134 / 141
8章:時計じかけのレモネード
第4話
しおりを挟む
「あ、堀田さんが来た。これで全員か。なんだか、学校でみんなで集まるのも久しぶりな気がするな」
「文藝部の同人イベントの準備をしていた頃以来だよね~」
「そうそう。そして桜は、あれだけの準備をしたにもかかわらず、自分の作品の入稿を忘れた」
「な…鳴海くんのいじわる」
「ふ…ふふ。そ、そ、そ、そうだったわね…。そ、そう、そういえば、あの時の冊子、ど、ど、どこにいったかな…」
「ふむ。とりあえず、現時点で全員が平常心を保てている事は、悪い事ではない。特に、鳴海、本星崎、俺については、誰も生き残れない事が確定したにもかかわらず、だ」
「普通に登校している限りは、何の変哲もない日常だからな…。まあ、既にいなくなった仲間はいるけれど…僕たちも近いうちに後を追う感じだ」
「鳴海よ。今日の議題は、まさにそこだ。俺たちは今、妙な違和感を抱いている。それも、全員が、だ。この違和感の要因を探る事から始めたい」
「そうよね…。アタシたちが、どうしてあの日、病院に集合していたのか」
「豊橋さんからの電話の後、あたしと鳴海くんもお互いに確認したけれど、わからなかったんだよね…」
「そもそも僕たちは、本当に病院に行ったのか…」
「ね、ね、ね、ねえ…。ゴ、ゴ、ゴダイヴァの、りょ、りょ、領収書が残ってる…」
「あ、そうだったわね…。本星崎さんに建て替えてもらったままだった。ワリカンしないとね」
「そ、そ、そう、そうじゃなくて…。か、か、買った個数…」
「そうか…。人数分で買っていた筈だから、僕たちの頭数よりも数が多ければ、違和感の正体がわかるかもしれない」
「やはり、まずは俺たちの認識を合わせる必要がある。スキル発現からの、当初のメンバーが誰だったか。そのうち、既に死んだメンバーは誰か。そして、ゴダイヴァの数だ」
「ここにいる僕たちは、存在が確定しているメンバーだ。僕、桜、豊橋、本星崎、堀田さんの5人」
「ふむ。では、死んだメンバーを挙げていこう。死んだ順に…国府、常滑、伊奈、神宮前、左京山、上小田井、呼続。このくらいか」
「とこちゃんは死んでないぞ…。厳密には、神宮前も、上小田井くんも、呼続ちゃんもだ」
「鳴海よ。今は、死についての定義を議論する場ではない」
「いや、わかってるよ…。まあ、あとは、有松くんを入れるかどうか、くらいか」
「有松は除いてよかろう。すると、だ。残ったメンバー、死んだメンバーを合わせると、12人か」
「それじゃあ、この中で、先日、病院に足を運んだのは…」
「アタシの記憶では、アタシ、豊橋くん、鳴海くん、桜ちゃん、本星崎さんの5人。つまり、ここにいる5人」
「俺も同じ認識だ」
「あたしも同じ…」
「僕もだ…。本星崎、レシートのゴダイヴァの数はいくつだ?」
「ろ…ろ、ろ、ろ、6個…。わ、わ、わた、私も、5人だと思う。で、で、でも、でも、6個買ってる…」
「やっぱり…何かがおかしい。いくら桜が食いしん坊でも、1人で2個は食べないだろ」
「ちょっ! 鳴海くん! あたし…2個くらい、ペロリと食べられちゃうよ…」
「え? まて、このタイミングで撹乱しないで…」
「じょ…冗談だよ。お話を続けてくれる?」
「調子狂うなあ…。えっと…つまり、僕たちが認識している人数より1つ多く買っている、という事は、僕たちは、やっぱり、誰かをお見舞いに行った筈なんだ。でなければ、理屈が合わない」
「ふむ。問題は、では、俺たちは誰の元を訪れたのか、という事か」
「そんな…アタシたち全員が忘れてしまう事なんて、あるのかしら?」
「とりあえず、もう少し情報が欲しい。みんなでお見舞いに行った、という事が事実なら、僕たち全員の共通の知り合いという事だ。であれば、まず間違いなく、この学校の生徒か、関係者だ。そこから洗っていこう」
「わかったわ…。アタシ、先生にお願いして、全校生徒の名簿を見させてもらうわ。…こういう時、生徒会役員の神宮前さんがいたら…って思ってしまうわね」
「そういえば、神宮前のヤツ、あんな性格で生徒会役員だったんだっけ…」
「鳴海よ。しんみりしている時間はない。俺たちは、それぞれ、自分のスマホ内の連絡先やSNSの繋がり、メッセンジャーなどを確認していくのがよかろう」
「ああ…そうしよう。各々で情報を洗って、何かわかったら、お互いに連絡をとり合おう。もし、僕たちに生き残れる方法があるとしたら、この違和感の1人にかかっている気がするんだ」
「鳴海くん、スマホの中身、どうだった?」
「ダメだ…。SNSの繋がりとか、メッセージとかも色々確認したけれど、手がかりになるような情報はなかった。桜は?」
「あたしも全然」
「桜のスマホは、肝心な時に電源が切れていたりするもんな。ははは」
「ははは、じゃないでしょ。まあ…確かにそうだけどさ~。ねえ鳴海くん、写真とかは? みんなで一緒に写ってる写真があれば、何か思い出せるかもよ?」
「写真も色々と見返して見たんだけどね…。というか、僕はあまり写真を撮る主義じゃないから、見返す写真も多くはないんだけれど」
「あらら。例えば、この前、みんなで海に行った時の写真は?」
「何枚かあるよ。ほら、カキ氷食べてるところとか。あれ? 桜がチョコミントアイス食べてる所、撮っておかなかったっけなあ…」
「探している写真は、あたしが写ってる写真じゃないでしょ」
「う~ん、ないなあ…」
「ねえ、あの時、あたしと鳴海くん、一緒にいたでしょ? ほら、あの、霧の攻撃を受けた時」
「ああ…そうだね。一緒にいた」
「あの時、穴に隠れて助かったのは、あたしと鳴海くんと、呼続ちゃんと本星崎さんの4人だよね?」
「そうだよ。その認識だけど」
「ねえ…あの時、そんなに都合よく、地面に穴があいていたんだっけ…?」
「どういう事?」
「ううん。ちょっと不思議だな~って思ったんだ。霧があたしたちを襲って、逃げて…偶然、地面にあいていた大きな穴に逃げたんだっけ?」
「…そう言われると…。あの穴は、一体なんだったんだ…?」
「ねえ、鳴海くん…。あたしたち、もしかして…今…スキル攻撃を受けているんじゃない…かな…?」
「…今? …攻撃だって? 誰から? 何のために?」
「そんなのわかんないよ…。でも…あたし、怖い…」
「桜は、そのスキル攻撃は、どんなスキルだと思うんだ?」
「あってるかわからないけれど…。『知らない間に、あたしたちの記憶をあやつるスキル』…だったりして…。えへへ」
「僕たちの…記憶をあやつるスキル…だって…?」
「だって…そう考えないと、おかしくない? あたしたちの記憶…なんか凸凹していて、違和感があるもん」
「桜の言いたいことはよく分かる…。人の記憶にまつわるスキルか…。とこちゃんは人の心が読めたし、豊橋は記憶を入れ替える事ができる…。記憶をあやつるスキルの存在ついても、完全に否定はできないな…。でも、記憶を操作されていたとして、証明ができない」
「大切な人の記憶を消されちゃったり…本当はこの世に存在すらしていないのに、まるで大切な人だったかのように記憶を書き加えられたり…」
「お…おい…怖いことを言うなよ…」
「ご、ごめんごめん。ちょっと、妄想しちゃっただけ」
「とにかく、みんなの調査結果を待とう。情報が集まってからだよ。仮説を立てて検証していくのは」
「あれ? ねえ、鳴海くん。スマホ鳴ってない?」
「僕の? …あ、本当だ。桜は、いつも、よくわかるよな。マナーモードでポケットに入ってたのに」
「電話?」
「いや、メッセージだよ。またザンギエフからの電話かと思って、ちょっと焦ったよ…。豊橋からかな。何かわかったんだろうか」
「豊橋さん? なにか、わかったって?」
「…いや…。これは、左京山さんからだ…。しかも…2通」
「え…? 左京山さんから…? 左京山さん、死んじゃったのに、未来からのメッセージが届くの?」
「そうじゃない。これは、過去から未来に送られたメッセージだよ」
「過去から未来…?」
「どうやら、左京山さんのスキルでは、過去だけじゃなくって、未来にもメッセージを送れるみたいなんだ」
「そうだったんだ…。知らなかったな。それで? なんて書いてあるの?」
「ええっと…。1通目は…。短いな。ああ……そうか…。そうか…。くそっ…」
「……なに? 悲しいことが書いてあるの?」
「そうじゃない。僕を気遣って書かれたメッセージだ。…死ぬ間際に…僕の事なんか、気にする必要ないのにな…」
「教えて? なんて書いてあるの?」
「あ…ごめんごめん。いや…。ほら、あの花火大会の日、僕、本当は行くべきかどうか迷った、って話をしたろ?」
「あ~…。うん。あの、左京山さんからの、ちょっと不思議なメッセージの事だよね」
「そうそう。多分、左京山さん、悪意の第三者が左京山さんのスマホを使って、あれを送った、あるいは送ろうとした事を知っていたんだと思う」
「そうなんだ…」
「はは…。こう書いてあるよ『…桜との花火大会は楽しかった? あんたと桜が楽しくて、そして死ぬのが私1人だけなら、あんたは花火大会に来たことを後悔しないで』」
「左京山さん…。ふえぇぇ…」
「さ、桜、泣くのはまだ早い。もう1通あるんだから」
「そ…そっだね。もう1通には、なんて書いてあるの?」
「えっと……。なんだ…これは……?」
「文藝部の同人イベントの準備をしていた頃以来だよね~」
「そうそう。そして桜は、あれだけの準備をしたにもかかわらず、自分の作品の入稿を忘れた」
「な…鳴海くんのいじわる」
「ふ…ふふ。そ、そ、そ、そうだったわね…。そ、そう、そういえば、あの時の冊子、ど、ど、どこにいったかな…」
「ふむ。とりあえず、現時点で全員が平常心を保てている事は、悪い事ではない。特に、鳴海、本星崎、俺については、誰も生き残れない事が確定したにもかかわらず、だ」
「普通に登校している限りは、何の変哲もない日常だからな…。まあ、既にいなくなった仲間はいるけれど…僕たちも近いうちに後を追う感じだ」
「鳴海よ。今日の議題は、まさにそこだ。俺たちは今、妙な違和感を抱いている。それも、全員が、だ。この違和感の要因を探る事から始めたい」
「そうよね…。アタシたちが、どうしてあの日、病院に集合していたのか」
「豊橋さんからの電話の後、あたしと鳴海くんもお互いに確認したけれど、わからなかったんだよね…」
「そもそも僕たちは、本当に病院に行ったのか…」
「ね、ね、ね、ねえ…。ゴ、ゴ、ゴダイヴァの、りょ、りょ、領収書が残ってる…」
「あ、そうだったわね…。本星崎さんに建て替えてもらったままだった。ワリカンしないとね」
「そ、そ、そう、そうじゃなくて…。か、か、買った個数…」
「そうか…。人数分で買っていた筈だから、僕たちの頭数よりも数が多ければ、違和感の正体がわかるかもしれない」
「やはり、まずは俺たちの認識を合わせる必要がある。スキル発現からの、当初のメンバーが誰だったか。そのうち、既に死んだメンバーは誰か。そして、ゴダイヴァの数だ」
「ここにいる僕たちは、存在が確定しているメンバーだ。僕、桜、豊橋、本星崎、堀田さんの5人」
「ふむ。では、死んだメンバーを挙げていこう。死んだ順に…国府、常滑、伊奈、神宮前、左京山、上小田井、呼続。このくらいか」
「とこちゃんは死んでないぞ…。厳密には、神宮前も、上小田井くんも、呼続ちゃんもだ」
「鳴海よ。今は、死についての定義を議論する場ではない」
「いや、わかってるよ…。まあ、あとは、有松くんを入れるかどうか、くらいか」
「有松は除いてよかろう。すると、だ。残ったメンバー、死んだメンバーを合わせると、12人か」
「それじゃあ、この中で、先日、病院に足を運んだのは…」
「アタシの記憶では、アタシ、豊橋くん、鳴海くん、桜ちゃん、本星崎さんの5人。つまり、ここにいる5人」
「俺も同じ認識だ」
「あたしも同じ…」
「僕もだ…。本星崎、レシートのゴダイヴァの数はいくつだ?」
「ろ…ろ、ろ、ろ、6個…。わ、わ、わた、私も、5人だと思う。で、で、でも、でも、6個買ってる…」
「やっぱり…何かがおかしい。いくら桜が食いしん坊でも、1人で2個は食べないだろ」
「ちょっ! 鳴海くん! あたし…2個くらい、ペロリと食べられちゃうよ…」
「え? まて、このタイミングで撹乱しないで…」
「じょ…冗談だよ。お話を続けてくれる?」
「調子狂うなあ…。えっと…つまり、僕たちが認識している人数より1つ多く買っている、という事は、僕たちは、やっぱり、誰かをお見舞いに行った筈なんだ。でなければ、理屈が合わない」
「ふむ。問題は、では、俺たちは誰の元を訪れたのか、という事か」
「そんな…アタシたち全員が忘れてしまう事なんて、あるのかしら?」
「とりあえず、もう少し情報が欲しい。みんなでお見舞いに行った、という事が事実なら、僕たち全員の共通の知り合いという事だ。であれば、まず間違いなく、この学校の生徒か、関係者だ。そこから洗っていこう」
「わかったわ…。アタシ、先生にお願いして、全校生徒の名簿を見させてもらうわ。…こういう時、生徒会役員の神宮前さんがいたら…って思ってしまうわね」
「そういえば、神宮前のヤツ、あんな性格で生徒会役員だったんだっけ…」
「鳴海よ。しんみりしている時間はない。俺たちは、それぞれ、自分のスマホ内の連絡先やSNSの繋がり、メッセンジャーなどを確認していくのがよかろう」
「ああ…そうしよう。各々で情報を洗って、何かわかったら、お互いに連絡をとり合おう。もし、僕たちに生き残れる方法があるとしたら、この違和感の1人にかかっている気がするんだ」
「鳴海くん、スマホの中身、どうだった?」
「ダメだ…。SNSの繋がりとか、メッセージとかも色々確認したけれど、手がかりになるような情報はなかった。桜は?」
「あたしも全然」
「桜のスマホは、肝心な時に電源が切れていたりするもんな。ははは」
「ははは、じゃないでしょ。まあ…確かにそうだけどさ~。ねえ鳴海くん、写真とかは? みんなで一緒に写ってる写真があれば、何か思い出せるかもよ?」
「写真も色々と見返して見たんだけどね…。というか、僕はあまり写真を撮る主義じゃないから、見返す写真も多くはないんだけれど」
「あらら。例えば、この前、みんなで海に行った時の写真は?」
「何枚かあるよ。ほら、カキ氷食べてるところとか。あれ? 桜がチョコミントアイス食べてる所、撮っておかなかったっけなあ…」
「探している写真は、あたしが写ってる写真じゃないでしょ」
「う~ん、ないなあ…」
「ねえ、あの時、あたしと鳴海くん、一緒にいたでしょ? ほら、あの、霧の攻撃を受けた時」
「ああ…そうだね。一緒にいた」
「あの時、穴に隠れて助かったのは、あたしと鳴海くんと、呼続ちゃんと本星崎さんの4人だよね?」
「そうだよ。その認識だけど」
「ねえ…あの時、そんなに都合よく、地面に穴があいていたんだっけ…?」
「どういう事?」
「ううん。ちょっと不思議だな~って思ったんだ。霧があたしたちを襲って、逃げて…偶然、地面にあいていた大きな穴に逃げたんだっけ?」
「…そう言われると…。あの穴は、一体なんだったんだ…?」
「ねえ、鳴海くん…。あたしたち、もしかして…今…スキル攻撃を受けているんじゃない…かな…?」
「…今? …攻撃だって? 誰から? 何のために?」
「そんなのわかんないよ…。でも…あたし、怖い…」
「桜は、そのスキル攻撃は、どんなスキルだと思うんだ?」
「あってるかわからないけれど…。『知らない間に、あたしたちの記憶をあやつるスキル』…だったりして…。えへへ」
「僕たちの…記憶をあやつるスキル…だって…?」
「だって…そう考えないと、おかしくない? あたしたちの記憶…なんか凸凹していて、違和感があるもん」
「桜の言いたいことはよく分かる…。人の記憶にまつわるスキルか…。とこちゃんは人の心が読めたし、豊橋は記憶を入れ替える事ができる…。記憶をあやつるスキルの存在ついても、完全に否定はできないな…。でも、記憶を操作されていたとして、証明ができない」
「大切な人の記憶を消されちゃったり…本当はこの世に存在すらしていないのに、まるで大切な人だったかのように記憶を書き加えられたり…」
「お…おい…怖いことを言うなよ…」
「ご、ごめんごめん。ちょっと、妄想しちゃっただけ」
「とにかく、みんなの調査結果を待とう。情報が集まってからだよ。仮説を立てて検証していくのは」
「あれ? ねえ、鳴海くん。スマホ鳴ってない?」
「僕の? …あ、本当だ。桜は、いつも、よくわかるよな。マナーモードでポケットに入ってたのに」
「電話?」
「いや、メッセージだよ。またザンギエフからの電話かと思って、ちょっと焦ったよ…。豊橋からかな。何かわかったんだろうか」
「豊橋さん? なにか、わかったって?」
「…いや…。これは、左京山さんからだ…。しかも…2通」
「え…? 左京山さんから…? 左京山さん、死んじゃったのに、未来からのメッセージが届くの?」
「そうじゃない。これは、過去から未来に送られたメッセージだよ」
「過去から未来…?」
「どうやら、左京山さんのスキルでは、過去だけじゃなくって、未来にもメッセージを送れるみたいなんだ」
「そうだったんだ…。知らなかったな。それで? なんて書いてあるの?」
「ええっと…。1通目は…。短いな。ああ……そうか…。そうか…。くそっ…」
「……なに? 悲しいことが書いてあるの?」
「そうじゃない。僕を気遣って書かれたメッセージだ。…死ぬ間際に…僕の事なんか、気にする必要ないのにな…」
「教えて? なんて書いてあるの?」
「あ…ごめんごめん。いや…。ほら、あの花火大会の日、僕、本当は行くべきかどうか迷った、って話をしたろ?」
「あ~…。うん。あの、左京山さんからの、ちょっと不思議なメッセージの事だよね」
「そうそう。多分、左京山さん、悪意の第三者が左京山さんのスマホを使って、あれを送った、あるいは送ろうとした事を知っていたんだと思う」
「そうなんだ…」
「はは…。こう書いてあるよ『…桜との花火大会は楽しかった? あんたと桜が楽しくて、そして死ぬのが私1人だけなら、あんたは花火大会に来たことを後悔しないで』」
「左京山さん…。ふえぇぇ…」
「さ、桜、泣くのはまだ早い。もう1通あるんだから」
「そ…そっだね。もう1通には、なんて書いてあるの?」
「えっと……。なんだ…これは……?」
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
【完結】かつて憧れた陰キャ美少女が、陽キャ美少女になって転校してきた。
エース皇命
青春
高校でボッチ陰キャを極めているカズは、中学の頃、ある陰キャ少女に憧れていた。実は元々陽キャだったカズは、陰キャ少女の清衣(すい)の持つ、独特な雰囲気とボッチを楽しんでいる様子に感銘を受け、高校で陰キャデビューすることを決意したのだった。
そして高校2年の春。ひとりの美少女転校生がやってきた。
最初は雰囲気が違いすぎてわからなかったが、自己紹介でなんとその美少女は清衣であるということに気づく。
陽キャから陰キャになった主人公カズと、陰キャから陽キャになった清衣。
以前とはまったく違うキャラになってしまった2人の間に、どんなラブコメが待っているのだろうか。
※小説家になろう、カクヨムでも公開しています。
※表紙にはAI生成画像を使用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
フラレたばかりのダメヒロインを応援したら修羅場が発生してしまった件
遊馬友仁
青春
校内ぼっちの立花宗重は、クラス委員の上坂部葉月が幼馴染にフラれる場面を目撃してしまう。さらに、葉月の恋敵である転校生・名和リッカの思惑を知った宗重は、葉月に想いを諦めるな、と助言し、叔母のワカ姉やクラスメートの大島睦月たちの協力を得ながら、葉月と幼馴染との仲を取りもつべく行動しはじめる。
一方、宗重と葉月の行動に気付いたリッカは、「私から彼を奪えるもの奪ってみれば?」と、挑発してきた!
宗重の前では、態度を豹変させる転校生の真意は、はたして―――!?
※本作は、2024年に投稿した『負けヒロインに花束を』を大幅にリニューアルした作品です。
【完結】イケメンが邪魔して本命に告白できません
竹柏凪紗
青春
高校の入学式、芸能コースに通うアイドルでイケメンの如月風磨が普通科で目立たない最上碧衣の教室にやってきた。女子たちがキャーキャー騒ぐなか、風磨は碧衣の肩を抱き寄せ「お前、今日から俺の女な」と宣言する。その真意とウソつきたちによって複雑になっていく2人の結末とは──
【完結】メインヒロインとの恋愛フラグを全部ブチ壊した俺、サブヒロインと付き合うことにする
エース皇命
青春
《将来ヤンデレになるメインヒロインより、サブヒロインの方が良くね?》
16歳で自分が前世にハマっていた学園ドラマの主人公の人生を送っていることに気付いた風野白狼。しかしそこで、今ちょうどいい感じのメインヒロインが付き合ったらヤンデレであることを思い出す。
告白されて付き合うのは2か月後。
それまでに起こる体育祭イベント、文化祭イベントでの恋愛フラグを全てぶち壊し、3人の脈ありサブヒロインと付き合うために攻略を始めていく。
3人のサブヒロインもまた曲者揃い。
猫系ふわふわガールの火波 猫音子に、ツンデレ義姉の風野 犬織、アニオタボーイッシュガールの空賀 栗涼。
この3人の中から、最終的に誰を選び、付き合うことになるのか。てかそもそも彼女たちを落とせるのか!?
もちろん、メインヒロインも黙ってはいない!
5人の癖強キャラたちが爆走する、イレギュラーなラブコメ、ここに誕生!
※カクヨム、小説家になろうでも連載中!
先輩から恋人のふりをして欲しいと頼まれた件 ~明らかにふりではないけど毎日が最高に楽しい~
桜井正宗
青春
“恋人のふり”をして欲しい。
高校二年の愁(しゅう)は、先輩の『柚』からそう頼まれた。
見知らずの後輩である自分になぜと思った。
でも、ふりならいいかと快諾する。
すると、明らかに恋人のような毎日が始まっていった。
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる