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第34話 通報案件
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震える結香を近くの公園まで連れていった和馬はすぐに手を離し、少し距離をとってから
「ご、ごめん。い、痛くなかった?」
慌てて聞く。
小さく首を横に振り、
「ありがとう…」
お礼を言う結香。
それだけでも気絶できるぐらいキュンキュンしているのに、あらためてぴったりと身を寄せてくるとか、なに?!
いやいや、そういうことされると俺、男だし…。
動揺している和馬に気づいていない様子の結香は、
「和馬くんがいてくれて…、よかった…」
ますます密着。
さらに
「こ、怖かったぁ…」
と言いながら抱きついてきた。
うぉおおおおお、これはワンチャン…。
一瞬はそう思った和馬だったけど、頭をブンブン振って思いとどまる。
俺は一体、なにを考えているんだ?!
大和から酷いことをされたと泣いている女の子に手なんか出せるわけないだろ!
そう、俺は紳士だ。
大和とは違う。
…けど、結香ちゃんが結構グイグイ胸を押し当ててくるから…きつい…。
もう…、限界…。
でも泣いている子に「もう帰ろう」なんて言えるはずもなく。
「ゆ、結香ちゃん…。ぶ、ブランコでも乗る…?」
…って。なんでブランコなんだよ?
俺ほんと、あたま小学生かもしれない。
驚いた様子で結香に見つめられ、
「あぁ、やっぱりミスった…」
撃沈した和馬だったけど、
「…和馬くんって、やさしいんだね」
そう言われてホッとした。
そのあとは2人でブランコをして、相変わらず会話は見つけられないまま健全に帰宅。
寮のエレベーターを降りて、自分の部屋の玄関前に大和の姿をみつけたときには嫌悪感をもよおした。
スマホをいじっていた大和がこちらに気づいても、無視。
「なぁ、和馬」
話しかけてくる大和にも躊躇することなく歩み寄り、部屋のカギを開けながら言ってやった。
「まじ、しつこい。お前、俺のストーカー?通報案件だけど、これ」
「ご、ごめん。い、痛くなかった?」
慌てて聞く。
小さく首を横に振り、
「ありがとう…」
お礼を言う結香。
それだけでも気絶できるぐらいキュンキュンしているのに、あらためてぴったりと身を寄せてくるとか、なに?!
いやいや、そういうことされると俺、男だし…。
動揺している和馬に気づいていない様子の結香は、
「和馬くんがいてくれて…、よかった…」
ますます密着。
さらに
「こ、怖かったぁ…」
と言いながら抱きついてきた。
うぉおおおおお、これはワンチャン…。
一瞬はそう思った和馬だったけど、頭をブンブン振って思いとどまる。
俺は一体、なにを考えているんだ?!
大和から酷いことをされたと泣いている女の子に手なんか出せるわけないだろ!
そう、俺は紳士だ。
大和とは違う。
…けど、結香ちゃんが結構グイグイ胸を押し当ててくるから…きつい…。
もう…、限界…。
でも泣いている子に「もう帰ろう」なんて言えるはずもなく。
「ゆ、結香ちゃん…。ぶ、ブランコでも乗る…?」
…って。なんでブランコなんだよ?
俺ほんと、あたま小学生かもしれない。
驚いた様子で結香に見つめられ、
「あぁ、やっぱりミスった…」
撃沈した和馬だったけど、
「…和馬くんって、やさしいんだね」
そう言われてホッとした。
そのあとは2人でブランコをして、相変わらず会話は見つけられないまま健全に帰宅。
寮のエレベーターを降りて、自分の部屋の玄関前に大和の姿をみつけたときには嫌悪感をもよおした。
スマホをいじっていた大和がこちらに気づいても、無視。
「なぁ、和馬」
話しかけてくる大和にも躊躇することなく歩み寄り、部屋のカギを開けながら言ってやった。
「まじ、しつこい。お前、俺のストーカー?通報案件だけど、これ」
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