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196.超えたと思っていた第二のハードルが実は超えてなかった件……
しおりを挟むアクロディリアの魂を前に、俺は驚きっぱなしだった。
本当に、本当にこんなところで出会えるとは思っていなかったのだ。というかどこにいるのか見当もついていなかった。
それこそ、話のついでにハイロゥに聞けたらいいとチラッと思っていたくらいだ。それも答えを期待してではなく、ヒントでいいから欲しかったくらいに思っていた。
ここにいたとは、想像もしていなかった。
というか、俺がこんな有様なだけに、死んだ扱いになっているとは思ってもみなかった。誰か、あるいは何かになっている可能性は考えていたが、まさか死んでた扱いとは……
シャイアは、アクロディリアの魂を手に乗せたまま、まるで興味なさそうに座ったままのハイロゥを見た。
「ハイロゥ様、連れ出しても構わないですね?」
「もちろん」と、ハイロゥは即答する。
「その子は、死んでいないのにやってきた迷い子です。小さな罪を幾つか犯していたので『冥路』に送りはしたものの、わたくしの管轄では裁けない特殊なケースになりますわ。もちろん連れ出して構わないわ。ここにいる義務はないもの」
迷い子……か。
ハイロゥの言葉からして、「誰か、あるいは何か」になっていたってケースではない、のか?
俺はアクロディリアになったが、アクロディリアは何者にもならなかった。
何者にもならずここに来てしまった、ってことでいいのか?
……その辺のことは本人から聞くのが早い気がするが……どうやらこの魂状態では、自我が保てていないようだ。ただふわふわそこにあるだけで、なんの意思も感じない。
「ではヨウ様、お受け取りください」
アクロディリアの魂が、シャイアの手から離れた。ふよふよとゆっくり飛んできて…………俺の胸へと吸い込まれた。
お? 入った?
違和感はまったくないし、俺の内に別の魂があるって感覚もないんだが。……あ、いや、胸の辺りをよく見たらなんか奥底で光ってるわ。俺も今は物理無効みたいな存在だからな。こういう現象もあるのか。
「連れて行くの? 別に置いて行ってもいいですわよ? ――どうせ肉体が死ねば、その時こそわたくしの管轄になりますもの。そこまで不都合もないわ」
いやいやダメだろ。
「ハイロゥさん、俺言いましたよね? たぶんあと五ヶ月くらいしかこっちにいられないって。このまま俺がいなくなったらアクロディリアの肉体は死ぬでしょ?」
「そうね。それに何か問題でも?」
……え?
「人も神も、いずれ死ぬわ。遅いか早いかの違いはあるけれど、死ぬのは間違いない。――そんなに死は忌避するものかしら? わたくしは死ほど優しく公平なものはないと思いますが」
あー……うん、そういうのはいい!
俺は禅問答したいわけじゃないし、この世の真理なんかもどうでもいい!
「頑張って生きて、ジジイとかババアになってから死にたいんすよ! アクロディリアもそうあってほしいんすよ! 死と友達になるのは六十超えてからでもいいじゃないですか! それまでは生きることだけ考えてたいんすよ!」
なんか面倒になって暴論を吐いた気がする。
よりによって死を管理するような神様に。
でも、そんな、俺はもう「死が公平」とか「死は優しい」とか、生きてる間に考えなくていいと思うわ。どうせ死ぬなら楽しいこといっぱいやってから死にたいわ。つか生きる死ぬとか考えないくらい生きることに夢中になっていたいわ。
誰がどう思おうが構わないけど、そういう極論押し付けるのは違うだろ。だから宗教関係は……いや、まあ、そこまではいいか。そこまで考えるとハイロゥのこと好きになれなくなりそうだ。
「あら。……適当に思えるけれど、割と真実に近い正論で返されたわ」
「面白いですね、現代人の考え方は。私の生きた時代には考えられません」
ちなみにシャイアの言う「現代人」とは、「あっちの世界の今の人」のことだろう。現代日本のことじゃないぞ。
「でも、ヨウ、貴方いいのかしら?」
「何がですか?」
憮然と応える俺は、ハイロゥからの予想外の返事に、大いに悩むことになる。
「わたくし、貴方とは取引したわ。でもその小娘とは取引してないし、するつもりもないの。
それで、貴方はどうやってその小娘の魂を『向こうの世界』に連れて行くのですか? わたくしは協力する気はありませんわよ?」
…………
え、つまり……えっ?
「アクロディリアを、連れていけない……ってことか?」
「ええ、そうなりますわね」
マジか。
え、マジか!?
じゃあ、どうすんだこれ!?
アクロディリアをここに残して俺だけ戻っても仕方ねえだろ! つかそれはダメだろ! 俺がいなくなったらアクロディリアの肉体が死ぬぞ! そしたら正式に魂も死んだ扱いになっちゃうんだよな!? ダメだろ! つかここで置いて行ったらアクロパパとママに会わせる顔もねえわ! スルーはできないっての!
「シャイア!」
助けを求めて視線を向けるも、彼女は首を横に振った。
「申し訳ありません。それに関しては私は力になれません。ハイロゥ様は私との取引には応じませんので……」
「当然でしょう? 『冥路の貴婦人』は死者とは取引しない。それはわたくしの管理する『死』ではなくなるもの。いくら他神の使いでも死者は死者よ。礼は尽くすけれど取引には応じない」
死者とは取引しない。そうか、なら確かにシャイアも力にはなれないのか。
……いや、いいのか。
よくよく考えたら、彼女の助けは必要ないのか。
最初から答えはわかっていた。
ただ、あとは、俺が覚悟を決めるだけだった。
「ハイロゥさん。最初からわかってたんですか?」
「なんのことかしら?」
あ、この反応、わかってた臭いな。
そうか……そうかぁ……ちょろいかと思えば、やっぱちょろくなかったんだな。道理でヤバイほど俺に都合のいいように、簡単に交渉が成立したわけだ。
「それじゃハイロゥさん、交渉の続きをしましょうか?」
――本当は、終わってなかったんだな。
第二のハードル、俺はまだ超えてなかったんだな。
「そう? では先の続きを話し合いましょうか」
今、確実に、仮面の下で女神は笑っている。
この場でハイロゥが交渉してくれるのは俺だけで、「アクロディリアを連れて行きたい」のは俺だけの要望で。
その「俺だけの要望」を叶えるためには、また新たな交渉が必要ってことだ。
ただ、猫様の言う通りだったってことだ。
――順調すぎる取引には、裏があったってことだ。
ハイロゥは俺がまた交渉したがることを悟っていた。だから俺の要望のほとんどを聞き入れる形で済ませた。
どうせ後から自分のいいように取引し直せばいいから。
それも、俺が自力では逃げられない「こっちの世界」に来てからやり直せば、それこそ少々強気な条件を突きつけても、俺が断る確率は相当低くなる。
やられた、な。
やっぱ俺は俺ってこったな。色々穴がないように考えたが、結局大穴が空いてたってオチだ。……まあ言い訳させてもらえれば、さすがにここでアクロディリアと逢えるとは思ってなかったからな。アクロ分まで条件に含めて考えられなかった。
でも、最初からこうなる筋書きがわかっていたとしても、俺は取引したんだろうな。
命を賭けてでも戻りたいと思い、絶対に戻ろうと決めた時から、交渉決裂なんてありえないことだったから。
そしてそれと同じくらい、アクロディリアのことも見捨てられなかった。なんて言えばいいのかいいかわからないが……もはや他人とは絶対に言えない相手だからな。
「――まず……やはり『次の生』も、女性がいいわねぇ。だって男の子が男の子になってもつまらないもの」
くそ。やっぱそこに来たか。
俺が思いつきで色々有利に取り付けた条件を、ハイロゥは今から一つずつ覆していくのだろう。オセロの終盤で角を取った時のように……! あの勝負が決する屈辱と言ったら……怠惰な妹め、早くめくればいいものを! これみよがしに……! 五百円返せ!
「…………」
しかし、思いっきり顔が歪んでいるだろう俺を、ハイロゥは言葉なく見詰め……フッと息を吐いた。
「……まあこれだけでいいでしょう。気に入らない子だったら色々と意地悪したかったけれど、わたくしはやはり貴方が好きだわ。そんな罪を犯した小娘のために不利な取引に応じる心意気も悪くない。
まあ、でも、長生きしたかったら、もう少し先を見据えた行動を心がけた方がよろしくてよ?」
……はーい。すんませーん。お気遣いあざーす。
そんな衝撃的なアレコレがあったりなかったりして、再び椅子に座った。
用事が済んだので帰るというシャイアも、「ついでに座っていけば?」の一言で同じテーブルに着き、紅茶を楽しんでいる。ブラウンは彼女の後ろに控えて立ったままだ。
死後の世界って……なんか、意外と自由なのな。
いや、聖人とまで言われるほど生前に徳を積んだシャイアだから特別こんな扱いなんだろうけどな。あ、そういう意味では司祭でそうなのか? 死後に聖人に認定されたって話だし。
……俺もちょっとマジでハイロゥへの信仰心を高めとこうかな。
俺は無神論者だけど、それは神はいないっつー前提の思考があってのアレだ。今目の前で神は紅茶飲んでるんだから、実際いるなら信じてもいいだろ。生きてる時はアレだけど、死後ならすげー見返りがある気がするしな。……こんな打算ありきじゃ無理かなー。でも一応できる限りは祈っとこうかなー。
「ハイロゥさんは、どんな感じの信仰の形が好きなんですか? ガッツリ系の血のしたたるイケニエすか? それともサッパリ系の三日三晩寝ずの祈りとかですか? まさかこってり系の針山に座るとかの激しい修行とかですかね?」
一応聞いてみた。こんな機会でもなければ、神から直接聞き出せないことだしな。
「ええー? わたくしをー? このわたくしを信仰する気なのー? ちょっとぉー他教の子がいるところでそういう俗な質問やめてくださらないー? 他教の子がいるのにー。わたくしだけを崇めたいなんてー」
……なんかいきなりすげー地獄の○サワっぽくなったけど、まあ、とにかく喜んではいるようだ。
ちなみにシャイアは微笑んでいる。大人の対応である。それとも信者が多い教祖を持つ者の余裕だろうか。ハイロゥ人気なさそうだもんな……それになんか今、普段モテない奴がちょっとモテた時の反応みたいだもんな……電話取った時のおかんみたいに若干声も高くなったし……
「たまに祈るくらいでいいですわよー。そんな毎晩祈ったり、最低でも一年に一度はわたくしの魔法陣の上に貢物を置いたりしなくてもいいのよー。ほんとそれくらいでいいわよー。それなりにやってくれたらなんとなく健康になったり長寿になったりするんじゃないかしらー」
なるほど。基本祈りでOKなんだな。
……あと、こんな不気味な形なのに、意外と健康だの長寿だのを司ってるらしい。そういやハイロゥの女神像を付けた海賊船の船長は、周りに不評で不吉がられながらも、かなり長生きしたらしい。つまりそういうことか。
「ちなみにガタン教はどうなんだ?」
「だいたい同じですよ。朝晩祈りを捧げるのが基本となりますね」
へー。
「信仰心の塊みたいなシャイアの前で言うのもアレだけど、祈るだけでいいなら楽だよな」
「それでいいのですよ。生活が第一で、家族や大切な人、仕事、趣味、遊び、その後くらいに大切にしてくれればいいのです。聖ガタン教の教義は、人を縛り付けるためにあるものではありませんから」
な、なんという余裕。これが売れっ子神の元司祭の言葉、か……
……それに比べてこっちの非リアのミサ○女神は……
「は? 何か? わたくしに何か言いたいことでも?」
なんか憮然としてるし。「ガタンのくせにいい信者を……」とかつぶやいてるし。
「……ちなみに聞いていいですかね?」
神としての格差を目の当たりにして不機嫌になった不人気女神に、少しドキドキしながら、俺はついに訊いてしまった。
「どうしてガタン……さん? と、結婚したんですか? いや今の感情は置いといて、当時の結婚の決め手みたいなのを教えてほしいんすけど……」
恐る恐る、それこそハイロゥが少しでも難色を示したら光の早さで撤回しようと思ったのだが、「あら。興味ありますね」とシャイアから援護射撃が入った。だよな、興味あるよな!? 何せ闇属性の神と光属性の神が結婚したんだろ!? 絶対交わらない二人が……みたいな感じだろ!? 気になるだろ!
「決め手……決め手ねぇ。あの頃のわたくしはただの小娘だったというだけね。ガタンなんてつまらない男に引っかかって、甘言に惑わされて。勢いで結婚までしてしまって。あんな男の何がよかったのかしら。……まあ顔はそこそこ良かったし、信者も多かったから力もあったし、後光にくすみや陰りもなかったし……まあ、当時はそれなりにその辺の二流三流女神には人気があったみたいね。いつも羽虫のような取るに足らない女神たちに囲まれていていたわ。それで――」
若干訊いてしまったことを後悔するほど長い長い話が始まってしまった。
それはそれはスケールのデカい神々の恋愛事情であった。
だがしかし、俺には三馬鹿から散々聞かされたガールズトークそのものにしか聞こえなかった。
「――まあ。身の程知らずにも? 百花鼠のヒゲが原因で、エルフたちが大地に亀裂を刻むほど踊り狂ったのですか?」
シャイアもノリノリである。……ちなみに聞いといてなんだが、固有名詞が多すぎて俺は若干ついていけてない。なんの話をしてるんだろう。ちょっとよくわからない。
「――ですよねー。それはアレっすわー。男から見てもアレっしょー」
だが、話はわからないが相槌さえ打ってればなんとなく上手くいくことを、三馬鹿や先輩たちを相手にしていた俺はすでに知っているのだった! 話したい奴が話しているだけでガールズトークは割と成立するのだ!
……もはや急に始まるガールズトークより、それに余裕で混ざれる自分に戸惑うわ。
その内こんな戸惑いもなくなっていくのかな……きっとこれが大人になるってことなんだろうな。
……うん、まあ、それは若干違うかもしれない。
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