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第49話 俺様系スイッチ
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和馬に殴られて拗ね気味の大和が頬を押さえながら
「それにしても吉井さん、ガチでヤバかったな…」
昼間のことを思い出しながら苦笑い。
「確かに、階段の上から机とかイス投げてくるとか殺す勢いだろ。まじで」
「まあ、和馬にケガがなくてよかったわ」
「…お前のお陰だけどな。大和。ってか、なんで昼間、屋上に?」
「あぁ、吉井さんの豹変ぶりには狂気を感じてたし、屋上へ行く前はイライラしてる感じだったからさ。二羽に聞いたら2人で屋上に行ったなんて言うから」
「へぇ…。大和、どんだけ俺のこと心配なんだよ?…ってか俺のこと、どんだけ好きなの?」
…って、大和のノリをマネしてそんなことを言ったのがいけなかった。
「ふぅん。言うじゃん?和馬」
どうやら大和の俺様系&色気全開スイッチを押してしまったらしい。
あぁ、ちょっと考えればわかったこと…。
大和は
「なに言ってんだよ。バカじゃんぇの?」
なんて笑い飛ばすようなヤツじゃなかった。
対面で座っていた大和はニヤニヤと和馬の顔を見つめると、スッと立ち上がってそのままテーブルの上に膝を乗せ、
「和馬、可愛い…」
胸倉を掴んでセクシーな表情をする。
まじで…、食われる…!
「ちょ、ちょっと待てよ!て、テーブルから降りろよ。行儀悪いなぁ!」
もう、とにかく必死。
「落ち着け、落ち着いてくれ大和」
「ん…?落ち着いてるけど」
「と、とりあえずテーブルから降りない…?」
ひとまずは和馬の呼びかけに応じてイスに座り直した大和だったけれど。
「お前が誘惑してくるからだ」
わけのわからないことを言って不機嫌モードに突入。
「ゆ、誘惑なんてしてないだろっ!」
「…ふぅん。まぁいいや。それより和馬、明日からわかってるよな?」
「ん?」
「吉井さんには俺のほうから和馬に手を出すなってあらためて忠告はするけど、お前も俺から離れるなって話」
「は?心配してくれるのは嬉しいけど、そんな子ども扱い…」
そう苦笑いした途端、大和はスッと立ち上がり、和馬の前まできて胸倉を掴んだ。
「それにしても吉井さん、ガチでヤバかったな…」
昼間のことを思い出しながら苦笑い。
「確かに、階段の上から机とかイス投げてくるとか殺す勢いだろ。まじで」
「まあ、和馬にケガがなくてよかったわ」
「…お前のお陰だけどな。大和。ってか、なんで昼間、屋上に?」
「あぁ、吉井さんの豹変ぶりには狂気を感じてたし、屋上へ行く前はイライラしてる感じだったからさ。二羽に聞いたら2人で屋上に行ったなんて言うから」
「へぇ…。大和、どんだけ俺のこと心配なんだよ?…ってか俺のこと、どんだけ好きなの?」
…って、大和のノリをマネしてそんなことを言ったのがいけなかった。
「ふぅん。言うじゃん?和馬」
どうやら大和の俺様系&色気全開スイッチを押してしまったらしい。
あぁ、ちょっと考えればわかったこと…。
大和は
「なに言ってんだよ。バカじゃんぇの?」
なんて笑い飛ばすようなヤツじゃなかった。
対面で座っていた大和はニヤニヤと和馬の顔を見つめると、スッと立ち上がってそのままテーブルの上に膝を乗せ、
「和馬、可愛い…」
胸倉を掴んでセクシーな表情をする。
まじで…、食われる…!
「ちょ、ちょっと待てよ!て、テーブルから降りろよ。行儀悪いなぁ!」
もう、とにかく必死。
「落ち着け、落ち着いてくれ大和」
「ん…?落ち着いてるけど」
「と、とりあえずテーブルから降りない…?」
ひとまずは和馬の呼びかけに応じてイスに座り直した大和だったけれど。
「お前が誘惑してくるからだ」
わけのわからないことを言って不機嫌モードに突入。
「ゆ、誘惑なんてしてないだろっ!」
「…ふぅん。まぁいいや。それより和馬、明日からわかってるよな?」
「ん?」
「吉井さんには俺のほうから和馬に手を出すなってあらためて忠告はするけど、お前も俺から離れるなって話」
「は?心配してくれるのは嬉しいけど、そんな子ども扱い…」
そう苦笑いした途端、大和はスッと立ち上がり、和馬の前まできて胸倉を掴んだ。
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