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幼少期
Ⅳ.模擬戦
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私は兄に連れられ、騎士学生の模擬戦を行う場に来ています。
一般校の生徒なのでしょうか?
周りには貴族の令嬢が多くいます。
みなさん、お目当の人がいるらしく声をかけて手を振っている人も居ます。
「ひとがおおいでしゅね」
「騎士ってモテるみたいだよ」
何となく分かる。
鍛え上げられた筋肉は芸術と言っていいぐらい美しいし、騎士は基本的に紳士だし。
まぁ、平民が混ざっているので粗野な方もいらっしゃいますが、そういう方は貴族の殿方には絶対に居ないので新鮮でモテるらしい。
所謂、危険な男というのはどの世界、どの時代、身分に関わらず女性にモテるのだ。
何故だろう?
妖しげな色気みたいなのがあるのかな?
「あら?そちらにいらっしゃるのは」
嬉しそうに頬を染めて近づいて来た女性が居た。
その女性の言葉に反応するかのように他の女性も競ってこちらに近づいて来る。
何故でしょう?
「やっぱり。ギル様ではありませんか。
ごきげんよう」
「まぁ、ギル様もいらしてたのですね」
「もしや、デューク様の応援でいらっしゃいますか?」
「相も変わらず仲がよろしいですわね」
「羨ましいですわ」
成る程!
みなさんはお兄様が目当なんですね。
当然ですよね。
私のお兄様は公爵家の嫡男ですし、格好良いし、文武両道。
文句なしですもんね。
それにしても声をかけて来るのはさすがに年下はいませんが、同い年かそれ以上でも私の前世の世界では小学校六年生の子になるのに今から男に色目を使うなんて恐ろしい:(;゙゚'ω゚'):
やはり、幼い時から婚約をしていたり、大人社会に入っていたりするとこんなませた子になるんでしょうね。
それにしてもお兄様、先程からみなさんが熱心に話しかけているというのに無視ですか?
少しぐらい何か返してあげてもいいと思うよ。
まぁ、あんなあからさまに媚を売りに来られてウザいのは分かるけど。
だからって私が彼女達とお兄様の間を取り持つようなことはしません。
だって、女性って面倒だし、要らぬ世話を焼いて変なことに巻き込まれたり、飛び火で火傷とか御免被りたいので。
それに何よりも彼女達にそんな義理はないので。
お兄様の肩書きで近づく女に遠慮も気遣いも要らないでしょう。
何よりも肩書きしか目に入らない女性に優しくしてあげる必要性は感じません。
お兄様の奥方になられる方は私の儀姉になるのでやはり上手くやれる方がいいです。
媚を売る女とは仲良くなれない自信があります。
そういうことで私は目の前の模擬戦に集中することにしました。
おっ!
ちょうど前の人が終わってデュークが出て来た。
「デュークっ!かんばれーっ!!」
私がそう叫ぶとピクンとデュークのキュートな黒猫と同じ形の耳が動いた。
デュークは私の方を見て片手を上げた。
それだけで何故か周りから黄色い歓声が。
デュークもどうやらお兄様と同じくオモテになるようです。
確かにデュークも見た目が良いですしね。
それに亜人特有で高身長ですし。
モテないはずがないのですが、何故でしょう?
イラっとしますね。
「ねぇ、あなたはどこの子かしら?
随分、お小さいようですけど」
令嬢の嗜みとして持っている扇子で口元を隠しながら見下すように一人の令嬢が声をかけて来た。
どうやら兄の陰で隠れて、あるいは兄に夢中になり過ぎて見えなかった私が先程デュークの応援の為に声を上げたことで私の存在に気づいた模様。
「何故、部外者がここに?
まさか生徒ではないですわよね」
「先程、デューク様の応援をしてらしたけど、親しいのかしら?」
彼女達は私の存在に不満があるようだ。
私が兄の隣にいるのが不満なのか、デュークと親しそうだから不満なのか。
恐らく両方だろう。
ミーハーだな。一番面倒なタイプだ。
(世のミーハーの人、ごめんない。
ちょっと暴言吐きました。)
「私の妹だけど、それがどうかしたの?
ここの見学なら特別に許可を貰っているから何も問題はないよ」
ずっと無視をしていた兄が初めて令嬢達にめをむけ、口を開きました。
ただし、家で見せる親しみやすは微塵もありません。
わー、お兄様怖い。
何てちょっと他人事みたいに思っていますが、私に非はないので助けませんよ。
「ギ、ギル様の妹君でしたの」
令嬢達は慌てふためきながら愛想笑いを私に向けた。
「ど、どうりで美しいはずですわ」
いや、急にそんな方向転換してもむりがあるでしょう。
「レイラは世界一の美女だからね」
やめてー。
そんな目の前に咲く花の美しさ全てを否定するような言葉。
確かに私はナルシストではないけれど、前世の記憶があるのでレイラが絶世の美女だってら私も分かっているよ。
でも、そんなこと人前で言わないで。
「ええ、ええ、本当に美しいですわ」
「私達など足元にも及びませんわね」
私を褒めることが兄のご機嫌とりに直結すると勘付いた令嬢達は捲し立てるように私を褒める。
もう、どうしようもないので私はデュークの戦いを見ることに集中した。
そうすることで雑音を遮断したかったのだ。
他人のご機嫌とりの為に投げられる賛辞など不愉快なだけだ。
「デューク、しゅごーい。
カッコイイ💕」
デュークは伯父のお眼鏡に適うだけあってやはり強い。
相手のと戦いは一分にも満たずに終わった。
私が再び声をかけるとデュークは笑顔で私に手を振った。
そして、周りからまた黄色い歓声が巻き起こる。
本当にうるさい💢
聞いているだけでイライラする。
デュークはあんた達じゃなくて、私に向かって手を振ったんだからね。
あの笑顔だって私に向けたの❗️って何故が大声で喚きたくなる気分だ。
模擬戦は勝ち抜き戦だ。
デュークは順調に勝ち進んでいき、相手によっては一撃で終わらせることもあった。
「デューク、しゅごいね」
「・・・・」
私がデュークを褒めると兄は笑顔なのだが、何故か無言だ。
「どこいくにょ?」
そして、兄は何故か私を抱き上げてスタスタと歩き出した。
もう帰るのだろうか?
「まだ、デュークのたたかい、おわってにゃいよ」
兄からの返答はない。
そして・・・・・
「何でっお前が出てくるんだよっ!
お前、関係ないじゃんっ!」
本当に何でだろう💧
何故か兄が途中参加して準決勝の相手を余裕で倒し、デュークと戦うことになった。
「私はレイラのお兄ちゃんだからね」
あっ!
「意味が分からん」
ごめん、分かっちゃった。
私が迂闊にデュークを褒めたから焼いちゃったんだね。
それはもう、コンガリと。
カリカリに。
「くっそぉ」
地面に両膝をつき、耳と尻尾を垂らすデューク。
そして、私に褒めて、褒めてーと言わんばかりに嬉しそうな笑顔を向ける兄。
そして兄に向けられる令嬢達の賛辞と黄色い歓声。
ここまで読めばもうお分かりだろう。
かなりの白熱した戦いではあった。
けれど、結果としてデュークは私のお兄様に負けてしまったのだ。
兄よ、文官にその強さは必要なのか?
いっそう、宰相を目指すよりも騎士を目指した方がいいのでは?
まぁ、言っても詮無いことかもしれないが。
取り敢えず、ゴメンね、デューク。
一般校の生徒なのでしょうか?
周りには貴族の令嬢が多くいます。
みなさん、お目当の人がいるらしく声をかけて手を振っている人も居ます。
「ひとがおおいでしゅね」
「騎士ってモテるみたいだよ」
何となく分かる。
鍛え上げられた筋肉は芸術と言っていいぐらい美しいし、騎士は基本的に紳士だし。
まぁ、平民が混ざっているので粗野な方もいらっしゃいますが、そういう方は貴族の殿方には絶対に居ないので新鮮でモテるらしい。
所謂、危険な男というのはどの世界、どの時代、身分に関わらず女性にモテるのだ。
何故だろう?
妖しげな色気みたいなのがあるのかな?
「あら?そちらにいらっしゃるのは」
嬉しそうに頬を染めて近づいて来た女性が居た。
その女性の言葉に反応するかのように他の女性も競ってこちらに近づいて来る。
何故でしょう?
「やっぱり。ギル様ではありませんか。
ごきげんよう」
「まぁ、ギル様もいらしてたのですね」
「もしや、デューク様の応援でいらっしゃいますか?」
「相も変わらず仲がよろしいですわね」
「羨ましいですわ」
成る程!
みなさんはお兄様が目当なんですね。
当然ですよね。
私のお兄様は公爵家の嫡男ですし、格好良いし、文武両道。
文句なしですもんね。
それにしても声をかけて来るのはさすがに年下はいませんが、同い年かそれ以上でも私の前世の世界では小学校六年生の子になるのに今から男に色目を使うなんて恐ろしい:(;゙゚'ω゚'):
やはり、幼い時から婚約をしていたり、大人社会に入っていたりするとこんなませた子になるんでしょうね。
それにしてもお兄様、先程からみなさんが熱心に話しかけているというのに無視ですか?
少しぐらい何か返してあげてもいいと思うよ。
まぁ、あんなあからさまに媚を売りに来られてウザいのは分かるけど。
だからって私が彼女達とお兄様の間を取り持つようなことはしません。
だって、女性って面倒だし、要らぬ世話を焼いて変なことに巻き込まれたり、飛び火で火傷とか御免被りたいので。
それに何よりも彼女達にそんな義理はないので。
お兄様の肩書きで近づく女に遠慮も気遣いも要らないでしょう。
何よりも肩書きしか目に入らない女性に優しくしてあげる必要性は感じません。
お兄様の奥方になられる方は私の儀姉になるのでやはり上手くやれる方がいいです。
媚を売る女とは仲良くなれない自信があります。
そういうことで私は目の前の模擬戦に集中することにしました。
おっ!
ちょうど前の人が終わってデュークが出て来た。
「デュークっ!かんばれーっ!!」
私がそう叫ぶとピクンとデュークのキュートな黒猫と同じ形の耳が動いた。
デュークは私の方を見て片手を上げた。
それだけで何故か周りから黄色い歓声が。
デュークもどうやらお兄様と同じくオモテになるようです。
確かにデュークも見た目が良いですしね。
それに亜人特有で高身長ですし。
モテないはずがないのですが、何故でしょう?
イラっとしますね。
「ねぇ、あなたはどこの子かしら?
随分、お小さいようですけど」
令嬢の嗜みとして持っている扇子で口元を隠しながら見下すように一人の令嬢が声をかけて来た。
どうやら兄の陰で隠れて、あるいは兄に夢中になり過ぎて見えなかった私が先程デュークの応援の為に声を上げたことで私の存在に気づいた模様。
「何故、部外者がここに?
まさか生徒ではないですわよね」
「先程、デューク様の応援をしてらしたけど、親しいのかしら?」
彼女達は私の存在に不満があるようだ。
私が兄の隣にいるのが不満なのか、デュークと親しそうだから不満なのか。
恐らく両方だろう。
ミーハーだな。一番面倒なタイプだ。
(世のミーハーの人、ごめんない。
ちょっと暴言吐きました。)
「私の妹だけど、それがどうかしたの?
ここの見学なら特別に許可を貰っているから何も問題はないよ」
ずっと無視をしていた兄が初めて令嬢達にめをむけ、口を開きました。
ただし、家で見せる親しみやすは微塵もありません。
わー、お兄様怖い。
何てちょっと他人事みたいに思っていますが、私に非はないので助けませんよ。
「ギ、ギル様の妹君でしたの」
令嬢達は慌てふためきながら愛想笑いを私に向けた。
「ど、どうりで美しいはずですわ」
いや、急にそんな方向転換してもむりがあるでしょう。
「レイラは世界一の美女だからね」
やめてー。
そんな目の前に咲く花の美しさ全てを否定するような言葉。
確かに私はナルシストではないけれど、前世の記憶があるのでレイラが絶世の美女だってら私も分かっているよ。
でも、そんなこと人前で言わないで。
「ええ、ええ、本当に美しいですわ」
「私達など足元にも及びませんわね」
私を褒めることが兄のご機嫌とりに直結すると勘付いた令嬢達は捲し立てるように私を褒める。
もう、どうしようもないので私はデュークの戦いを見ることに集中した。
そうすることで雑音を遮断したかったのだ。
他人のご機嫌とりの為に投げられる賛辞など不愉快なだけだ。
「デューク、しゅごーい。
カッコイイ💕」
デュークは伯父のお眼鏡に適うだけあってやはり強い。
相手のと戦いは一分にも満たずに終わった。
私が再び声をかけるとデュークは笑顔で私に手を振った。
そして、周りからまた黄色い歓声が巻き起こる。
本当にうるさい💢
聞いているだけでイライラする。
デュークはあんた達じゃなくて、私に向かって手を振ったんだからね。
あの笑顔だって私に向けたの❗️って何故が大声で喚きたくなる気分だ。
模擬戦は勝ち抜き戦だ。
デュークは順調に勝ち進んでいき、相手によっては一撃で終わらせることもあった。
「デューク、しゅごいね」
「・・・・」
私がデュークを褒めると兄は笑顔なのだが、何故か無言だ。
「どこいくにょ?」
そして、兄は何故か私を抱き上げてスタスタと歩き出した。
もう帰るのだろうか?
「まだ、デュークのたたかい、おわってにゃいよ」
兄からの返答はない。
そして・・・・・
「何でっお前が出てくるんだよっ!
お前、関係ないじゃんっ!」
本当に何でだろう💧
何故か兄が途中参加して準決勝の相手を余裕で倒し、デュークと戦うことになった。
「私はレイラのお兄ちゃんだからね」
あっ!
「意味が分からん」
ごめん、分かっちゃった。
私が迂闊にデュークを褒めたから焼いちゃったんだね。
それはもう、コンガリと。
カリカリに。
「くっそぉ」
地面に両膝をつき、耳と尻尾を垂らすデューク。
そして、私に褒めて、褒めてーと言わんばかりに嬉しそうな笑顔を向ける兄。
そして兄に向けられる令嬢達の賛辞と黄色い歓声。
ここまで読めばもうお分かりだろう。
かなりの白熱した戦いではあった。
けれど、結果としてデュークは私のお兄様に負けてしまったのだ。
兄よ、文官にその強さは必要なのか?
いっそう、宰相を目指すよりも騎士を目指した方がいいのでは?
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取り敢えず、ゴメンね、デューク。
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