8 / 149
異世界人拾っちゃいました…
シーズの街
しおりを挟む
二日目の朝は、街に着くのが楽しみらしく、起きた時から、テンションが高いリョウに落ち着く様に注意しながら出発した。
ここの森は光と風の精霊の加護を受け、好戦的な強い魔獣はいないが、イタズラ好きな小妖精が数多くいる。小妖精は、善悪の概念がなく、ただ楽しいからとか、面白そうだからと言って、かなり酷いイタズラを仕掛けてくることがある。森生まれの者は、仲間意識があるのか、それほど酷いことはされないが、外から来た者は、たまに死人が出ることもあるから、気を付けないといけないのだ。
そんな説明もしながら、走り出そうとするリョウを注意しつつ歩いていくと、木々が減り、視界が開けてきた。そして、なだらかな下り坂の先にシーズの街がみえた。
「あっ、あれが、シーズ?うわっ、なに?岩?山?えー、どうなってるの?早く、早く行こう」
リョウは、目を丸くして、驚きの声をあげ、俺の手を引っ張る。もう、ずっと、注意してきたのに、聞いてないな…
シーズの街の半分は岩山になっている。一番始めに住み着いたエルフが、穴をほり住居空間を作ったのだ。そして、それが今では、この街の族長が住む館兼役所になっている。
そして、その裾野に、石の建物が多く広がっている。このシーズは、光の精霊と土の精霊の加護を受け、牧畜と毛織物の盛んな街だ。
「うわぁー」
リョウが、口を開けたまま、キョロキョロと辺りを見回し、驚きの声をあげる。
「後で、ゆっくり案内してやるから、先に役所に行って、手続き済ませるぞ」
「え?先ずは、冒険者ギルドじゃないの?」
「いや、異世界人は、役所に届けを出すっていっただろ、それに、役所なら、鑑定士もいるから」
「あっ、アレルギー検査か…」
ここで、リョウのテンションが一気に下がり、力も抜けたようになってしまった。
「おいおい、生活する上で、大切なことなんだから、ほら、しっかり歩け」
「うー、おかしすぎるよ。異世界って、部位欠損を再生させる薬とか、死者蘇生とか出来る魔法があるんじゃないの?それなのに、アレルギー気にして食事するなんて、変だよ」
おいおい、駄々までこね出したよ。
「いろんな世界があるって言っただろ。それに、この世界では、部位欠損は治せないぞ、死者蘇生もない。もう、そんなだらだらせずに、ちゃんとしろよ」
ここの森は光と風の精霊の加護を受け、好戦的な強い魔獣はいないが、イタズラ好きな小妖精が数多くいる。小妖精は、善悪の概念がなく、ただ楽しいからとか、面白そうだからと言って、かなり酷いイタズラを仕掛けてくることがある。森生まれの者は、仲間意識があるのか、それほど酷いことはされないが、外から来た者は、たまに死人が出ることもあるから、気を付けないといけないのだ。
そんな説明もしながら、走り出そうとするリョウを注意しつつ歩いていくと、木々が減り、視界が開けてきた。そして、なだらかな下り坂の先にシーズの街がみえた。
「あっ、あれが、シーズ?うわっ、なに?岩?山?えー、どうなってるの?早く、早く行こう」
リョウは、目を丸くして、驚きの声をあげ、俺の手を引っ張る。もう、ずっと、注意してきたのに、聞いてないな…
シーズの街の半分は岩山になっている。一番始めに住み着いたエルフが、穴をほり住居空間を作ったのだ。そして、それが今では、この街の族長が住む館兼役所になっている。
そして、その裾野に、石の建物が多く広がっている。このシーズは、光の精霊と土の精霊の加護を受け、牧畜と毛織物の盛んな街だ。
「うわぁー」
リョウが、口を開けたまま、キョロキョロと辺りを見回し、驚きの声をあげる。
「後で、ゆっくり案内してやるから、先に役所に行って、手続き済ませるぞ」
「え?先ずは、冒険者ギルドじゃないの?」
「いや、異世界人は、役所に届けを出すっていっただろ、それに、役所なら、鑑定士もいるから」
「あっ、アレルギー検査か…」
ここで、リョウのテンションが一気に下がり、力も抜けたようになってしまった。
「おいおい、生活する上で、大切なことなんだから、ほら、しっかり歩け」
「うー、おかしすぎるよ。異世界って、部位欠損を再生させる薬とか、死者蘇生とか出来る魔法があるんじゃないの?それなのに、アレルギー気にして食事するなんて、変だよ」
おいおい、駄々までこね出したよ。
「いろんな世界があるって言っただろ。それに、この世界では、部位欠損は治せないぞ、死者蘇生もない。もう、そんなだらだらせずに、ちゃんとしろよ」
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
1000年生きてる気功の達人異世界に行って神になる
まったりー
ファンタジー
主人公は気功を極め人間の限界を超えた強さを持っていた、更に大気中の気を集め若返ることも出来た、それによって1000年以上の月日を過ごし普通にひっそりと暮らしていた。
そんなある時、教師として新任で向かった学校のクラスが異世界召喚され、別の世界に行ってしまった、そこで主人公が色々します。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
『異世界ごはん、はじめました!』 ~料理研究家は転生先でも胃袋から世界を救う~
チャチャ
ファンタジー
味のない異世界に転生したのは、料理研究家の 私!?
魔法効果つきの“ごはん”で人を癒やし、王子を 虜に、ついには王宮キッチンまで!
心と身体を温める“スキル付き料理が、世界を 変えていく--
美味しい笑顔があふれる、異世界グルメファン タジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる