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誓いと覚悟
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直前までざわめきの中にあったその場は、一転して水を打ったように静まり返っていた。
しかしそれも当然かと、少し冷静になった頭で思いながら、溜息を一つ吐き出す。
レオン・ハーヴェイ。
それが今生の自分の名であり、アストルム王国ハーヴェイ公爵家の嫡男というのがその立場だ。
そしてアストルム王国とはこの世界において大国とされている国の一つで、つまりレオンはそんな国の公爵家の嫡男……いや、それどころか、次期当主ということがほぼ確定している身でもあった。
そんな人物がプロポーズ紛いの告白をしたのである。
場が静まり返るのも当然……と言いたいところだが、実はそうではない。
そんなことが起こったのは、レオンが告白したことではなく、目の前の少女が告白されたということの方に問題があったからだ。
何故ならば、この場の主役は、他ならぬ彼女だからである。
イリス・シュトラハヴィッツ。
アストルム王国シュトラハヴィッツ伯爵家の一人娘。
そして。
僅か六歳にして、聖剣の乙女の称号を与えられた少女であった。
聖剣の乙女とは、端的に言ってしまえばこの世界で最強の力を持つことの証だ。
同時に、この世界の全ての人類の命を背負うに足ると認められた者へと与えられる証でもある。
先に述べたようにこの世界はファンタジーな世界であり、所謂剣と魔法の世界だ。
魔物や魔獣と呼ばれる人類に敵対的な生物も存在しており、だが大半の人々はそれに抵抗することすら出来ない。
そんな中での最強という言葉は無論相応に重く、この場はそんな称号を得た人物が現れたということを周知するためのお披露目の場なのであった。
この場がどれだけ重要なのかは、この国の王が即位する時よりも上、と言えば分かりやすいだろうか。
実際この場には国王を始めとした王族の人々や、各爵位持ちの当主及びその家族、他にも他国の重鎮なども居並んでいる。
レオンもその一人であり、既に述べたように実は今日は誕生日だったりするのだが、自身の誕生日パーティーを開くことよりも優先してこの場に来ているのだ。
自分がどれほどのことをしているのかということはしっかりと認識しており……しかし、その上でレオンが思うことは一つだけである。
知ったことか、だ。
周囲からの刺すような視線を感じながらも、レオンはただ真っ直ぐに蒼い瞳を見つめる。
自分はこの少女に告白したのだ。
外野は関係がないし、どうでもよかった。
ならば、そこに答えを示せるのもこの少女だけであり……と、不意にその瞳が僅かに揺らめく。
それは本当に些細な変化ではあったが、何となく、途方に暮れているように見えたのは気のせいだろうか。
だが何となく、言葉を探しているのだろうな、というのは分かった。
ゆえに、僅かにざわめき出した周囲の中、ただジッと言葉を待ち続け……目の前の少女の口が開いたのは、そこからさらに数秒が経過した頃であった。
「……わたしには、やらなくちゃならないことがある」
「うん。知ってる」
レオンが間髪入れず答えたのは、実際に知っていたからだ。
聖剣の乙女などと呼ばれているのは伊達ではなく、実際に彼女は聖剣を振るう義務がある。
世界最強らしく、その力をもって魔獣を屠り、人々を守る義務が。
そうあれかしと望まれ、そうあることを受け入れたからこそ、聖剣の乙女などと呼ばれることになったのだから。
そのことはこの世界に住む者であれば誰もが知ることであり、今更のことでしかない。
だから、それで? とばかりに視線を向けたのだが、直後に少しだけ少女の顔に戸惑いのようなものが浮かんだ。
もしかしたら今ので納得してもらえると思ったのだろうか。
だがさすがに無理であり、話の先を促すように見つめ続けていると、僅かに躊躇うような素振りを見せながらもさらに少女の口が開かれた。
「……分かった。はっきり言う。わたしは、自分よりも強い人以外と付き合うつもりがなければ、結婚するつもりもない。……わたしよりも強いということが、わたしが誰かに求める最低条件」
「……そっか」
その言葉は、予想していたうちの中で、最も言われる可能性が高いと思っていたものであった。
繰り返し述べるが、聖剣の乙女には世界最強らしく、その力で人々を守る義務がある。
色恋沙汰にうつつを抜かしている暇も余裕もあるわけがなく、そもそも周囲の人々が注目していたのもそれが理由だ。
彼女は本当に、聖剣の乙女たる資格があるのか、と。
そして彼女はそれを示し――レオンは示される前から知っていた。
彼女は未だ六歳のはずで、それでも彼女は人らしい生活を、少女らしい全てを捨て、人類全ての命をその小さな身体で背負うことを選んだのだと、その蒼い瞳を遠目に見ただけで理解出来てしまったからだ。
理由も理屈も分からないものの、別にそんなものは必要あるまい。
そんなことを言い出したら異世界に転生しているということの意味も分からないし、彼女に一目惚れしてしまった理由も分からない。
理性では前世の年齢から考えると有り得ないと思っているというのに……だが、まあそんなものだろう。
一目惚れに理屈を求めることほど馬鹿らしいことはなく、ならばきっと他のこともそうだ。
理解出来た理由は分からずとも、理解出来たということだけは分かり、ならばそれだけで十分であった。
だから、この答えも十分予想出来ていたのであり――
「なら仕方ないね」
「……うん。ごめ――」
「――じゃあ、ちょっとだけ待ってて欲しい」
少女の言葉を遮りながら、自らの意思をはっきりと示す。
覚悟はとうに固まっていた。
僅かに目を見開いた少女に構わず、言葉を続ける。
「今の僕では口が裂けても君よりも強いなんて言えないけど……すぐに追いつき、追い抜いてみせる。だから……その時にもう一度、改めて君に答えを貰いに行くよ」
彼女は最強の称号を持つからこそ、他の何かに目を向けていられる余裕はないのだ。
ならば、彼女に余裕を持たせるためには、その称号を横から掻っ攫ってしまえばいい。
それだけのことであった。
「……本気?」
「見ての通りね」
「見て分からないから聞いた」
「あれ、そう? 全身から本気だってことをアピールしてるつもりなんだけど」
そんなどこかとぼけた口調だったのがよかったのか……あるいは、別の何かがあったのか。
だが確かなのは、その直後に少女の口がほんの少しだけでも綻んだということと――
「……分かった。なら……その時を、楽しみにしてる」
そう言ってくれたということである。
そしてであるならば、十分過ぎることであった。
「……付き合うかどうかは、また別の話だけど」
「しっかり男も磨いておくから、その心配はしてないかな」
「……凄い自信」
「そりゃあね。そうでもなけりゃ、聖剣の乙女と結婚しようなんて思いやしないさ」
本当はどちらの意味でも、自信なんてなかったけれど……それでも、既に決めたのだ。
ならば、問題はあるまい。
決めた以上はやるしかなく、何よりも死ぬ間際になって後悔するよりは、きっとずっとマシだから。
もっとも、おそらく彼女はレオンに自信などないということは分かってはいたし、多分本当は期待してもいなかった。
口元には柔らかなものを宿しながらも、その瞳にはどこまでも冷徹な光が宿っている。
だからこその世界最強だとでも言うかの如く。
だがだからこそ、やる価値があるというものだろう。
そんな決意を改めて固めながら、背を向ける。
言うべきことは言い終わったし、貰うべき言葉も貰い終えた。
ならば自分はもうここに居るべきではあるまいと、そのまま歩き出す。
そのまま向かった先は、先ほど自分がいた場所であり、つまりは父の隣だ。
公爵家当主らしい冷めた瞳が一瞬だけ向けられたが、何かを言われるようなことはなかった。
しかし、その口元がほんの僅かに緩んでいるように見えたのは、きっと気のせいではあるまい。
まるでよくやったとでも言わんばかりの様子に小さく頷きを返しながら少女の方へと視線を向ければ、お披露目が再開されるところであった。
多少のトラブルはあったが何の問題もないとでも言いたげであり……レオンのことなど気にする必要もないとでも、言っているかのようでもあった。
だが、分かっていたと言えば分かっていたことで、今更と言えば今更のことだ。
そしてそれでも、レオンのやることに変わりはない。
いつか必ず、彼女から最強の座を奪ってみせる。
その身に背負っている、義務と責任ごと。
そんな決意を抱きながら、お披露目と共にレオンの七歳の誕生日は過ぎていき……きっと、レオンが前世の記憶や転生といったことを大して気にすることがなかったのは、そういったことがあったからなのだろう。
あるいは、その後にあったこともまたその要因の一つだったのかもしれないが……まあ、大したことではあるまい。
少なくとも、レオンが一目惚れをしたということと、その胸に抱いた決意のことを考えれば間違いなく大したことではなく――
「――本日この時をもって、お前をこの家から追放する」
まあ、誕生日の締めくくりを告げるように、父からそんな言葉を告げられたというだけのことだ。
繰り返すことになるが、別に何ということもないことである。
しかしそれも当然かと、少し冷静になった頭で思いながら、溜息を一つ吐き出す。
レオン・ハーヴェイ。
それが今生の自分の名であり、アストルム王国ハーヴェイ公爵家の嫡男というのがその立場だ。
そしてアストルム王国とはこの世界において大国とされている国の一つで、つまりレオンはそんな国の公爵家の嫡男……いや、それどころか、次期当主ということがほぼ確定している身でもあった。
そんな人物がプロポーズ紛いの告白をしたのである。
場が静まり返るのも当然……と言いたいところだが、実はそうではない。
そんなことが起こったのは、レオンが告白したことではなく、目の前の少女が告白されたということの方に問題があったからだ。
何故ならば、この場の主役は、他ならぬ彼女だからである。
イリス・シュトラハヴィッツ。
アストルム王国シュトラハヴィッツ伯爵家の一人娘。
そして。
僅か六歳にして、聖剣の乙女の称号を与えられた少女であった。
聖剣の乙女とは、端的に言ってしまえばこの世界で最強の力を持つことの証だ。
同時に、この世界の全ての人類の命を背負うに足ると認められた者へと与えられる証でもある。
先に述べたようにこの世界はファンタジーな世界であり、所謂剣と魔法の世界だ。
魔物や魔獣と呼ばれる人類に敵対的な生物も存在しており、だが大半の人々はそれに抵抗することすら出来ない。
そんな中での最強という言葉は無論相応に重く、この場はそんな称号を得た人物が現れたということを周知するためのお披露目の場なのであった。
この場がどれだけ重要なのかは、この国の王が即位する時よりも上、と言えば分かりやすいだろうか。
実際この場には国王を始めとした王族の人々や、各爵位持ちの当主及びその家族、他にも他国の重鎮なども居並んでいる。
レオンもその一人であり、既に述べたように実は今日は誕生日だったりするのだが、自身の誕生日パーティーを開くことよりも優先してこの場に来ているのだ。
自分がどれほどのことをしているのかということはしっかりと認識しており……しかし、その上でレオンが思うことは一つだけである。
知ったことか、だ。
周囲からの刺すような視線を感じながらも、レオンはただ真っ直ぐに蒼い瞳を見つめる。
自分はこの少女に告白したのだ。
外野は関係がないし、どうでもよかった。
ならば、そこに答えを示せるのもこの少女だけであり……と、不意にその瞳が僅かに揺らめく。
それは本当に些細な変化ではあったが、何となく、途方に暮れているように見えたのは気のせいだろうか。
だが何となく、言葉を探しているのだろうな、というのは分かった。
ゆえに、僅かにざわめき出した周囲の中、ただジッと言葉を待ち続け……目の前の少女の口が開いたのは、そこからさらに数秒が経過した頃であった。
「……わたしには、やらなくちゃならないことがある」
「うん。知ってる」
レオンが間髪入れず答えたのは、実際に知っていたからだ。
聖剣の乙女などと呼ばれているのは伊達ではなく、実際に彼女は聖剣を振るう義務がある。
世界最強らしく、その力をもって魔獣を屠り、人々を守る義務が。
そうあれかしと望まれ、そうあることを受け入れたからこそ、聖剣の乙女などと呼ばれることになったのだから。
そのことはこの世界に住む者であれば誰もが知ることであり、今更のことでしかない。
だから、それで? とばかりに視線を向けたのだが、直後に少しだけ少女の顔に戸惑いのようなものが浮かんだ。
もしかしたら今ので納得してもらえると思ったのだろうか。
だがさすがに無理であり、話の先を促すように見つめ続けていると、僅かに躊躇うような素振りを見せながらもさらに少女の口が開かれた。
「……分かった。はっきり言う。わたしは、自分よりも強い人以外と付き合うつもりがなければ、結婚するつもりもない。……わたしよりも強いということが、わたしが誰かに求める最低条件」
「……そっか」
その言葉は、予想していたうちの中で、最も言われる可能性が高いと思っていたものであった。
繰り返し述べるが、聖剣の乙女には世界最強らしく、その力で人々を守る義務がある。
色恋沙汰にうつつを抜かしている暇も余裕もあるわけがなく、そもそも周囲の人々が注目していたのもそれが理由だ。
彼女は本当に、聖剣の乙女たる資格があるのか、と。
そして彼女はそれを示し――レオンは示される前から知っていた。
彼女は未だ六歳のはずで、それでも彼女は人らしい生活を、少女らしい全てを捨て、人類全ての命をその小さな身体で背負うことを選んだのだと、その蒼い瞳を遠目に見ただけで理解出来てしまったからだ。
理由も理屈も分からないものの、別にそんなものは必要あるまい。
そんなことを言い出したら異世界に転生しているということの意味も分からないし、彼女に一目惚れしてしまった理由も分からない。
理性では前世の年齢から考えると有り得ないと思っているというのに……だが、まあそんなものだろう。
一目惚れに理屈を求めることほど馬鹿らしいことはなく、ならばきっと他のこともそうだ。
理解出来た理由は分からずとも、理解出来たということだけは分かり、ならばそれだけで十分であった。
だから、この答えも十分予想出来ていたのであり――
「なら仕方ないね」
「……うん。ごめ――」
「――じゃあ、ちょっとだけ待ってて欲しい」
少女の言葉を遮りながら、自らの意思をはっきりと示す。
覚悟はとうに固まっていた。
僅かに目を見開いた少女に構わず、言葉を続ける。
「今の僕では口が裂けても君よりも強いなんて言えないけど……すぐに追いつき、追い抜いてみせる。だから……その時にもう一度、改めて君に答えを貰いに行くよ」
彼女は最強の称号を持つからこそ、他の何かに目を向けていられる余裕はないのだ。
ならば、彼女に余裕を持たせるためには、その称号を横から掻っ攫ってしまえばいい。
それだけのことであった。
「……本気?」
「見ての通りね」
「見て分からないから聞いた」
「あれ、そう? 全身から本気だってことをアピールしてるつもりなんだけど」
そんなどこかとぼけた口調だったのがよかったのか……あるいは、別の何かがあったのか。
だが確かなのは、その直後に少女の口がほんの少しだけでも綻んだということと――
「……分かった。なら……その時を、楽しみにしてる」
そう言ってくれたということである。
そしてであるならば、十分過ぎることであった。
「……付き合うかどうかは、また別の話だけど」
「しっかり男も磨いておくから、その心配はしてないかな」
「……凄い自信」
「そりゃあね。そうでもなけりゃ、聖剣の乙女と結婚しようなんて思いやしないさ」
本当はどちらの意味でも、自信なんてなかったけれど……それでも、既に決めたのだ。
ならば、問題はあるまい。
決めた以上はやるしかなく、何よりも死ぬ間際になって後悔するよりは、きっとずっとマシだから。
もっとも、おそらく彼女はレオンに自信などないということは分かってはいたし、多分本当は期待してもいなかった。
口元には柔らかなものを宿しながらも、その瞳にはどこまでも冷徹な光が宿っている。
だからこその世界最強だとでも言うかの如く。
だがだからこそ、やる価値があるというものだろう。
そんな決意を改めて固めながら、背を向ける。
言うべきことは言い終わったし、貰うべき言葉も貰い終えた。
ならば自分はもうここに居るべきではあるまいと、そのまま歩き出す。
そのまま向かった先は、先ほど自分がいた場所であり、つまりは父の隣だ。
公爵家当主らしい冷めた瞳が一瞬だけ向けられたが、何かを言われるようなことはなかった。
しかし、その口元がほんの僅かに緩んでいるように見えたのは、きっと気のせいではあるまい。
まるでよくやったとでも言わんばかりの様子に小さく頷きを返しながら少女の方へと視線を向ければ、お披露目が再開されるところであった。
多少のトラブルはあったが何の問題もないとでも言いたげであり……レオンのことなど気にする必要もないとでも、言っているかのようでもあった。
だが、分かっていたと言えば分かっていたことで、今更と言えば今更のことだ。
そしてそれでも、レオンのやることに変わりはない。
いつか必ず、彼女から最強の座を奪ってみせる。
その身に背負っている、義務と責任ごと。
そんな決意を抱きながら、お披露目と共にレオンの七歳の誕生日は過ぎていき……きっと、レオンが前世の記憶や転生といったことを大して気にすることがなかったのは、そういったことがあったからなのだろう。
あるいは、その後にあったこともまたその要因の一つだったのかもしれないが……まあ、大したことではあるまい。
少なくとも、レオンが一目惚れをしたということと、その胸に抱いた決意のことを考えれば間違いなく大したことではなく――
「――本日この時をもって、お前をこの家から追放する」
まあ、誕生日の締めくくりを告げるように、父からそんな言葉を告げられたというだけのことだ。
繰り返すことになるが、別に何ということもないことである。
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