらアーチをくぐりぬけると、その先にメイドが二人ほどいてテーブルになにやら色々と並べている。
じーっとそれを見ていると、こちらに気づいたメイドがぎょっと目を剥いた。
「ヘルヴィル様!?」
「何故ここに!?」
あたふたするメイドに、ああうん驚くよね、ヘルヴィル引きこもりだもんねと思いながらへらりと笑う。
「こんにちはー」
挨拶するとメイド二人は困惑したような表情になってしまった。
けれど、恐る恐るといったふうに一人が近づいてくる。
「こちらは今からお客様が見えますので、ヘルヴィル様はお部屋にお戻りください」
「おきゃくさん」
ぽけっとヘルヴィルは繰り返す。
(そういえばさっきなんか、いってたきがする)
聞いたばかりのはずなのに。
記憶力も二歳になっているなあとヘルヴィルは、んむうと眉間に皺を寄せた。
そんな様子にメイドが機嫌を損ねたかと、びくびくしている。
若い女の子なのでベテランのメイドではないようだった。
困らせるのもどうかと思うし、別の所に行こうとヘルヴィルが眉間の皺を解いたときだ。
「あれ、先客だ」
背後から唐突に声がした。
目の前のメイドがあからさまに、びくりと肩を震わせて顔を硬直させている。
聞き覚えのない声に家族ではないなと思いながら、ヘルヴィルは後ろを振り返った。
「早くつきすぎたと思ったんだけどな」
不思議そうにそう言ったのは、ヘルヴィルより年上の少年だった。
年上だけれど十歳には満ちていないくらいだろうか。
おそらく六、七歳くらいだろう。
ライトブラウンの柔らかな髪に、青い瞳のひどく整った顔立ちだ。
カッチリとした服装は子供ながらも紳士然としているうえに、あきらかに高価そうで貴族なのだろうと予測できた。
ちなみにヘルヴィルは服装に無頓着の子供だったうえに引きこもりだったので、シャツに半ズボンととてもラフな服装だ。
質のいいものを着てはいるけれど、とても貴族の子息には見えない。
(びじんさんだ)
男に美人はおかしいかな?と思いながらも、ヘルヴィルはほえーと目の前の少年を見上げた。
少年は確かに整った顔をしていたけれど、それ以上になんだか色気というか艶というかやけに凄艶とした雰囲気があった。
子供ながらに色気がかなりにじみ出ている。
あふれだしているという表現ではないのは、少年の性格的なものなのか明るさのある表情がそれをカバーしているからだろう。
これで気だるげな表情をしていたら退廃的すぎて、道を踏み外した者が続出しただろうことは確実だ。
少年の後ろには従者なのか、十五歳手前くらいの少年が控えている。
腰に剣を下げているから、一応護衛の可能性もあるけれど。
整ってはいるけれどたれ目なのが、なんだか人懐こい大型犬を思わせる。
金髪という淡い色彩もあって柔和な雰囲気だった。
じーっと見ていると、凄艶な少年もヘルヴィルをじーっと見返してくる。
(ししゅんきだったら、はなぢだしそうなこだな)
色っぽいといっても女の子みたいに見えるわけではないので、不思議だなあとヘルヴィルは思った。
「やあ、君は?使用人の子にしては仕立てがいいけど……」
言いたいことはわかるよと思う。
フォクライースト家の子供であるリスタースもルードレットも仕立てがいいのが大前提なうえで、きらびやかな刺繍や宝飾品に飾られていた。
対してヘルヴィルはただのシャツと半ズボン。
刺繡ひとつない。
服の品質が低かったらまず間違いなく使用人と思うだろう。
ヘルヴィル本人としては裸じゃないし暑くも寒くもなければ、まったくといっていいほど気にしない。
生前は服にお金を使うのは最低限で基本的に寄付やお下がりだった。
バイト仲間の女子高生におしゃれの大切さは語られた気がするけれど、推し活とやらの話の方が面白くて興味深かったので、あまり覚えていない。
結論。
裸でなければいい、である。
でも一応この家の人間だし挨拶は大事と思い、ヘルヴィルはぺこりと頭を下げた。
「びうれす」
顔を上げたら、キョトンとした顔の少年。
「う?」
名前だけでなく家名も言わなきゃだったかな、と首をかしげる。
でもフォクライーストなんて、自分の名前も舌がうまく回らないのに言える自信はない。
しかし少年は顎に手をやってから、もう一度ヘルヴィルを上から下まで見やった。
「びう?……ああ、次男のヘルヴィルか?」
「あい!」
正解にたどり着いた少年の答えに、おおと嬉しくなって元気よく返事をしながら右手を上げた。
そしたら何故か驚いた顔をされた。
解せぬ。
「やけに可愛い名前を言うと思ったら、まだうまく話せないんだね」
くすりと少年が小さく笑う。
すると、そばでどうしたらいいかとオロオロしているメイド二人の顔が真っ赤になった。
風邪だろうか。
「君はこの家の次男であるヘルヴィルで、あってるかな?」
「あってゆ」
こくりと頷くと、少年が片膝をついてヘルヴィルに目線を合わせてきた。
「殿下!」
たれ目の少年が声を上げて一歩前に出たけれど、目の前の少年がスッと手を上げると動きが止まった。
不思議そうにそれを見ていると、目線を合わせた少年がヘルヴィルの顔を覗き込んでくる。
「私はシュークリットと言うんだ。よろしくヘルヴィル」
「しゅーくりいむ?」
「ぶふ!」
聞き返したら、たれ目少年が大きく噴き出した。
名乗った少年も肩が震えている。
「ふふ……シュークリーム好きなのかい?」
「ちょこのがすきー」
「そうか、シュークリームは?」
言われて生前のバイト先のコンビニに並んでいたスイーツをヘルヴィルは思い浮かべた。
茶色の柔らかそうな丸いスイーツ。
中には色んな種類のクリームが入っていると聞いて、とても食べてみたかったなあと思う。
「たべたことない!しゅーくりぃむは?」
聞き返せばシュークリットはパチリとまばたきをひとつした。
「……私に聞いてるのかい?」
何故かそう聞かれた。
こくりと頷いたあとで。
(なんか、なまえまちがえたきがする)
あ、と思ったけれど、すでに口にしてしまっているのでどうしようもない。
しかしシュークリットは口元を緩ませた。
「私のことはリットでいいよ」
幼児だから許されたらしい。
あまつさえ呼びやすい名前を提案された。
これは乗らない手はないと、ヘルヴィルは元気よく返事した。
「あい!りっと!」
「あは!面白いな」
声を上げて笑ったかと思うと、シュークリットは両手でくしゃくしゃとヘルヴィルの赤髪をかき混ぜた。
端から見たら完全に動物扱いに近い。
たれ目の少年が何とも言えないような表情で二人を見ていたけれど、当人たちはちっとも気づいていなかった。
「あぅぅ、やだー」
「ああ、ごめんごめん」
頭をくしゃくしゃ撫でまわされることで微妙に揺れて、目が回りそうになる。
情けない声を上げると、シュークリットはすぐにパッと手を離した。
手が離れたことにはふうと息を吐くと、ちょいちょいと手櫛で乱れた髪を直された。
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