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あとがき
あとがき
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最後まで読んでくださってありがとうございました。
この物語は「人の死は、誰によって、どう定義されるのか」というテーマのお話でした。
死ぬとはどういう事なのか。
物理的な死(国府、伊奈)、精神の死(常滑)、第三者にとっての死(神宮前)、相対的な死(本星崎の姉)、可逆的な死(左京山)、確率論的な死(上小田井、呼続)、実在の死(ゴブリン、本星崎、豊橋)など、多くの死の形態を、SFの文脈において、できるだけ物理的に説明をつけながら描いてきました。桜ちゃんに至っては、一番最初に死んでいたにもかかわらず、最も生き生きと動き回っていたりするわけです。
当初は12章構成で考えており、50万字程度まで行くことを覚悟していました。その当初から比較すると、全てを描けたわけではありませんし、途中で設定が変わってしまった部分もありますが、物語全体のテーマとしては、書きたい事は書けたと思っております。
ちなみに、各章のタイトルですが、全て有名SF作品のアナグラムになっています。
0章「衛星からの物体X」→「遊星からの物体X」(SFホラー映画)
1章「スは『スキル』のス」→「スは『スペース(宇宙)』のス」(レイ・ブラッドベリの作品)
2章「時を賭ける少女」→「時をかける少女」(筒井康隆の作品)
3章「幼年期で終り」→「幼年期の終り」(アーサー・C・クラークの作品)
4章「仮死451」→「華氏451」(レイ・ブラッドベリの作品)
5章「ある少女に花束を」→「アルジャーノンに花束を」(ダニエル・キイスの作品)
6章「失われた夏への扉を求めて」
→「失われた時を求めて」(プルーストの作品)と「夏への扉」(ロバート・A・ハインラインの作品)
7章「ラプラスの悪魔はシュレーディンガーの猫の夢を見るか」→「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」(フィリップ・K・ディックの作品)
8章「時計じかけのレモネード」→「時計じかけのオレンジ」(キューブリックの映画作品)
最終章「さよなら僕の桜」→「さよなら僕の夏」(レイ・ブラッドベリの作品)
そして、気づかれた方もいらっしゃるかもしれませんが、あえて回収していない伏線がいくつか存在します(有松のスキルとか、左京山がどうやってスキル発現したのか、ゴブリンはなぜ生き残れなかったのか、とか)。このあたりは、いずれ続編として書くかもしれませんし、書かないかもしれません。
そうそう。桜ちゃんが、最初から最後までずっと幻覚だったという伏線は、物語の最初から、ところどころに散りばめられています。なので、途中で気づいた方もいるのではないかと思いますが、お時間あれば是非、もう一度最初から読み直してみてください。「あ~、そうか、ここがこうなっているのは、桜ちゃんが実在しないからなのか」と気づくところが、沢山あると思いますよ。また、気づかれたかと思いますが、各章の始めに「仮説」がありますが、この仮説や、冒頭の「命題」は、全て堀田さんが、そのスキルを使って、読者であるアナタに向けて語りかけている言葉です。読み返して見てくださいね。
もしよろしければ、Twitterでもなんでも、一言で結構ですので、何かしら感想を発信して頂けますと、とても嬉しいです。
ここまでお付き合い頂き、本当に本当にありがとうございました。
また、別の作品で、お会いしましょう。
2022年8月30日
この物語は「人の死は、誰によって、どう定義されるのか」というテーマのお話でした。
死ぬとはどういう事なのか。
物理的な死(国府、伊奈)、精神の死(常滑)、第三者にとっての死(神宮前)、相対的な死(本星崎の姉)、可逆的な死(左京山)、確率論的な死(上小田井、呼続)、実在の死(ゴブリン、本星崎、豊橋)など、多くの死の形態を、SFの文脈において、できるだけ物理的に説明をつけながら描いてきました。桜ちゃんに至っては、一番最初に死んでいたにもかかわらず、最も生き生きと動き回っていたりするわけです。
当初は12章構成で考えており、50万字程度まで行くことを覚悟していました。その当初から比較すると、全てを描けたわけではありませんし、途中で設定が変わってしまった部分もありますが、物語全体のテーマとしては、書きたい事は書けたと思っております。
ちなみに、各章のタイトルですが、全て有名SF作品のアナグラムになっています。
0章「衛星からの物体X」→「遊星からの物体X」(SFホラー映画)
1章「スは『スキル』のス」→「スは『スペース(宇宙)』のス」(レイ・ブラッドベリの作品)
2章「時を賭ける少女」→「時をかける少女」(筒井康隆の作品)
3章「幼年期で終り」→「幼年期の終り」(アーサー・C・クラークの作品)
4章「仮死451」→「華氏451」(レイ・ブラッドベリの作品)
5章「ある少女に花束を」→「アルジャーノンに花束を」(ダニエル・キイスの作品)
6章「失われた夏への扉を求めて」
→「失われた時を求めて」(プルーストの作品)と「夏への扉」(ロバート・A・ハインラインの作品)
7章「ラプラスの悪魔はシュレーディンガーの猫の夢を見るか」→「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」(フィリップ・K・ディックの作品)
8章「時計じかけのレモネード」→「時計じかけのオレンジ」(キューブリックの映画作品)
最終章「さよなら僕の桜」→「さよなら僕の夏」(レイ・ブラッドベリの作品)
そして、気づかれた方もいらっしゃるかもしれませんが、あえて回収していない伏線がいくつか存在します(有松のスキルとか、左京山がどうやってスキル発現したのか、ゴブリンはなぜ生き残れなかったのか、とか)。このあたりは、いずれ続編として書くかもしれませんし、書かないかもしれません。
そうそう。桜ちゃんが、最初から最後までずっと幻覚だったという伏線は、物語の最初から、ところどころに散りばめられています。なので、途中で気づいた方もいるのではないかと思いますが、お時間あれば是非、もう一度最初から読み直してみてください。「あ~、そうか、ここがこうなっているのは、桜ちゃんが実在しないからなのか」と気づくところが、沢山あると思いますよ。また、気づかれたかと思いますが、各章の始めに「仮説」がありますが、この仮説や、冒頭の「命題」は、全て堀田さんが、そのスキルを使って、読者であるアナタに向けて語りかけている言葉です。読み返して見てくださいね。
もしよろしければ、Twitterでもなんでも、一言で結構ですので、何かしら感想を発信して頂けますと、とても嬉しいです。
ここまでお付き合い頂き、本当に本当にありがとうございました。
また、別の作品で、お会いしましょう。
2022年8月30日
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