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第28話 風磨のにおい
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大騒ぎしていた藍那は、モブ女子2人に
「ひとまず落ち着きましょう」
などと宥められ、その場からフェードアウト。
静かになった屋上には、生ぬるい春の風がふわっと吹いた。
「はぁ~、静かになったわ!」
清々(すがすが)しい顔をした理沙が腰に両手を当てて伸びをする。
「ほんとにな」
風磨が軽く溜め息をついたとき、
「理沙、如月くん、ごめん…」
碧衣が申し訳なさそうに謝罪。
「あぁあぁ、もう、そんなに申し訳なさそうにしない!碧衣が無事で本当に良かったよ」
嬉しそうに言った理沙は、
「それに風磨が来てくれて助かった!あんたもストーカーのクセに役に立つじゃん」
などと風磨の肩をバシッと叩いて激励した。
「どうして如月くんがここに…?」
「あぁ、こいつ、また碧衣のことを迎えに来ててさ。私が教室を出たタイミングでバッタリ会っから、藍那のことを話したら何も言わずに屋上向かって走って行っちゃって…。私も塾どころじゃなくなって思わずついてきたって感じ」
苦笑いする理沙。
「藍那は昔からの過激なファンで、今日の昼休みに同じ学校だって流伽から聞かされてたから、まさかと思ってな。来てよかった」
風磨がそう言ったとき、
「私、いったん家に帰って予備の制服持って来るから、とりあえず風磨、碧衣をお願い!」
理沙はそう言って猛ダッシュ。
思わず碧衣と目が合ってちょっと照れくさそうな顔をしながら、
「おい、ブレザーをちゃんと着てボタンも閉じろ」
ふいっと目を逸らす。
肩にかけて羽織っていたブレザーに袖を通し直すと、ふわりといい香り。
風磨のやさしいにおいがして、何だか変な気分になった。
「ひとまず落ち着きましょう」
などと宥められ、その場からフェードアウト。
静かになった屋上には、生ぬるい春の風がふわっと吹いた。
「はぁ~、静かになったわ!」
清々(すがすが)しい顔をした理沙が腰に両手を当てて伸びをする。
「ほんとにな」
風磨が軽く溜め息をついたとき、
「理沙、如月くん、ごめん…」
碧衣が申し訳なさそうに謝罪。
「あぁあぁ、もう、そんなに申し訳なさそうにしない!碧衣が無事で本当に良かったよ」
嬉しそうに言った理沙は、
「それに風磨が来てくれて助かった!あんたもストーカーのクセに役に立つじゃん」
などと風磨の肩をバシッと叩いて激励した。
「どうして如月くんがここに…?」
「あぁ、こいつ、また碧衣のことを迎えに来ててさ。私が教室を出たタイミングでバッタリ会っから、藍那のことを話したら何も言わずに屋上向かって走って行っちゃって…。私も塾どころじゃなくなって思わずついてきたって感じ」
苦笑いする理沙。
「藍那は昔からの過激なファンで、今日の昼休みに同じ学校だって流伽から聞かされてたから、まさかと思ってな。来てよかった」
風磨がそう言ったとき、
「私、いったん家に帰って予備の制服持って来るから、とりあえず風磨、碧衣をお願い!」
理沙はそう言って猛ダッシュ。
思わず碧衣と目が合ってちょっと照れくさそうな顔をしながら、
「おい、ブレザーをちゃんと着てボタンも閉じろ」
ふいっと目を逸らす。
肩にかけて羽織っていたブレザーに袖を通し直すと、ふわりといい香り。
風磨のやさしいにおいがして、何だか変な気分になった。
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