親友面した女の巻き添えで死に、転生先は親友?が希望した乙女ゲーム世界!?転生してまでヒロイン(お前)の親友なんかやってられるかっ!!

音無砂月

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第3章ゲーム開始?時期じゃないでしょう

第61話 それぞれの選択の結果

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アイルが持っていた石は研究の結果、魔物を狂わせることが分かった。これならプチスタンピードを起こすことは可能だと専門家は説明。
今回、本来のスタンピードよりも収束が早かったこと、被害が少なかったことはここにある。
この件も含め、メロディのことで借りがあるモーガン侯爵始め、私との取引で借金を返済したアディソン子爵の働き、何よりも亡くなった騎士の家族や校外学習に参加した子息令嬢の親によって陛下の退位とアイルの幽閉が決まった。
校外学習にカーディルが参加していたことも大きい。
ただ、一つ問題が発覚した。アイルが妊娠していたのだ。まぁ、私が彼女に近づけた令息の中には素行の悪いのも何人かいた。もちろん、女癖の悪いのもいた。
彼らを引き金に何か問題を起こしてくれればと思ったけど、まさか妊娠するようなことをしているとは思わなかった。
アイルはきっと日本の貞操感覚だったのだろう。そして、令息側は王配になれると思ったのか、妊娠するとは思わず軽い気持ちで手を出してしまったかのどっちかだろう。王女相手にすべきことではなかったけど、頭の悪い令息たちを私が選んだのでそうなったのだろう。
問題はその子供をどうするかだ。アイルには育てる能力がないし、そもそも責任を取るつもりも彼女にはない。
子供のことは医師からアイルに伝えられた。
彼女は「欲しくてしたわけじゃないし、私まだ若いから子供なんて要らない」とまるで物を捨てるような感覚で言ったそうだ。これには医師も立ち会った侍女も唖然としていた。
これで出産後、すぐに彼女から赤ん坊が取り上げられることが決定した。あんな女でも王女だ。生まれてくる子供は王族の血を引くため下手に扱えない。
だから新たに国王として分家から一番近い人が選ばれることになるが、その人の養子となり、次期国王あるいは女王になることが決定した。
まぁ、実際その子供が成長した時に周囲がどう判断するかは不明だけど。

◇◇◇

マクミラン視点

「あなた、確かミキちゃんの婚約者よね。ミキちゃんに言われて私を迎えに来たの?ミキちゃん、やっぱり私に言ったこと後悔しているのね。いいわ、許してあげる。だから早くここから出して」
この女は本当に頭が悪い。勉強嫌いで逃げ回っていたから馬鹿だとか言うレベルじゃない。彼女の馬鹿さは異次元のレベルだ。こんなのに振り回され続けるなんて真っ平だ。
「言っておくけど、私はあなたのことをミキちゃんの婚約者だってまだ認めてないんだからね。ミキちゃんは昔から男を見る目がないし、その自覚もないから困っちゃうよねぇ。本当に手がかかるんだから」
何でも知っているような感じで言うけど、名前も違うし、誰のことを言っているのおか分からないレベルで彼女が語るレイファ像と俺の知っているレイファは違う。
多分、自分にとって都合の良いレイファ像を作り上げているんだろうな。何をしても勝てないから、見下せるように。
本当に、馬鹿で救いようがない女
「あんたはゴミを捨てるみたいに自分の子供を要らないと言っていたけど、今日まであんたが生きて来れたのは、その要らないって言った子供のお陰だ。次期国王を殺すわけにはいかないからな」
「?」
「あんたみたいな女は何をするか分からないから生きていてもらっては困る。どんな馬鹿貴族があんたを使って何をするか分からないからな。この国にあんたは必要ないんだ」
「えっ」


「なっ、何しに来た」
「そんなに怖がらないでくださいよ、元王様」
「よ、余は今でも王だっ!こんなのは不当だ!すぐにここから出せ」
「出してあげますよ、あんたの娘と同じように」
俺は持っていた物を元王に投げ渡した。反射的に受け取った元王はそれが何かを理解した瞬間、顔を強張らせ、地面に落とした。
「元王妃は自決したそうだ。残るはあんたのみだな」
「あ、あ、あ、ああああああっ、アイル、アイル、余の可愛い娘が、なぜ、こんな、どうして」
「あんたが、あんたらがまともに育てなかった結果だよ」
そういう点で言えばあの女も被害者ではあったな。それでも、ある程度成長すれば物を見て、考えて、判断することぐらいできるから何の同情心も湧かないけど。
「全てはあんたらの選択の結果だ」
俺はこの元王が変なことに利用されないようにするため、元王女と同様処分した。
表向きは病死になる。宰相や大臣たちがそう片付ける。
「子供じゃない。本当に要らなかったのは、あんたらなんだよ」

◇◇◇

「やぁ、久しぶり。覚えてる?」
「・・・・・ルイ」
「そう!久しぶりだねぁ。いやぁ、またまた同僚が迷惑をかけてごめんね」
アイルは産後の肥立が悪く、亡くなった。もしかして神様が何かした?と、思ったら案の定その日の夜、私の夢に神様が現れた。
「彼女が持っていたあの石ね、同僚が自分の力で作った特別な物だから。あれさえ処分してしまえば問題ないから。ついでにこちらで回収してすでに処分済みだ」
やはり、人為的にスタンピードは起こせないのだ。良かった。あんなものが実際に存在しなくて。
「で、問題の神様は?」
「主神の怒りを買って、かなり力を搾り取られたから。使徒からやり直しだね。もう一度神に戻るにはかなりの時間を有する。まぁ、不可能に近いけど」
なら大丈夫そうだ。
「主神は神を誑かした人間として彼女にも罰を与えたようだ。振り回された君には特別に見してあげる」
そういうと場面が変わった。
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