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第49話 望んでいた奇跡
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陽向は野次馬のような女子たちを気にすることなく碧衣の手をしっかりと握り、ときどき後ろを振り返って歩幅を合わせながら校舎から出た。
「…なんか…、ごめんね。陽向くんモテるのに、私なんかといたら誤解されちゃうかも…」
無意識に出た碧衣の言葉に、
「なんでそんな自分を卑下するの?碧衣ちゃんは可愛いんだから自信もって。それに碧衣ちゃんと帰りたいから迎えに行ったのに、誤解とかないでしょ?」
陽向は立ち止まり、しっかりと目を見つめながら言う。
「陽向くん…」
ぽわぽわとハートマークが浮き上がってきそうなムードの2人を横目で見ながら、そっと先を歩く理沙。
「う~ん、2人、いい感じね!」
ニヤニヤが止まらない。
「私、塾あるから先に帰るね~!」
理沙は振り返ってそう言うと、ダッシュで帰って行った。
「あ…、なんか悪いことしちゃったかな?理沙ちゃんに気を使わせちゃったね」
「…あ、ううん。気を使ってくれてありがとう」
お礼を言いながら、陽向のやさしさや気配りを噛みしめる。
やっぱり陽向くんは、やさしくてあたたかい。
中3のときに同じ学校に転入してきてからすぐクラスに馴染んで、いつの間にか人気者になっていた陽向くん。
いつも穏やかに微笑んで、名前と同じように太陽みたいに心をあたたかくしてくれた。
真剣な目でバスケをする姿にヤル気をもらったし、泥だらけになった迷い犬に給食のパンをあげながらヨシヨシしている姿には癒されたし…。
そして気づいたら、いつの間にか好きになっていた人。
そんな陽向くんが、隣にいる。
「碧衣ちゃん?」
名前を呼んで、微笑んでくれている。
嬉しくて、涙が出そう…。
これは、私がずっと望んでいた奇跡。
「…なんか…、ごめんね。陽向くんモテるのに、私なんかといたら誤解されちゃうかも…」
無意識に出た碧衣の言葉に、
「なんでそんな自分を卑下するの?碧衣ちゃんは可愛いんだから自信もって。それに碧衣ちゃんと帰りたいから迎えに行ったのに、誤解とかないでしょ?」
陽向は立ち止まり、しっかりと目を見つめながら言う。
「陽向くん…」
ぽわぽわとハートマークが浮き上がってきそうなムードの2人を横目で見ながら、そっと先を歩く理沙。
「う~ん、2人、いい感じね!」
ニヤニヤが止まらない。
「私、塾あるから先に帰るね~!」
理沙は振り返ってそう言うと、ダッシュで帰って行った。
「あ…、なんか悪いことしちゃったかな?理沙ちゃんに気を使わせちゃったね」
「…あ、ううん。気を使ってくれてありがとう」
お礼を言いながら、陽向のやさしさや気配りを噛みしめる。
やっぱり陽向くんは、やさしくてあたたかい。
中3のときに同じ学校に転入してきてからすぐクラスに馴染んで、いつの間にか人気者になっていた陽向くん。
いつも穏やかに微笑んで、名前と同じように太陽みたいに心をあたたかくしてくれた。
真剣な目でバスケをする姿にヤル気をもらったし、泥だらけになった迷い犬に給食のパンをあげながらヨシヨシしている姿には癒されたし…。
そして気づいたら、いつの間にか好きになっていた人。
そんな陽向くんが、隣にいる。
「碧衣ちゃん?」
名前を呼んで、微笑んでくれている。
嬉しくて、涙が出そう…。
これは、私がずっと望んでいた奇跡。
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