44 / 44
エピローグ
登場人物紹介(一部本文ネタバレ含みます)
しおりを挟む名前横の数字は物語開始時の年齢です
カトリーナ・ランゲ(旧姓オールディス) 18
王太子の元婚約者、公爵家令嬢。美人。
高慢で棘のある発言をしていたが、心無い言葉と頼る人がいない自身の心を守る為だった。王太子命令でランゲ伯爵家に嫁いでから、周りの温かさに戸惑う。言葉に棘があっても割と態度に出るのでしっかり見れば本心は分かる。
王族の元婚約者として身に付けた淑女教育のおかげか普段は毅然とした態度だが、心を許した人の前ではデレる。
「だんなさま」呼びのとこでは甘えている。
ディートリヒの好きなとこは大きな背中。(守ってくれてると思うから)
ディートリヒ・ランゲ 26
伯爵、騎士団副団長。
通り名は『醜悪伯爵』『王国の盾』『救国の英雄』
左の頬から鼻を通り右の眉頭にかけて傷がある。
カトリーナの本心に早くに気付き想いを寄せていたが、嫌われていると思っていた為離れた場所から守る事にしていた。
騎士団内で一番強いが基本的に机仕事が苦手なので団長ではない。図書室に入ると睡魔が襲って来る。
最優先事項は妻。めちゃくちゃ甘やかしたい。
よく理性を吹っ飛ばされているがカトリーナ限定。例え他の女性が同じ事をしても無表情であしらうタイプ。
デーヴィド・アーレンス 20
アーレンス王国王太子。
カトリーナに政務を押し付け放蕩三昧だった。
国王陛下と宰相不在の時勝手にカトリーナを婚約破棄し、ディートリヒと婚姻させた。嫌がらせのつもりだった。
臣籍降下後は伯爵位を賜り、領地無しの宮廷貴族として城務めする。
家は貴族街の端っこ。下っ端文官からやりなおし。
公爵家に養子に行ったカトリーナの子から将来こき使われる。
シャーロット 18
デーヴィドの真実愛する(?)女性。
カトリーナから虐げられていたとデーヴィドに告げ、まんまと婚約者の座におさまった。
男爵家の養女。デーヴィドと離縁できない婚姻後、あまり柄の良くない人達と付き合う。
アドルフ・オールディス 40
公爵。カトリーナの父で王国の宰相。
カトリーナを傷付けた王太子に良い感情は持っていない。
愛妻家だったが妻マリアンヌに先立たれ仕事に打ち込むあまりカトリーナを孤独にさせてしまった。
裏では娘大好き。孫大好き。義息子は複雑。でも認めている。
苦手なものはカエル。
マリアンヌ・オールディス(故人)
カトリーナの母。元々体が弱く、カトリーナが三歳の時に亡くなった。気が強く、イタズラ好き。アドルフとは恋愛結婚。
ユリウス・アーレンス 40
国王。王太子時代より公爵と親友。だが公爵に頭が上がらない。息子のせいで余計に上がらない。
息子を甘やかした分公爵から仕事をいっぱいさせられている。
民を見渡せる賢王だけど、足元の息子は見えていなかった。
フローラ・アーレンス 40
王妃。王太子時代より婚約後婚姻。カトリーナを気に入っていたのでデーヴィドの馬鹿野郎と内心思っていたけど、どう考えても息子よりディートリヒの方がいいと思い直した。結婚式の準備手伝いができて嬉しい。
マリアンヌとは友人だった。
ヴィルヘルム・アーレンス 17
第二王子。デーヴィドの弟。デーヴィド廃太子後立太子。
父のせいでカトリーナ達の結婚式に参加できなかった事が悔しい。両親や兄の失敗を活かし即位後良い王となる。
フィーネ・リーベルト 40
侯爵夫人。マダムリグレットの宣伝広報を担う。
マリアンヌと友人。
ディアドーレ侯爵 35
王国騎士団団長。ディートリヒの次に強いが剣を振るうより机仕事が好きという変わり者。人の機微に鋭く、ディートリヒの気持ちを早くから察していた。愛妻家。妻はアリーセ。子は二人。
ヴァーレリー
ディートリヒの姉。他国へ嫁いだ。
ディートリヒの2つ上。
オスヴァルト
ディートリヒの弟。騎士団寄宿学校に通っている。兄大好き。
ディートリヒの7つ下。
ジークハルト・ランゲ
カトリーナとディートリヒの息子。オスヴァルトに懐いている。将来騎士を目指すらしい。黒髪翠目。
ランドルフ・ランゲ
カトリーナとディートリヒの息子。本を読むのと母が大好き。
五歳の時運命の出会いをする。黒髪、空色の瞳。
ランゲ伯爵家の使用人たち
執事・ハリー
ディートリヒが子どもの頃から仕えている執事。
50は過ぎた男性。
ディートリヒを応援している。
侍従・トーマス
ディートリヒに常に付き従う男性。
割とずけずけ言う方。
侍女・ソニア
カトリーナからハンドクリームを塗ってもらった侍女。
初夜の知識を湯浴みの時に伝えた。
侍女・エリン
初夜の時に湯浴み担当だった。
ソニアと共に奥方付きの侍女になった。
『女主人と使用人』でハリーを呼びに行った人。
家令・フーゴ
カトリーナと領地経営を担う。月の半分くらいは領地の邸宅へ。カトリーナといる時間が長いのでディートリヒからちょっと嫉妬される。
侍女長・マルタ
ディートリヒの乳母だった。
懐妊後のカトリーナを支えた。
護衛・ベルトルト
マダムリグレットに行く時、カトリーナが王太子に面会する時連れて行った護衛。
割とヘタレだが一応強い。けどディートリヒが強すぎるからあまり出番が無い。
343
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢、記憶をなくして辺境でカフェを開きます〜お忍びで通ってくる元婚約者の王子様、私はあなたのことなど知りません〜
咲月ねむと
恋愛
王子の婚約者だった公爵令嬢セレスティーナは、断罪イベントの最中、興奮のあまり階段から転げ落ち、頭を打ってしまう。目覚めた彼女は、なんと「悪役令嬢として生きてきた数年間」の記憶をすっぽりと失い、動物を愛する心優しくおっとりした本来の性格に戻っていた。
もはや王宮に居場所はないと、自ら婚約破棄を申し出て辺境の領地へ。そこで動物たちに異常に好かれる体質を活かし、もふもふの聖獣たちが集まるカフェを開店し、穏やかな日々を送り始める。
一方、セレスティーナの豹変ぶりが気になって仕方ない元婚約者の王子・アルフレッドは、身分を隠してお忍びでカフェを訪れる。別人になったかのような彼女に戸惑いながらも、次第に本当の彼女に惹かれていくが、セレスティーナは彼のことを全く覚えておらず…?
※これはかなり人を選ぶ作品です。
感想欄にもある通り、私自身も再度読み返してみて、皆様のおっしゃる通りもう少しプロットをしっかりしてればと。
それでも大丈夫って方は、ぜひ。
狂おしいほど愛しています、なのでよそへと嫁ぐことに致します
ちより
恋愛
侯爵令嬢のカレンは分別のあるレディだ。頭の中では初恋のエル様のことでいっぱいになりながらも、一切そんな素振りは見せない徹底ぶりだ。
愛するエル様、神々しくも真面目で思いやりあふれるエル様、その残り香だけで胸いっぱいですわ。
頭の中は常にエル様一筋のカレンだが、家同士が決めた結婚で、公爵家に嫁ぐことになる。愛のない形だけの結婚と思っているのは自分だけで、実は誰よりも公爵様から愛されていることに気づかない。
公爵様からの溺愛に、不器用な恋心が反応したら大変で……両思いに慣れません。
【完結】私を忘れてしまった貴方に、憎まれています
高瀬船
恋愛
夜会会場で突然意識を失うように倒れてしまった自分の旦那であるアーヴィング様を急いで邸へ連れて戻った。
そうして、医者の診察が終わり、体に異常は無い、と言われて安心したのも束の間。
最愛の旦那様は、目が覚めると綺麗さっぱりと私の事を忘れてしまっており、私と結婚した事も、お互い愛を育んだ事を忘れ。
何故か、私を憎しみの籠った瞳で見つめるのです。
優しかったアーヴィング様が、突然見知らぬ男性になってしまったかのようで、冷たくあしらわれ、憎まれ、私の心は日が経つにつれて疲弊して行く一方となってしまったのです。
【完結】愛を知らない伯爵令嬢は執着激重王太子の愛を一身に受ける。
扇 レンナ
恋愛
スパダリ系執着王太子×愛を知らない純情令嬢――婚約破棄から始まる、極上の恋
伯爵令嬢テレジアは小さな頃から両親に《次期公爵閣下の婚約者》という価値しか見出してもらえなかった。
それでもその利用価値に縋っていたテレジアだが、努力も虚しく婚約破棄を突きつけられる。
途方に暮れるテレジアを助けたのは、留学中だったはずの王太子ラインヴァルト。彼は何故かテレジアに「好きだ」と告げて、熱烈に愛してくれる。
その真意が、テレジアにはわからなくて……。
*hotランキング 最高68位ありがとうございます♡
▼掲載先→ベリーズカフェ、エブリスタ、アルファポリス
【完結】大好き、と告白するのはこれを最後にします!
高瀬船
恋愛
侯爵家の嫡男、レオン・アルファストと伯爵家のミュラー・ハドソンは建国から続く由緒ある家柄である。
7歳年上のレオンが大好きで、ミュラーは幼い頃から彼にべったり。ことある事に大好き!と伝え、少女へと成長してからも顔を合わせる度に結婚して!ともはや挨拶のように熱烈に求婚していた。
だけど、いつもいつもレオンはありがとう、と言うだけで承諾も拒絶もしない。
成人を控えたある日、ミュラーはこれを最後の告白にしよう、と決心しいつものようにはぐらかされたら大人しく彼を諦めよう、と決めていた。
そして、彼を諦め真剣に結婚相手を探そうと夜会に行った事をレオンに知られたミュラーは初めて彼の重いほどの愛情を知る
【お互い、モブとの絡み発生します、苦手な方はご遠慮下さい】
【電子書籍化進行中】声を失った令嬢は、次期公爵の義理のお兄さまに恋をしました
八重
恋愛
※発売日少し前を目安に作品を引き下げます
修道院で生まれ育ったローゼマリーは、14歳の時火事に巻き込まれる。
その火事の唯一の生き残りとなった彼女は、領主であるヴィルフェルト公爵に拾われ、彼の養子になる。
彼には息子が一人おり、名をラルス・ヴィルフェルトといった。
ラルスは容姿端麗で文武両道の次期公爵として申し分なく、社交界でも評価されていた。
一方、怠惰なシスターが文字を教えなかったため、ローゼマリーは読み書きができなかった。
必死になんとか義理の父や兄に身振り手振りで伝えようとも、なかなか伝わらない。
なぜなら、彼女は火事で声を失ってしまっていたからだ──
そして次第に優しく文字を教えてくれたり、面倒を見てくれるラルスに恋をしてしまって……。
これは、義理の家族の役に立ちたくて頑張りながら、言えない「好き」を内に秘める、そんな物語。
※小説家になろうが先行公開です
【12月末日公開終了】有能女官の赴任先は辺境伯領
たぬきち25番
恋愛
辺境伯領の当主が他界。代わりに領主になったのは元騎士団の隊長ギルベルト(26)
ずっと騎士団に在籍して領のことなど右も左もわからない。
そのため新しい辺境伯様は帳簿も書類も不備ばかり。しかも辺境伯領は王国の端なので修正も大変。
そこで仕事を終わらせるために、腕っぷしに定評のあるギリギリ貴族の男爵出身の女官ライラ(18)が辺境伯領に出向くことになった。
だがそこでライラを待っていたのは、元騎士とは思えないほどつかみどころのない辺境伯様と、前辺境伯夫妻の忘れ形見の3人のこどもたち(14歳男子、9歳男子、6歳女子)だった。
仕事のわからない辺境伯を助けながら、こどもたちの生活を助けたり、魔物を倒したり!?
そしていつしか、ライラと辺境伯やこどもたちとの関係が変わっていく……
※お待たせしました。
※他サイト様にも掲載中
夫に相手にされない侯爵夫人ですが、記憶を失ったので人生やり直します。
MIRICO
恋愛
第二章【記憶を失った侯爵夫人ですが、夫と人生やり直します。】完結です。
記憶を失った私は侯爵夫人だった。しかし、旦那様とは不仲でほとんど話すこともなく、パーティに連れて行かれたのは結婚して数回ほど。それを聞いても何も思い出せないので、とりあえず記憶を失ったことは旦那様に内緒にしておいた。
旦那様は美形で凛とした顔の見目の良い方。けれどお城に泊まってばかりで、お屋敷にいてもほとんど顔を合わせない。いいんですよ、その間私は自由にできますから。
屋敷の生活は楽しく旦那様がいなくても何の問題もなかったけれど、ある日突然パーティに同伴することに。
旦那様が「わたし」をどう思っているのか、記憶を失った私にはどうでもいい。けれど、旦那様のお相手たちがやけに私に噛み付いてくる。
記憶がないのだから、私は旦那様のことはどうでもいいのよ?
それなのに、旦那様までもが私にかまってくる。旦那様は一体何がしたいのかしら…?
小説家になろう様に掲載済みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる