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室内に戻りテーブルセッティングされた場所に来ると、シュークリットにエスコートされたまま椅子に乗せられた。
カスティとエイプリルは座らずに待機なのは、いつものことだ。
「今日は色んな種類のチョコを持って来たんだ」
シュークリットの言葉に、待機していたメイドが長方形の白い皿をテーブルに置いた。
覗き込むと、等間隔にトリュフ型のチョコレートが並んでいる。
すっかりチョコレートにハマッてしまったヘルヴィルにとっては嬉しいお土産だ。
いつもと違って茶色のチョコレートだけでなく、白や赤などのチョコレートも並んでいてヘルヴィルは首を傾げた。
白いのはホワイトチョコレートだろう。
食べたことはないが知っている。
赤はさっぱり味の検討がつかなかった。
「いろ、ちあうねー」
「白いのは一番甘いよ。赤いのはベリー系で、ヘルヴィルには少し酸味があるかもしれないね」
「おぉ」
説明してくれるのを聞きながら、ヘルヴィルは目を輝かせた。
どれも綺麗で美味しそうだ。
「好きなの食べていいよ。どれがいい?」
「んん……しろいの!」
悩んで一番甘いものにした。
ベリー系とやらも迷ったけれど、変わり種っぽいのでまずは普通のものからだ。
シュークリットが白いチョコレートを一粒ひょいとつまんだ。
取ってくれるのを優しいなとヘルヴィルは思う。
ヘルヴィルの腕も指も短いので、座っていると動きが制限されるのだ。
正直、食事もお茶もするのは好きだけれど難しいと感じている。
シュークリットが取ってくれるのなら楽ちんだ。
ヘルヴィルは何のためらいもなく、あーんと口を開けた。
「……」
「……」
何故かチョコレートを持ってシュークリットが動きを止めた。
何故だろう。
早くチョコレートを食べたいとじっと見上げてしまう。
「ヘ、ヘルヴィル様!」
「う?」
何故かエイプリルが慌てたように名前を呼んでオロオロしていた。
ますます意味がわからない。
とりあえず口を開けているのが疲れてきたなと思ったら。
「……っふ」
シュークリットが吐息で笑った。
どこか色づいたような笑い方だ。
そのままやっと白い指先がホワイトチョコレートを口に入れてくれた。
「ほらヘルヴィル」
「んむ」
ぱくりと勢い余って指ごと口に入れてしまった。
再び口を開けようとしたけれど、想像以上に甘いチョコレートに夢中になって指ごともごもごしてしまった。
「くく、くすぐったいよ」
「んむ、ごめんなしゃい」
口を小さく開けて謝罪すれば、子供にしては長い指が引き抜かれる。
「ふふ、いいよ」
すっかりベトベトになった指に、ササッとカスティがハンカチを差し出す。
それで丁寧に指を拭くシュークリットを見ながら、いつもより甘いチョコレートがなくなるまで堪能した。
「おいしい?」
「これしゅき!」
普段のチョコレートよりも甘いけれど、優しい甘さだからくどくない。
たった一粒でヘルヴィルはホワイトチョコレートを気に入った。
「いつものより?」
「むむ……むじゅかしい。まろやか」
眉を小さく寄せて悩む姿に、シュークリットがおかしそうに笑う。
そして今度は赤いチョコレートをつまみ上げた。
「じゃあ次はこっち。ベリー系だよ」
「あー」
ぱかりと口を開ける。
さっきとは違ってすぐにチョコレートは口に入れられた。
今度は指を食べないように、シュークリットが手を引いてから口を閉じる。
もぐもぐすれば、甘酸っぱい味が口内に広がった。
チョコレートの甘さもしっかりあるのに、酸味もある。
「……」
無言でもぐもぐしていると、シュークリットが首を小さく傾げた。
「あれ?苦手だった?」
どうやら無言だから気に入らなかったように見えたらしい。
そうではない。
不思議な味に浸っていただけだ。
しっかり飲み込んでから、ヘルヴィルはふるふると首を振った。
「んーん、おいしー!でもふしぎなあじ」
「不思議……ベリー系食べたことない?そうだな、苺とか」
「……ない?」
なかったような、どうだっただろうかと記憶を掘り起こす。
なかった気がする。
生前の施設でクリスマスだけ小さな苺のショートケーキが出てきたけれど、下の子たちにいつも取られて食べられなかった。
結構家庭に問題ある子を引き取ったりもしていた施設らしく、癇癪持ちなどが多かったから生前のヘルヴィルは巻き込まれるくらいならと言われるままに何でも渡していた。
おかげで日々、不人気のおかずくらいしか口にしていない。
バイト代を貯めて貯金に余裕が出来たら、ケーキ屋で自分の好きなケーキを食べるのが目標であり楽しみだった。
そんなわけで美食大国で生まれ育ったのに、あんまり美味しい食べ物の記憶がない。
ちょっと残念だなとヘルヴィルは思った。
そんなヘルヴィルの脳内などわからないシュークリットが、エイプリルに視線を向ける。
エイプリルは一瞬びくついたあと、一歩前に出た。
「ヘルヴィル様は最近まで食にまったく興味を示さなくて、ほんの少し口にすればいい方だったんです」
そうなのだ。
新生ヘルヴィルになる前のヘルヴィルの記憶に、食事を美味しいとか楽しいとか感じた思い出がまったくない。
実は家族で食事をするようになったのは記憶によれば二歳半からだ。
それまでは一人自室だったらしい。
二歳からしか記憶がないので実質半年しか一人の食事の思い出はないけれど、もしかしたら小さかったから自室だったのではとヘルヴィルは思っている。
エイプリルの説明にカスティがなるほどというように頷いた。
「だから食べる量が少ないんですね。食べなきゃ胃が大きくならない」
「もしかしてヘルヴィルは同じ年の子供に比べても、食べる量が少ないのかな」
シュークリットが確認するようにエイプリルへ視線を流す。
エイプリルがごきゅっと一瞬喉を鳴らすと、頬をわずかに染めてから首をゆるく振った。
「申し訳ありません。私はヘルヴィル様以外の幼子と関わったことがないので、わかりません」
「俺も関わりがあるなかでの最年少はシュークリット殿下ですね」
「私も自分が一番年下だな」
年上組三人は無言で視線を交わし合った。
ヘルヴィルはチョコレートをもうひとつ食べたいけれど、自分で取ってしまってもいいだろうかとチラチラと皿に視線を向ける。
数秒のあいだ無言だったシュークリットが、二人から目線を外してヘルヴィルに向き直った。
その目はどこか真剣だ。
「ヘルヴィル、これからはなるべくお菓子を持ってくるようにするから、量を食べられるようになろう」
「いやいや、お菓子ばっかりはよくないですよ。今の許容量じゃお菓子食べたらご飯入らなくなるの目に見えてますって」
シュークリットの言葉に返事をする間もなく、カスティが慌てて言い募る。
シュークリットは「そうか……」と真剣な顔のまま顎に手を当てた。
何かを考えるように唇を親指でなぞる仕草がどこか卑猥さを醸し出していた。
「何か栄養のとれるスープでもこまめに飲ませる方がいいのか……」
しかしエイプリルがサッと顔色を悪くして、ブンブンと首を振った。
「それはそれで水分ばかりだとお腹壊してしまうのでは……脱水になって死んでしまうかもしれません!」
「最悪の事態を想定しすぎでしょ」
ひいいと顔をひきつらせるエイプリルに、カスティが冷静に言葉を挟む。
相変わらずネガティブだなあとヘルヴィルはいっそ関心していた。
カスティとエイプリルは座らずに待機なのは、いつものことだ。
「今日は色んな種類のチョコを持って来たんだ」
シュークリットの言葉に、待機していたメイドが長方形の白い皿をテーブルに置いた。
覗き込むと、等間隔にトリュフ型のチョコレートが並んでいる。
すっかりチョコレートにハマッてしまったヘルヴィルにとっては嬉しいお土産だ。
いつもと違って茶色のチョコレートだけでなく、白や赤などのチョコレートも並んでいてヘルヴィルは首を傾げた。
白いのはホワイトチョコレートだろう。
食べたことはないが知っている。
赤はさっぱり味の検討がつかなかった。
「いろ、ちあうねー」
「白いのは一番甘いよ。赤いのはベリー系で、ヘルヴィルには少し酸味があるかもしれないね」
「おぉ」
説明してくれるのを聞きながら、ヘルヴィルは目を輝かせた。
どれも綺麗で美味しそうだ。
「好きなの食べていいよ。どれがいい?」
「んん……しろいの!」
悩んで一番甘いものにした。
ベリー系とやらも迷ったけれど、変わり種っぽいのでまずは普通のものからだ。
シュークリットが白いチョコレートを一粒ひょいとつまんだ。
取ってくれるのを優しいなとヘルヴィルは思う。
ヘルヴィルの腕も指も短いので、座っていると動きが制限されるのだ。
正直、食事もお茶もするのは好きだけれど難しいと感じている。
シュークリットが取ってくれるのなら楽ちんだ。
ヘルヴィルは何のためらいもなく、あーんと口を開けた。
「……」
「……」
何故かチョコレートを持ってシュークリットが動きを止めた。
何故だろう。
早くチョコレートを食べたいとじっと見上げてしまう。
「ヘ、ヘルヴィル様!」
「う?」
何故かエイプリルが慌てたように名前を呼んでオロオロしていた。
ますます意味がわからない。
とりあえず口を開けているのが疲れてきたなと思ったら。
「……っふ」
シュークリットが吐息で笑った。
どこか色づいたような笑い方だ。
そのままやっと白い指先がホワイトチョコレートを口に入れてくれた。
「ほらヘルヴィル」
「んむ」
ぱくりと勢い余って指ごと口に入れてしまった。
再び口を開けようとしたけれど、想像以上に甘いチョコレートに夢中になって指ごともごもごしてしまった。
「くく、くすぐったいよ」
「んむ、ごめんなしゃい」
口を小さく開けて謝罪すれば、子供にしては長い指が引き抜かれる。
「ふふ、いいよ」
すっかりベトベトになった指に、ササッとカスティがハンカチを差し出す。
それで丁寧に指を拭くシュークリットを見ながら、いつもより甘いチョコレートがなくなるまで堪能した。
「おいしい?」
「これしゅき!」
普段のチョコレートよりも甘いけれど、優しい甘さだからくどくない。
たった一粒でヘルヴィルはホワイトチョコレートを気に入った。
「いつものより?」
「むむ……むじゅかしい。まろやか」
眉を小さく寄せて悩む姿に、シュークリットがおかしそうに笑う。
そして今度は赤いチョコレートをつまみ上げた。
「じゃあ次はこっち。ベリー系だよ」
「あー」
ぱかりと口を開ける。
さっきとは違ってすぐにチョコレートは口に入れられた。
今度は指を食べないように、シュークリットが手を引いてから口を閉じる。
もぐもぐすれば、甘酸っぱい味が口内に広がった。
チョコレートの甘さもしっかりあるのに、酸味もある。
「……」
無言でもぐもぐしていると、シュークリットが首を小さく傾げた。
「あれ?苦手だった?」
どうやら無言だから気に入らなかったように見えたらしい。
そうではない。
不思議な味に浸っていただけだ。
しっかり飲み込んでから、ヘルヴィルはふるふると首を振った。
「んーん、おいしー!でもふしぎなあじ」
「不思議……ベリー系食べたことない?そうだな、苺とか」
「……ない?」
なかったような、どうだっただろうかと記憶を掘り起こす。
なかった気がする。
生前の施設でクリスマスだけ小さな苺のショートケーキが出てきたけれど、下の子たちにいつも取られて食べられなかった。
結構家庭に問題ある子を引き取ったりもしていた施設らしく、癇癪持ちなどが多かったから生前のヘルヴィルは巻き込まれるくらいならと言われるままに何でも渡していた。
おかげで日々、不人気のおかずくらいしか口にしていない。
バイト代を貯めて貯金に余裕が出来たら、ケーキ屋で自分の好きなケーキを食べるのが目標であり楽しみだった。
そんなわけで美食大国で生まれ育ったのに、あんまり美味しい食べ物の記憶がない。
ちょっと残念だなとヘルヴィルは思った。
そんなヘルヴィルの脳内などわからないシュークリットが、エイプリルに視線を向ける。
エイプリルは一瞬びくついたあと、一歩前に出た。
「ヘルヴィル様は最近まで食にまったく興味を示さなくて、ほんの少し口にすればいい方だったんです」
そうなのだ。
新生ヘルヴィルになる前のヘルヴィルの記憶に、食事を美味しいとか楽しいとか感じた思い出がまったくない。
実は家族で食事をするようになったのは記憶によれば二歳半からだ。
それまでは一人自室だったらしい。
二歳からしか記憶がないので実質半年しか一人の食事の思い出はないけれど、もしかしたら小さかったから自室だったのではとヘルヴィルは思っている。
エイプリルの説明にカスティがなるほどというように頷いた。
「だから食べる量が少ないんですね。食べなきゃ胃が大きくならない」
「もしかしてヘルヴィルは同じ年の子供に比べても、食べる量が少ないのかな」
シュークリットが確認するようにエイプリルへ視線を流す。
エイプリルがごきゅっと一瞬喉を鳴らすと、頬をわずかに染めてから首をゆるく振った。
「申し訳ありません。私はヘルヴィル様以外の幼子と関わったことがないので、わかりません」
「俺も関わりがあるなかでの最年少はシュークリット殿下ですね」
「私も自分が一番年下だな」
年上組三人は無言で視線を交わし合った。
ヘルヴィルはチョコレートをもうひとつ食べたいけれど、自分で取ってしまってもいいだろうかとチラチラと皿に視線を向ける。
数秒のあいだ無言だったシュークリットが、二人から目線を外してヘルヴィルに向き直った。
その目はどこか真剣だ。
「ヘルヴィル、これからはなるべくお菓子を持ってくるようにするから、量を食べられるようになろう」
「いやいや、お菓子ばっかりはよくないですよ。今の許容量じゃお菓子食べたらご飯入らなくなるの目に見えてますって」
シュークリットの言葉に返事をする間もなく、カスティが慌てて言い募る。
シュークリットは「そうか……」と真剣な顔のまま顎に手を当てた。
何かを考えるように唇を親指でなぞる仕草がどこか卑猥さを醸し出していた。
「何か栄養のとれるスープでもこまめに飲ませる方がいいのか……」
しかしエイプリルがサッと顔色を悪くして、ブンブンと首を振った。
「それはそれで水分ばかりだとお腹壊してしまうのでは……脱水になって死んでしまうかもしれません!」
「最悪の事態を想定しすぎでしょ」
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