先生、運命です

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「パパ!おかえりなさい!…あれ、先生もいるの?」

次の日のお昼前、瀬名と車に乗り実家に預けていた凪を迎えに行った。
瀬名は母に挨拶をしている。

お泊まりリュックを背負った凪が飛び出してきたので抱っこしてやると小声で「今日はパパと凪と、先生とで大事なお話をするんだよ」と言うとキョトンとした顔でこちらを見る。

先に車へ乗せておこうと凪チャイルドシートに乗せて「少し待っててな」と母と話す瀬名の元にいく。

「あ、竜也~、ちょっと可愛い子連れてきてぇ…大事にね」

「分かってるよ」

「瀬名さん、竜也が何かしてきたらいつでも私に言いにおいでね、怒ってやるから」

余計なことを…
それでも横目に見た瀬名の顔は嬉しそうだった。


凪の待つ車へ戻ると

「お母さん…良い方だね」

と嬉しそうに呟いていた。
Ωだから、と軽蔑されるのが怖かったのだろうか。


そのまま車を走らせファミリーレストランに向かう。
「先生の隣がいい!」

と、車を降りてそうそう瀬名にべったりだった凪は瀬名の隣に座り、その向かいに俺が座った。


注文したものが届き、食事を進めていく。

「大事な話しってなぁに?」

大好きなハンバーグを頬張りながら尋ねる凪に瀬名と目を合わせ切り出す。

「なあ、凪。…もし先生が凪のお母さんになったら…嫌?」

きょとんとする凪。
拒まれたらどうしよう…

「…先生、僕のママになるの?」

「うん…凪君が良かったらね。…嫌かな?」

「ううん…僕、先生がママがいい」

「ほんと?」

「うん!先生大好きだもん」

よかった…と口元を抑えて凪を抱き締めている瀬名と、喜ぶ凪を見て心から良かったと思った。

「あ、でも凪。先生のこと保育園でママって呼んじゃダメだぞ?」

「分かってるよ、みんな羨ましがるもんね」


ちゃっかり瀬名にくっついてご飯に戻る凪を見守りながら瀬名と目を合わせ微笑む。

本当によかった…

早く一緒に住みたい
3人で、2人との子供が産まれたら4人で暮らしたい
籍入れしたい

沢山のことが頭に浮かびながら食事を進める。

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