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「はじめて見る?」
聞かれてこくりと頷く。
猫はわかるけれど羽根ねことは何だろう。
猫の種類だろうかとヘルヴィルは首を傾げた。
「羽根ねこはそのまま、羽根のある猫のことだよ」
言いながらシュークリットが手を伸ばして、白い猫の体を覆っていた植木をかきわけた。
「ええ!?」
その猫の胴体、背中の方には言われた通りに体同様の真っ白い羽根が生えている。
蝙蝠なんかのものより鳥に近い羽根だった。
「は、はねだ!」
猫をあまり直に見たことはなかったけれど、生前の世界には絶対に猫に羽根は生えてなかった。
けれど目の前の猫にはしっかり折りたたまれた羽根がついている。
もう本当に世界が全然違うのだと、改めて強く実感した。
「とぶ?」
「飛ぶよ」
ドキドキと尋ねたら頷かれた。
ヘルヴィルの目がキラキラと好奇心で輝きだす。
ぜひ見たいし、可能なら触らせてもらいたい。
そんなヘルヴィルを微笑ましそうに見てから、シュークリットがエイプリルに顔を向けた。
「フォクライースト家の子かな?」
「い、いいえ違います!この屋敷には馬しか動物はいません」
慌てて口にしたエイプリルの返答に、馬もいるんだとヘルヴィルは気になった。
馬なんて野良でウロウロなんてしてないから見たことはない。
生前の施設ではテレビのある部屋は夜に二時間のみと決まっていて、チャンネル争いは熾烈だった。
ヘルヴィルは最初から戦いに身を投じなかったので、テレビ自体もほとんど見た記憶がない。
なのでぼんやり形はイメージ出来ても具体的にどういう動物かはちゃんと知らないのだ。
機会があれば見に行きたい。
それにしても馬しかこの家にいないなら、この羽根ねことやらはどうしたのだろう。
「のら?」
「いや、羽根ねこは基本的に王都で野生はいない。飼われているのばかりだし、脱走しやすいから飼う人自体もとても少ないんだ」
シュークリットがチラリと羽根ねこを見やりながら説明した。
その眼差しが流し目みたいになったせいで、やたら艶っぽい。
それにしても、この羽根ねこはそうなるとだいぶ珍しいようだ。
「リボンをしてるから、おそらく脱走だね」
「まいごかあ」
こんな広いところで迷子になるなんて行動力あるなと、ほえーとヘルヴィルは関心したように羽根ねこを見つめた。
その視線に、んにーと羽根ねこが鳴き声を上げる。
『イタイ、ミギアシ、イタイ』
また声が聞こえた。
どう考えても目の前の羽根ねこしかいない気がする。
けれどシュークリット達は反応していないので聞こえていなさそうだ。
ううん?と眉をぐにゅっと寄せて首を傾げると、シュークリットに指先でそこをひと撫でされた。
「どうしたの?」
「ねこちゃ、あんよいたいって」
へろりと正直に伝えれば、三人ともが驚いたように目を見張った。
エイプリルの「ヘルヴィル様!?」という素っ頓狂な声が静かな植え込みに響く。
シュークリットがじっとヘルヴィルを見下ろして瞳を見つめてきた。
「羽根ねこがなんて言っているのかわかるのかい?」
「う?みぎのあんよいたいって」
羽根ねこはまだ痛い痛いと訴えているのでそれを伝えると、シュークリットは何かを考えるように指先で何度か唇を撫でた。
真剣な表情にその仕草は若干卑猥な色気が漏れていたけれど、幸い側近のカスティ以外は気づかなかったし、カスティはいつものことと流していた。
「……そうか、少し触るよ」
シュークリットが身をかがめて羽根ねこのうずくまっている右前足をそっと手にとった。
『イタイー!』
ふんぎゃーと布を裂くような鳴き声を上げて、羽根ねこがシュークリットの手に噛みつこうとする。
ひえっとエイプリルが悲鳴を上げてヘルヴィルを抱き寄せ、羽根ねこから少し距離をとった。
シュークリットはすぐに手を引っ込めたので噛みつかれはしなかったけれど、羽根ねこはフーフーと威嚇をしている。
大変ご立腹だった。
「いたいって」
「うん、私でもわかるよ。骨が折れてるみたいだね」
「なんと!」
骨が折れているのなら痛いはずである。
「おいしゃさん!」
この世界にも動物のお医者さんはいるだろうかと思う。
我が家には馬がいるそうなので多分、獣医の連絡先くらいはわかるのではないかとエイプリルを見上げると、困ったように眉を下げられた。
呼ぶの難しいのかなと思ったら。
「大丈夫、このくらいなら私が治してあげられるよ」
シュークリットが柔らかく微笑を浮かべた。
「まほー?」
「そうだよ」
それは凄い。
関心したように二度頷くと、ヘルヴィルはエイプリルの腕から抜け出て羽根ねこの横にしゃがみ込んだ。
「ねこちゃ、いたいのだいじょぶ。りっと、なおしゅって」
『ホント?』
「うん」
励ますように羽根ねこの頭に手を伸ばしたら、弱弱しく「んにぃ」と鳴いて小さな手に自分から頭を擦り付けてきた。
(あったかいし、やわっこい。かわいい!)
初めて触る動物に感動していると、シュークリットがそっと静かに囁いた。
「そのまま撫でてあげていて」
「う!」
よしよしと羽根ねこの柔らかい耳ごと撫でていると、シュークリットが慎重な手つきでそっと右前足に触れた。
ピクリと羽根ねこが身じろいだけれど、今度は暴れることも威嚇することもなく大人しくしている。
シュークリットが手に持った右前足が温かい光に包まれた。
この光っているのが魔法だろうかと羽根ねこを撫でながらジッと見ていると、すぐに光は消えた。
シュークリットが手を離すと、それまで弱弱しかったのが嘘のように羽根ねこは優美な動作で立ち上がった。
『イタイノ、ナクナッタ!』
骨折は治ったらしい。
「おお!しゅごい……」
本当に痛くなさそうだ。
魔法って凄いとキラキラした尊敬の眼差しをシュークリットに向けると、苦笑されてしまった。
「いたいのなくなってよかったね。まいごさん?おうちかえれりゅ?」
『ダイジョブ、アリガトウ』
「んにー」とひと鳴きすると、羽根ねこの背中の羽根がバサリと広がった。
そしてふわりとそのしなやかな体が浮き上がる。
「しゅごい!とんだ!」
本当に飛ぶんだと興奮して鼻息をフンフンいわせていると、羽根ねこはヘルヴィルの顔に頭を一度すりつけるとくるりと空へ身をひるがえし、軽々と空へ飛びあがっていった。
「ばいばーい」
小さくなっていく影に元気よく手を振っておく。
「あの子は家に帰ったのかな?」
「う!だいじょぶっていってた」
同じように空を見上げていたシュークリットの問いにこくりと頷いて返事を返す。
そうと頷いてヘルヴィルの赤い癖毛を撫でてくる。
これは褒めているのだろうかと思いシュークリットを見上げると微笑まれたので、褒めているのだろうと結論づけてヘルヴィルは満足気な表情を浮かべた。
「よ、よかったです、凶暴な子じゃなくて」
エイプリルが安堵したように胸に手をあて深々と息を吐く。
「改めて、いらっしゃいませ。シュークリット殿下、カスティ様」
エイプリルが両手を揃えて深々と頭を下げたので、ハッとなったヘルヴィルも頭をぐいんと下げると「ヘルヴィルはいいんだよ」とシュークリットに戻された。
エイプリルは最初にシュークリットと顔を合わせたときは、可哀想なくらい顔面を真っ青にして震えていた。
深く頭を下げて職務放棄していたことを謝り、ヘルヴィルの側にいられるようになったことにお礼を口にしていた。
ヘルヴィル自身は何故シュークリットに謝ってお礼を言うのかよくわからなかったけれど、その時にエイプリルから「これから先、誠心誠意お仕えしますね」と言われたのだ。
その時以降、エイプリルはビクビクはしているけれどずっと一緒にいるのでシュークリット達ともすっかり顔馴染みだ。
ビクビクするのはエイプリルだから仕方がないというのがヘルヴィルの認識で、そういうものだと思っているので気にしていない。
「じゃあお茶しようか」
小さな騒動も片付いたので、シュークリットが手を差し出してきた。
「う!」
その手に小さくぷくぷくした手をぺちっと乗せると柔く包まれる。
幼児体型のバランスなせいか、よく転んだりお尻から尻もちをついたりするのでシュークリットが一緒のときは手を繋ぐのが習慣化していた。
ヘルヴィルは幼児あるあるだと気にもとめていないけれど、シュークリットやカスティはこんなに転げるのは何か不具合があるのでは、それともよほど鈍くさいのかと若干心配されていることを知らない。
ちなみにエイプリルと一緒の時はヘルヴィルが一人で歩きたがることが多く、ネガティブな彼女が死にそうなほど緊張して見守っていることも気づいていなかった。
聞かれてこくりと頷く。
猫はわかるけれど羽根ねことは何だろう。
猫の種類だろうかとヘルヴィルは首を傾げた。
「羽根ねこはそのまま、羽根のある猫のことだよ」
言いながらシュークリットが手を伸ばして、白い猫の体を覆っていた植木をかきわけた。
「ええ!?」
その猫の胴体、背中の方には言われた通りに体同様の真っ白い羽根が生えている。
蝙蝠なんかのものより鳥に近い羽根だった。
「は、はねだ!」
猫をあまり直に見たことはなかったけれど、生前の世界には絶対に猫に羽根は生えてなかった。
けれど目の前の猫にはしっかり折りたたまれた羽根がついている。
もう本当に世界が全然違うのだと、改めて強く実感した。
「とぶ?」
「飛ぶよ」
ドキドキと尋ねたら頷かれた。
ヘルヴィルの目がキラキラと好奇心で輝きだす。
ぜひ見たいし、可能なら触らせてもらいたい。
そんなヘルヴィルを微笑ましそうに見てから、シュークリットがエイプリルに顔を向けた。
「フォクライースト家の子かな?」
「い、いいえ違います!この屋敷には馬しか動物はいません」
慌てて口にしたエイプリルの返答に、馬もいるんだとヘルヴィルは気になった。
馬なんて野良でウロウロなんてしてないから見たことはない。
生前の施設ではテレビのある部屋は夜に二時間のみと決まっていて、チャンネル争いは熾烈だった。
ヘルヴィルは最初から戦いに身を投じなかったので、テレビ自体もほとんど見た記憶がない。
なのでぼんやり形はイメージ出来ても具体的にどういう動物かはちゃんと知らないのだ。
機会があれば見に行きたい。
それにしても馬しかこの家にいないなら、この羽根ねことやらはどうしたのだろう。
「のら?」
「いや、羽根ねこは基本的に王都で野生はいない。飼われているのばかりだし、脱走しやすいから飼う人自体もとても少ないんだ」
シュークリットがチラリと羽根ねこを見やりながら説明した。
その眼差しが流し目みたいになったせいで、やたら艶っぽい。
それにしても、この羽根ねこはそうなるとだいぶ珍しいようだ。
「リボンをしてるから、おそらく脱走だね」
「まいごかあ」
こんな広いところで迷子になるなんて行動力あるなと、ほえーとヘルヴィルは関心したように羽根ねこを見つめた。
その視線に、んにーと羽根ねこが鳴き声を上げる。
『イタイ、ミギアシ、イタイ』
また声が聞こえた。
どう考えても目の前の羽根ねこしかいない気がする。
けれどシュークリット達は反応していないので聞こえていなさそうだ。
ううん?と眉をぐにゅっと寄せて首を傾げると、シュークリットに指先でそこをひと撫でされた。
「どうしたの?」
「ねこちゃ、あんよいたいって」
へろりと正直に伝えれば、三人ともが驚いたように目を見張った。
エイプリルの「ヘルヴィル様!?」という素っ頓狂な声が静かな植え込みに響く。
シュークリットがじっとヘルヴィルを見下ろして瞳を見つめてきた。
「羽根ねこがなんて言っているのかわかるのかい?」
「う?みぎのあんよいたいって」
羽根ねこはまだ痛い痛いと訴えているのでそれを伝えると、シュークリットは何かを考えるように指先で何度か唇を撫でた。
真剣な表情にその仕草は若干卑猥な色気が漏れていたけれど、幸い側近のカスティ以外は気づかなかったし、カスティはいつものことと流していた。
「……そうか、少し触るよ」
シュークリットが身をかがめて羽根ねこのうずくまっている右前足をそっと手にとった。
『イタイー!』
ふんぎゃーと布を裂くような鳴き声を上げて、羽根ねこがシュークリットの手に噛みつこうとする。
ひえっとエイプリルが悲鳴を上げてヘルヴィルを抱き寄せ、羽根ねこから少し距離をとった。
シュークリットはすぐに手を引っ込めたので噛みつかれはしなかったけれど、羽根ねこはフーフーと威嚇をしている。
大変ご立腹だった。
「いたいって」
「うん、私でもわかるよ。骨が折れてるみたいだね」
「なんと!」
骨が折れているのなら痛いはずである。
「おいしゃさん!」
この世界にも動物のお医者さんはいるだろうかと思う。
我が家には馬がいるそうなので多分、獣医の連絡先くらいはわかるのではないかとエイプリルを見上げると、困ったように眉を下げられた。
呼ぶの難しいのかなと思ったら。
「大丈夫、このくらいなら私が治してあげられるよ」
シュークリットが柔らかく微笑を浮かべた。
「まほー?」
「そうだよ」
それは凄い。
関心したように二度頷くと、ヘルヴィルはエイプリルの腕から抜け出て羽根ねこの横にしゃがみ込んだ。
「ねこちゃ、いたいのだいじょぶ。りっと、なおしゅって」
『ホント?』
「うん」
励ますように羽根ねこの頭に手を伸ばしたら、弱弱しく「んにぃ」と鳴いて小さな手に自分から頭を擦り付けてきた。
(あったかいし、やわっこい。かわいい!)
初めて触る動物に感動していると、シュークリットがそっと静かに囁いた。
「そのまま撫でてあげていて」
「う!」
よしよしと羽根ねこの柔らかい耳ごと撫でていると、シュークリットが慎重な手つきでそっと右前足に触れた。
ピクリと羽根ねこが身じろいだけれど、今度は暴れることも威嚇することもなく大人しくしている。
シュークリットが手に持った右前足が温かい光に包まれた。
この光っているのが魔法だろうかと羽根ねこを撫でながらジッと見ていると、すぐに光は消えた。
シュークリットが手を離すと、それまで弱弱しかったのが嘘のように羽根ねこは優美な動作で立ち上がった。
『イタイノ、ナクナッタ!』
骨折は治ったらしい。
「おお!しゅごい……」
本当に痛くなさそうだ。
魔法って凄いとキラキラした尊敬の眼差しをシュークリットに向けると、苦笑されてしまった。
「いたいのなくなってよかったね。まいごさん?おうちかえれりゅ?」
『ダイジョブ、アリガトウ』
「んにー」とひと鳴きすると、羽根ねこの背中の羽根がバサリと広がった。
そしてふわりとそのしなやかな体が浮き上がる。
「しゅごい!とんだ!」
本当に飛ぶんだと興奮して鼻息をフンフンいわせていると、羽根ねこはヘルヴィルの顔に頭を一度すりつけるとくるりと空へ身をひるがえし、軽々と空へ飛びあがっていった。
「ばいばーい」
小さくなっていく影に元気よく手を振っておく。
「あの子は家に帰ったのかな?」
「う!だいじょぶっていってた」
同じように空を見上げていたシュークリットの問いにこくりと頷いて返事を返す。
そうと頷いてヘルヴィルの赤い癖毛を撫でてくる。
これは褒めているのだろうかと思いシュークリットを見上げると微笑まれたので、褒めているのだろうと結論づけてヘルヴィルは満足気な表情を浮かべた。
「よ、よかったです、凶暴な子じゃなくて」
エイプリルが安堵したように胸に手をあて深々と息を吐く。
「改めて、いらっしゃいませ。シュークリット殿下、カスティ様」
エイプリルが両手を揃えて深々と頭を下げたので、ハッとなったヘルヴィルも頭をぐいんと下げると「ヘルヴィルはいいんだよ」とシュークリットに戻された。
エイプリルは最初にシュークリットと顔を合わせたときは、可哀想なくらい顔面を真っ青にして震えていた。
深く頭を下げて職務放棄していたことを謝り、ヘルヴィルの側にいられるようになったことにお礼を口にしていた。
ヘルヴィル自身は何故シュークリットに謝ってお礼を言うのかよくわからなかったけれど、その時にエイプリルから「これから先、誠心誠意お仕えしますね」と言われたのだ。
その時以降、エイプリルはビクビクはしているけれどずっと一緒にいるのでシュークリット達ともすっかり顔馴染みだ。
ビクビクするのはエイプリルだから仕方がないというのがヘルヴィルの認識で、そういうものだと思っているので気にしていない。
「じゃあお茶しようか」
小さな騒動も片付いたので、シュークリットが手を差し出してきた。
「う!」
その手に小さくぷくぷくした手をぺちっと乗せると柔く包まれる。
幼児体型のバランスなせいか、よく転んだりお尻から尻もちをついたりするのでシュークリットが一緒のときは手を繋ぐのが習慣化していた。
ヘルヴィルは幼児あるあるだと気にもとめていないけれど、シュークリットやカスティはこんなに転げるのは何か不具合があるのでは、それともよほど鈍くさいのかと若干心配されていることを知らない。
ちなみにエイプリルと一緒の時はヘルヴィルが一人で歩きたがることが多く、ネガティブな彼女が死にそうなほど緊張して見守っていることも気づいていなかった。
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